to Heart

~その時がくるまでのひとりごと

クローサー CLOSER

2008-03-31 01:12:58 | the cinema (カ行)
カラダを重ねるたび、唇が嘘を重ねる。

上映時間 103分
製作国 アメリカ
原作戯曲 パトリック・マーバー
脚本 パトリック・マーバー
監督 マイク・ニコルズ
出演 ジュリア・ロバーツ/ジュード・ロウ/ナタリー・ポートマン/クライヴ・オーウェン

ロンドンで巡り逢った男女4人の複雑に絡み合う恋愛模様を綴った大人のラブ・ストーリー。

小説家志望のジャーナリスト、ダン(ジュード・ロウ)はある日ロンドンの街中で、ニューヨークからやって来たばかりの若いストリッパー、アリス(ナタリー・ポートマン)と出会う。恋に落ちた2人は間もなく同棲を始める。1年半後、ついに処女小説の出版が決まったダンは、訪れた撮影スタジオでフォトグラファーのアンナ(ジュリア・ロバーツ)に一目惚れしてしまう。彼女もダンに惹かれていたが、アリスとの同棲を知って身を引くことに。半年後、“アンナ”になりすましチャットでいたずらをするダン。ニセの“アンナ”につられて、水族館のデートに現われた医師ラリー(クライヴ・オーウェン)だったが、彼は偶然そこで本物のアンナと出逢う…。

なんというか、、、
キム・サムスンの言葉を借りれば(笑)既に恋とは愚かなものだから、ってことになるけど
自分の恋心に振り回される(ホントは決して相手に振り回されてではない)
大人じゃないオトナの恋模様

自分は同棲中のアリスという恋人がいながら、フォトグラファーのアンナと関係を続けているダン

初めて言い寄られた時から惹かれていたダンを、アリスの涙を見て諦め、ラリーと結婚したのに、
結局ダンと不倫の関係を続けるアンナ

結局この二人が、自分たちの愛を貫こうとした話なのかというと、そうでもない。
逆なのだろう・・・。
この二人の手から大切な物が零れ落ちるのは、何故か?を知る物語。

自分は二人の女を愛した、正直に告白もした。
だけど、女がそれをするのは許せないという身勝手で子供っぽいダン。
愛してるから正直に、相手にウソをつけないというアンナは、自分の心に対してはどうなのか。


基本、ラブストーリーは大好きだけど、不倫、ドロドロが嫌いなので
長い間記事にしなかったけど、
ジュードと、ナタリー出演の作品が公開されたので書いてみました。
元々が舞台用のお話なので登場人物も少ないし、セリフが多く、
場面の切り替わり毎に時間が経過してるなど、あとで同じ脚本家だと知って納得の雰囲気。

個人的には終始、迷いのなかったアリスの最後が毅然としていて良かったけど、
あとはちょっと受け入れられないキャラばかりだったかな~。
その役柄、ストーリーの好き嫌いとは別に、この4人の演技は良かったです

コメント (12)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「堂本兄弟」今夜のゲスト

2008-03-30 22:46:18 | Heart pink
3月30日(日) 23:15~23:45 フジテレビ
演歌歌手ジェロ登場
堂本!ベストヒットたかみーのテーマは「ジェロが選ぶ日本の演歌」。
DMBBとのセッションは「みちのくひとり旅」

ジェロ×藤崎マーケット×KinKi Kidsの5人ならんでの「ラララライ体操」?

今回の放送分は、ヒカルちゃん、一青窈さんと同じ、3月上旬の収録。
恭子ちゃんはまだ連ドラ撮影中のものですね♪
どんな恭子ちゃんが観れるのか、光ちゃんがお話振ってくれるのか、楽しみです♪
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

パねログ★更新ー♪

2008-03-29 11:49:34 | Weblog
『未来講師めぐる』が終って2週間以上たちましたが、ユーキくん、更新してくれてましたね♪
いいひとです!
ユーキ(勝地くん)関連では、DVDで「吉祥天女」を観ましたが、まだ記事にしてないです

その勝地くんの次回作「少年メリケンサック」(クドカン脚本)で
ライブシーンのエキストラを募集してますね。
パねログ★で、ユーキくんが告知してますよ!
残念ですが、どう若作りしても今回は拒否されそう(笑)ですので、私は止めておきますが
近場の方はいかがでしょうか?
複数日掲載されていますが、4月9日(水)は勝地くんの撮影はあるようです
佐藤浩市さんのオッサンバンドも見たい気がするんですが

 http://www.toei.jp/release/movie/1174231_979.html
 http://www.cinemacafe.net/news/cgi/release/2008/03/3541/
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

