to Heart

~その時がくるまでのひとりごと

今夜の「堂兄」

2009-11-29 23:09:26 | Heart pink
今夜の堂本兄弟、スタートはいつもの23時15分~
ゲストはAIさん
DMBBとのセッションは「story」

一週空いたので、「天地人」も終わってしまって、久々の恭子ちゃんですね
ピアノも頑張っていたようですが、今日は声を聞くことができるでしょうか…?
楽しみにしたいと思います



今年も超~繁忙期に突入し、
コメントのお返しが滞っています。申し訳ありません。
TB記事はちゃんと読んでいますが、なかなかコメントを残せずに失礼しています。ごめんなさい

少し余裕ができたときに、お邪魔させて下さいませ




風が強く吹いている

2009-11-26 23:45:42 | the cinema (カ行)
俺たちはつかんだ。
人生を変える、一歩を。

製作年度 2009年
上映時間 133分
原作 三浦しをん『風が強く吹いている』(新潮社刊)
監督・脚本 大森寿美男
音楽 千住明
出演 小出恵介/林遣都/中村優一/川村陽介/ダンテ・カーヴァー/橋本淳/ 森廉/内野謙太/斉藤慶太/斉藤祥太/水沢エレナ/五十嵐隼士/渡辺大/津川雅彦

直木賞作家・三浦しをんの同名小説を映画化した青春ストーリー。
寛政大学の4年生ハイジは、新入生のカケルに声を掛けると半ば強引に自分が寮長を務める竹青荘に入居させる。まかない付きで3万円という破格の家賃の裏には陸上部への入部という条件が付いていた。カケルは、高校時代には将来を嘱望されていた天才ランナーだったのだ。そんなカケルとの出会いが、ハイジに無謀な夢への一歩を決意させる。そして、寮の住人たちを前にして、このメンバーで箱根駅伝に出場する、と宣言するのだった。しかし、ハイジとカケル以外の残りの8人は、ハイジのつくるおいしいまかない料理目当てで入居(=入部)した、陸上とは縁遠い素人集団だったのだが…。

公開されて1ヶ月近くが経っていて、他に気になる作品もあったのに、
なんだか疲れていて、元気になれる作品が観たかったのでコチラをチョイス。
といっても、1日に2回の上映になっていたのでかなり時間的に無理はしましたが、
ほぼ予想どうりの地味な陸上競技のお話。
舞台が箱根であっても、その練習風景は極めて地味。。。

でも、奇を衒わない演出に心地よく入り込めました。

特別出演の有名女優や俳優を除けば、林遣都と、小出恵介、川村陽介、五十嵐隼士といったROOKIESつながりの学生役を見知っているだけで、
そんなスター俳優は出ていない。

寛政大学陸上部の青竹壮の住人たちは、自分たちの為に毎日美味しい飯をつくってくれ、母親のように面倒をみてきてくれたハイジ(小出恵介)が決めたことだから、
なんとなく断れなくて箱根を目指すことになる。

ハイジが集めてきたメンバーは、彼に言わせればそれなりに資質は十分だが、
長距離を専門にやってきたのはハイジとカケル(林遣都)だけ。
それでいきなり箱根の山を目指すというのだから、上手く出来過ぎの感もないとはいえないけれど、
実際、毎年行なわれるホンモノの箱根駅伝にも、似たようなドラマは現実に起こっている。

10人のメンバーの過去の傷や個性を短く語りながら、やはり、
たった一度の青春の日に、たとえそんなにのめり込む物がなくても、
心を通わせた仲間のために一歩を踏み出せば、
苦しい日々の向こうに、きっと何もしなかった昨日と違う明日がある!と感じさせてくれる。

さすが日テレと感じさせる画と、緊迫感においてチョット・と思うところもあったけれど、
普通の青年たちの夢にも思わなかった挑戦。
なかなかよかったです!
元々箱根駅伝は毎年みているのでそうだったのか?2時間越えの作品だとは終わるまで気づきませんでした!

