to Heart

~その時がくるまでのひとりごと

遺体 明日への十日間

2013-02-26 21:18:27 | the cinema (ア行)

2011年3月11日
あの未曾有の災害に直面し
困難な状況と向き合った人々がいた

彼らには、
悲しむ時間さえ無かった

上映時間 105分
原作 石井光太
脚本:監督 君塚良一
音楽 村松崇継
出演 西田敏行/緒形直人/勝地涼/國村隼/酒井若菜/佐藤浩市/志田未来/筒井道隆/沢村一樹/佐野史郎

2011年の東日本大震災で被災した岩手県釜石市の遺体安置所を題材としたルポルタージュ
「遺体 -震災、津波の果てに-」を基に、メディアが伝え切れない被災地の真実を描き出したヒューマン・ドラマ
東日本大震災の発生直後。定年まで葬儀関係の仕事に就いていた相葉常夫(西田敏行)は、仕事柄遺体に接する機会が多かったことから、遺体安置所でボランティアとして働くことになる。一人一人の遺体に優しく話し掛ける相葉の姿を見て、膨大な遺体に当初は戸惑っていた市職員たちも、一人でも多く遺族のもとに帰してあげたいと奮闘し続ける。

本音を言うと、歴史的大災害などをもり込んだ作品は、基本的に観たくない。
大抵が別の話になってしまうような気がするからです。

この作品も、フジテレビだし、、ちょっと不安はありましたが、さすが
『誰も守ってくれない』ではモントリオール世界映画祭最優秀脚本賞を受賞した君塚良一さんです。
実際に取材した原作者の想いを汲んだ作品となっているのではないでしょうか。

ご覧になれば解りますが、この作品には、3.11以来何度も観て、
私たちを凍りつかせたあの黒い津波の映像はありません。
地震によって困惑している、釜石の高台の人たちが、自身も被災しながら、
津波で被害にあわれた人々の遺体安置所の場に立つことになる、市の職員や医師、ボランティアの方たちの
立ち止まる事の許されない現場を、静かに映していくものでした。


穏やかだった日常は奪われても、停電の為、全く被害状況が解らないまま
呆然とし、何から手をつけていいのか解らない人々。混乱した現場の雰囲気も、
その場にいなかった誰にも伝わってくるものがありました。

キャストの皆さんが、「演技とは思わなかった」という、
それは、心を添わせた結果だからでしょう・・・。

それこそ、寝食を忘れるほどの何百という遺体に接し、その中には親しい方も運ばれてくる。
それでも悲しみに浸っていられない現実。
犠牲者を一刻も早く家族と再会させてあげたいという想いは、少しずつ
何が必要で、どうしたら遺体や遺族を慰められるのかという行動に示されるようになるのです。

電気も水もない、食料もない中で、
市役所の職員は、ある人は遺体を運び続け、ある人は遺族にご遺体を案内し続ける。
医師は嘗ての自分の患者や友人であれ、検視やDNA採取などの手を止められない・・・。

以前私も記事にした事もある、救援物資が、避難所には送られるものの、
避難所には行かずに自宅に留まる被災者や、ボランティアにはいかなかったという事実も
サラリと描かれています。
避難所に行かず、この過酷な現場でボランティアをしていた人は、飢えていた・・・
町が機能していない状態で、自宅にいた人たちは、取り残されていたのですよね。。。

僅かな計画停電でも不自由だったまだ寒いあの日、あの頃。。。

―やるしかない。やるべし。―
被災地の一角で、誰も経験したことのない物語はこうして始まっていました。

この作品にはモデルとなった方が沢山いらっしゃり、その方たちの了解を得ての映画化となったようですが、
原作にほぼ忠実に描かれていると現場を目撃した作者は仰っています。
おそらくは、映画で公開できる一歩前の段階で収めた1時間45分。
作り手側の良心がソコにあると思います。

スタッフも泣きながら撮っていたといいます。
泣いてもいい、映画です。

再度、この映画の収益金は、被災地に寄付されるそうです。是非多くの方に観て戴きたい作品でした。
コメント (6)
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信長のシェフ 第7話