マイ・ブルーベリー・ナイツ

2008-03-28 15:49:19 | the cinema (マ・ヤ行)
原題 MY BLUEBERRY NIGHTS
製作年度 2007年
製作国・地域 香港/中国/フランス
上映時間 95分
脚本 ローレンス・ブロック 、ウォン・カーウァイ
監督 ウォン・カーウァイ
出演 ノラ・ジョーンズ/ジュード・ロウ/デヴィッド・ストラザーン/レイチェル・ワイズ/ナタリー・ポートマン

香港の名匠ウォン・カーウァイが、アメリカを舞台に描くロードムービー仕立てのラブストーリー。

恋人の心変わりで失恋したエリザベス(ノラ・ジョーンズ)は、元恋人の家の向かいにあるカフェに出入りするようになる。毎晩、ブルーベリーパイを用意してくれるオーナー、ジェレミー(ジュード・ロウ)と話すことで、徐々に慰められていくエリザベス。しかし、どうしても終わった恋を引きずってしまう彼女は旅に出る決心をする。(シネマトゥデイ)

先ず、エリザベスの失恋自体にリアリティを感じられないから、
失恋したって騒いでる彼女の心の傷があまり伝わってこなかった。
手付かずのブルーベリー・パイを、ただ嗜好の問題だというジェレミーは鍵を捨てられないロマンチスト。
NYで一番美味しいパイの店のオーナーとして働く珍しいジュードの姿が観れる(笑)
そして、いつしか彼の待つものが変わっていくのだが・・・

エリザベスの物語・・・というにはちょっと、という内容。
使われない鍵と、売れ残るブルーベリー・パイ・・・
ニューヨークで待つのが、単なるパイ屋のオヤジでなく、ジュードだったから
この話がラブストーリーになった気がする。

エリザベスがNYを遠く離れて出会った男女との関わりも、なぜ相手がエリザベスだったのか
孤独な勝負師として生きるレスリーとの関わりで何を学んだのか、なぜNYに帰ったのか
その決め手がなかったように思う。

大切な物への扉を開く"鍵"はあっても、
もうその中に大切なものは入ってないかもしれない。
過去にしがみついて時を浪費していても、前には進めない。過去の自分でしかない。

3つのEPにそれぞれ魅力的なキャストが配されていたのが
最後まで飽きさせなかった理由だったのだろう。

個人的には、ただ美しいだけでなく、その演技力、存在感においてさすがのジュード・ロウと
ナタリー・ポートマンが光っていた作品だった

「恋する惑星」でウォン・カーウァイに出会った人にとっては、この作品は感激とまではいかなくても
懐かしさは感じられる、オシャレなタッチの作品ではないかと思う。
コメント (46)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ヤッターマン」今日制作発表~

2008-03-27 18:08:14 | Heart pink
 http://contents.oricon.co.jp/news/confidence/53200/full
 http://hochi.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20080327-OHT1T00221.htm
 http://www.nikkansports.com/entertainment/cinema/news/f-et-tp1-20080327-340819.html
 http://mainichi.jp/enta/mantan/anime/taf/?inb=yt
 http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/entertainment/movie/?1206620712 

丁度この記事を書いていたらTVで会見の模様がぁ・・・
もたもたしてる内に終った、、

胸元がセクシーな黒のミニのドレスが超~可愛かった!
金髪ヘアは今日はストレートで大きめな黒いお花の髪飾り、黒の柄ストッキングで
ゴージャスでした。が、
早く大人になりたいという福田沙紀ちゃんの言葉に、
「もうこれ以上大人になりたくないのでエヘ、サイボーグになりたいです」といって
脱力っぽく笑ってました~

恭子ちゃん、ジャニーズとの共演多いから仕方ないけど、
こういう公式の会見だけでももうそろそろ写真、公開してもらいたいな~
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ガチ☆ボーイ

2008-03-27 10:18:08 | the cinema (カ行)
  青春☆ガチンコグラフィティー。
製作年度 2007年
上映時間 120分
脚本 西田征史
監督 小泉徳宏
音楽 佐藤直紀
出演 佐藤隆太/向井理/サエコ/川岡大次郎/瀬川亮/宮川大輔/仲里依紗/西田征史/泉谷しげる