特別好きな俳優も出ていなくて、
大感動とかっていうのではないけれど、
コミカルさとドキュメンタリーのようなリアルな演出のバランスもよく、
楽しんで観れた青春ドラマでした

久々の千住さんの音楽もよかったです

今度はフジ・冬ドラ~♪

2009-11-18 22:40:32 | Heart pink
恭子チャンネルでも発表されていますが、
恭子ちゃんのドラマ出演のニュースです♪

来年1月12日スタートのフジテレビ系「まっすぐな男」火曜10時枠です
今回のドラマ、主演は佐藤隆太さん
その他の出演者の皆さんも、恭子ちゃんとは再共演の方も多く、
楽しんでやれるのではないでしょうか?
佐藤隆太さんともバラエティ番組「月光音楽団」で面識がありますし、楽しみです
記事はSANSUO
オリコン

既に公式HPもありました

魔術師 MERLIN

2009-11-17 22:25:17 | TV dorama
「アーサー王伝説」に登場する偉大な魔術師「マーリン」の青年時代を描いた歴史ファンタジー。
(BS2 11月16日(月) 午後8時00分~8時45分 放送『魔術師MERLIN(マーリン)』
(再放送:BS2 11月17日(火)午後11時15分~翌午前0時00分 放送)

第7話「魅惑の瞳」
森で狩りをしていたアーサーとマーリンは、山賊に襲われていた親子を助ける。父はオルフリック、娘はソフィア。2人はしばらくキャメロットに滞在することに。アーサーは美しい娘ソフィアに一目ぼれしたようだった。

モルガーナは、アーサーを湖の沈める美少女の夢を見て胸騒ぎ。
その為に不眠に悩まされ、ガイアスに相談するが…
当のアーサーは、森で助けたソフィアに一目惚れ。察したマーリンも、アーサーの恋の片棒を担ぐ。

しかし、ソフィア親娘の目的は、アーサーがソフィアに溺れ、その命と引き換えに、
不老不死の国への門を開けてもらうこと。
可愛いソフィアの外観に惑わされ、アーサーもマーリンも危機感ゼロ

魔法をかけられる以前に、確かにアーサーは恋していたように見えたのだけど

今回はモルガーナ姫の、隠れた能力が明らかになるが、
予知夢をみるというだけでも王に隠さなければならず、今後、ガイアスやマーリンと共に
アーサーを密かに護っていくのだろうか。

仲間の命を奪った罪でアバロンを追放されたオルフリックはが、妖精の長老を呼び出すところは
ディズニーのピーターパンっぽかった
しかも、、あんな強力な魔法の杖をおきっ放し、、
アーサーもマーリンも凄い強運~(笑)

しかし―、
マーリン、魔法使いなんだから、自分もテレポートできたらいいのに~。遅いよ~



それにしても、モルガーナ役のケイテイ・マクダラス嬢はキーラ・ナイトレイによく似ています

アンナとロッテ

2009-11-16 23:19:25 | the cinema (ア行)
ずっと一緒にいたかった……
原題 DE TWEELING/TWIN SISTERS
製作年度 2002年
製作国 オランダ/ルクセンブルク
上映時間 137分
監督 ベン・ソムボハールト
出演 テクラ・ルーテン/ナディヤ・ウール/フドゥルン・オクラス/エレン・フォーヘル/ユリア・コープマンス/シーナ・リッヒャルト/ユルン・スピッツエンベルハー/ローマン・クニッツカ

オランダの女性作家テッサ・デ・ローの同名ベストセラー小説を映画化。2003年度のアカデミー外国語映画賞ノミネート作品
1926年ドイツ・ケルン。幼い双子の姉妹、アンナとロッテ。いつも一緒で仲の良い2人は、ある日突然、両親の死によって引き裂かれてしまう。アンナはドイツの貧しい農家に、一方のロッテはオランダの裕福な家庭に引き取られる。離れ離れになってもお互いを想い続ける2人。ロッテはアンナに宛てて手紙を書き続けた。しかし、その手紙は養父母によって秘かに処分されていた。お互いに相手が死んだと教えられ成長した2人だったが、ある時アンナが生きていると知ったロッテは彼女を訪ね、感動の再会を果たす。しかしそれも束の間、彼女たちにはさらなる過酷な運命が待ち構えていた…。

