to Heart

~その時がくるまでのひとりごと

2番目のキス

2007-03-31 01:00:39 | the cinema (ナ行)
人はどこまで相手を受け入れられるのか―

製作年度 2005年
製作国・地域 アメリカ
監督 ボビー・ファレリー 、ピーター・ファレリー
原作 ニック・ホーンビィ
音楽 クレイグ・アームストロング
出演 ドリュー・バリモア/ジミー・ファロン/ジャック・ケーラー/アイオン・スカイ/スティーヴン・キング

ビジネス・コンサルタントのリンジー(ドリュー・バリモア)は、これまで、自分と同じ勝ち組男性としか付き合ったことがなかったが、ひょんなことで知り合った高校教師のベン(ジミー・ファロン)と恋に落ちる。
いつしかリンジーは彼との結婚を意識するようになるも、春の訪れと共に、
熱烈なレッドソックスファンのベンの生活は、シーズンの開幕と同時にすべてが野球中心になるのだった。
最初こそ彼に付き合って球場に足を運んでいたリンジーだったが、次第に仕事との両立が難しくなっていく。
しかもパリ旅行の誘いをマリナーズ戦のために断られ、レッドソックスを愛するほど、彼は私を愛してくれないと感じたリンジーは、ベンとの別れを決意するのだが…。

超・熱烈レッドソックスファンのベンは、シーズンオフはリンジー優先ともいえる甘い愉快なデートを楽しんでいたが、開幕が近づくにつれテンションが上がり、別人格ともいえる形相になっていくのが楽しい
優しくてユーモア抜群のベンとの将来を意識するリンジーが、デートも仕事も手放したくなくて頑張る姿に心配しつつも応援
そして、パーティーの日は宿敵ヤンキースとの試合の日。この仮装でのパーティーの扮装、ジミー・ファロンはレッド・バトラー?ドリューは、ライザ・ミネリ(古すぎ?)なかなか似合ってました
その試合に限って凄まじい大逆転での勝利、、
キレたベンに、傷つくリンジー・・・・

人はだいたい失ってから失くしたものの大切さに気付くもの。
おとなの恋だって同じです。
ぼやくベンが、教え子の野球少年に云われた一言!かなりいいパンチデス♪
クライマックスでのドリューのフィールド横断はすごかった
ヤレる女はココって時を逃さないのよ
強い走りにシビレました~
彼女の為にベンが、伯父さんの遺産であるシーズンチケットを手放そうとした事で
「私はそれに見合うものを・・・」というドリューの素直な心があの走りになって、
結局ベンったら、全て失わずに済んだのでした

”全力大人”の素敵なラブストーリーです!

春休みはどこ?

2007-03-30 23:45:44 | Weblog
たしかに今月の中旬、終業式があって、
今世の中の子供、春休みだよね。。。
でも、なぜかウチの、制服を着て出かけなかった日は2日ぐらい?

部員数だけは多いけど、そんな忙しい部活だったっけ?
春の合宿2泊3日の時も、集合がやたら早くて
帰ってきたのは、これがやたら遅く夜9時をまわっていた・・・
普段の日も現地集合とかで、知らないところばかりで、結局早く家を出る
   JR二つ乗り換えて地下鉄もふたつ乗り換えるんだょ
   私鉄~JR~地下鉄ネ
今日はそれにバスが加わる・・・
昨日もしょっぱなから電車を間違え、ようやく辿りついた駅からの道が分らず
集合時間までに来れなかった一年生部員が10人近くいたとか

毎日が緊張なんだろうなあ・・・
バイトも入ってるし・・・

でもサ、お母さんみたいに睡眠3時間ですんなり(?)起きるってことナイんだから
早く寝ようヨー
そんで、早く起きて・はやく食べて、それからーーー迷子にならないでぇぇぇ~


バッテリー

2007-03-29 00:45:19 | the cinema (ハ行)
製作 2006年
監督 滝田洋二郎
原作 あさのあつこ
脚本 森下直
音楽 吉俣良
出演 林遣都/山田健太/鎗田晟裕/蓮佛美沙子/萩原聖人/天海祐希/岸谷五朗/菅原文太

自分のピッチャーとしての才能に絶対の自信を持っている原田巧(林遣都)は、中学入学を控えた春休みに一家で岡山県境の地方都市に引越す。引越し早々、巧はキャッチャーの永倉豪(山田健太)と出会い、バッテリーを組むことになる。
少年野球で名を馳せた巧には病弱な弟がいて、母親はその弟の事を不憫に思う余り、巧が野球に熱を入れるのを批判する。転勤族である父親は家庭では弱い存在。
唯一、その昔甲子園に出場経験のある祖父が、巧少年の野球への情熱の理解者だった。