TOHOシネマズ、レディースデイの為、ヘルニアもとい、プレミアスクリーン上映も1000円♪
それも嬉しかったけど、コレがなかなかイイ作品でした~

大学生の五十嵐良一(佐藤隆太)は突然プロレス研究会に入部するが、何でもメモを取る割に学生プロレスで一番大事なこととされる“段取り”を覚えられずにいた。そんな中、商店街でのデビュー戦を迎えた良一は、段取りを忘れたために本気でガチンコの試合をすることになるが、それが観客にウケて一躍人気レスラーになる。(シネマトゥデイ)

眠るとその日に起きたことを忘れるという、高次脳機能障害を抱えた主人公といえば
『50回目のファーストキス』を思い出す。
まさにあのドリューのラストを引き継いだかのような、五十嵐くんの奮闘の日々。
なんだかゆる~い北海道学院大学のプロレス研究会のメンバー。
安全 第一★をモットーの奥寺キャプテン(向井理)があまり強そうじゃないのもいい。
なにしろガチンコとは縁のない同好会なんだし、みんなどこか気が弱そうなのもイイ(笑)
ヒーローなんかいない。でも・・・

ちょっと笑えて、温かい涙に出会う為に、あまり情報を入れないで
気楽にみたらいいかも~だから今回はお口にチャックします
これは観るつもりだったので、一切TVでも番宣とかも目を逸らし、CMも観なかったので
けっこう楽しめました!

川岡君が出てなかったらDVDだったかもですが、ベタでも何でも、
こういう青春ものはいいです♪
それにしても、『未来講師 めぐる』現場は空前のヅラブームだったわけですが、
川岡君演じるドロップキック佐田のヘアスタイルにはびっくりだった


元々はモダンスイマーズという劇団の『五十嵐伝~五十嵐ハ燃エテイルカ~』という舞台劇だったらしいです。
脚本の西田征史さんもボラギノール日野役で出演されてます。

主題歌のチャットモンチーが歌う『ヒラヒラヒラク秘密ノ扉』、この作品のラストにふさわしい
心にちょっとアツイ歌が合ってました
コメント (34)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ICHIRO-VERSUS 【終】

2008-03-26 11:34:35 | Heart pink
つい先月のお知らせの時、
13回分、まとめて放送してくれないかな~って言ったばかりなのに、
「ICHIRO-VERSUS」番組自体が3月で終るらしく
恭子ちゃんとの対決をみれるのもこれが最後みたいです。。
きっともっと録っていたと思うので、いつか一挙放送して欲しいな

3/26(水) 21:54~22:00 最終回
 http://www.ytv.co.jp/ichiro/index_set.html

3月27日正午~3月31日正午
 http://bb.goo.ne.jp/special/ichiro/
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アンコール「蒼い瞳とニュアージュ」

2008-03-24 23:37:29 | Heart pink
3月30日(日)WOWOW午後1:30 ~午後3:30 『蒼い瞳とニュアージュ』

 原作:松岡圭祐「蒼い瞳とニュアージュ 完全版」角川文庫
 監督:水谷俊之
 [キャスト] 深田恭子:一ノ瀬恵梨香 萩原聖人:宇崎俊一 麻生祐未:財前靖子 石橋 凌:須藤道久


3月26日(水) 21:00~23:00 BS フジテレビ721 フォーク・デイズ夏まつり
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

堂本で、めぐる♪

2008-03-23 23:58:25 | Heart pink
今夜の『堂本兄弟』の恭子ちゃん♪
珍しく、イヤ、初めてめぐるカットで登場してましたね
エクステなしだとほんとイメージ違いますね~
セーラーカラーもとってもお似合い
たった一週間しか経ってないのに、なんか懐かしかったよ~
こんな調子で、大丈夫か>自分

氷鬼、楽しそうでした~。
ゲームは本気モードでしたが、
タカミー、隠れて休んでましたね(笑)気持ち、ワカリマス
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Sweet Rain 死神の精度

2008-03-23 15:47:32 | the cinema (サ行)
  生き方はお任せします。
  はお任せください。
製作年度 2007年
製作国・地域 日本
上映時間 113分
原作 伊坂幸太郎 『死神の精度』
脚本 筧昌也/小林弘利
監督 筧昌也
音楽 ゲイリー芦屋
出演 金城武/小西真奈美/光石研/石田卓也/村上淳/奥田恵梨華/吹越満/富司純子