あらすじだけを見ると、昔の少女漫画のような絵に描いたようなストーリーですが、
二人の生家がドイツであったこと。
二人が生木を裂かれるような別れをしたのが、まだ6歳という幼年期だったこと。
そして、再会できたのが、ナチスが台頭し始めた時代で、二人が別々の国でその時代を迎えたこと―が、
その後の二人の人生に大きく関係して、ドラマチックな展開にしていきます。

この双子の主人公を6人で演じるわけです。

少女期のロッテは結核という設定なので、いかにも病弱な色白のユリア・コープマンスという子役。
農家に引き取られるアンナぷっくりほっぺで眉が太いシーナ・リッヒャルトで、
おそろいのドレスだととても似ている。

でも、若き、10代から20代を演じる段階で、私は戸惑う。
きかん気そうなふと眉毛でぷっくりほっぺが"ロッテ"テクラ・ルーテン
腺病質そうな色白の方が"アンナ"ナディヤ・ウールとなり、
また老いたふたりはどうしても若き時代の二人から似ても似つかない、イメージ的にもまた逆のふたり・・・
"ロッテ"は高ピーだが細く白髪のエレン・フォーヘル
"アンナ"はまたふと眉ででっぷり、、、フドゥルン・オクラス

近頃ではこいういう子供時代から役者が代わっても、どこから見つけてくるの?と感心するぐらいの作品が多く、
こんなに似ていない、しかも時代が変わる度に双子の体型やイメージが反対というのも珍しいくらいで、
およそ双子という設定に無理があるし、混乱しました。

ですが、そのパートそのパートの各人の演技はみな素晴らしく、
混乱はするものの(イメージ的に)
それぞれのパートでは思い切り感情移入できますし、ふたりが愛しいです。

裕福な家に貰われていくけど、心は離れていくばかりのロッテは、やがて愛する人に出会うのですが、
オランダでは問題にならなかった彼がユダヤ人ということも、
ロッテがドイツ人ということも、やがて大きな問題として心に棲み付きます。

ドイツの貧しい農家に貰われたアンナの人生は更に壮絶を極めます。が、
裕福な生家で幼い時にもう読み書きが出来ていたことが、彼女の人生を幾度となく救います。
そして自分で人生を切り開いて、やがてドイツ軍の将校と愛し合うことに―。

この若き時代のアンナと、ロッテ、演じた女優の巧さもあるのですが、
どちらの恋も上手くいって欲しいと祈らずにはいられない、
盛り上げ方がとても素晴らしいドラマになっていました。

今夜の「堂兄」と「天地人」

2009-11-15 22:35:15 | Heart pink
今夜はいつもの時間 23時15分~フジテレビ

今夜のゲストは・・吉田建サン?
ベストヒットたかみー
「建さんの人生に欠かせない10の思い出ソング」だそうです~。
で、
セッションするのはピーター・ポール&マリーの「500 Miles」
P.P.M、懐かしいですね


で、「天地人」

まぁ、あのエピソードだけは辛うじて描かれていましたが・・
期待通りとはいかなかったですね~。
恭子ちゃんの淀どの、来週は回想のみの出演があるのでしょうか?
一応ここまできたら最後まで観てみようかな

疲れたら・・・.

2009-11-14 00:09:40 | Weblog
お誕生日関連~意外なところに・・
少し髪が伸びてきましたね♪

あと、メナードレディの方のブログでは
今月10日に、メナード主催のパーティーに、CM出演されている松田翔太さんや岩下志麻さんと共に、
恭子ちゃんも列席していたようで、
ありえないくらい可愛い~と、書かれていました
本当に、間近で見る恭子ちゃんには息を呑むくらいです!

