馬鹿も一心!

表題を変えました。
人生要領良く生きられず、騙されても騙されも
懸命に働いています。

雪富士眺望ハイキング。

2022-10-26 09:05:29 | 日記
10月25日(火)午前4時起床
電動歯ブラシで3分磨く
洗顔して髭剃り
柔軟体操
パソコンでブログ更新
6時自宅を出る。
京成電鉄
都営新宿線
小田急線鶴巻温泉駅
9時40分着
友人とは駅前10時待ち合わせ
駅前コンビニでスパゲッティとポカリスエットを買い
駅前ベンチで朝食

同行者は自宅から40分程で10時着。
丹沢山麓は山から吹き下ろす風は既に冬の冷風。
駅前から歩き出すと温泉旅館陣屋がある。



本日は営業閉鎖で庭内見学は出来ない。
トトロの宮崎駿監督の実家です。
トトロは狭山丘陵が舞台だが
実は、丹沢の麓からと聞いた。
弘法山への出発基点は急坂。
平日なので登山者はいない。
鳥の囀りが緑の樹林から飛び交う。
なだらかになった細尾根を弘法山へ
会話しながら進む
弘法山と綿羊の里の分岐点標識にて
綿羊の里への山道を下る。
左前方に冠雪富士が現れる。

綿羊の里から雪富士眺望1  

綿羊の里から雪富士眺望2  





同行する友人は感激の声。
友人の経歴は異色だ。
元警察官で白バイに乗っていた。
柔道2段




昔のヤンキーのバイク野郎
僕は、警察、公安、国家テロ
ヤクザ、右翼、覚醒剤密売人との
交流が持ちつ持たれつであった。
木っ端役人に飽き足らず
大手自動車メーカーに転職
今年3月定年を迎えた。


珍しい光景が広がる。
眼下に秦野盆地の街並み
その先に丹沢山塊が青黒く雪富士の
城門の如く構えている
雲は天蓋の上空で薄墨を引いていた。
雲間に覆われない雪富士の佇まいも良い。
山道左斜面にはミカンの木々
花々も点在。
空にはトンビがゆっくりと旋回しながら
獲物を監視。

綿羊の里から雪富士眺望3
  

食事処、木里館に正午着。
ベランダでジンギスカン料理
羊の焼き焦げの臭いと煙は遮るもの無しで大空へ。
生ビール、秦野盆地の地酒。
酔いの足取りで山道を下ると
左側にゴミ焼却場
右側は冨士見の湯
焼却場の火力を利用した温泉施設。
足腰の痺れ、筋肉疲労を癒す。
露天風呂からも雪富士眺望
額縁に雪富士が見えるようだが
フロントの窓ガラスを額縁に見立て
実富士です。



まもなく虹色を放射する陽は
丹沢連峰の下に沈み落ちる。




冬富士登頂は大学山岳部時代4回
富士の頂きは烈風とマイナス26度で荒れ狂う。
20代の僕の心身も青春の嵐で荒れ狂っていた。
癒してくれるのは、そのまっただかで
耐えることだ。
自室の小さなパソコンの机上には
山岳部同期の写真が僕に笑いかけている。

雪富士を後ろに丹沢の頂き
昭和45年の初冬
永遠の微笑みの二人は黄泉の谷を渡ってしまった。
私は
後期高齢者である。
足腰も老いた。
ロッククライミング
氷壁
厳冬の北アルプス縦走
孤独な単独行
想い出の心の倉庫の片隅に
山と友の段ボール箱を陽にあてよう。



遥かなる山の呼び声(雪村いづみ)昭和28年