死神の千葉(金城武)の仕事は、不慮の事故で亡くなる予定の人物のところに7日前に現れ、その人を1週間観察し、その生死を判断すること。雨男の彼はその日も雨の中、7日後に死を迎えるはずの27歳の会社員一恵(小西真奈美)が現れるのを待っていた。やがてメーカーの苦情係として働き、疲れ果てて仕事を終えた彼女が姿を見せ……。(シネマトゥデイ)

去年から公開を楽しみにしてました。伊坂幸太郎作品の金城武くん♪
あまり、期待しないように心を抑えつつ(笑)行ってきました。

職業:死神
業務:7日間ターゲットを観察し、「実行(死)」か「見送り(生かす)」かを決める事
名前:千葉―死神の名前はなぜか町名や地名
特徴:雨と白い手袋と黒い犬―この死神は雨男
趣味:ミュージック観賞―死神はみんな音楽好き

他にもある、千葉の特徴。
『新しい言葉』に弱い。
カレの「まあな・・・」はあてにならない(笑)
ケンカは好きではないが、秘密兵器がある、体質ともいう
トシはとらないが、髪はのびるようだ。
カレの口癖は哲学的、「君は 死ぬことについてどう思う?」だ。

千葉は特に優しくもないが、ターゲットが死を目前に(相手は自覚してないが)
遣り残した事があるかどうか判断の基準にしていたように思える。

千葉のこの質問に対し、過去(80年代)現在(2007年)未来(2028年)の3人のターゲットのうち
一番カッコよかったのは2話のヤクザのセリフ
光石研サン、「めがね」のキャラはなんかムズムズした私ですが(爆)
これは美味しかったですよね~!!!あのセリフ、いつか使ってみたいっす

金城くんのような死神ならお会いしてみたい、と思わせる怖くないイケメン、天然死神
初日3回目の上映。6~7分の入りでしたが、上映中の雰囲気はなごやかで、
いろいろ突っ込みどころもありましたが、観賞後、結構皆さん盛り上がって、楽しそうに退場されてました。

イケメン死神の中に、川岡大次郎くんがいましたね~
セリフもなく、何で?と思ったら、この監督の短編、「36度の彼女」に主演してましたね♪
久しぶりにカレのブログ覗いて確認したら、やっぱりUPされてました。
もう30なのね~、また連ドラにも出て欲しいです♪
コメント (25)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

上海の伯爵夫人

2008-03-22 00:54:34 | the cinema (サ行)
  あなただけが、私の光。―
原題 THE WHITE COUNTESS
製作年度 2005年
製作国・地域 イギリス/アメリカ/ドイツ/中国
時間 135分
脚本 カズオ・イシグロ
監督 ジェームズ・アイヴォリー
出演 レイフ・ファインズ / ナターシャ・リチャードソン / 真田広之 / ヴァネッサ・レッドグレイヴ / リン・レッドグレイヴ / マデリーン・ダリー

名匠ジェームズ・アイヴォリー監督が、レイフ・ファインズ、ナターシャ・リチャードソンで描く
30年代を生きる大人のラブストーリー。

上海でクラブのホステスとして働き、家計を支える美しいロシア人ソフィア(ナターシャ・リチャードソン)は、愛する家族を失い、視力さえもなくした元外交官のアメリカ人ジャクソン(レイフ・ファインズ)と出会う。ジャクソンは長年の夢だったバー、“白い伯爵夫人”をオープンさせ、ソフィアを“店の華”として雇うことに決める。(シネマトゥデイ)

舞台は1936年、激動の上海。
愛する者と視力を失い、絶望の淵に踏みとどまっている元外交官が
上海の夜の社交場を遊び歩くうち、ある夜
自分の思い描くクラブの象徴とする、理想の相手と出会う。

伯爵の未亡人が数多くひしめく上海のクラブで働くソフィアのおかれた立場は、
ロシア革命後の貴族の嫁の、報われない理不尽極まるものだった。
彼女の稼ぎで生計が成り立っているのに、子供の前で平気で侮辱する貴族という血。
その神経に対する腹立ちを抑えながら、もう惹きこまれるが
物語が動き出すのはもっとずっとあと・・・
               
ロシアからの亡命貴族ソフィアとの唯一度の出会いで、
彼女の容姿や、私生活などを知る事もなく夢の店の顔とするジャクソンの決断は、
見えることによって表面的なことに惑わされ、
実は物事の本質を何も観ていない嘗ての同僚たちへの挑戦ともいえるよう。
夢だったバー"白い伯爵夫人"は盛況をみせていた。

