8月も終わろうとしています
まだまだ日中は厳しい暑さですが
日が暮れると少し風が吹いて秋を感じます
今年の夏を振り返るとマスク一色でした。
冷ちゃんマスクの発売のおかげで
忙しくはさせてもらっていましたが
夏の定番商品、浴衣や甚平の出番はほとんどなかったように思います。
そんな中ちらほら問い合わせがあったのは
お宮詣りで使う初着や七五三でした。
お店を手伝いはじめてから、
もっと普段でも着物を着たいときに着られるような人が増えたらいいなぁ
と思ってやってきましたが、
結局このような状況になったとき
冠婚葬祭など儀式的に着物を着る人が来られるのだなぁという事が分かりました。
着物の儀式化を批判されている呉服屋さんの声も聞いたことがありますが
やはり機能性では洋服には勝てず
日本人としての伝統的なユニフォームという位置づけで販売されてきた
この業界の方向性は間違いではなかったのかなぁと気づかされました。
だからといって着物好きな人ばかり相手するのは良くないと思います。
着物好きな人を増やしつつ、
普段は洋服だけどたまに着物で出掛けてみて
いざ!という時は必ず着物を着たい!
そういう一般の人の日常生活の中に
着物が上手に溶けこみ
うまく共存できたらなぁと思います。
そのためにも
「良い物をより安く!」
この㐂むら呉服店のモットーは変わりません
コロナで新しい生活様式になろうとも
首相が変わろうとも…
なんだか随分と前置きが長くなってしまいました
もしきちんと読んでいただいた方がいらっしゃったのなら
心より感謝申し上げます
さて、
そんな儀式用にもちょっとカジュアルにも使える万能な着物があります。
色無地です。
(↓もう4年前になるんですねー)
色無地とは、
写真の様にお花や風景など何の柄も描かれていない
無地の着物のこと。
生地自体に細かい模様が織り込まれていて、
それを無地に染めたものも色無地と呼びます。
着用シーンはさまざま。
旅館の仲居さんが着ている着物も色無地ですし、
背中に紋をひとついれれば、
お子さんの七五三詣りのときや入学式にも着られるようになります。
また色をグレーや鉄紺などにするとお別れ会など喪の時にも着る事ができますし、
茶道をされている方であれば、お茶会には必ず紋付の色無地を着る!
という方もいらっしゃいます。
そんな万能な色無地に最適な白生地が入荷しました!
(やっと今日の本題にたどり着きました)
【正絹丹後ちりめん白生地(AB反)四丈物】