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私が証券会社で黒板書きをしていた
バイトに日夜奮闘していた10代後半の街
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青春無頼回想
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疲れを知らない
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2013年12月1日のブログ
11月30日(土) 遅れてしまう。
目覚めたのは6時40分。
洗顔して。前夜 支度準備したリュックを背負い
7時、自宅を飛び出した。
土曜の早朝、チョット、寒いなと感じる長袖シャツにジャージ上下。
小走りで25分 駅に到着すれば、背中に汗を感じて
程好い体感温になった。
9時50分 鶴巻温泉駅に着いた。
待ち合わせは10時半だ。
駅前には、ハイキング集団の塊が4グループ程。
トレランする若者男女グループは、全身タイツの上に
カラフルなシャツとトランクス。
しなやかな贅肉を削ぎ落とした体型。
高齢グループは、必ず帽子と厚手のベスト
それに杖を持っている。
電車が到着するたびに
改札口から出て来るハイカーは待ち合せ仲間と
にこやかな挨拶を交わし近況を尋ねあう。
高齢者の表情は豊かな笑顔で溢れる。
10時15分 同行する友人が到着。
先ずは 駅横の蕎麦屋に入る。
カレーコロッケ入り蕎麦を食べた。
駅前コンビニでポカリスエット500mリットル1本を買う。
10時半 弘法山に向かう。
入山口で枯れ枝を拾い、杖代わりにする。
落葉が重なる山道は、ゆっくりと踏みしめる靴に
揺すられる葉音と時折、頭上の樹林をキッと鋭い鳥の鳴き声と
飛び立つ木々の揺れだけだ。
静かだ。
12時、視界が開ける尾根に出た。
秦野盆地が眼下に、黒い山並みの箱根連山が正面に
その背後に下半身を白のスカートで隠すように
上半身スーパーホワイトの富士を遠望。
相模湾に大島と江ノ島も見える。
横浜ランドマークは鉛筆のようだ。
静寂の視界には日々人間社会での人々の営みがあり
それぞれの葛藤を抱えながら生きているのだ。
少年期を過ごした横浜の実家もあり、お袋は介護のベッドで声も出せず
生きては帰れない家が凝縮された実パノラマの中にあるのだ。
青春無頼の17歳、湘南海岸で学校を無断欠席して
砂浜や江ノ島から丹沢山塊を見詰めたのだ。
将来像が描き切れない17歳、青春焦燥と激情が
山に向かわせ、心身を疲労させることによってしか
眠りに就けなかった。
10代の頃、語り合った海辺の町の仲間は
まだ、住んでいるのだろうか?
現在進行形の読み物であれば
今が66ページ目。
読み戻して見れば、16ページから20ページ。
スカイブルーの空とネイビーブルーの海の
狭間で48年前の出来事が走馬灯ように巡った。
来年1月がやって来れば67ページだ。
未完で終わる最終章は近づいている。
12時20分弘法山に着いた。
12時40分展望台のある権現山から周囲を遠望。
老若男女のグループが、昼の食事をベンチで広げていた。
爽やかな青空と暖かい光の下で
仲間との野外ランチは楽しそうだ。
ここから1時間余りで秦野に下山出来るのだが
時間も体力もあるので、引き返して
大山、蓑毛登山道分岐点に戻った。
ハイカーが少ない裏ルートなのだ。
500メートル前後の山並みだが登り下りが急で
意外に体力を消耗する。
15時、標高556mの高取山に到着。
ここからは蓑毛まで下るだけ。
急な山道を30分ほど下ると、林道に出た。
大山に向かう山道と蓑毛に下る舗装林道があり
私達は蓑毛に向かってのんびりと歩いた。
友人は先月 11月3日 に大山登山をしていた。
偶然その時 私は隣の山で狭心症予防のハイキングしていたのだ。
大山は江戸時代から大山参り信仰登山があった。
この日、登山と参拝客で人が溢れケーブルにも乗れず
階段の登り下りだけで面白くなかったと言う。
今日が35年振りの丹沢ハイキング。
住まいも小田急沿線に住んでいて近い。
50代だが、引き締まった肉体は柔道で鍛え元警察官だった。
現在は大手メーカーに勤務している。
大手のサラリーマン生活では、どんなに頑張っても
組織の歯車の一つでしかないジレンマと
満たされない仕事への渇望。
私もサラリーマンだったから、その気持ちは分かる。
通常、私は単独ハイキングだが、二人で登ることにしたのだ。
友人は私が水を一滴も飲まないことに気付き、問いかけた。
「学生時代の山岳部登山で極限まで水を飲むのを制限されていた」
「その感覚が刷り込まれてしまったのか、飲まない」
「登山中、沢水があれば飲むことはあるが、持参の水は飲まない」
「命を繋ぐ水として大切にして、もう安全な処に来たら飲みます」
それに 「見ての通り、西瓜的老板(西瓜のような腹をした社長)の
ニックネームの由来はフォワグラのようになった脂肪肝が
駱駝のコブのごときエネルギーを蓄え消費します。
前夜もピーナツを少し食べただけで。
きょうの朝、駅前でコロッケ蕎麦を食べたのみだ。
林道沿いの緩やかなカーブを下るごとに
陽は傾き蓑毛に下る山道の標識では暗くなった。
暗い樹林を600メートル下ると16時45分蓑毛バス停に着いた。
秦野行きバスは16時40分発で出てしまったばかり、次の17時5分バスで秦野駅へ。
陽が落ちて明かりのない水無川沿い舗装道路を15分程歩くが
約28キロの山登りの疲労が足取りは重くする。
秦野万葉の湯に18時半着いた。
露天風呂、サウナに浸かり、髭を剃り
全身をナイロンタオルで洗い流す。
19時 食事処の畳敷き大広間で
グラスを凍らせた生ビールを飲んだ。
9時間ぶりの水分補給。
乾いた砂地に水を掛けるがごとき
喉、食道、胃袋、大腸に流れ込むが
満たされず直ぐに2杯目のジョッキだ。
自虐的水分絶ちは、入浴後のビールを飲み干す快感が
乾きの禁断症状を一気に消し去る。
21時 万葉の湯を出て冷え込む川沿いの道を歩くが
足取りは軽い。
熱い湯に浸かり、足腰に血流が回ったのだろう。
秦野駅から急行新宿行き乗車。
友人は町田で下車。
酒豪の友人は地元の飲み屋で又飲むのか?
明日は仕事休みだ。
ぐでんぐでんに飲んで疲労で眠るのも快感。
私は 午前0時25分自宅着。
翌朝 体重を測ると4キロ減少。
血圧は上104 下62(通常測定より格段に低い)
歩数計記録
44677歩
32167m
6時間58分
2215カロリー
脂肪燃焼 307g
エクササイズ 28.51
異常でした。