10月19日(金)
昨日、デザイナー女性は、お父さんの
介護認定を受けるため、仕事を休み立ち会った。
大学病院に入院中。
認定度は一月後に判る。
私のお袋は介護認定 最上位の5.
しかし、公的介護金は受け取っていない。
医療保険で賄っている。
老人病院だからだそうだ。
身内にとって、介護人を抱えるのは
精神的、経済的負担は辛い。
同日、私宛に損保会社から介護費用の契約内容通知葉書が届いた。
平成2年2月19日7契約日
今から28年前。
まだ、公的介護金が整備されていないころだ。
介護諸費用 20万円
介護施設使用料 10万円
臨時費用200万円
大変な額である。
当時 損保会社と販促品受注条件として
一括払いで契約しなければならなかった。
金額は不確かだが200万円は超えていた。
翌年には、妻も加入した。
お金があった訳ではない。
損保からの年間販売しても利益は200万円もなかった。
必死に工面した。
その後、9.11アメリカ 同時多発テロ事件により
損保会社は倒産。
他の保険にも入っていた。
介護保険だけは、国の政策によって保護されたが
他は紙屑になった。
葉書を見詰めて溜息が出る。
現在では、このような高額料金の保険はないそうだが
重度障害によって生きる屍になり
生存などしたくない。
身内にとっては経済的負担が軽くなるだろう。
10年間も重度障害で生きるのは稀。
やはり、願わくばピンピンコロリと
娑婆からサヨナラしたい。