メディアに登場しなくて寂しいですが、
恭子ちゃん、相変わらずよそのブログに登場してくれてます(笑)


Fukada Kyoko in 2009.04 MENARD FAIRLUCENT CM Making


スペル

2009-11-11 23:37:15 | the cinema (サ行)
何故?どうしたら? 解けなければ、
死。

原題 DRAG ME TO HELL
製作年度 2009年
上映時間 99分
監督 サム・ライミ
出演 アリソン・ローマン/ジャスティン・ロング/ローナ・レイヴァー/ディリープ・ラオ/デヴィッド・ペイマー/アドリアナ・バラーザ

銀行のローンデスクで働く女性行員が、仕事上のトラブルで顧客の老人の恨みを買い、謎の呪縛にかかってしまうショッキング・ホラー。
脚本と監督は。『スパイダーマン』シリーズのサム・ライミ。
ライバルに勝ち、銀行で昇進したいクリスティン・ブラウン(アリソン・ローマン)は、上司に仕事ができることをアピールする必要に迫られていた。そこへ、ジプシー風の老人(ローナ・レイヴァー)が不動産ローンの延長願いを申し出る。クリスティンが拒否すると、老人は態度を豹変。敵意をあらわにし、クリスティンに飛びかかる。

今月前半公開の作品でみなさんの関心が高かった「スペル」、観てきました。
苦手ホラー映画、実は予告も観ていません。
ポスターやチラシに書かれたキャッチフレーズ
場内悲鳴厳禁!鑑賞後の放心注意!!」も、今になって知りました
怖くなかったというと嘘になるけど、面白コワかったです

オープニングの映像で、あらっ??もしかして私間違った?と、
一瞬焦りましたが、直ぐに不安は打ち消され、画面は現代に。

アリソン・ローマンは「ビッグ・フィッシュ」でユアンの相手役だった人なんですね。
ずいぶん前の作品なのに、今まだ少女のような雰囲気があります。
この作品撮影時には30歳だったらしいですが、エヴァン・レイチェル・ウッドに似た感じで、
とっても可愛い。

そのアリソン演じる女性行員クリスティンを襲う、悪夢のような3日間の理不尽な恐怖が描かれます。

クリスティンには、目前の次長昇進をなんとしてもものにしたい理由があった。
恋人で大学教授のクレイの両親に、キャリアを持って認められたかった。勝気で負けず嫌い。

きっかけは彼女の判断に託された融資の是非。逡巡しながらも、彼女はガーナッシュという老婆への融資を断った。
すがる老婆を拒絶すると!!!
残業を終えてガレージで彼女は老婆の待ち伏せに会い、コートのボタンを持ち去られ、呪文をかけられる―

ここから彼女の生死をかけた戦いが始まる。のだけど、
怖いんだけど、どこか漫画チックな画の面白さがあって、可笑しいの。
ちょっとグロいシーンも、ホントは凄く苦手なんだけど、これはギリ大丈夫でした

日常に誰もが(特に現代の日本人)内心の声とは別に、やってしまうホンの小さな不親切。
でも、相手にとっては切実な問題だったりもする。
この主人公・クリスティンも、最初は自分のせいではないと、理不尽さに切れ気味。
小気味良いぐらいに受けて立つところがまた頼もしいけど、
彼女は徐々にこの戦いの原因が、自分の判断に発端をなすものだと認めていくところも描かれていて、
単なる怖がらせるだけのホラーでないところが良かった

ガーナッシュ夫人を演じたローナ・レイヴァー!楽しいです(笑)

魔術師 MERLIN

2009-11-11 21:24:10 | TV dorama
「アーサー王伝説」に登場する偉大な魔術師「マーリン」の青年時代を描いた歴史ファンタジー。
(BS2 11月9日(月) 午後8時00分~8時45分 放送『魔術師MERLIN(マーリン)』
(再放送:BS2 11月10日(火)午後11時15分~翌午前0時00分 放送)

