Studioきのんち

作編曲家でOWLのキーボーディスト 木ノ下達也のブログ

ULTIMATE V-Stand

2010-09-29 21:13:38 | 楽器、PC
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久しぶりにキーボードスタンド買ってみました。
ULTIMATEのV-Standをネットオークションで。


永いこと現場ではYAMAHAのLG100+LGA100、うちではTAMAのパワーラックスタンド(どちらも生産終了)だったのですが、別にこれらのスタンドに不満があったわけではありません。
両方とも88鍵のキーボード2,3台積んでも大丈夫なくらい頑丈で安心して使えます。
ただ、かさばるのが…。
LG100+LGA100なんか二段目を付けるのに結構な手間がかかり、かと言って付けたまま運ぶと収まり悪いし尖っててかなり危ない。
パイプのラックは移動には問題外。テント一式を持ち歩くようなものだし…。
同じULTIMATEで一時はやった一本脚のAX48Bも持ってるのですが、88鍵には不安定だし二段目には角度も付けられない、脚を畳んだ状態でもデカイ、足下にペダルが置きにくい、と散々です。


Keystand   583_file1

Usax48



そこで以前から気になってたULTIMATEのV-Standです。
これはデザインも機能面でもほんとよくこんなの考えたなあと関心しておりました。
ULTIMATEのスタンドといえば頑強で、このV-Standも例外ではありません。
対価重量113.4kgに二段目が34kg。MOTIF ES8が28.3kg、EX5が20kgですから超余裕
加えて、コンパクトに折り畳めてしまいます。
(二段目は取り外さなければなりませんが、LGA100よりは遥かに簡単)


Hnisiimg240x3201284856905uajeof2137 オークション時の画像


Ca3g0247 Ca3g0233 折りたたみ時


二段目のステーも角度が付けられるし、下段とのマウント部分の位置を調節することで高さも変えられます。
また、背面が壁にぎりぎりまで詰められるのも狭い我が家ではありがたい上に、床に振動が伝わりにくい!
この振動対策は集合住宅では結構重要。
LG100が自宅で使えない理由がこれで、テーブル型の脚がほぼ垂直なので振動がダイレクトに床に伝わります。
その点パイプ型スタンドは適度にしなるので振動を吸収してくれていました。
このV-Standも本体のVの字や二段目のアームが適度にたわみかなり振動を吸収してくれています。


足下は結構狭いかなあと思っていましたが、まあペダル三つくらいは置けますし、ハの字に囲われているのでペダルがあっちこっちにいってしまうのを防いでくれそうで良さそうです。


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残念なのは本体が8.4kgとちょっと重いところかなあ。
でも重いから頑強なわけで、
しばらく、自宅出先問わず使いたおしてみます。


旧友

2010-09-27 04:15:03 | プライベート
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数日ですが里帰りをしてきました。
先月はその町で高校の卒業後20年目の初同窓会をやったらしいのですが自分は予定が入っていたので参加できませんでした。
それでも、帰省した際にはいつも会う連中がその時の話をしてくれてたり写真を見せてくれたりしたので、参加はできなかったものの同級生の近況や雰囲気がつかめて懐かしく楽しい時間を過ごせました。


そんな同窓会の呼びかけがあったせいか、22才という若さで亡くなった親しかった友人のお墓参りに急に…というか猛烈に行きたくなり、帰省する前に当時よく遊んでた仲間に声をかけていたのですが、やはり皆それぞれ忙しく来年くらいになってしまいそうで残念に思っておりました。
ところが一番身近な友人がお墓の場所など調べてくれたらしく、忙しいのにもかかわらず時間を作ってくれて二人だけだが一緒に行こうと言ってくれて今回はあきらめていたのですが念願のお墓参りをすることができたのです。


入り江の切り立った斜面の海沿いに車一台やっと通れるくらいの道があり、その山の隅に小さなお寺がありました。
りっぱなお墓にはちゃんと彼女の名前もあり、お彼岸に来られたのであろう方のきれいなお花がありました。


亡くなってからもう18年ですが、その間と同じ年月かそれ以上会ってない同級生もいるのでそんな同級生と同じようにまだどこかで元気にやってて、ただ連絡がつかないで会ってないだけのような気が未だにするのですが…
実際にお墓を目の前にすると、そうなんだよなあ…て、現実を突きつけられる気もしたり。


自分と友人はお水と線香を供え手を会わせるだけでしたが、それでも同窓会で集まった旧友たちと同じように20年ぶりに再会できたような気がします。
ほんとは彼女も同窓会に行きたいんだけど行けないからおれらを呼んでくれたのかなあとも思ったりして。


お墓をしらべて連れて行ってくれた友人と、思い出させてくれた同窓会に感謝しています。


こどもオオトカゲ

2010-09-21 19:16:42 | プライベート
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とくにここのとこネタもないので、駐車場にいた”こどもオオトカゲ”でも
まあ正しくは「ニホンカナヘビ」というらしいです


西日本出身の自分はもちょっとテラテラしたウェットな質感の「ニホントカゲ」ってのを標準的トカゲと思っていたのですが、東日本ではこの「ニホンカナヘビ」のことををトカゲとしてることが多いそうです
ドライなボディがワイルドだね
でも目が黒目がちでカワユイです


苦手な方にはごめんなさい


もう回転なんかしない…

2010-09-13 19:59:23 | 楽器、PC
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先日MOドライブをEX5に取り付けたばかりですが、運よくSCSIのカードリーダーが手に入ったのでMOはやめてこいつにしました。
1GBのコンパクトフラッシュを指してあります。


