一時期のDigital performerではプラグインの設定において
”プリジェンモード”か
”リアルタイムモード"か、どちらにしても良いとこ悪いとこあるような意見が多かったようです。
自分もしばらく”リアルタイムモード”で使っていたのですが、やはり手弾き中心派としてはCPU負荷はなるだけ抑えてバッファを詰めたいところ。
改めてよく使うKontaktを対象に各モードに於る挙動を検証してみました。
Kontaktをマルチで使うか各パート毎にシングルで使うかも合わせて検証してみましょう。
マシンはMacBook Pro Corei7 16GB DP8.07(バッファサイズ128)
Drum、Bass、AGをKontaktで、その他のパートはUVI等をパラパラと使ってるファイルです。
このファイルで負荷が高いのがKontaktで使うSessionDrummerやScarbee Jay-Bass等です。
それらを一つのKontaktでマルチに使う場合と、それぞれ個別に起動しシングルで使う場合で”プリジェンモード””リアルタイムモード”での負荷を見てみます。
Kontakt Single & ”プリジェンモード”
Kontakt Single & ”リアルタイムモード”
Kontakt Multi & ”プリジェンモード”
Kontakt Multi & ”リアルタイムモード”
とまあ、ご覧の結果であります。
マルチとして使うより若干
シングルで個別に使う方が軽く、プラグイン設定は”リアルタイムモード”より”
プリジェンモード"の方が圧倒的に有利と出ましたね。
最近やけに重いなあと思ってたらマルチで”リアルタイムモード”にしてたもんなあ…
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face2_lose_s.gif)
シングル&プリジェンの倍くらいの負荷になるんすね。
さらにKontaktの方の設定もあれこれあるので合わせて検証してみます。
optionメニューにある
”Multiprocessor support”ですが、これを選択できる最大コア数にしてみるとどうでしょう。
Kontakt Multi & ”プリジェンモード” & Multiprocessor support
なんか多少落ち着いたような気がしないでもないですが、誤差の範囲内かも知れませんねw
ほとんど手応えは感じられません。
因みにMacではKontaktの
”Memory Server”機能も使えますが、16GB積んでおり64bit化した環境ですからこのファイルでは恩恵はありませんでした。
また、使ってないサンプルをメモリから除去する
”Purge”機能もPurgeしてしまえばメモリにかなりの空きが出来ますが、同じくここではあまり効果はありませんでした。
とは言え、250MBくらいあるSessionDrummerのサンプル使用量がPurgeすると数10GBにまで減りますから有効ですよね。
以外とサンプルの殆どは使ってないもんですね。
つうことで、DPのCPUメーターの振り幅だけで判断している簡素な検証ですが如何でしょうか。
しばらくシングル&プリジェンで使ってみることにします。