まわりを見渡せば
世界は愛で溢れてる――。
製作年度 2011年
上映時間 114分
原作 宇仁田ゆみ
脚本 林民夫/SABU
監督 SABU
主題歌 PUFFY 『SWEET DROPS』
出演 松山ケンイチ/香里奈/芦田愛菜/桐谷美玲/キタキマユ/佐藤瑠生亮/秋野太作/木村了/綾野剛/高畑淳子/池脇千鶴/風吹ジュン/中村梅雀
27歳の河地ダイキチは、会社では部下からの信頼も厚い働き盛りの独身サラリーマン。ある日、祖父の葬式で、その祖父に隠し子がいたことが発覚。しかもわずか6歳の女の子だった。母親の行方も分からず、親戚一同が迷惑顔で、少女の引受先を決めあぐねているのを見て、思わず“自分が育てる”と宣言してしまうダイキチ。こうして血縁的には叔母となる6歳の少女・鹿賀りんとの奇妙な共同生活が始まった。
例によって原作漫画はもとより、その漫画家の名前さえ知らず、ただケンイチクンと愛菜ちゃんの映画~というので楽しみにしていました♪
デトロイト・メタル・シティで気になり、ドラマ「
銭ゲバ」で完全にお気に入りとなった松ケンくんと、
昨年私が毎週のように泣きながら観ていたドラマ「Mother」の愛菜ちゃんの共演というだけで、
もう観に行くときめていました
27歳、独身、彼女ナシ。ごくふつーのサラリーマン河地大吉が、祖父の葬式で気に留めた寂しげな少女。
鹿賀りんは祖父の隠し子だという。
ダイキチは、自分の父親の葬式だと言うのに大人にほったらかしにされ続けている少女に無関心でいられない。
親戚たちは誰もこの少女を引き取りたくないらしいムードの中、
つい、男気を見せてカッコよく言う
「オレんち、、、 くるか?」
で、ケッコンしたことも無いのにダイキチはいきなり6歳の子持ちリーマン
りんちゃんに
「 おじちゃん、、、お腹すいた 」で起こされ、2人の日々が始まるのですが、
覚悟も無く、深刻に悩まないで、ただお互いの存在を受け入れるスタート
それだもん、観ながら気になる事だらけです(笑)
何が必要なのか?とか、現実に照らし合わせるともっと先にちゃんとしなくちゃいけない
書類上のこととか脳裏をよぎります。が、、
取り敢えずごはん
着替え
それから・・保育園。
え"ぇぇぇ-----っ!!保育園んんーーーっっ
そう、いきなりだけど、6歳だからね
。
それから始まるダイキチの奮闘のイクメン日記
親子でも兄弟でもなく、ホントは叔母と甥(ダイキチが)。
それでもりんにとっては頼れる唯一人の、父親にそっくりの
おじちゃん
りんとの出会いで一変するダイキチの生活だけど、次第に周りにも協力者が現れ・・・
いや~~、
昨年の「Mother」から数ヵ月後の、この撮影時5歳の愛菜ちゃんの見事な演技
松ケンがメロメロになるのも当然の可愛らしさ♪
その松ケンも、なんていうか~、、、色っぽい?
いや、あの妄想シーンじゃありません(爆)
今までで一番普通のひとだった彼が、りんちゃんに降り注ぐ眼差しの優しいこと、
幸せを滲ませるそのまなざしが色っぽくさえ感じました
イクメン?といえば最近では真っ先に錦戸くんが思い浮かびますが(笑)
コレは男性に限らず、子育てというか、
子供と一緒に生きていくことの大変さと、子供が与えてくれる喜びを、
子育て1年生のダイキチと共に学習したりしながら2人を見守る作品だと思います。
子育て・・・確かに一人の気楽な時間はかなり持てなくなるし、
あの高畑さん扮する民生委員(?)のいうように、成長すれば反抗期だってある。
ずっと素直で可愛い6歳児ではいられないだろう。
それでも愛情を注ぎ、子供の変化を見守ることの幸せ・・・―。
そこをダイキチの表情の中に芽生えてくるモノ、見つけて欲しいと思います♪
「
ウルミラ」のようにウルトラピュアでもなく、「
GANTZ」のように暗くも無く、「
誰かが私に~」ほど弱くもなく
「
ひとのセックス~」のみるめ君ほど子供じゃない、等身大のケンイチくん、良かったです
愛菜ちゃん、「
半分の月がのぼる空」の時は4歳ぐらいだったのでしょうか?
「
阪急電車 ~」の時はもうすっかりベテラン子役って感じでした。
もう少し、ゆっくり時間をかけて大きくなって下さい(笑)まだまだ小さい愛菜ちゃんでいて欲しい