人間として、生きるための「抵抗」だった
原題 DEFIANCE
製作年度 2008年
上映時間 136分
監督 エドワード・ズウィック
音楽 ジェームズ・ニュートン・ハワード
出演 ダニエル・クレイグ/リーヴ・シュレイバー/ジェイミー・ベル/ジョージ・マッケイ/アレクサ・ダヴァロス/アラン・コーデュナー/マーク・フォイアスタイン
第二次世界大戦中、オスカー・シンドラーに匹敵する約1,200人のユダヤ人の生命を救ったユダヤ人のビエルスキ兄弟にスポットを当てた感動ストーリー。監督は『ブラッド・ダイヤモンド』のエドワード・ズウィック
ユダヤ人の大量虐殺が行われていた第二次世界大戦中の1941年。ベラルーシに住むユダヤ人の3兄弟、トゥヴィア(ダニエル・クレイグ)、ズシュ(リーヴ・シュレイバー)、アザエル(ジェイミー・ベル)は子どものころからの遊び場だった森に逃げ込む。だが、彼らの思惑とは裏腹に、逃げ惑うユダヤ人たちが次々と森に集まり始め……。(シネマトゥデイ)
舞台は1941年、ドイツ軍に侵攻され、ナチス親衛隊と地元警察によってユダヤ人狩りが始まったベラルーシ。
両親を殺されたショックで怯えるまだ子供の四男・アロン(ジョージ・マッケイ)を連れて、
小さい頃から知り尽くしている森の中に逃げ込んだ次男のズシュ(リーヴ・シュレイバー)、三男のアザエル(ジェイミー・ベル)らは、
そこで長男のトゥヴィア(ダニエル・クレイグ)と合流するビエルスキの4兄弟。
忍耐強い長男と血の気の多い次男、冷静で敏捷な三男。ある時一人で行動していた四男が、森に潜んでいたユダヤ人を連れてくる・・・
そうしてその後も彼らの周りに行き場のない同胞たちは増え続け、
自然発生的にトゥヴィアが膨れ続ける人々の中心になり、
やがて"ビエルスキ・パルチザン"を名乗るようになるが、
「10人の敵を倒すより、一人のユダヤ人を救いたい」トゥヴィアと、武闘派のズシュとの間に亀裂も生じる。
ナチスによるユダヤ人狩りのために仕事を失い、家族の元を離れ、故郷に帰ってきたトゥヴィアやズシュ。
誰もが心に傷を抱える一般人にすぎなかった。
しかし、「戦わないユダヤ人」と揶揄される彼らが、生き延びるために戦う。
それは積極的な戦いでは決してなく、命がけの抵抗[ディファイアンス]。
同胞を親衛隊に売るドイツ人や、警察に向けてであり、命を脅かす場合に限っていた。
命を守るために、女にも武器を持たせ戦わせる。
それは自分たちで選び取った道だから―。
ジャンパーにはならなかったけど(笑)今回もカッコイイ!
人数が増え、様々な職業の人にそれぞれの役割ができて、反面衝突も起きるし、
何より食料が不足し、病人も出る。
それらの要望に応え、絶えず判断を迫られるトゥヴィアは、次第にパルチザンのリーダーの風格を備えていく。
その一方で、略奪行為などを抑制にかかったり、さりとて食料はとても足りず、と、
指揮官として、大勢の命を預かる彼の内面の恐怖と苦悩がひしひしと伝わってきて
心が痛みます。
どんな局面でも、常に兄弟が中心となり、励まし、諌め、喚起し、
年齢やキャリアなども関係なく、このコロニーの人々を纏め引っ張っていく姿に感動します。
ダニエルはこの作品でも、寡黙で強く、優しい
そのダニエルを支える弟・ジェイミーくんがイイ超~カッコイイ活躍をします♪
大戦前には900万人いたといわれるユダヤ人が戦争終結時には600万人が殺されていたということを思えば、
飢えや寒さに苦しみながらよくぞ3年もの長い間生き延びたものだという気がするこの長い物語を、
ことさらオーバーな演出もなく、不足の中にも人間らしい生活を求めて耐え忍び、
「真に生きるその日がくる」まで、心に抵抗の志をもった人たちを描いていて
いい作品でした。
森と、そこで生きる人たちの魂を、優しく包み込むような音楽も凄く良かったです
大人しい四男役の男の子ジョージ・マッケイくんは確かに見覚えがあったと思ったら、
↓「ピーターパン」に出ていたネバーランドの子でした♪
さて何処にいるでしょう~?