2013-02-24 21:35:11 | TV dorama

週刊漫画誌に連載中の同名漫画を基に、
戦国時代にタイムスリップして織田信長の専属料理人となる青年の苦難と奮闘を描く

原作 西村ミツル、作画 梶原卓郎「信長のシェフ」(芳文社)
脚本 深沢正樹 倉持裕
監督 兼崎涼介 田村直己 藤岡浩二郎
出演 玉森裕太/及川光博/志田未来/宇梶剛士/香椎由宇/市川猿之助/正名僕蔵/稲垣吾郎

第7話 「本能寺の変…明智光秀と平成の恋人の陰謀!?」
光秀を本願寺に招いた顕如は「わたしと組めば、あなたが天下を取れる」と、信長を裏切るようそそのかす!一笑に付す光秀だったが、その顔には不敵な笑みが浮かんでいた…。軍に同行したケンは、そこで信長を迎えた光秀を見て『本能寺の変』が起こるのではないか、と危惧する…!

先週のパオンの進化系・餡パオンを気に入った信長に
「信長様って~甘党なんですね、意外だなあ・・」と軽口をたたくケン。
甘葛煎を使用しているが、砂糖があればもっと美味しく出来ると言ったことから、
将軍のところの献上品の砂糖を持ってくるよう、光秀に命じてやろうと信長は約束。
ケンの脳裏には本能寺の変がよぎる・・―


家康がカンニング竹山で、顕如が市川猿之助さんというキャスティングの妙(笑)
キョドり方がハンパ無い将軍義昭の正名僕蔵さん、位置関係が判りやすい(笑)

三好党が挙兵、の知らせを受け大坂へと向かった信長軍は、途中光秀のいる京都・本能寺に宿泊。
信長は「光秀の労をねぎらう料理を作れ」とケンに命じますが、
本能寺→光秀→裏切り→蘭丸=本能寺の変=信長死す@×□※▲▽・・・ケンは、
(自分が習った歴史が全て真実とは限らない。実は本能寺の変はもっと前に起きていたのかも)で
2人の仲を取り持つべく考えたのが、キリタンポ鍋
これを、ケンを制して信長自ら光秀の椀によそって上げたのでした。
当時としては破格の、在り得べからざる振る舞いに恐縮しきりの光秀でしたが、
ケンの前では一変、
そんなにわしとお館様の間が心配か?」とケンに詰め寄る油断のできないゴロー@光秀。


一方信長からの書状を燃やす顕如は、どうやら瑤子を「未来が見える女」との認識らしいです。
平成からタイムスリップしたケンが信長に救われたように、
瑤子もまた顕如に助けられ、支配されていたんですね~。
で、
瑤子から信長の命を奪うのは光秀であると聞き出した顕如は、瑤子を伴い京の二条城へ。
そこで光秀を抱き込もうとした顕如の目論見は外れ、
光秀は瑤子も未来からきており、ケンの恋人ではないかと!!

思えば、
ケンとの出会いの時から、彼の語る“タイムスリップ”に興味を惹かれ、ある意味で
ケンの置かれた状況をただ一人理解しているともいえる明智光秀@ゴローちゃん。
「切ないのぅ、、、」が可笑しくもあり、彼の非情さも感じさせ、なかなかグッド♪

瑤子はケンの消息を光秀に聞いて、決死の脱出!ケンと夏を追い、遂に追いつきます(笑)
めちゃ早いし、警察犬並みに山中の2人に到達する瑤子~!!

記憶が跳んでるケンと、覚えている瑤子!ナゼ、タイムスリップする事になったのか?!
来週は判明するのでしょうか~っ!わくわくしながらも、夏が・・・

信長vs顕如の戦いは、坊主らしからぬ一癖も二クセもある顕如はしぶとく、
この後11年に及ぶ戦いが続く事になるのですが、そもそもこれほどに信長が欲しがり、
顕如が譲らなかった石山の地に、後に秀吉が大阪城を築くのですから、
やはり信長の着眼は鋭かったのでしょうね。

さて、次週予告で最終章とあり、焦りましたが(笑)まだだよね♪
来週の戦国のキュイジーヌに期待
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あの日を忘れないで・・・

2013-02-23 21:10:46 | Weblog
昨夜、金曜日は今季、楽しみに観ているドラマが3本もあり、
それも、「夜行観覧車」のあと立て続けに「信長のシェフ」「まほろ駅前番外地」があり
忙しいし、結構満足しているので、
ちょっと中途半端なコメディとか、底の浅いラブストーリーとかは避けたい気分で、
映画館では一度も遭遇しなかったこちらの作品、観てきました。

