賃貸マンション、ユニットバスの床が抜ける。(1) 続き
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工事業者の男が現れた。
風貌は水木しげるのゲゲゲの鬼太郎に登場する
ねずみ男そっくり。
喋り方も似ている。
水道工事なので、見えない床下を這いずり回るので
鼠風に変化したのか?
テーブルにて相対すると、名刺と見積書、管理事務所の
工事申請書、カタログを提示する。
ねずみ男は一方的に喋ると言うかまくしたてる。
私は耳で聞いているが脳には通過して留まらない。
見積書を眺めているふりをした。
他社に比べて具体的に廉価であることを強調する。
比較見積りも無ければ、破損状況も検分していない。
発注時 30%
完成時、70%
全て現金
訊ねた
「ローンは使えるのか」?
ねずみ男は、にこやかに首を横に振る。
私は考える。
ねずみ男は何でここにいるのか?
見積り依頼はしていない。
破損したマンションへの調査許可もしていない。
管理を委託した仲介不動産会社が私への連絡もせず
工事業者へ取引連絡。
ユニットバスが破損したのは4日(水)であった。
不動産会社は定休日であった。
翌日、10時に賃借人には不動産会社に連絡した。
私には、病院で肺炎予防ワクチンを接種していた。
11時半 不動産会社から、電話が入り風呂場が壊れたので
工事業者から連絡させます。
切ると同時に工事業者から電話連絡。
13時半にご自宅に伺います。
その間 3時間余であった。
真に素早い対応であった。
本来ならば仕事手順として上出来である。
但し、仲介業者と工事業者の取引ではの事だ。
しかしながら、前提条件となる
賃借人と賃貸人との連絡をせずに商取引行為。
まるで人の苦境弱みに付け込んだ押し売りである。
「お願いします」の返事をせずにお引き取をした。
電話履歴を調べた。
仲介不動産会社からの電話は携帯番号であった。
会社の電話ではない。
本来の担当者は知っているのだが名前も名乗らない。
それから、書棚から、書類を取り出し。
取引のあるリフォーム会社へ電話したが担当者は休みであった。
8日(日)午前は現場の破損状況を見に行ってもらう。
私の住まいと5分程の距離なで
11時、拙宅に説明しにやってきた。
スマホに撮った破損写真を見た。
具体的にどのように工事と工程をするかの説明を真剣に聞く。
「ローンは可能か」?
「勿論 大丈夫です」。
具体的見積価格は直ぐには提示できないが
工事の依頼を口頭で伝えた。
ユニットバスの全面取り換え工事は高額費用がかかる。
年金暮らしの当方には、即金は辛い。
何故このような手段を取ったか?
リフォーム工事には、長年苦い思いをしてきた。
30年前 柳橋のマンション一室を賃貸したが
賃借人に詐欺男で弁護士を使って追い出した。
仲介した不動産会社のアドバスで
住まいから事務所用に、風呂場を撤去、部屋の仕切りも無くし
オープンスペースとして改装。
新品を高額費用で再度リフォーム工事したのだ。
不動産会社の手口は何度も転がすことにより
バックリベートが入るのだ。
その後も小さなトラブルは続いた。
自ら日本橋事務所を柳橋に移転した。
3年前私が癌で療養することになり、
柳橋事務所を賃貸募集した。
1年経過しても借り手はなかった。
不信に思い仲介業者に出向いた。
担当者は退社しており、募集もしないまま放置していたのだ。
直ちに契約を打ち切り他業者に依頼した。
その間、リフォーム工事では手抜き工事があった。
素人では、不動産物件を扱うのは難しいと痛感。
今住んでいるマンションも4年前トイレが故障。
大手メーカーと毎月少額だが修理契約しているので
依頼したが、「現在のトイレは一体型なので
全面取り換えとなる」
金額提示は片手金額。(単位万)
言い訳は高級マンションであるから。
ネットでリフォーム工事会社を調べた。
営業がやってきて
「そんなことはありません」
「上部の便座部品はありますので半額で設置できます」
メーカーではなく代理店の方が安かったのだ。
非常に丁寧な対応であった。
メーカーとしては、新しい物を売りたかったのだ。
代理店は在庫を持っている。
ユニットバス破損の住まいも
トラブルは何度もあった。
入居して3カ月で退去。
調べると、自宅を立て直すので一時借り住まいなのだ。
何故 判ったのか。
賃貸物件の窓を見ると引っ越してきた状態と同じで
荷物が高く積み上げたままであった。
理由は、母親が病のため実家の戻る。
仲介業者と結託したのだ。
又 怪しげな宗教団体が入居して
夜中にお経を唱えている苦情が入った。
只、二つの物件は、風光明媚で駅にも至近距離
人気がある。
続く。