次回、『ジ・アドベンチャーズ・オブ・タンタン/シークレット・オブ・ユニコーン』で、
ダニエルとジェイミーはまたまた共演です!♪
今度はジェイミーが主人公、ダニエルは極悪非情な海賊レッド・ラッカム役だそう
シリーズ1作目はスピルバーグ監督、2作目はピーター・ジャクソン監督で決定してるとか。楽しみです
原題 DEFIANCE
製作年度 2008年
上映時間 136分
監督 エドワード・ズウィック
音楽 ジェームズ・ニュートン・ハワード
出演 ダニエル・クレイグ/リーヴ・シュレイバー/ジェイミー・ベル/ジョージ・マッケイ/アレクサ・ダヴァロス/アラン・コーデュナー/マーク・フォイアスタイン
第二次世界大戦中、オスカー・シンドラーに匹敵する約1,200人のユダヤ人の生命を救ったユダヤ人のビエルスキ兄弟にスポットを当てた感動ストーリー。監督は『ブラッド・ダイヤモンド』のエドワード・ズウィック
ユダヤ人の大量虐殺が行われていた第二次世界大戦中の1941年。ベラルーシに住むユダヤ人の3兄弟、トゥヴィア(ダニエル・クレイグ)、ズシュ(リーヴ・シュレイバー)、アザエル(ジェイミー・ベル)は子どものころからの遊び場だった森に逃げ込む。だが、彼らの思惑とは裏腹に、逃げ惑うユダヤ人たちが次々と森に集まり始め……。(シネマトゥデイ)
舞台は1941年、ドイツ軍に侵攻され、ナチス親衛隊と地元警察によってユダヤ人狩りが始まったベラルーシ。
両親を殺されたショックで怯えるまだ子供の四男・アロン(ジョージ・マッケイ)を連れて、
小さい頃から知り尽くしている森の中に逃げ込んだ次男のズシュ(リーヴ・シュレイバー)、三男のアザエル(ジェイミー・ベル)らは、
そこで長男のトゥヴィア(ダニエル・クレイグ)と合流するビエルスキの4兄弟。
忍耐強い長男と血の気の多い次男、冷静で敏捷な三男。ある時一人で行動していた四男が、森に潜んでいたユダヤ人を連れてくる・・・
そうしてその後も彼らの周りに行き場のない同胞たちは増え続け、
自然発生的にトゥヴィアが膨れ続ける人々の中心になり、
やがて"ビエルスキ・パルチザン"を名乗るようになるが、
「10人の敵を倒すより、一人のユダヤ人を救いたい」トゥヴィアと、武闘派のズシュとの間に亀裂も生じる。
ナチスによるユダヤ人狩りのために仕事を失い、家族の元を離れ、故郷に帰ってきたトゥヴィアやズシュ。
誰もが心に傷を抱える一般人にすぎなかった。
しかし、「戦わないユダヤ人」と揶揄される彼らが、生き延びるために戦う。
それは積極的な戦いでは決してなく、命がけの抵抗[ディファイアンス]。
同胞を親衛隊に売るドイツ人や、警察に向けてであり、命を脅かす場合に限っていた。
命を守るために、女にも武器を持たせ戦わせる。
それは自分たちで選び取った道だから―。
ジャンパーにはならなかったけど(笑)今回もカッコイイ!