映画「遺体 明日への十日間」予告編

いかにも取ってつけたようなストーリーが展開されるわけではない、
実際の原作者のルポルタージュに忠実な雰囲気なのではないでしょうか。
ある現場に焦点を当てて、静かに語られる、あの日からのこと―。

忘れない為に、風化させない為に、是非観ていただきたい作品。
この映画の収益金は、被災地に寄付されるそうです。
感想は後ほど.....。

コメント (4)
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夜行観覧車 第5話

2013-02-22 15:30:24 | TV dorama

高級住宅街のエリート一家で起きた殺人事件を3世帯の家族を中心に描いたサスペンス

毎週金曜 22:00~22:54 TBS系
原作 湊かなえ 「夜行観覧車」(双葉社刊)
脚本 奥寺佐渡子 清水友佳子
演出 塚原あゆ子 山本剛義
出演 鈴木京香/石田ゆり子/宮迫博之/杉咲花/安田章大/宮崎香蓮/中川大志/田中哲司/夏木マリ/高橋克典

第5話 「加速する悪意…暴走する娘と母の叫び」
遠藤真弓(鈴木京香)は、被害者の妻・高橋淳子(石田ゆり子)と隠れて会っている夫・啓介(宮迫博之)への不信感と、事件当日の現場にいたという小島さと子(夏木マリ)への疑惑から、事件の真相を計りかねていた。同じ頃、坂留署の刑事・結城哲也(高橋克典)は、さと子の供述から、啓介と淳子の繋がりと事件への関与を確信する。そんな中、真弓の娘・彩花(杉咲花)がある事件を起こし…

今週の冒頭の語り手はさと子。「この美しい街を守ろうと、高い意識で暮らしてきたんです」

そんなさと子の元に結城が聞き込みに訪れ、彼女は事件当日、啓介が高橋家から出てきたと証言。
「手ぶらじゃまるで、覗きに行ったみたいじゃない」ってことで、
啓介が見かけた時抱えていたのはメロンだったことが判明(笑)
結城は真弓に会い、夫は変わったことはないかと探りをいれるが、夫は借りた1000万には手をつけていないし、何も変わったことはなく、
それより淳子のことが心配だと告げる。「あんなに私を助けてくれた人はいない。」



夜の街で慎司をみかけた彩花は、逃げる慎司を追いかけ、「どうして逃げるの?」
「戻れない・・・帰れないんだ。。」「私、慎司のこと、助けたい」と言うけど、
今にも泣きそうな慎司は走り去ってしまう…―

一方、京都では、事件の事も知らずに研究室から帰宅した高橋家の長男・良幸(安田章大)は、
置き忘れていた彼の携帯を勝手に観た彼女・明里から、妹・比奈子からのメールについて
どういう事か説明しろとわめかれるが、そこに比奈子が到着。
ヒステリックに騒ぎ立てバスルームに立てこもる彼女がウザイ。コイツも自己中
母と弟を心配し、早く兄を連れ戻したい妹と、事件を知ったばかりで及び腰の兄・・・。
2人の女に攻め立てられ「時間をくれ」と大学に戻るちゃう兄、、、
事件を知ったばかりで時差があるもんねぇ・・気持ちは整理できないわだし、、実感ないのかも。

慎司を心配する彩花はメールをしようとして、そこを例の3人組に携帯を取り上げられ、
今度は真弓のスーパーで万引きをするよう強要されて、
現場を店員にみつかって逃げるが、その時真弓は娘が逃げ去る姿を目撃。
こと、ここに到ってようやく学校に行き、自分の娘が早退がちであること、
滑り止めの私立の願書を取り下げている事を知る―。
自分の娘のことは何も知らない女―。

よその家族を心配するより先ず、自分の家族に目を向けろ、だわ…
鈍感でずぶといくせに、真弓には母親としての強さが感じられないので、彩花が救われない

先週気になっていた啓介が持ってた紙袋には、血の付いた布?タオル?
死ぬまで隠し通すとか言ってたのって、この事とは思えないけど。。。

そんな時真弓には淳子から、
良幸には弟・慎司から電話が入る。
震える慎司のSOSに、高橋家の長男としての自分を取り戻す良幸。

真弓が淳子に会う為に家を出ると、車と駐車スペースを一面覆う白い紙に書かれた落書き…!