第6話「二人の宮廷医師」
モルガーナ姫が原因不明の重い病に倒れる。宮廷医師ガイアスが手をつくすが、治療法が見つからない。
アーサーは広場で顔にヤケドあとがある男エドウィンに会う。エドウィンはあらゆる病の治療に通じていてモルガーナを救えると告げるが、アーサーは相手にしなかった。しかし翌日、とうとうガイアスはモルガーナの命はあと数時間だと宣告。なんとかモルガーナを助けたい一心のアーサーは広場で会ったエドウィンのことを思い出す。

今回の魔法使いエドウィンは、目的を巧妙にぼかしながら城内に入り込む。
まず、モルガーナに花を贈り刺客を送り込み、
次に、邪魔なガイアスを、ウーサーに巧みに取り入り宮廷医師の座から引き摺り下ろす。

エドウィンの両親の非業にどうやらウーサー王のトラウマが関係していて、
ガイアスも深く関わっていながら何もしなかったことで、エドウィンの恨みを買っていたようだが、
相変わらず詳細には触れない。
ただエドウィンの両親も黒魔術を使い、ウーサーに処刑されたようだが、
一体その20年前の詳細をウーサーがアーサーに、
或いはガイアスが子供のように感じているマーリンに、明らかにする日が来るのだろうか?目下の楽しみだ。



邪魔なガイアスを追い払ったエドウィンは邪悪な虫を使ってウーサー王を死に至らしめんとするが―

普段は魔法が関係すると頑なに誰の言うことにも耳を貸さないウーサー王が、
モルガーナを救ったと信じているとはいえ、あまりにこのエドウィンをやすやすと信じるのが可笑しかった。
ただ、ガイアスに関しては本当に信頼していたようで、それは今回の収穫かも♪
今回も、テーマは”信頼”だっただろうか。
ガイアスがマーリンに対して本当の父親のように、
面と向かっての褒め言葉を渋ったところも微笑ましい(笑)。

さて来週はアーサーが一目惚れ?面白そうです~!

Little D.J. 小さな恋の物語

2009-11-08 23:17:59 | the cinema (ラ・ワ行)
大切な想いは、伝えなきゃ。
すべてをかけて、
小さなディスクジョッキーが伝えたかったこと。

製作年度 2007年
上映時間 128分
原作 鬼塚忠 『Little DJ 小さな恋の物語』(ポプラ社刊)
監督 永田琴
音楽 佐藤直紀
出演 神木隆之介/福田麻由子/広末涼子/佐藤重幸/松重豊/光石研/賀来賢人/森康子/西田尚美/石黒賢/原田芳雄

1977年、函館。野球とラジオのDJが大好きな12歳の少年・太郎は、試合中に突然倒れ、海辺の病院に入院することに。ある日、入院生活に退屈していた太郎は、院内に流れるクラシックに興味を示し、音の発信源を探って“大先生”の部屋に辿り着く。棚いっぱいのレコードと高価なオーディオ機器に興味津々の太郎を見て、大先生は太郎に院内放送のDJをしてみないかと提案する。さっそく、翌日から始まった太郎の“サウンドエクスプレス”はたちまち評判となり、たくさんのリクエストが集まるまでに成長する。そんなある日、太郎は交通事故で入院中の1つ年上の美少女・海乃たまきと出会い、恋に落ちるのだったが…。

ドラマや映画の題材になりにくい、中学1年生。
小学生のもつ生真面目さとか、素直さからすこし離れ、
高校生のもつ危うさ、複雑さのちょうど中間の少年が主人公。
でも、難病ものの部類に入るんでしょうか?
私は福田麻由子ちゃんも好きなので観てみました。

神木隆之介くんは相変わらず上手いです。淡々としていますが、その心情表現はさすがです!

