大人になった少女たちに、
見てほしい物語があります。
製作年度 2007年
上映時間 97分
原作 真戸香
脚本 細谷まどか
監督 市川準
出演 成海璃子/前田敦子/高岡蒼甫/近藤芳正/奥貫薫/田口トモロヲ/石原真理子/石原良純/柄本時生
仲間外れにされないよう自分を偽り、周りに合わせることで、自分を守ろうとする少女たちの、葛藤(かっとう)と成長を描いた青春ドラマ。新進女性作家、真戸香の同名小説を映像化。監督は市川準。
学校では仲間外れを恐れて目立たず、家では両親を気遣い良い子を演じる寿梨(成海璃子)は、周りに合わせてしまう自分に違和感を感じていた。小・中学校で同級生だった日南子(前田敦子)は、優等生からクラスで無視される存在に転落。ある出来事を思い出した寿梨は、疎遠になっていた日南子に架空の物語を携帯メールで送り始める。(シネマトゥデイ)
両親の鎹(かすがい)になりたかった寿梨は中学受験に失敗。
結局、不仲の両親の鎹にもなれず、、
彼女が学校を休んでいた間に
優等生で選ばれたコだと思われていた日南子が、一週間で虐められる側に転落していた。
それまでは別な女の子がその役をやっていたのに・・
小学校の卒業式の日に、ナニカから隠れるように入った図書室で、鉢合わせした寿梨と日南子。
ふたりは誰にも見せない自分のことを初めて話した・・誰も居なかったので....。
この作品では、彼女たちはイジメとは言わない。
省かれるという。はぶかれル。なんて味気なく冷たい言葉――。
少6の冬に省かれ始めて、中学も二人は一緒だったのに、はぶかれてる日南子に
人と変った事をするのを恐れるいじられキャラの寿梨が近づく事はなく・・・
やがて高校生になったある日、日南子が地方に引っ越したと聞いた寿梨はメールをし、
「ヒナとコトリの物語」が始まるのです。
そこからはテンポよく2人の少女の切なくなるような感情を交互に映し出していきます。
少女はいつから自分に嘘をつくようになるんでしょう。
もしかしたら、それは生まれた時から誰にも備わっている防衛本能なのかも知れない。
ひとを騙すのではなく、自分に嘘をついて、何かを守ろうとして、
何かを失くすのをおそれている。
野島伸司脚本のドラマ「ストロベリー・オンザ・ショートケーキ」で、イジメられっこのまなと(滝沢秀明)が、
唯(恭子ちゃん)に「虐められる役を演じてやっている」「これはホントの僕じゃない」と
日南子と全く同じセリフを言っている。
―かわいそうな虐められッコは、自分じゃない・・・。
ドラマのまなとも、本作の日南子も認めたくない、それは仮の姿だと。。
そして大切な人との出会いの中で、本当の自分の声を聞く―
大人になった少女たちに?
いや、、大人になろうとしている少女たちに、私は観て貰いたい。
途中から涙が止まりませんでした。
―人生はHAPPYEND―そういって自分の物語を書いて欲しい。
その時、主人公はあなたです
※「ストロベリー・オンザ・ショートケーキ」2001年1月~3月 TBSで放送されたドラマ:滝沢秀明/深田恭子
見てほしい物語があります。
製作年度 2007年
上映時間 97分
原作 真戸香
脚本 細谷まどか
監督 市川準
出演 成海璃子/前田敦子/高岡蒼甫/近藤芳正/奥貫薫/田口トモロヲ/石原真理子/石原良純/柄本時生
仲間外れにされないよう自分を偽り、周りに合わせることで、自分を守ろうとする少女たちの、葛藤(かっとう)と成長を描いた青春ドラマ。新進女性作家、真戸香の同名小説を映像化。監督は市川準。
学校では仲間外れを恐れて目立たず、家では両親を気遣い良い子を演じる寿梨(成海璃子)は、周りに合わせてしまう自分に違和感を感じていた。小・中学校で同級生だった日南子(前田敦子)は、優等生からクラスで無視される存在に転落。ある出来事を思い出した寿梨は、疎遠になっていた日南子に架空の物語を携帯メールで送り始める。(シネマトゥデイ)
両親の鎹(かすがい)になりたかった寿梨は中学受験に失敗。
結局、不仲の両親の鎹にもなれず、、
彼女が学校を休んでいた間に
優等生で選ばれたコだと思われていた日南子が、一週間で虐められる側に転落していた。
それまでは別な女の子がその役をやっていたのに・・
小学校の卒業式の日に、ナニカから隠れるように入った図書室で、鉢合わせした寿梨と日南子。
ふたりは誰にも見せない自分のことを初めて話した・・誰も居なかったので....。
この作品では、彼女たちはイジメとは言わない。
省かれるという。はぶかれル。なんて味気なく冷たい言葉――。
少6の冬に省かれ始めて、中学も二人は一緒だったのに、はぶかれてる日南子に
人と変った事をするのを恐れるいじられキャラの寿梨が近づく事はなく・・・
やがて高校生になったある日、日南子が地方に引っ越したと聞いた寿梨はメールをし、
「ヒナとコトリの物語」が始まるのです。
そこからはテンポよく2人の少女の切なくなるような感情を交互に映し出していきます。
少女はいつから自分に嘘をつくようになるんでしょう。
もしかしたら、それは生まれた時から誰にも備わっている防衛本能なのかも知れない。
ひとを騙すのではなく、自分に嘘をついて、何かを守ろうとして、
何かを失くすのをおそれている。
野島伸司脚本のドラマ「ストロベリー・オンザ・ショートケーキ」で、イジメられっこのまなと(滝沢秀明)が、
唯(恭子ちゃん)に「虐められる役を演じてやっている」「これはホントの僕じゃない」と
日南子と全く同じセリフを言っている。
―かわいそうな虐められッコは、自分じゃない・・・。
ドラマのまなとも、本作の日南子も認めたくない、それは仮の姿だと。。
そして大切な人との出会いの中で、本当の自分の声を聞く―
大人になった少女たちに?
いや、、大人になろうとしている少女たちに、私は観て貰いたい。
途中から涙が止まりませんでした。
―人生はHAPPYEND―そういって自分の物語を書いて欲しい。
その時、主人公はあなたです
※「ストロベリー・オンザ・ショートケーキ」2001年1月~3月 TBSで放送されたドラマ:滝沢秀明/深田恭子