ひばりが丘に似合わない家族がいるから―私が排除するというさと子の仕業でしょう
久しぶりに帰国したのに、マー君がひばりが丘に住まないのは、ホントは事件の所為じゃない。
アナタもね、ちゃんと目を見ていれば息子の真意は解りそうなもの 
マーくんはね、アナタから奥さんを守ろうとしてるのよ~~っ!!

およそ世間体を気にしない大人などいないと思われるけれど、
寂しい大人は、ソレを知られることを怖れ体面に気を取られ、あらぬ方向に向かって進んでいく…
人に優しさを求め、吾が子が渇いているのに気づかない........
子供たち、負けるな!

夜行観覧車 第6話は今夜10時から
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レオ、クールバーボン♪

2013-02-20 22:49:42 | Weblog
もうご覧になりましたか?
レオの新CMはサントリーから日本発売になるJIM BEAM 

画像クリックで↓↓ CMページにジャンプ

この丸い氷は、レオが実際にお気に入りのカタチになるまで何度も挑戦して出来たものだそう
マジメなレオさまらしいです


CMでは、レオがアイスピックでまあるく削った氷をクラッシュにして
ロックで呑んでいますが、(実は私もバーボンはオンザロック派。大きい氷で)
バーボン好きにはオススメだけど、
公式HPではJIM BEAMを使ったカクテルの「ミントジュレップ」簡単レシピも公開されています♪

ちょっとした女子会にもいいよね~


楽しみにしている『華麗なるギャツビー』はまだ先の公開
『ジャンゴ 繋がれざる者』は、3月1日、もう直ぐです~楽しみ
暫く休養するって、、、何時までなんだろ・・・・・



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きいろいゾウ

2013-02-20 16:11:11 | the cinema (カ行)

製作年度 2012年
上映時間 131分
原作 西加奈子
脚本 黒沢久子/片岡翔
監督 廣木隆一
出演 宮崎あおい/向井理/濱田龍臣/浅見姫香/本田望結/緒川たまき/リリー・フランキー/松原智恵子/柄本明/大杉漣
幼い頃に入院生活を送っていたツマは、絵本『きいろいゾウ』が大好きで木々や動物たちの声が聞こえる女の子。一方のムコは、背中に大きな鳥のタトゥーを入れた売れない小説家。2人は満月の夜に出会い、すぐに結婚する。のどかな里山でゆったりとした田舎生活を送るムコとツマ。そんなある日、ムコ宛に差出人のない1通の手紙が届いたことから、2人の平穏な日常が崩れ始めていく。

Yahoo!レビューの極端な1つか、5つの高評価か、
それが解る作品でしたね~。
好き嫌いがハッキリ2分される内容であったという事が総てだったと思います。
高評価の方は原作ファンの方が多いのかも知れないという気がしましたので、
興味があれば先に原作をご覧になるといいかも知れません。

とはいえ、内容が理解できないほど難解とかってわけではなく、
この設定、このストーリーが自分に合うかどうかというところで。

月に囚われているツマと、初対面でプロポーズするムコは過去に囚われていて、
「きいろいゾウ」と[鳥のタトゥー]をモチーフに語られる
夢見がちなツマと、秘密を抱えたまま結婚してしまったムコの成長の物語。


"痛みを知る、すべての人へおくる感動のラブストーリー"というキャッチコピーですが、
ちょっとピンと来なかったです。

あおいちゃん演じるツマは虫や動物達やソテツの声が聞こえるという設定も、
天真爛漫ととるか、心の病と取るか、というところ。
孤独な幼児期を過ごし、ムコのみえない世界で遊んでいる、感情の起伏が激しいツマを
あおいちゃんは熱演していました。

ただ、、、登場人物が、みんな病んでるって感じの人ばかり
しかもそのアツカイ(原因?)が驚くほど拙い。
登校拒否・・。深刻なモノばかりではないと言いたいだけなのか、軽い。
まあ、原作を知らないのでナンとも云えないけど(原作も長いとは聞いています)
この内容で2時間越えは長過ぎだと感じてしまいました。

