田舎にあった、山に関する本を処分することにした。
処分といっても、捨てる訳ではない。
捨て去るには、僕の人生で、あまりにも重い。
重量的にも(笑)、思い出的にも・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/7c/f7bbc4e4387c326d9ade2663c8d4d3a0.jpg)
幸い運よく、その価値を理解して(たぶん)
貰ってくれるくれる方いたので、
娘を嫁に出す気分に近い・・・・
(娘の子供は、いないのでこれもたぶん)
様々な思いが交錯する。
山に散った後輩のこと、先輩のこと・・・
登山というスポーツは、死という現実が身近にある。
しかし、その当事者だった自分自身、現実の問題として
考えていなかったような気がする。
身近な人達が、亡くなった現実を目の前にしても・・・・
貰ってくれる方は、この本の中にも登場するほどの
その昔、若きし日頃はそこそこのクライマーだった・・・・
その後は、数十年?山とは縁遠い人生だったはずなのだが、
何を血迷ったか・・・・
最近また、再燃して来年はエベレストを究めようとしている。
そのキッカケについて、聞く事は忘れたが、
まるで、初恋の女との再会というか、再燃というか・・・
本を整理していてあることに気が付いた。
山や岩壁を登ることが、自分の人生の全てと勘違いしていた頃は、
正直、野山に咲く花に僕は全く関心が無かった。
それを証明するように、嫁に行く多くの本の中には、
その手の書籍は全くなかった。
いま、日頃楽しんでいる自転車で自然に触れる機会には、
必ず花に目が行くし、重要なサイクリングのポイントだ。
何時の頃から、花に関心を持つようになったのか覚えていない。
社会人になって、ヒマラヤへの挑戦を諦め、
しばらくして、中年になった頃
「人間は必ず死ぬ」という
運命を意識するようになった頃からだと思う。
そして、花や季節を楽しむことが出来るようになった。
正直、楽しむというよりは、生あるうちにあと何回体験できるのか?
という切迫した気持ち?からかもしれない・・・
先日も、近所の荒川の土手で、キスゲに似た、ノカンゾウの花の小さな群落を見つけた。
それは、何度か訪れた尾瀬ヶ原に咲くニッコウキスゲの群落を思い出させた。
そして、また訪れてみたいと、心底思った・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/7f/3f72c0061fdc8afcc48c10cadaddb6fb.jpg)
当時は、夏の尾瀬という場所でさえ、少し退屈な場所だと思っていた。
より難しい岩壁を登れるクライマーが、何おいても至高であるという錯覚を持ち、
ハイカーやワンゲルの人達が訪ねる場所を小馬鹿にしたような
傲慢とも言えるような考え方だったかもしれない。
今思えば、恥ずかしいことだが・・・
中年になってから、自転車を楽しむようになった。
サイクリングに行くと”追いかけっこ”も楽しいけれど、
景色や花に目が行く。
ハイスピードで、目を▽にして、サイクリングロードを
わがもの顔に猛スピードで走っている若い人たちを見ると
なぜが、自分が山を登る事だけに夢中になっていた時代のそれと
似ているような気がする・・・・
土手に咲く、小さな花には、
昔の自分のように、関心は無いようだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/5f/95ce2cfce73fb4a1c1032e6954b5968e.jpg)
それを責めるつもりは、まったくない。
それは、その時代、その時に 自分たちなりに
大切な瞬間を過ごしているに違いない
かつて、山が全てだった自分のように・・・
今は、カレィ(加齢)は、いまいましい現実でもある
と思いつつも、
今迄、見えなかっり、気が付かなかったことが、
いつの間にか見えるようになった幸せを実感している。
ひっそりと野山に咲く花に、愛おしさや憐みを感じ、
季節毎に景色が変わることに感動できる感覚が肥える。
青春時代とは違って見えるもの感じるものの
次元と言うか、多様性が広がるというか・・・・
悪くはない
それはそれで、ステキと思う。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/20/7334af1a2a86045667572cd1554df0e0.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/42/c5da2f3975f1c0f2b49af1c8f7c270a8.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/33/c5f0d5d45ad70915843f99533bb58961.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/10/12a86df0811f83aac6422b142c77bb8b.jpg)