MOで別に問題があるわけではないのですが、アクセスしていない時にも頻繁にキュルキュルピーピーと回ってるのでちょっと気になっていたところでした。
今回カードメディアになったのでもちろん無音で大変静かであります。
読み書きもPC上ではMOよりコンパクトフラッシュの方がダントツに早いのですが、EX5自体が読み書きが遅いのでEX5上ではあまりMOと変わりません。


しかし、物理的に回転する記憶媒体はそのドライブも含めてやはり壊れやすいのでこういったカードメモリの方が安心感があります。
だいたい携帯電話の中に入ってるmicroSDカードなんてもう2GBや8GBなどあたりまえになってきたし、CDなんて700MB(0.7GB)しか容量ない上に回転までしなきゃならない…
そのうち確実に無くなるよねCDとかDVDとか。
パソコンのハードディスクも近いうちにSSDになるのは間違いないし、もう回転させるメディアは消えてくのでしょう。


きっとウチらの孫の代くらいになると回転するメディアなんて博物館くらいにしかなくて、
A「うちのおじいちゃん、CDとかいうので音楽とか聞いてたんだって。」
B「ああ、なんかでっかい円盤のヤツでしょ。本で見た事あるわ。」
A「なんでも専用の機械の中で回転させるらしいよ。」
B「マジで!あれくるくる回んの?おもしれー。なんで回さなきゃなんないのさ。」
A「回してないとデータ読み出せないらしいよ。」
B「ありえねーw」


てなるんだわな、きっと(笑)


でも回転すると言えば、これだけデジタル技術が進んで小指の爪くらいのメディアに映画一本が軽く収まるような時代なのに未だに石油燃料燃やしてゴムのタイヤで地面を転がる自動車という乗り物に妙なギャップを感じてしまいまう時があります。
ハードディスクが無くなり音楽や映像のデータを移動するのにはカードからカードにというこのご時世に、人や物が移動するにはめっちゃ車輪を回転させなきゃならないという究極のアナログさがちょっと滑稽でおもしろいです。
まあもう少しで実用化されるリニアモーター車両でやっとくるくる回る車輪がない乗り物が現れそうですけど、22世紀頃には昔の映像見て「うは!車輪が回ってるよ、マジで?w」とかなるのでしょか。


遥か未来には回転させるという無駄な行為は無くなるのかもしれませんね。


EX5にMO装備

2010-09-05 21:02:13 | 楽器、PC
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今更ながら愛用しだしたYAMAHA EX5ですが、サンプラー用のメモリも増設した事だし、ソフトシンセなどの他の機種から気に入ってる音色をサンプリングして使おうと思いサンプリングしたのはいいのですが…
あぁ…フロッピーディスクに収まらん


というわけでオークションでオプションボード等を増設したEX5R(音源ラック版)を落札して、EX5(鍵盤付き)に移植する事にしました。


SCSIインターフェイスフラッシュメモリーを新たに増設するのでこれは強力。
先日、最新のMOTIF XFとやらが発表されてこのフラッシュメモリーを増設できるシステムが復活したようですが、それ以外にはEX5だけのMOTIF ESやXSにも無いシステムです。
自分でサンプリングした音をまるで内蔵波形のように扱える(電源を切っても消えない)のは実に快感。
なのに標準の記録媒体がフロッピーって…
ほんとに時代を先取りしすぎたシンセだったんだなあとつくづく


SCSI端子にあれこれ繋いでもよいのですがいちいち外付ドライブを持ち歩くのも面倒いし、SCSIカードの基盤上に更にSCSI機器を増設できるのでいっそのことフロッピードライブをMOドライブに換装してみることにしました。


例によってハード◯フであれこれジャンク品を物色してまいりまして、SCSI外付MOドライブ500円でゲッツ。
もはやSCSI機器などゴミのように転がっております。
動作確認したら早速バラバラに。



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電源はフロッピーに繋がっていた回線をそのまま使うつもりですがコネクターの形がちがうのでその部分も取り出しました。


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取り出したフロッピードライブ(左)できるだけ顔つきのにてる物を探してきました(右)


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取り付け前(左)と取り付け後(右)
ステーに取り付けてSCSIボードからのSCSIケーブルとコネクターを換装した電源を繋ぎます。


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MOドライブに繋がっていた各スイッチですが、IDナンバーとキャッシュのモード切替のスイッチのようです。
とりあえず「0 & 0」で認識したのでオッケーです。


これでEX5に付属のボーナスディスクやネット上にある音色データなどもフロッピーを度々入れ替える事なくMO上からいつでも読み込めます。
更に、よく使う音色や波形はフラッシュメモリーにキープしても良し。


いや…このEX5、DSPが古く貧弱なのでマルチ音源としては厳しいですが(VL音色とかマルチに組み込むとすぐDSP FULL警告が…)演奏者からするとまだまだ使えるどころか最新のMOTIFにも出来ないような機能や表現力があります。
フラッシュメモリーにしたって各コントローラーにしたって実に現場仕様なコンセプトですばらしいのですが、逆に鍵盤が弾けない人やDTMオンリーの人にしてみれば実に使えないシンセでもあるでしょう。
ここまで使い手を選ぶシンセは他にほんと珍しく、故に実に面白いシンセです。


Ca3g0213 イジェクトスイッチが上側なのでちょと押しづらいけど…