登場人物がそれぞれみんな何かを抱えているのに誰にも共感できず、
全体的にファンタジー寄りではあるものの、
出会った瞬間にムコがプロポーズとか、ムコが過去と向き合うシーンなどは
およそ現実的でないというか、やっぱり作り物的な感じを受けてしまうおばちゃんでした

で、感想を書く段階で解ったのが、コレ
テレビ放送され大反響を呼んだドキュメンタリーを安易なラブストーリーにした「余命1ヶ月の花嫁
と同じ監督だったんですよね、、、
この監督、どうしてもあざとい気がして合わないの....。
過去にも、この監督の病気ネタ、ハンディキャップを持つ主人公の作品は多く、(未アップ)
口のきけない教師が主人公の「機関車先生」や
うつ病の女性がヒロインの「やわらかい生活」
余命わずかな女子高生がヒロインの「恋する日曜日 私。恋した」などあるけど、
これから乙武洋匡さんご本人で「だいじょうぶ3組」が3月公開。。。だいじょうぶか......

それでも、あおいちゃんも向井さんも原作ファンというだけあって、ツマとムコになり切っていたので
それぞれファンの方は楽しめるのではないでしょうか。
因みにこの作品で私が一番嬉しかったのは、
木村充揮さんご本人が酔っ払いに扮して歌う「グッド・ナイト・ベイビー」を聴けたこと
毎日かあさん」の時は木村さんの「ケサラ~CHE SARA~」で涙が止まりませんでしたが、
コチラではムコとツマに、この歌詞が良く合っていましたね♪
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信長のシェフ 第6話

2013-02-18 22:13:45 | TV dorama

週刊漫画誌に連載中の同名漫画を基に、
戦国時代にタイムスリップして織田信長の専属料理人となる青年の苦難と奮闘を描く

原作 西村ミツル、作画 梶原卓郎「信長のシェフ」(芳文社)
脚本 深沢正樹 倉持裕
監督 兼崎涼介 田村直己 藤岡浩二郎
出演 玉森裕太/及川光博/志田未来/ゴリ/芦名星/宇梶剛士/河相我聞/香椎由宇/市川猿之助/大和田獏/渡辺いっけい

第6話 「姉川の戦いを焼肉で勝利せよ!最凶の敵登場!!」
信長軍は姉川にて浅井長政との戦を開始!信長は「浅井軍に食わす料理を作れ」と命じるのだった。「敵に食わす料理」とはいったい何なのか-。ケンは、思いもよらぬ方法を見つける!そして石山本願寺の顕如にも不穏な動きが…そんな顕如の傍らには、脳裏にたびたびフラッシュバックする謎の女の姿があった!


お市の方の協力で逃げ延びたケンに刀を突きつけてきたのはやっぱり楓でしたねー(笑)
賊に襲われてケンを守る楓が怪我を負い、そんな楓をケンが背負って逃げるという、
今回は楓の存在がクローズアップされて、楓の心情も描かれます。
途中で休憩した民家で、初めて楓はケンの料理を食べてつぶやきました。「温かい・・」
――ここで楓と信長の出会いが語られ、
信長の為に人生を捧げる決意の楓に、仄かなケンへの想いが…

で、信長の元に帰ってきた早々「浅井軍に食わす料理を作れ!」となるわけですが、
職業軍人の織田兵士に対し、浅井・浅倉軍の大半は農民の寄せ集めだから、、ということで
匂い作戦。卑怯にも(笑)日頃の彼ら農民のご馳走であろう猪や鹿の焼肉の匂いをぶちまけて
敵の戦う気力を奪いましたとさ

人使いの荒いというか、ケンで勝つ事に慣れた信長は、次なる標的、石山本願寺を手にする為に
大量の鉄砲が必要だとし、可成に「ケンを連れて堺へ行き、鉄砲と火薬を買い占めて来い!」
信長は、堺の町を仕切る納屋衆をケンの料理で屈服させろと、またしても自分は高見の見物(笑)

