
原題 POPULAIRE
製作年度 2012年
製作国・地域 フランス
上映時間 111分
監督 レジス・ロワンサル
出演 ロマン・デュリス/デボラ・フランソワ/ベレニス・ベジョ/ショーン・ベンソン/

1950年代に実際に行われていたというタイプの早打ち大会の映像をヒントに誕生したロマコメ。
「クロワッサンで朝食を」を諦めて地元上映のコチラの作品を観てきました。
たいして期待をしないで行ったら、これがなんと可愛い、素敵な作品でした~

都会暮らしに憧れるローズの、たった一つの面接での強みは、
田舎で雑貨屋を営む父親の目を盗んで上達した2本指打法のタイプの
面接で体よく断られるも、コレを披露せずに引き下がれないとばかりに
夢中で打ち続ける。ト、ルイの目線があらぬところに・・(笑)
いゃぁ、何が幸いするかワカリマセン(笑)
まあ、待機している面接希望者の中に、ルイの好みの女性が居なかったとも言えるのですが

ともあれ仲良しの友人夫婦に当てられてばかりのルイの生活は、
ローズとともに世界を目指すスポ根生活に変わるのですが…―

50年代は、色んな変化を生んだ時代だったのですね~。
テレビが普及していき、女性の髪形やファッションもシンプルで活動しやすくなり、
ロックンロールが大流行し、女性も社会進出していくようになる。そして、
その人気の職業が"秘書"であり、タイプは重要なツールだったんですね~

そんな時代のポップな雰囲気と、新しい時代の息遣いが画面いっぱいに感じられ、
夢見る乙女のヒロインを、スポコンドラマさながらに鍛える愛らしいコーチが微笑ましい

それこそ「ローマの休日」がまさにこの時代なわけですが、
ローズ役のデボラ・フランソワ、『現代のオードリー・ヘップバーン』とか『ヘップバーンの再来』とか呼ばれているそうです。
妙に老けてみえたり、それこそ角度によってはオードリーを彷彿させるキュートさがあり、
粘り強いこのヒロインにぴったりでした。
鬼コーチとしてローズを導くルイの優しさが隠せない時、あら、素敵~

大雑把なローズvs几帳面なルイの構図もあのエプロン姿で納得~、あら可愛い~~

矯正ギブスは出てこないけど(笑)ルイのツールと指導は可愛くて正しい~

「アーチスト」の制作スタッフの作品ということで、ベレニス・ベジョがいい役どころ

でも、今回は彼女は踊りません

50年代の音楽シーンも効果的で、
ローズのライバルとなる女性達も存在感があり、クスリとさせてくれる、
安心して愉しめる、王道を行くロマコメでした

