日々徒然なるままに

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食べる物、事

2017-09-18 21:56:29 | 食について
こんばんは。
この辺りは台風一過、昨夜遅くには星も多少は見えておりました。
ですけれど、大分、或いは北海道の方では被害にあわれた方等、出ておられたようです。
改めてお見舞い申し上げます。

そんな日の朝は、此方。
輝く朝日が顔を出しました。


            
                             




一昨日、お祓いに出向かせて頂いたうちの一軒に此処でブックマークさせて頂いております門藤農園さん、いわば門藤(もんどう)さんが
おられます。
以前にも申しましたけれど主人や義母の頃からですと、既に三十年以上のお付き合いとなっております。
その長きに渡り変わらず専業農家さんで、福富の地にて美味しいお米やお味噌を作っておられ、全国に出荷されておられます。
お味噌は、その味に惹かれたラーメン屋さんが長年此方のものを使い、これもまた美味しい味噌ラーメンをお客さんに提供されておられるとの
ことです。
自分自身、参らせて頂く度にそのお味噌を頂戴させて頂くのですけれど、お味噌汁にしても何ともいえず香りがたちます。
それこそ頂戴して持って帰る車の中からしてこの香りで充満するほど、それほどお味噌自体が生きているということらしいです。
広島でも本通りの夢プラザに卸しておられるともうかがっておりますので、試してみられたい方は立ち寄ってみられたらと思います。
酵母が生きておりますので、購入された後は、冷蔵庫での保管をなさる方がよろしいかと思います。


                             
                             



そんな農業一筋の門藤家では農業塾というものをなさっておられるとのことで、月に一回程、各地から多くの方が集われるようです。
どのような内容であられるのかは、自分が参加しておりませんので何とも申せませんけれど、お越しになる方々は大学関係者の方やら、ごく
普通のサラリーマンさんやら、お子さんに土に親しみを持たせたいからと若いファミリーやらと、それこそ千差万別のようです。
そのような皆さんが、神様の祀られておりますお宅にてワイワイと集われておられるというのは、何とも楽しいものであるなぁと、想像するだけ
でも嬉しくなります。

元々はごく普通に農薬を散布してお米の収穫をされておられたらしいのですけれど、ある時にご主人が肝臓を悪くされ、お米を作る側が身体を
壊すような米を作るのはおかしいと考えられ、そこから試行錯誤しながらも、その当時はまだ珍しかった自然農法、合鴨農法を始められたとの
ことでした。
全部が全部、というわけではありませんけれど、自分の食べるものは四里四方(しりしほう)で取れたものを食すのが一番、という考え方でも
あられるようです。



                             



四里、とは距離の単位で、一里が約四キロですので、四里ですと約十六キロとなりますが、この十六キロ四方の中の物を食べておれば、まずまず
健康で過ごせると古よりいわれていたことでもあります。
現在の日本では、およそどこに住まっておりましても、それこそ世界中の食べ物が食べられる、世界でも稀な国だと思います。
本来ならば、先人が申し伝えて来たように、自分達が食すものは自分達の歩いて行ける範囲ほどの場所で作られ、取れたものが一番身体にも合い
理にも適っていたのだと思います。
ですけれど、いつの間にか自分達の口にするものを、世界の、地球のあらゆる処から取り寄せ貪り食っておるようにも感じます。
これもまたよく耳にする話ですけれど、世界ではこの瞬間にも飢餓に苦しむ人の数は八億人近くにも上るとされているようです。
このような状況下にも関わらず、自分達自身はそのようなことにはあまり関心を示さず、内向きに自分達自身の為にだけ食の事は考えておるよう
にも思えます。
ただし、この事は日本だけに限らず、大国とされている国も少なからずそのような状況を呈してきているのかもしれませんけれど。
この件に関しては、またいずれ別に考えてみたいと思います。



                             
                                                                



また殊にこのところ、糖質がいけないとかも言われ、お米が悪いような風潮がありますけれど、長い間日本人はこのお米を如何にしたら多く収穫
出来るのかということについて苦心してきた歴史があります。
にも拘らず、昨今は米離れが著しく、米を食べるよりもむしろ肉を食べていれば糖質も取らずに済むし、第一に身体に良いと考えておる方が少なく
ないように感じられます。
果たし本当にそうなのでしょうか。
今も書いたように、長い歴史の中で、如何にしたらお米をたくさん食べられるかと頑張ってきていた自分達です。
そんな自分達が、向こうの文化に習って、米中心の食事から肉中心の食事へと変化させてきております。
ですが食事だけを真似てみても、同じようになれるとは限らないのではと思います。
それこそ「欧米か」ではありませんけれど、やはり根本的に「内臓の作り」が相当に違うようです。
それはよく言われていたように、日本人と欧米人では腸の長さが違うから、その消化吸収能力も違うのだと考えておりました。
ですが実際にはそのような差があるのからなのではなく、本当に違っていたのは膵臓で作られるインシュリンの差から来ているものということ
のようです。
どういうことかと申しますと、元々肉食文化であった彼らはこのインシュリン製造能力は高かったわけでして、明治の時代になりやっと先祖返り
(おそらく奈良時代、仏教が入る前までは狩猟の頃もあったようですし体格もかなり良かったようです)といいますか、肉食文化に戻った自分達
は長い歴史の中でこのインシュリンを作る能力は低下していたらしく、ここ百年ちょっとで肉を再び食べ始めるようになったとしても、なかなか
内臓の能力までは追いつかなかったようです。
ですので、肉等のいわばカロリーが高いとされている物を大量に取っていると一気に血糖値が急激に上昇するため、少ないインシュリンの量では
追いつかず、結果として血糖値が下がりにくく、ひいては糖尿病を引き起こしやすくなるということのようです。

今現在、お米がまるでいけないもののようにされていたりしますけれど、決してそのようなことはないというのがお分かり頂けるかと思います。
また自分自身が感じるのに、肉ばかりを多く摂取しておりますと、それだけ大腸癌に罹りやすくなるのではとも思います。
要するに何を食すとしても、食べ過ぎるのが良くないわけで、これは何にでもいえることだろうとは思うのですけれど。
バランスよく、何でも万遍なく食べる事、これに尽きるのではと感じますね。



                           
                                  
                                   


門藤さんのお宅へお祓いに伺いましたことから、話が食へと進んで参りました。
皆様のご家庭の食卓はどのようでしょうか。
世界の食糧事情なども合わせて考えみられるのも、ある意味必要なのではと思います。
かくいう自分も、今一度考えてみたいと思います。 


本日もこのブログへのお付き合い、有難うございました。
感謝申し上げます。
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