納屋衆を取り仕切る今井宗久(渡辺いっけい)は、楓が自分に連れないのはケンの所為だと直感、
ケンの料理を突っぱねますが、そこに千宗易(後の千利休・大和田獏)が現れ助け舟。
パアデレの物と同じパオンを作る事が出来れば堺中の鉄砲を売ってくれるという事に。
で、
宗久の嫉妬により、パオン(パン)作りに欠かせない酒粕が手に入らず・・・
ここでも夏に励まされ、ゴミの中からバナナをみつけて酵母造りから始めるケン
結果は納屋衆も大絶賛!ケチをつける宗久を再び千サマが一喝。
ミッション成功~
ケンはさり気に夏にプロポーズし、いい感じ~。それを陰で見つめる楓が可哀想~


ところで、石山本願寺の顕如(市川猿之助)の傍にはあの、ケンの記憶の中の女・瑤子が!!
そして、彼女はケンの名前に反応し、顕如は意味あり気に
瑤子が傍にいる限り、石山本願寺は信長に落ちぬというのですが?!

本能寺の変、操作なのか~っ?!
次週は明智光秀・吾郎ちゃん、久々の登場となりますね♪
しかも何気に今週はゲストキャストが豪華でしたね~。市川猿之助さん、怖~~っ(笑)
来週も観るのぢゃ~~
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ダイ・ハード/ラスト・デイ

2013-02-16 13:04:40 | the cinema (タ行)

運の悪さは、遺伝する。
原題 A GOOD DAY TO DIE HARD
製作年度 2012年
上映時間 98分
脚本 スキップ・ウッズ
監督 ジョン・ムーア
ブルース・ウィリス/ジェイ・コートニー/セバスチャン・コッホ/ラシャ・ブコヴィッチ/コール・ハウザー/ユーリヤ・スニギル
ニューヨーク市警のジョン・マクレーン刑事は、長らく疎遠だったひとり息子ジャックがしでかしたトラブルの尻ぬぐいのためにモスクワへと降り立つ。ところが、ジャックが出廷するはずの裁判所が突然爆破され、マクレーンはまたしても事件に巻き込まれてしまう。大混乱の中でどうにかジャックと再会したマクレーンは、息子から思いもよらぬ事実を打ち明けられる。そして2人で手を組み、ロシア政財界の大物や軍隊が絡む巨大な陰謀に立ち向かうハメになるマクレーンだったが…。


で、これが5作目のマクレーン刑事、初めての海外進出、inロシアですが、
ダイ・ハードらしさは薄まりましたが「家族を守って大暴れ」は健在で、楽しめました。

1作目は、テロリスト集団がジョンの妻を含めた人々を人質にしてビルに閉じ込め、大強盗を働こうとしているところに出くわし、運の悪い刑事が立ち向かいヒーローとなり、
2作目はチョット広い、空港が舞台で、相手は麻薬王奪還を図るテロ組織。これも妻を含む上空で待機する旅客機全てが人質となった事態にたった一人で立ち向かう。
3作目はニューヨーク市内が舞台だったけど、ここから相棒と戦う感じになっていったっけ。
4作目は12年経っちゃって、50代になったアナログ・マクレーンが、全米のインフラ危機にハッカー青年と立ち向かうといった感じで、ここから敵の存在が薄くなったかも。
既に妻・ホリーには捨てられて(笑)うらぶれ感があって可愛かった(爆)
でも、、限定された空間でのマクレーンの孤独な戦いが生み出す緊迫感はなくなっていったのよね。

前作に続いて、カーアクションにチカラ入ってます。
撮影に約2ヵ月半をかけたというカーアクションは、前半の目玉でしょうが、
破壊しまくるシーンもCMで見せちゃってるし、後の興味は・・・
敵の強さ、でしょう。
これは、ちょっと2作目に通じるところがありましたね。ニヤリ

ブルースはインタビューで、ジャック役のジェイ・コートニーを自分に似てると言っていましたが、私は若い頃のスティーブ・マックイーンにちょっと似てると思いました。
そんなジョンとジャック親子のすれ違い、共に窮地に立ち向かう中で芽生える信頼と絆も描かれて、
手に汗握るという緊迫感はなかったけれど、ちょっと笑えるシーンもあって、
あっという間の1時間半。楽しめました♪
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Valentine Day ......★

2013-02-14 21:35:32 | Weblog

2月14日に「女性から男性に、チョコレートとともに愛の告白を」
という、女性から贈るバレンタインチョコレートを日本で提唱したのは
Mary's(メリーチョコレート)だって知っていました?