ちいさな恋の物語・・というよりも病院を舞台に綴られる、少年の成長記でした。
悪い人は一人も出てきません。

もともとお父さんの期待もあって、野球をしていた少年の練習のお供だったラジオ。
入院生活に変化をもたらしてくれた院内放送の音楽!
それが、最高の治療といわれれば・・

小さな子供から孤独なお年寄りまで、様々な病気で入院生活を送る患者にとっても、
新鮮な風を吹き込んだ太郎の“サウンドエクスプレス”
そして、それがきっかけで、彼は様々なひとと心のふれあいを経験し、
後悔したくない初恋に出会う・・・
入院仲間ということで年齢を超えた心の交流が、優しさに根ずくもので、なかなか良いです。

こういう何でもない邦画の場合、ラスト3分ほどでグッと心が引き寄せられたり、
へたをすると最後の最後の数十秒で、感動したりするものが多いですが、
本作もまた、そうでした・・・

愛する人に何がしてあげられるだろう?
その優しさに触れられることが、幸せなんですね

キャストも皆よかったです。
ご家族でどうぞ

福田麻由子ちゃんは今年公開の「GOEMON 」で広末涼子さんの少女時代を演じていましたが、その前にこの作品で実は演じていたんですね。
犬と私の10の約束」では田中麗奈さんの少女時代、これはとっても似ていて驚きました!
実は「下妻物語」で、恭子ちゃんの幼少時代も演じています。
顔立ちが似ていなくても、確実にその時代を演じきって違和感が無い、上手いです

今夜の「堂本」「天地人」

2009-11-08 22:52:07 | Heart pink
今夜23時15分~フジ
初登場MINMIさん=トリニダード・トバゴやジャマイカなどで活躍中の方だとか!
DMBBとセッションするのは、オリジナル曲 シャナナ☆
ベストヒットたかみー“タオル回し"が定番となっている名曲が紹介されるそう(笑)


天地人(45)「大坂の陣へ
まだ、観ていません。
楽しみにしたいです~♪
 

ところで、恭子ちゃんからの”pool”会報
ぶっとびました
恭子ちゃんの男装~ガクラン、リゼーント似合いすぎ~~
ネイルも、なめんなよ~~~だって(笑)
メロンちゃんもサングラスまでお揃いで、可愛いです!

エデンより彼方に

2009-11-07 23:47:21 | the cinema (ア行)
永遠(とわ)に輝く地を探して…
原題 FAR FROM HEAVEN
製作年度 2002年
上映時間 107分
監督 トッド・ヘインズ
出演 ジュリアン・ムーア/デニス・クエイド/デニス・ヘイスバート/パトリシア・クラークソン/ヴィオラ・デイヴィス

50年代のアメリカ東部を舞台に、ブルジョア家庭に暮らす模範的な主婦の“楽園”からの転落を見つめたメロドラマ。
偏見や差別意識がごく普通に存在した1957年の秋、コネチカット州ハートフォード。キャシー・ウィテカーは誰もが認める“理想の主婦”。一流企業の重役に就く夫フランクの貞淑な妻として、また愛する2人の子供の良き母として、地域社会の中でも一目置かれる存在だった。だがある日、残業のフランクのもとへ夕食を持って行った彼女は、そのオフィスで見てはならない夫の秘密を知ってしまう。以来、心の安定を欠いてしまったキャシー。そんな彼女を新しくやってきた黒人の庭師レイモンドが気遣うようになり、2人は次第に打ち解けていくのだったが…。

舞台が1950年代のアメリカ、コネチカット州というと、今年の春に公開された
レボリューショナリー・ロード」と全く同じ。
ところが、若くノーブルなレオとケイトと全く違うこちらの夫婦は、
鮮やかな色彩と艶やかなファッションの中に、後戻りできない強い疎外感を焼き付けていく。

誰もが認める幸せなエリート一家。
キャシーは誰からも好かれ地域社会の女性の中心的存在だったが、夫の裏切りに深く傷つく。
そんな彼女に好意的なレイモンドが、黒人だったことから、
閉鎖的な白人社会は彼女を異端扱いしていき―、

秘密を抱えた夫とこれまでの生活を送ることができるのか?