人数が増え、様々な職業の人にそれぞれの役割ができて、反面衝突も起きるし、
何より食料が不足し、病人も出る。
それらの要望に応え、絶えず判断を迫られるトゥヴィアは、次第にパルチザンのリーダーの風格を備えていく。
その一方で、略奪行為などを抑制にかかったり、さりとて食料はとても足りず、と、
指揮官として、大勢の命を預かる彼の内面の恐怖と苦悩がひしひしと伝わってきて
心が痛みます。
どんな局面でも、常に兄弟が中心となり、励まし、諌め、喚起し、
年齢やキャリアなども関係なく、このコロニーの人々を纏め引っ張っていく姿に感動します。
ダニエルはこの作品でも、寡黙で強く、優しい
そのダニエルを支える弟・ジェイミーくんがイイ超~カッコイイ活躍をします♪
大戦前には900万人いたといわれるユダヤ人が戦争終結時には600万人が殺されていたということを思えば、
飢えや寒さに苦しみながらよくぞ3年もの長い間生き延びたものだという気がするこの長い物語を、
ことさらオーバーな演出もなく、不足の中にも人間らしい生活を求めて耐え忍び、
「真に生きるその日がくる」まで、心に抵抗の志をもった人たちを描いていて
いい作品でした。
森と、そこで生きる人たちの魂を、優しく包み込むような音楽も凄く良かったです
大人しい四男役の男の子ジョージ・マッケイくんは確かに見覚えがあったと思ったら、
↓「ピーターパン」に出ていたネバーランドの子でした♪
さて何処にいるでしょう~?
次回、『ジ・アドベンチャーズ・オブ・タンタン/シークレット・オブ・ユニコーン』で、
ダニエルとジェイミーはまたまた共演です!♪
今度はジェイミーが主人公、ダニエルは極悪非情な海賊レッド・ラッカム役だそう
シリーズ1作目はスピルバーグ監督、2作目はピーター・ジャクソン監督で決定してるとか。楽しみです
ジェイミーくんもいつの間にか映画の中で成長しているのも頼もしかったです。
ダニエルも頼りがいあったし、リーヴ・シュレイバーも骨太でカッコよかった~
初日ということもあったのでしょうか、スクリーンはほぼ満席でしたね。ダニエル人気もあるのかなあと思いました。
あんな極限状態においても恋が始まったり実ったりしているのも人間らしいなと思いました。
それにしても3年をあの森で過ごすなんて考えられないほど過酷だったでしょうね。
一番左のコです♪
実際の画像が最後に出てきましたが、キャストとはあまり似てなかったでしょ?
なのに、このキャラ設定が嵌っていて、あの状況を自然にみせていたと思いますね。
私の観たスクリーンも、かなり大きい方でしたが前列2つを除いてほぼ埋まってました。
結構、高齢の方が多くて(9割?)
やはりこの作品自体への関心も高かったのかな~という印象でした
クッションになったり、発奮剤になったりと、
男ばかりのこの4人の関係が、とてもよかったですよね~。
恋も友情も、ある意味、こういう状況だから
誰もが大切な出会いに、躊躇しなかったのかも知れないですね
キャストの演技も、ミチさんも記事で触れてらした音楽も、良かったです
私もミチさんに同感で、いつの間にか若きリーダーの風格を備えていたアザエルに驚きと嬉しさが湧き上がってくる感じでした。
私はシャンテシネの朝10時台初回に間に合わせて1時間ぐらい前に付いたんですが既に行列が出来ていてビックリでしたよ。@@;
こちら、もぉご覧になられたのですね。
観たい作品なんですが、ホームにしてる劇場では上映がないのでDVDまで我慢の子です(涙)
kiraさんのレビューを拝見したらますます秀作なんだなって思いました。
それにしても、ユダヤ人のたくましい実話ってまだあったんですね。
今作のダニエルを観てみたいです!
冷静に状況を把握し、アザエルは素晴らしい成長をみせてくれましたね。
終盤の彼の存在感には嬉しい驚きで、胸が熱くなりました。
ダニエル人気もあるでしょうが、たくさんの色んな世代の方達もご覧になって、
おそらくは満足のいく丁寧な作品だったと思います
なので余計混みあったんでしょうが、いい作品でしたよ。
あの作品も、こんな作品でさえ~と思うものもあるのに、私が良く行く3つのシネコンの
たった1館のみが上映していました。
迫害され続けたユダヤ人の歴史の知られざる兄弟の生き様。
DVD観賞後のなぎささんの感想、お待ちしています
実はあまり期待してなかったのですが見ごたえありました。
ボンドではないダニエル・クレイグの好演、
今後の作品お期待度も上がります。
近所のシネコンの、一番大きなスクリーンだったので、
5百人ぐらい収容の8割以上は埋まっていたと思います。
皆さんの関心は高いと思うのですが、たしかに劇場、少なめだと感じました。
丁寧で、静かにアツイいい作品でしたね
この2人の次回作はアドベンチャーものらしいので
楽しみですよね~