今から55年前の1958年(昭和33年)、メリーが東京の百貨店で行った日本で最初のバレンタインセールは、3日間で50円の板チョコ3枚と、20円のメッセージカードが1枚で総売上はたった170円であったという伝説的なエピソードが残っていますが、
今では恋人だけでなく、義理チョコ、ファミリーチョコ、友チョコ、自分用のご褒美チョコ、男性の自前チョコ...といった具合に、広く国民に多様化しながらバレンタインにチョコレートを贈る文化が浸透しています。

と、メリーチョコレートのHPにあり、この度同社は
「記念日文化功労賞」なるものを受賞したそうです。
バレンタインデーはチョコレート業界に留まらず、その経済効果は侮れませんもんね♪
           
で、、そんなメリーチョコレートが毎年実施している“バレンタイン今どき川柳
心和む作品を紹介します♪
妻のチョコ 薄さ軽さは スマホ並み
社で美魔女 家で魔女から チョコもらい 
    ナゼか、男性陣の川柳は世相を反映していて面白いけど、妻としては、ね?
ディに行く ばあちゃんバッグに チョコを入れ  
    ナンとも微笑ましい、おばあちゃんのバレンタインデイが目に浮かびます
手ぶらでは とても帰れず 自分買い
    それでも、チョコの甘さはひと時の幸せ、アリだと思います~
  
貴女は初めてチョコを贈った相手、覚えていますか?
貴方は、初めて貰った相手を今でも、覚えていますか.....?

バレンタインです~♪
今年は冷たい雨のバレンタインデーとなってしまいました。昨年は雪でしたから、2年続きでお天気には恵まれませんでしたが、雨のバレンタインというと、恭子ちゃんとタッキーのドラマ「S...


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「メイドインジャパン」最終回

2013-02-13 15:11:54 | TV dorama

円高、欧州債務危機、中国・韓国等新興国の追い上げ。
製造業が軒並み危機を迎える中、巨大電機メーカーが、「余命三か月」の倒産の危機に追い込まれた!
日本人にとって、会社とは、人とは何なのか?
「メイドインジャパン」は生き残ることができるのか?

テレビ60年記念ドラマ「メイドインジャパン
毎週土曜日 午後9時00分~10時13分 全3回

作 井上由美子
演出 黒崎 博
出演 唐沢寿明/高橋克実/吉岡秀隆/國村隼/大塚寧々/酒井美紀/マイコ/平田満/及川光博/岸部一徳
譲原会長の策略により、ライシェをリチウム電池の技術盗用に伴う不正競争防止法で訴えることになった矢作たち。それはかつての友・迫田を二度切る行為だった。再建チーム内では柿沼が訴訟では倒産は防げないと判断し、桂一郎社長と共に会社更生法の準備を進めることになる。そんな中、迫田が自らの潔白を立証するため来日して記者会見を開くことに。対抗して矢作は同じ日に会見をぶつけ、迫田の違法性を暴こうと決意する。

いち早く会場に集結したメンバーを前にシュミレーションを始める矢作。
会見の趣旨を読み上げる矢作に、それでは足りないと、総務部部長付の宇崎(平田満)から突っこまれる。
迫田の行為は違法なのか、盗んだのか?そうではないのか?これはそういう戦いなんですよ。
長年人事畑を歩み、経営悪化に伴う大量リストラを推進していた宇崎は、迫田個人を追い詰める事の痛みから逃れようとする矢作に、
その場に出ながら、刀を抜かないのであればやるべきではない。」
理解を示しながらも静かな口調で迫り、引導を渡すのが印象的でした。そして、
矢作も素直に聞き入れ、、、それからは
次々に投げられるであろう記者の、核心をつく質問を想定しながら6人は矢作を追い詰め、
矢作の迷いを消していく…―。
ちょっと臭い演出法ではあったけど、どこかで起きているであろうこんなコト。。
キャストの演技が素晴しく、ちゃんと戦う者の痛みが伝わったシーンでした。

主人公は唐沢演じる矢作ではありましたが、第2話では迫田のようでもあり、
最終回は、企業の危機に付いて回るリストラを実行する側の宇崎の存在が大きかったし、
再建チームのメンバーの存在も生かされていて、良かったと思います。

企業で戦う男の、私生活ではどうなのか?というところも、
矢作の家では、ちゃんと父親の背中を見て育った娘が、鎹(かすがい)となり、
迫田の息子も、父の、男の生き方に向き合い答えを見たと思えるし、
それぞれに戻っていくところが、ほんの少し変化していたし

タクミの取った最終手段に関しては、一抹の不安を隠せない私(苦笑)ですが、
このドラマは、日本の技術とか、頭脳(人)の流出という問題を
真正面から捉えたというところで既に評価できるドラマでした。
「目の前の相手より効率を重視した結果が招いた事態」とは、
財務課長・柿沼(吉岡秀隆)が矢作に向かって、2度放った言葉。だけど、結局、と私は思うのですが......