言いたいこと言って、やりたい事やっていくのも楽じゃない。
言いたい事も言えず我慢して、要領よくやっていくのも限界はあるだろう。
純粋に野球しか見ていなかった巧は、部活の先輩の心の痛みを知り、バッテリーの信頼関係の大切さにも目覚めていく。

突き抜けた者がもつ傲慢さ、強さ、孤独。それが自然に身に付いているような林遣都くん
純粋で大らかで、子供ながら包容力のある永倉豪役の山田健太君
いいコンビです

野球に全てを賭けた巧少年の一番の理解者で、一番のファンはずっと身近にいましたね
いつも家庭で小さくなっていた父親が、なんだかんだ言われても、少しずつ少しずつ
野球に、巧に近づき、母親の心に気付きを与えるのも好かった

直球でビシビシ決めてくる、爽快で、心温まる素敵な映画でした

エンドロールの時に流れた曲が、この映画にとても合ってて良かった!
そしたらその主題歌の編曲にも吉俣良さんのお名前が~
『天使』以来かな?このごろドラマでもお見かけしないし。。やっぱりなんだか心に沁みてくる感じで大好きです



50回目のファーストキス

2007-03-25 00:35:21 | the cinema (カ行)
製作 2004年 アメリカ
監督 ピーター・シーガル
出演 アダム・サンドラー/ドリュー・バリモア/ロブ・シュナイダー/ショーン・アスティン


ハワイの観光客相手にナンパする気楽なプレイボーイが、ふと立ち寄ったカフェで知り合ったブロンド娘に一目ぼれ。
せっせとアタックし、意気投合。翌日の約束を取り付ける。
ところがたった一晩で彼女の態度は急変彼のことも何も覚えていない。
1年前の事故で脳を損傷し、記憶障害を起こしている為、前日のことは毎日忘れてしまうのだと聞く。

この“前向健忘”と呼ばれる記憶障害を抱える女性ルーシーをドリュー・バリモアが、彼女のハートを掴むために毎日ゼロからのアタックを繰り返す陽気な獣医をアダム・サンドラーが演じる。

記憶が残らない”という本人にとっては深刻な問題だが、
家族のやさしさ、恋する男のひた向きさをコミカルに描き重くならない。

どたばたの前半部分は、このまま行っちゃうとツライと思っていたが、
ポジティブなプレイボーイの毎日の「初めまして」攻撃は素直に可笑しかったし
水族館の関係者を巻き込んでのナンパが笑える。
毎日くり返される「ファーストキス」にも次第に胸が熱くなって、
気がついたら・・
このラストは凄い凄すぎるよ

若年性アルツハイマーとはまた別の記憶障害。
毎日忘れられるのは切ない。
毎日、昨日を覚えていない本人も悲しい。
だけどこんな風に明るくタフに、生きていけたら素晴しい!そう思わせる素敵なラストシーンでした
そして、音楽も私的には懐かしい曲がいっぱいで楽しめました。

ウォーク・ザ・ライン~君につづく道

2007-03-23 00:52:43 | the cinema (ア行)
1950年代、アメリカ。ジョニー(ホアキン・フェニックス)はレコード会社で飛び込みのオーディションを受け、合格する。妻子を残し全米ツアーに出た彼は、憧れのカントリー歌手、ジュ-ン・カーター(リース・ウィザースプーン)と運命的に出会うが……。 (シネマトゥデイ

1950年代のカリスマスター、ジョニー・キャッシュの成功と挫折、そしてそこからの復活をとげ、運命の愛に辿りつくまでの人生を描いたもの。

少年時代に心の支えだった兄を事故で失い、その時に父親から浴びせられた言葉で深く傷つけられる。
事故の前の兄弟のセリフから兄は弟を庇い、弟は兄を崇拝し慕っている様子が短く語られ
「お兄ちゃんはイイ子だね」という少年ジョニー。
お兄ちゃんはイイ子で、僕は悪い子・・・兄の事故死がなくてもこの父と子の関係はどこかで狂いが出てきたかも知れないと思わせる、家庭内での雰囲気。
この家族の母の存在感のなさに少し驚いた。
いつの時代でも母はその家庭でこどもを孤立させてはいけないと思う。