処分といっても、捨てる訳ではない。
捨て去るには、僕の人生で、あまりにも重い。
重量的にも(笑)、思い出的にも・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/7c/f7bbc4e4387c326d9ade2663c8d4d3a0.jpg)
幸い運よく、その価値を理解して(たぶん)
貰ってくれるくれる方いたので、
娘を嫁に出す気分に近い・・・・
(娘の子供は、いないのでこれもたぶん)
様々な思いが交錯する。
山に散った後輩のこと、先輩のこと・・・
登山というスポーツは、死という現実が身近にある。
しかし、その当事者だった自分自身、現実の問題として
考えていなかったような気がする。
身近な人達が、亡くなった現実を目の前にしても・・・・
貰ってくれる方は、この本の中にも登場するほどの
その昔、若きし日頃はそこそこのクライマーだった・・・・
その後は、数十年?山とは縁遠い人生だったはずなのだが、
何を血迷ったか・・・・
最近また、再燃して来年はエベレストを究めようとしている。
そのキッカケについて、聞く事は忘れたが、
まるで、初恋の女との再会というか、再燃というか・・・
本を整理していてあることに気が付いた。
山や岩壁を登ることが、自分の人生の全てと勘違いしていた頃は、
正直、野山に咲く花に僕は全く関心が無かった。
それを証明するように、嫁に行く多くの本の中には、
その手の書籍は全くなかった。
いま、日頃楽しんでいる自転車で自然に触れる機会には、
必ず花に目が行くし、重要なサイクリングのポイントだ。
何時の頃から、花に関心を持つようになったのか覚えていない。
社会人になって、ヒマラヤへの挑戦を諦め、
しばらくして、中年になった頃
「人間は必ず死ぬ」という
運命を意識するようになった頃からだと思う。
そして、花や季節を楽しむことが出来るようになった。
正直、楽しむというよりは、生あるうちにあと何回体験できるのか?
という切迫した気持ち?からかもしれない・・・
先日も、近所の荒川の土手で、キスゲに似た、ノカンゾウの花の小さな群落を見つけた。
それは、何度か訪れた尾瀬ヶ原に咲くニッコウキスゲの群落を思い出させた。
そして、また訪れてみたいと、心底思った・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/7f/3f72c0061fdc8afcc48c10cadaddb6fb.jpg)
当時は、夏の尾瀬という場所でさえ、少し退屈な場所だと思っていた。
より難しい岩壁を登れるクライマーが、何おいても至高であるという錯覚を持ち、
ハイカーやワンゲルの人達が訪ねる場所を小馬鹿にしたような
傲慢とも言えるような考え方だったかもしれない。
今思えば、恥ずかしいことだが・・・
中年になってから、自転車を楽しむようになった。
サイクリングに行くと”追いかけっこ”も楽しいけれど、
景色や花に目が行く。
ハイスピードで、目を▽にして、サイクリングロードを
わがもの顔に猛スピードで走っている若い人たちを見ると
なぜが、自分が山を登る事だけに夢中になっていた時代のそれと
似ているような気がする・・・・
土手に咲く、小さな花には、
昔の自分のように、関心は無いようだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/5f/95ce2cfce73fb4a1c1032e6954b5968e.jpg)
それを責めるつもりは、まったくない。
それは、その時代、その時に 自分たちなりに
大切な瞬間を過ごしているに違いない
かつて、山が全てだった自分のように・・・
今は、カレィ(加齢)は、いまいましい現実でもある
と思いつつも、
今迄、見えなかっり、気が付かなかったことが、
いつの間にか見えるようになった幸せを実感している。
ひっそりと野山に咲く花に、愛おしさや憐みを感じ、
季節毎に景色が変わることに感動できる感覚が肥える。
青春時代とは違って見えるもの感じるものの
次元と言うか、多様性が広がるというか・・・・
悪くはない
それはそれで、ステキと思う。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/20/7334af1a2a86045667572cd1554df0e0.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/42/c5da2f3975f1c0f2b49af1c8f7c270a8.jpg)
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