それでも、
絶望と諦めの日々をただ生き過ごすふたりだったが、
かつてジャクソンと夢を語り、友情を感じた謎の男、マツダの出現により
ジャクソンの厚いドアに仕切られた外の世界も大きく変ろうとしていて・・・

                

そしてついに訪れた運命の日。
ギリギリの精神状態で崩れそうな彼女をふるいたたせたのは
いつも温かく見守ってくれていたユダヤ人の隣人であり
世を捨てようとしているジャクソンに、次の世界で生きよと背中を押したのはマツダだった。

暗い当てのない道の途中で、もう一度生きるために、一歩を踏み出せるのか―
静かに描かれる大人の為のラブストーリー

序盤の起伏のない、背景の説明的部分が長かった気もするけど、
本作でも親子共演を果たしていたバネッサ・レッドグレーヴと娘ナターシャ・リチャードソン
ミステリアスな日本人マツダの真田さんも堂々の存在感で、
こちらは劇場観賞できなかったのが悔やまれる良作でした


余談ですが、真田さんのYahoo!インタビューで語られる撮影秘話。
ブリティッシュ・イングリッシュをレイフに現場で指導を受けたとか
毎回違うアドリブで返されたとか、なかなか興味深い内容でした。
 http://movies.yahoo.co.jp/interview/200610/interview_20061023001.html

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

犬と私の10の約束

2008-03-20 13:25:42 | the cinema (ア行)
製作年度 2008年
映時間 117分
脚本 川口晴 、澤本嘉光
監督 本木克英
音楽 チョ・ソンウ
出演 田中麗奈/加瀬亮/福田麻由子/佐藤祥太/ 池脇千鶴/ピエール瀧/高島礼子/豊川悦司

北海道・函館で暮らす14歳の少女あかり(福田麻由子)の家の庭に、ある日、前足の片方だけが靴下を履いたように白いゴールデン・レトリバーの子犬が迷い込んでくる。その子犬に“ソックス”と名前をつけたあかりに、母(高島礼子)は犬を飼うときは犬と「10の約束」をしなければならないと教えるが……。(シネマトゥデイ)

特に犬好きではないですが、淡々と綴られるある家族と犬の物語。
作者不詳の短編詩「犬の十戒」から作られたという作品は、
冒頭の神は先ず初めに人間を作った―という言葉を、
そしてその後に続く、その弱き人間の為に犬を誕生させたという意味を、
解かりやすく諭しているかのような優しさがあって、とてもよかった

一人っ子で、父は多忙。そして、母まで入院し、そんな淋しい日々に現れたソックス
子供がそれに夢中になり、こころを癒されていくのはとても自然。
そして主人公が少女から大人になり、愛する対象が現れたとき、
ソックスもまた大人になっていて・・・

決して強くもない、特別出来た人間じゃない主人公のあかりの姿を通して
犬との関わり方を説教くさくなく教えてくれる。

福田麻由子ちゃんと、田中麗奈ちゃんへのリレーがとても自然!
久々のトヨエツもかっこいいオヤジしてたし
加瀬亮くんのギター!!猛練習の賜物、ステキなシーンになってます♪
そして今回名演技だった、赤ちゃんから大人のソックスまでの沢山のわんちゃん
だけど、今回、一番素敵だったのは、あかりの母でした。。。
親なら予測できる10年後。
あんなに夢中になった子供時代を過ぎ、やがてくるかおりの10年後の為に
あんなところに隠しておくなんて、、、やられました。。
                 

この作品のドッグトレーナーは、『南極物語』『ディロン~クリスマスの約束』『クイール』などでも活躍されている方だそう。
音楽のチョ・ソンウさんも私には恭子ちゃんとウォンビン君のドラマ「friends フレンズ」以来で、思い入れのある方です

何度か鼻歌で登場する挿入歌も、この作品のテーマに合ってて
改めていい歌だったな~と思いました

 Time After Time
 http://jp.youtube.com/watch?v=3C6AXnnjgqI&feature=related
コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ナレーション出演

2008-03-19 22:22:13 | Heart pink

3月20日(木) 9:55~11:20 TBSテレビ
藤重政孝の大陸横断1万4千キロ~東京-ロンドン浪漫鉄道の旅 
恭子ちゃんがナレーション出演します。

http://dogatch.jp/special/tairiku/
      予告の恭子ちゃんの声が聞けますが、番組が始まれば観れなくなりそうです。

織田裕二さんの「さる」の時みたいに、画面には一切登場せず、
ナレーションのみだと思われますが、恭子ちゃん、ナレーション多いですよね♪
一応録画です~優しい声、大好きなんだもん
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アクセス・ランキング♪