自分の存在に罪悪感を持ったまま結婚。そして開かれる音楽への道。
音楽で自分を表現しようとするジョニーを理解しようとしない妻。音楽をやっていても傷を引きずったままのジョニー。
そんな時に憧れのジューンと出会い、お互いに惹かれていくが・・・

何度か登場したガラス瓶の砕けるシーン。ガラスのような危うさと、黒の衣装で自信と反骨精神に満ちた男らしさの両面をホアキンが見事に演じていて、惹きこまれました。
薬とアルコールに溺れ、全てを失った彼が、ひたすら求めてやまないジューンの存在。
歩き続け、彼女の名を呼ぶその姿が、私には、捨てられた子供が母親を求めているように見えました。
「今はまだ、その時期じゃない」
ジューンが長いことキャッシュの求愛を受け入れなかったのは、彼の依存性の強い性格を分っていたから・・・。

貝合わせの貝のようにぴったりの二人。
お互いの魂が求め合っているのに、こんなに長い年月が必要だったのは、それだけ彼の心の傷が深く時間が必要だったのだろう。
そしていつも黒い服に包まれた彼の孤独なこころの灯となったジューンの強い精神力に感動
40回めのプロポーズ!愛していながら拒み続ける・・凄い愛です。素敵な女性です
心の痛みも、音楽も共有できる友達のような存在であり、
彼の母親に欠けていた強い母性をも感じさせて、ほんとうに好いパートナーとの出会いだったのですね。

少年期のシーンがあまりにも可哀想で、半分ぐらい母親目線で観てしまいましたが
最後・・・彼女の後を追うように亡くなったという、どこまでも羨ましいラブストーリーでした

ドラマスペシャル・波のロード~キレそうな俺の10日間~

2007-03-21 15:02:28 | TV dorama
なんか凄くよかったテレビ東京、ホリデースペシャルドラマ

久しぶりにちゃんとしたドラマを観たな~って感じ。

広告代理店の中堅営業マン潤一郎(池内博之)が、子供服メーカー”クリバヤシ”の担当になった事をきっかけに、社長である幸子(秋野暢子)、恋人の里子(紺野まひる)との関係、同僚たちとの広告作りの悪戦苦闘を背景に
人生の葛藤を、そして自分自身の人生を見直すキッカケを掴んでいく・・・というもの。

脚本:三浦有為子/霜田一寿
演出:位部将人
制作:テレビ東京/博報堂DYメディアパートナーズ

広告代理店を舞台にしたドラマで、記憶にあるのは「恋ノチカラ」だけど、描き方が違うというか、
ちゃんと描けてるなぁと思ったら、プロデューサーも博報堂から一人。
池内君も最初の、よくいる企業に飲み込まれた感のある営業マンから、徐々に視点を変えていけるいいオトコへのプロセスを無理なく演じていて、
この人は何をやっても上手いな~と

かといって、全くのお仕事ドラマなわけじゃない。
8年も付き合っている彼女との関係も良好だと思い込んで、日々の忙しさから
気楽な独身生活に彼女への思いやり、心配りも薄れている。
主人公を含む会社のみんなも似たり寄ったりの、データや数字を見てしか物事を考えられない。
外から見れば簡単に見えるものも、渦中にあれば気付くことも難しいことがある。
そんな時に担当になった女社長に振り回され、心の転機をむかえるまでが、
たった1時間半に丁寧に描かれていた。
番組中のCMも短く、他の局にも見習って欲しいくらいの入れ方で好感をもってしまった

       同じ波は二度とこない。
       でも、波を理解しなければ、
       その波に乗ることは出来ない。
       誰かを愛したときに、
       その誰かを理解しない限り、
       愛を伝えることができないように。
       波のロード。
       それは限りなく続く
       人生の旅である―――。

最後のナレーション。
なんだかOL時代を思い出しつつ、現在の自分を省みつつ、、のドラマでした

「うつせみ」

2007-03-20 01:46:33 | the cinema (ア行)
テソク(ジェヒ)は留守宅に侵入し、住人が戻るまでの間そこで暮らすという奇妙な犯罪の常習犯。ある日いつものように豪邸に忍び込んだが、その一部始終をその家の主婦ソナ(イ・スンヨン)が物陰から見つめていて……。 (シネマトゥデイ)

製作・・・・・2004年 韓国
脚本:監督・・キム・ギドク
出演・・・・・イ・スンヨン/ジェヒ

ドロドロ、不気味、血みどろ、これ見よがしな泣きのシーンが苦手で
韓国映画を観に行かなくなってしまったが、これはタイトルからずっと惹かれていた。
うつせみ....ぬけがら
笑っちゃうぐらいタイトル付けにセンスが感じられない韓国映画の中で、原題「空き家」を「うつせみ」にしたのが素晴しい

劇中、ひと言もセリフが無いテソク(ジェヒ)。
不法侵入を繰り返す犯罪者ではあるが、いわゆる悪人ではない。
無断で食材で調理し食事をするが、後片付けもするし洗濯もする。壊れた時計やヘルスメーターは直して去る。
そんな彼の日常に運命のように出会うソナ(イ・スンヨン)も終盤まで全くセリフが無い。
浴室で一人声を上げて泣き、電話口で吠えるように叫ぶシーンだけ。
終始言葉を投げつけてくる夫との間に無言で入り込んできたテソクと自由の旅に出る傷つき疲れ切った女を、全身で表現している。

二人はまるで密林の中を羽音もなく、もつれあってただよう蝶のように静かに町を漂う
そして引き裂かれて、待ち焦がれた再会のあと彼女は言うのだ
「愛してる」「食べて」.....

お互いに名前さえしらず惹かれあい、やっと手に入れた幸せ・・・
本当はいろいろと突っ込みどころもあったけど、これはそのまま不思議ワールドの殉愛をみつめたい。
最後に流れるテロップ「・・・私たちは現実と幻想の際(きわ)で生きている」も自然と受け入れてしまう1時間半だった。

「同じ月を見ている」―DVD

2007-03-16 23:43:54 | the cinema (ア行)
なんとなく、今上映中の映画に惹かれなくてレンタルしてきました。

製作 2005年
原作 土田世紀
脚本 森淳一
音楽 藤原いくろう
出演 窪塚洋介/エディソン・チャン/黒木メイサ/山本太郎/松尾スズキ/岸田今日子/モロ師岡/水川あさみ

10歳の時に出会った恋人・エミ(黒木メイサ)の病を治したい一心で医者の道を歩む青年・熊川鉄矢(窪塚洋介)。ある日エミの父親を死に至らしめた山火事事件の犯人・ドン(エディソン・チャン)が刑務所から脱走する。

鉄矢と心臓病を煩うエミ、不思議な能力を持つドンの3人は、それぞれが心に傷をもちながら少年時代の思い出を紡いでいく。
精神的なひ弱さからイジメにあっていた鉄矢が、思春期に入りその弱さの為に歪んでいき、そこから悲劇が始まる・・・

原作は知らなかったけど、ドンが車の後部座席から送る視線で、この時点でほぼストーリーが読めてしまい
そのまま最後まで予想通りの展開、結末でしたが良かったです

過去の不甲斐ない自分に怯え、追い詰められていく鉄矢・・・窪塚くんはとても繊細に演じていました
セリフが極端に少なく、ほとんどが眼に訴えるシーンの連続でも、エディソン・チャンの演技は素晴しかった
特筆すべきはチンピラ役の山本太郎の演技!もともと器用な役者さんだと思っていたけど、この映画は彼無しでは成り立たなかったかも

思い通りにいかない事の連続でも
理不尽な事に腹が立っても
見上げる空に月はいて・・・それをどこかで見ている誰かがいる。。。
人生は不条理で、時に残酷だし、不平等なことも多いけど、
真昼の月も宵の月も、見上げる人全てに等しくそこにある・・けど
ちょっと悲しいラスト....やっぱ映画館で観たかったかも

先日お亡くなりになった女優の岸田今日子さんが出演されていました。彼女がかもし出す雰囲気がとても好きでした。
ご冥福をお祈りします。



整理整頓

2007-03-16 01:55:49 | Weblog

子供部屋が大変な事になっていた。

終業式、ということで前日までに教室のロッカーにあるものや
日頃おきっぱなしになっている物など
持ち帰ってそのままになっていたところに、
今日は、来年度の教科書の購入日で全教科渡されてきた

もちろん今までの教科書や諸々、ちゃんと整理しなければ、
というより、いらない物をじゃんじゃん捨てていかなければ片付かないわけで・・・

今までは一緒にやってあげてたけど、
ここはぐっとガマンして・・・口も手も出さず 
待ちました。。。。。。。○。。。。。。。
お。そ。い。。。。
とにかく、学校関係の物だけでも凄いゴミの量!
なんでも貯めこまず、その都度いらない答案用紙とか捨てようよ
2~3日中には、ゲーム関係の物もお願いします・・・

