Appleの演奏用アプリ
MainStage 2
このアプリが出始めの頃にこのブログ上でも書いたことがありますが、その時からから使っており実際ライブでも何度か使ってきました。
近年バージョンも2になりつつもこのところしばらく使う機会がなかったので、その進歩具合も未チェックでしたがまた近々使うことになりそうなので久しぶりに弄っております。
とにかくここまでライブ向けによく考えられたアプリは他に見たことがないくらいで、今ではちょっとイケてないひと昔前のシンセでも大容量のサンプラーやバーチャルアナログシンセなどの多種多様な音源を装備した強力なシンセに生まれ変わらせることができる訳ですが、特筆すべきはやはりそのカスタマイズ性ですね。
ボタンやスライダーを好きなように好きな数だけ並べられ、ありとあらゆるパラメータをコントロールでき、鍵盤だってひとつだけでなくいくらでも増やすこともできます。
しかもバージョンも2から
オーディオトラックが装備された!
2トラックの?いやいや、好きなだけマルチトラックにできます。
”PlayBack”というプラグインを複数立ち上げてそれぞれをリンクして走らすことができます。
OWLのライブでもそうですが、クリックに上モノやベースなどそれぞれ別アウトから出したりもできますね。
プリセットにもある4トラックのプレイヤーを好みに改造してみました。
このプレイヤーを「セット」という軸にして、その中にキーボードの音色(パッチ)を複数組めるのですが、
再生を止めたり途切れること無く音色切替ができます。
しかも、驚きなのは下鍵盤はピアノのまま、上鍵盤だけオルガンからシンセリードに…と切換えても
下鍵盤のピアノの音は途切れることなく上鍵盤だけ切り替わるんですね。
これ、一つのシンセにマルチのセット組んで外部キーボードと本体のキーボードで別々の音色をコントロールしたい場合など、なかなか上下別々のタイミングで切換えたりは仕様上難かったりするんですよね。
しかもオルガンのドローバーセットまであるじゃないですかw
背景や枠のスキンも沢山増えたのでカスタマイズもより楽しくなりますね
多分、ここまでカスタマイズできて自分の理想のセットを造れるアプリなんてハードを含めても他に見覚えはないです。
初代のMainStageが出た頃よりMac自体もパワーアップしてるのでパフォーマンスも当時よりよくなってるわけで、これはなかなか使えるアプリになってきましたね。
(初代のころはCore2Duoで使ってましたがパワー的にここまでのセットは組めなかった…)
しかも
AppleのAppStoreで音源付いて2,800円ときたもんだ!
もちろんKontaktなど他のメーカーのプラグインだって使えるのでMac本体のパワーが許す限りいくらでも音源増設、補強もできるわけです。
売り払うにも大して値の付かなくなったDX7とかをマスターにしてライブに持ち出してみるのもいいんじゃないでしょうか。
DX7がバリバリのオルガンやうねうねなシンセリードにもになるのですから
2,800円でw