ゲイと人種差別。
この時代に、この問題に立ち向うには、キャシーはあまりにも自分の属する社会を知らなさ過ぎたというか、
進歩的ともいえるキャシーではあるけれど、どうにも彼女の心情が恋にみえない。
レイモンドにしても、好意が愛に変わったとは思えなかったし…。
心の安息が得られる人が、黒人であったことが双方に傷を負わせてしまう。
それは誰の目にも明らかな結末のはず…。夫にだけは言われたくないけれど。

冒頭、友人たちにアカと言われてしまうほど偏見の無い女性であるにしても、
夫からの決別がなければレイモンドの娘を見舞っただけで終わったのではないかと、
終盤の盛り上がりに、気持ちはいまひとつ添いきれなかったですが、
美しい理想の主婦が巻き込まれる悲劇に、釘付けでした。。。

パイレーツ・ロック

2009-11-06 01:09:29 | the cinema (ハ行)
俺たちのビート(鼓動)が聞こえるか?
原題 THE BOAT THAT ROCKED
製作年度 2009年
製作国 イギリス/ドイツ
上映時間 135分
脚本 リチャード・カーティス
監督 リチャード・カーティス
出演 フィリップ・シーモア・ホフマン/トム・スターリッジ/ビル・ナイ/ジャック・ダヴェンポート/ウィル・アダムズデイル/トム・ブルック/リス・ダービー/ニック・フロスト/キャサリン・パーキンソン/エマ・トンプソン

1966年のイギリスを舞台に、24時間ロックを流し続ける海賊ラジオ局と、ロックを規制しようとする政府の攻防を描いた痛快ストーリー。
ブリティッシュ・ロックが世界を席巻していた1966年。民放ラジオ局の存在しなかったイギリスでは、国営のBBCラジオがポピュラー音楽を1日45分に制限していた。若者の不満が渦巻く中、イギリスの法律が及ばない領海外の北海に、24時間ロックを流し続ける海賊ラジオ局“ラジオ・ロック”が誕生、熱狂的な支持を集める。
そんなラジオ・ロックの船に高校を退学になった青年カールが乗り込んでくる。問題を起こした彼を更正させようと、母親によって旧友でもあるラジオ・ロックの経営者クエンティンに預けられたのだった。
船の中では、一番人気のDJザ・カウントをはじめ個性溢れる面々に囲まれ、自由な空気に戸惑いながらも貴重な経験を積んでいくカール。一方イギリス本国では、ラジオ・ロックの不道徳な内容に不快感を露わにするドルマンディ大臣が、何とか放送を中止させようと様々な方策に打って出るのだが…。


ストーリーは至ってシンプル。
パイレーツに迷いこんだ青年カールが、ご機嫌な音楽とおかしなDJたちに囲まれて
自分の居場所を見つけ、父親探しの扉を開ける。
平行して、イギリス政府と“ラジオ・ロック”の情報戦・駆け引きがユーモラスに展開する。というもの♪
しか~し!
この作品はなんと言っても時代を彩ってきた音楽の数々

今のように毎週のヒットチャートの上位曲があっという間に入れ替わり、一月もすれば消えていくような時代ではなく、
それは待ち望んで生まれた音楽だからだろうか、熱く長く世界中の人に愛されてきた。
「オール・オブ・ザ・ナイト」に始まる怒涛の50数曲の殆どが記憶に染み付いているナンバー!
サニー・アフタヌーン~青い影~この胸のときめきを~レッツ・ダンス
特にロック好きポップス好きでなくとも耳にしたことがあるだろう懐かしいヒット曲!