朝から番宣

2007-03-13 20:50:27 | Weblog

今日は、共演のミッチー王子と朝早くからたくさんの番組に出演してましたね

髪は面白アップにしてました
今日は白と黒でかわいいちょっとロリータ入ってる感じかな?
ネイルも白を基調にブルーや黄色が入ってて彼女らしい感じ

どの番組に出ても彼女がミッチーのファンだってことが話題に取り上げられ
なんどもちゃんと説明してました。どんなにミッチーがステキでカッコイイ王子かってこと
ミッチーもにこにこしてましたね、当然ですが

そしてMessageが更新され『KYOKOの今日このごろ♪』では、ロケ日記の最後
ミッチーとのお習字対決。
「ミッチー大好き!」
「本人」って書いて持ってます(笑)オトナです。

ああ・もう少しでドラマが始まりますね
ちょっと落ち着かなくなってきた。。。。。。

『17年目のパパへ』

2007-03-12 01:41:09 | TV dorama
2001年新春スペシャルドラマ。今月“TBSチャンネル”で放送される。
   【初回】3/26(月)23:00~24:40

監督:源孝志
脚本:源孝志/相沢友子
主題歌:エンヤ『ワイルド・チャイルド』(アルバム『ア・デイ・ウィズアウト・レイン』)

テツヤ  ・・・豊川 悦司
辻沢 仁子・・・深田 恭子
辻沢 待子・・・森下 愛子
藤城   ・・・東 幹久
国原 恭介・・・高橋 克典
国原 みち・・・野際 陽子

★不思議な出会い、少女が唐突に現れた正体不明な男に導かれ、死んだ父親の面影を探す旅に出るドラマ。
この作品は、信州・奈良井宿を舞台に、父親の顔を知らずに育った17歳の女子高校生が、偶然知り合った謎の男と亡父の故郷を旅し、大人へと成長する姿を描いたもの。
創り手であるプロデューサーやディレクターが審査委員となって優れた作品を選ぶ日本で唯一の賞・ATP賞のドラマ部門優秀賞に選ばれた秀作だ。
また、世界中にファンを持つ癒し系アーティスト・エンヤの曲が初めてドラマのエンディングテーマとして使用されたことでも話題となった。

★高校生の辻沢仁子(深田恭子)は、終業式の後に立ち寄った銀行で強盗事件に遭遇し、人質となってしまう。
仁子が強盗に銃で撃たれかけたその時、閉まりかけた銀行のシャッターをくぐって、ひとりの男が入ってくる。その男はふてぶてしい態度で強盗を挑発したかと思うと、一瞬の隙に銃を奪い、その場を収める。
仁子は危機を救ってくれたお礼にと、“テツヤ”と名乗るその男を喫茶店に誘い、すっかり打ち解ける。そしてテツヤが野菜運搬の仕事で信州へ向かうことを知っり頼み込んで一緒に長野へと向かう。
長野は17年前に交通事故で他界した仁子の父親の故郷・奈良井がある土地だった。こうして偶然出会った2人は、一緒に父の幻を探す旅をすることに・・・

               

テツヤと仁子のロードムービー的なドラマの性質上、殆どが廃校や自然の中でのロケ。
とっても寒かったらしいのに、演じる2人がとても楽しそうでそれを感じさせないのがいつもながら凄い!
力の抜けた感じの豊川悦司さんのコミカルさがカッコイイ
年齢差のある2人の掛け合いが楽しい
そして、ラスト近く、やっぱり豊川・テツヤに泣かされるのよ・・
素敵な先輩役者さんに囲まれて、のびのびと仁子を演じている10代の恭子ちゃんが懐かしい
このころのドラマでは窪塚くんや(S.O.S.)、ウォンビン(friends)を同じように後をつけまわしてますが(笑)これが一番最初だったのかな?全部TBSのドラマだけど

銀行強盗、ヤクザ同士の報復合戦など盛り込まれてはいても
飄々として何をやってもかっこいいトヨエツと、ピュアな恭子ちゃんの爽やかな感動のドラマです

そうそう、これもまた『大停電の夜に』の源孝志監督・相沢友子脚本・トヨエツのトリオなんですね
ちょっと同じニオイガするかも

                

フラガール

2007-03-10 00:46:51 | the cinema (ハ行)
昭和40年代、福島県の炭鉱町に誕生した常磐ハワイアンセンターにまつわる実話を基に、フラダンスショーを成功させるために奮闘する人々の姿を描いた感動ドラマ。