2008-03-18 23:10:20 | Weblog
毎週、1~2度覗いてみる、編集画面のアクセス・ランキング。
さっき見てみたら、初めて順位が表示されていました~

3/15(土)のランキング~ 978231 BLOG中-862位 となっていました

パソコンの事も、ブログのことも解からないままスタートして1年5ヶ月、
たぶん初めてのことです♪

今年に入って、恭子ちゃんの連ドラが始まった事もあり、
珍しく毎週遅れながらも記事にすることが出来、
ドラマファンのブロガーの皆さんの、このドラマをどういう風にご覧になっているのかが気になり(笑)
ふうふう言いながらも最終回まで記事に出来ました。
それでなのか、毎週末の閲覧数はすごい事になってました!
お越し下さった皆さん、有難うございます・・ じゃなくて有難うございます!

楽しかった『未来講師めぐる』も終わり、
少し温かくもなってきましたし、行きつけのレンタルビデオ屋さんは
旧作の品揃えがイマイチで自然と足が遠のいていましたが、
これからは見逃しの映画を求めて、少し足を延ばしてみようかと思っています。
いまいちノレなかった作品もなるべく感想を書くようにしたいと思っていますので
そんな時でも皆さんの感想もお聞かせ下さると嬉しいです
これからも宜しくお願いします
コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

きみにしか聞こえない

2008-03-17 23:47:17 | the cinema (カ行)
原作 乙一
上映時間 107分
監督 荻島達也
脚本 金杉弘子
音楽 大谷幸
出演 成海璃子/小出恵介/片瀬那奈/八千草薫/中野英雄/古手川祐子/岩城滉一


傷つきやすく内気な女子高生リョウ。友達のいない彼女はケータイも持っていない。でもある日、公園で拾ったおもちゃのケータイから着信音が・・・・。それは、見知らぬ青年シンヤからの電話だった。このときから、リョウとシンヤは空想の電話でつながった。横浜と長野にそれぞれ暮らす、孤独だったふたりは、いろいろな話をするうちに少しずつうちとけて、心の距離を近づけていく。そして、語り合うことでお互いの心強い味方になっていくのだった。シンヤの励ましをうけたリョウは、少しづつ周囲にも心を開いていくようになっていき、シンヤもまた、明るい笑顔を多く見せるようになる。しかし、ついにふたりが会うことになったとき、思いがけない出来事が待ち受けていた。

この作品が公開された当時、仕事が忙しかったのと、キャスティングにいまひとつ惹かれなく
スルーしてしまっていたけど、
先ごろからTVで再放送された成海璃子ちゃん出演ドラマ『受験の神様』を観て、おおそうだ!と思い立ち観賞。

リョウはクラスで唯一人ケイタイをもっていない。
友達が一人も居なく、掛けてくれる相手がいないから持たないのだ。これは悲しい・・・
今時は家デンがあって、専業主婦でも、毎日学校に行って同じ授業を受けていても、
いつも誰かと繋がっていたくてケイタイを放せずにいるのが現状だろう。

そんな一人ぼっちの孤独なある日、彼女は優しい声を聞く―

優しい声のシンヤもまた自分の声を聞いてくれる人を求めていた。

孤独な二人は1時間の時差を超えて、話せる相手をみつけた。
耳に手をかざすだけでふたりの"脳内携帯"は繋がり、次第に会いたさを募らせるのだが、、

内気で臆病な少女が自らも少しづつ変り、
自分を変えてくれたシンヤの真実に、純粋さと憧れをもって一歩近づく時、
1時間という時差はどんな役割を果たすのか。。

音のある世界で、頑なにそれを否定してきた少女と
音のない孤独に生きてきた青年の奇跡の出会い―

何気ない鼻歌に感動する青年、シンヤにどれだけ私は心を近づけられたのだろう・・・


ドリカムのテーマソングの歌詞がより二人に近づけてくれる。
  この声が あの時君に 届いていなければ
      あきらめていた 知らずにいた 誰かを思う すごく大切なことを
   「愛しい」は「苦しい」に 少し似てる
      声を上げて 泣くことも みんなきみが教えてくれた  [歌]DREAMS COME TRUE


淋しくて、誰とも心が繋がってなくて、孤独を感じたとき
何かに傷つき、自分を可哀想だと思ったとき、
・・・ひとりで静かに観てみるのもいい、、そんな作品
コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする