馬鹿も一心!

表題を変えました。
人生要領良く生きられず、騙されても騙されも
懸命に働いています。

介護病院 ベッドが空 召されました。

2018-01-30 17:01:53 | 日記

1月29日(月)

18時半 桜上水から、弟の車で松涛の介護病院へ。

 

2週間ぶりの見舞いだ。

 

駐車場には、いつものスポーツカーが駐車。

3階の病室に上がる。

車椅子に座り、いつもの計算ドリルをしている。

私達を見上げて「帰らないで 帰らないで」と呟く。

真向いのベッドには、空だ。

介護病院から生きて帰る老人はいない。

召されたのでしょう。

6年前 初めて病室を訪れて時

並ぶベッドを見てショックだった。

瞼が閉じられ、かすかに呼吸しているだけの老女が

4人整然とベッドに横たわる。

何とも終末の人生に身震いしたが

今では、どの老女も人生を終えようとする、白髪と皺が

煌びやかな青春があり、泣き笑い、を経て

今まさに静かに終える。

「ご苦労様です」念ずるのだ。

どの老女も愛しく感ずるのだ。

 

 

 

 

私の母は一番長く介護生活。

数少ない車椅子に乗れるのだ。

廊下の壁に、ボール遊びの写真がった。

 

暫く見詰めて、「帰らないで」の呟きを無視して

階下に下りた。

コートを首まで絞めて、寒気の松涛の坂道を下り

 

通りのテラブホル坂を上がり

渋谷駅に向かった。