時代の波で閉鎖に追い込まれた、とある炭坑の村では、危機的な状況の中、炭坑で働く人々はツルハシを捨て、北国の寒村を“常夏の楽園”に変えようと立ち上がった。村の少女たちは腰みのをつけ、肌もあらわにハワイアンムード満点のフラダンスを踊りはじめるのだが……。 (シネマトゥデイ)

監督:李 相日
出演:松雪泰子/豊川悦司/蒼井優/山崎静代/ 富司純子/徳永えり高橋克実/岸辺一徳

代々続く炭鉱の町の住人。女も男も暗闇の中で真っ黒になって働くのが当たり前。
炭鉱の明日に不安を感じつつも、新しいのものに一丸となって反対しうけいれようとしない閉鎖的な大人たち。
そんな中”求む ハワイアンダンサー”の張り紙を見て自分の人生を賭けて見ようとする早苗(徳永えり)が親友紀美子(蒼井ゆう)をさそうところから丁寧に描かれるその時代。
栄光のSKDから一転、寂れてゆく炭鉱の町にやってきたまどか先生(松雪泰子)が、キラキラした少女たちに慕われて立ち直ってゆく。
どんな男や女を前にしても一歩も引かない強さと、自分の作った借金ではないのにそれを受け入れて、どこか人生を捨てている孤独なダンサーを、
さすがに松雪さんは上手く演じていました

夢を掴みかけていた矢先、抗えない運命を受け入れて早苗が去っていくシーンが私のクライマックスだったかも
この若い女優・徳永えりさんは初めてですが、どのシーンも徹していて、
でもメインのところではちゃんと主張できる、光るものを感じました
押入れの中の一瞬の表情。別れのシーンにやられました・・

そうそう、その前の浴場での大乱闘シーン!
昔の東映映画なんかで、正義の味方が悪代官に立ち向かっていく時みたいに、なんか子供のように応援してました

もちろんオープン初日のフラのシーンは素晴しかったですが、頑張ってそこに辿りつくまでの姿って本当に凄い
当時の女性たちにも拍手!実際すごい努力だったでしょう

シネカノン有楽町・凱旋上映とかで1000円での観賞。知らずに誘った友達にも喜ばれちゃいました


大停電の夜に―DVD

2007-03-09 02:04:57 | the cinema (タ行)
東京が大停電に遭遇したクリスマスイブの夜を12人の男女の物語を交錯させながらロマンティックに描くラブストーリー。監督は『東京タワー』の源考志。さまざま年齢、さまざまな形の愛を見ごとな脚本と構成力で完成度の高い作品に仕上げている。ファタジックな雰囲気をかもし出している美しい映像にも注目。

製作年度 2005年
監督 源孝志
脚本 相沢友子/源孝志
音楽 菊地成孔
出演 豊川悦司/田口トモロヲ/原田知世/吉川晃司/寺島しのぶ/井川遥/阿部力/本郷奏多/香椎由宇/田畑智子/宇津井健

クリスマスイブの夜、不倫関係を清算し、泣きながらホテルのエレベーターに乗り込む美寿々(井川遥)。エレベーターボーイで中国人研修生・李冬冬(阿部力)が彼女の顔を心配そうに覗き込んだとき、東京中のイルミネーションが消えはじめエレベーターも急停止した。 (シネマトゥデイ)

イヴの夜という、特別な晩に突如停電にみまわれた大都会の人々。
暗闇の中にそれぞれの灯。非常灯の赤、携帯のひかり、蝋燭の優しい明かり、焚き火のあかり・・・
そしてその中で語られていく告白、諦め、謝罪・・・

停電の夜だから、予想外の出来事になぜかみんなが少しずつ素直になっていく
大人だって気づかない事、見えてないこと沢山あって、
秘密を抱えて大切な人を傷つけていたりする。
停電よりも、今、向かい合わなければならない問題をかかえた人々のための優しい時間。
それは人工衛星マニアの天文少年のいう「ゴット」のクリスマスプレゼントなのでしょうか
それぞれが昨日までの自分とは違う、新しい一歩を感じさせるラストが良かった

個人的にはトヨエツと田畑さんのやりとりが好きでした
本郷奏多くんと香椎由宇ちゃんのシーンはとてもきれいで切なくて、うるっときました
淋しい夜にひとりで観ると
一番大切な人に会いたくなる・・・かも