美男子DJのマーク(トム・ウィズダム)にはほとんどセリフが無く(笑)
イケメンくんカール(トム・スターリッジ)はひたすらナイーヴでヘタレに描かれており(笑)
美味しいところは超個性的オヤジたちが持って行っている(爆)

昔から「女三人集まれば…」などというが、男だってこれだけ集まれば怖いものなしのやんちゃぶり。
しかも音楽とラジオ・ロックが大好きな彼らは自由そのもの!
どこまでもオーナーについていく気満々
さて、あの手この手で攻めてくる政府側に、どう立ち向かうのか

いや~!ビルナイに萌え~ つま先までカッコイイ

パイレーツ繋がりで(笑)ノリントン卿も不気味に登場しています(笑)
カール役のイケメンくんは、どこかで見たと思っていたら「華麗なる恋の舞台で」のあの息子ちゃんでした!
早く記事を書かねば…
それとやっぱり英国出身だった!マーク役のトム・ウィズダムくん♪
旅するジーンズと19歳の旅立ち」以来です~。うん、やっぱりいい雰囲気

感想が遅くなりましたが実は先週観に行ってます。
今でもヘビロテのご機嫌な曲に、ナイスなDJたち楽しかったです~

母なる証明

2009-11-05 00:55:49 | the cinema (ハ行)
最も"謎"に満ちているのは、
人間そのものである―。

原題 MOTHER
上映時間 129分 映倫 PG12
製作国 韓国
監督 ポン・ジュノ
原案 ポン・ジュノ
脚本 パク・ウンギョ/ポン・ジュノ
出演 キム・ヘジャ/ウォンビン/ チン・グ/ユン・ジェムン/チョン・ミソン 他

「殺人の追憶」「グエムル -漢江の怪物-」のポン・ジュノ監督がとある寒村を舞台に、息子の無実を信じてたった一人で真犯人探しに奔走する母親の執念の姿をスリリングに描き出した衝撃のヒューマン・サスペンス・ミステリー。
静かな田舎町。トジュンは子どものような純粋無垢な心を持った青年。漢方薬店で働く母にとって、トジュンの存在は人生の全てであり、いつも悪友のジンテと遊んでいることで心配の絶えない毎日だった。そんなある日、女子高生が無惨に殺される事件が起き、容疑者としてトジュンが逮捕されてしまう。唯一の証拠はトジュンが持っていたゴルフボールが現場で発見されたこと。しかし事件解決を急ぐ警察は、強引な取り調べでトジュンの自白を引き出すことに成功する。息子の無実を確信する母だったが、刑事ばかりか弁護士までもが彼女の訴えに耳を貸そうとしない。そこでついに、自ら真犯人を探すことを決意し行動を開始する母だったが…。

暗く、重い作品を覚悟して観にいきました。が、
意外なことに、そんなに暗いばかりの描写ではなかったです。

人は思いつめると、その行動はどこか喜劇的様相を帯びてくる。
そんな悲劇と喜劇は紙一重の、一生懸命になればなるほど嵌っていく母親を演じるキム・ヘジャは凄いです!

この作品を5年ぶりの復帰作に選んだウォンビンくんも、
今までに見たこともない、イメージをかなぐり捨てる演技で、謎に引きずり込まれました!
セリフも独特なテンポの言い回し。
何より、打算の無い喜怒哀楽を、内から滲み出る恐怖と恨みを、
陽と陰の演じわけが巧かったと思います。

知的障害児を抱え、共依存ともいえる母には共感する部分もありながら、
ここまでやってしまう母には遠く及ばないけれども、
目の中に入れても痛くないトジュンの一言に傷つき崩れ折れる母には泣けました。

息子を取り戻すため、なりふり構わぬ母の鬼気迫る迷走の日々。
孤独な闘いに味方は現れるのか?!

何度か 嗚呼…… と母の胸の痛みを共に感じ、
この先もトジュンが見つけてくれた針で、自らの癒しのツボに何度針を打つのだろうかとの
余韻の残るラストでした。
恐ろしい緊迫した状況を繋いでいきながら、どこかユーモアも感じる―。
そしてまた、そこが悲しい作品でもありました。