企業を助けるとは?
企業が生き残るために、何が必要で、何がいけなかったのか?

それを簡単に結論付けない、
切る側の男、切られた男。そして、それを批判する男。
だけど、
会社の危機に誰にも知られず、誰からも褒められず、戦って去っていったのは、
タクミのそれぞれの部署でも浮いていた、個性の強い7人だった。

普段から仲良しごっこを協調性と間違われたりして、個性は段々ハブられていてはダメな会社。
一か八か怖れずに立ち向かえるのは、案外そんな、ちゃんと主張するが為に疎ましがられている
彼らのような異端児たちだと言いたかったのかも知れない。



ドラマ「メイドインジャパン」第1回 第2回
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夜行観覧車 第4話

2013-02-12 12:40:45 | TV dorama

高級住宅街のエリート一家で起きた殺人事件を3世帯の家族を中心に描いたサスペンス

毎週金曜 22:00~22:54 TBS系
原作 湊かなえ 「夜行観覧車」(双葉社刊)
脚本 奥寺佐渡子 清水友佳子
演出 塚原あゆ子 山本剛義
出演 鈴木京香/石田ゆり子/宮迫博之/杉咲花/安田章大/宮崎香蓮/中川大志/田中哲司/夏木マリ/高橋克典

第4話 「夫の秘密と嘘…兄妹たちの残酷な現実」
事件翌日。結城(高橋克典)は、殺された弘幸(田中哲司)に借金をしていた啓介(宮迫博之)の会社を訪ねる。そのころ、真弓(鈴木京香)はパート仲間の晶子(堀内敬子)が淳子(石田ゆり子)の妹で、比奈子(宮崎香蓮)を預かると知り驚く。さらにテレビで淳子と慎司(中川大志)が行方不明になっていると知り、借金の件やさと子(夏木マリ)の目撃証言を確かめるべく、啓介の会社へ。すると近くの喫茶店から淳子が、続いて啓介が出てくる。…

「弟は性格も優しいしスポーツも得意で、姉の私から見てもすっごくいい子なんです。
だから母が可愛がる気持ちもよく解るっていうか・・・
―時々想像するんです。もし、
私と弟が溺れて一人しか助けられないとしたら、母は迷わず弟をボートに乗せるんだろうなって。
母にとって、弟はこの世で何よりも大切な存在なんです。」

今回は、友人の家に泊まりに行っていたという、事件当日のアリバイがある
高橋家の長女・比奈子(宮崎香蓮)の証言で、物語は始まる。。。


比奈子は真弓のパート仲間の晶子の姪で、そこに身を寄せるらしい。
晶子(堀内敬子)は淳子(石田ゆり子)の妹であり、行方不明の淳子を庇いたいらしく
慎司が父親からのプレッシャーで犯行に及んだという風に話を持っていきたがる。
晶子の夫も、行方をくらましている淳子の親戚だということが近隣に洩れないか気をもんでおり、
比奈子は居心地の悪さを感じている…

自分の家庭は壊れているのに外面ばかりを気にする真弓に苛立つ娘・彩花。
そんな家族の争いを避けるように、車の中に隠れる夫というのはこれまでと同じだけど、
啓介の隠し事を追求する中で、また新たな事実が発覚する。
事件の日、小島が高橋家から出てきたのを夫は目撃していた。
ただ、、啓介が車の中で手に取るとしていた紙バック、、アレは何?

今週は、幸せなお嬢さんから一転、殺人犯の家族かも知れない比奈子の置かれた立場、
戸惑う比奈子に襲いかかる世間の冷たさが描かれ、たった一人で置き去りにされて
教師たちを前に、「何も悪い事していないのに・・」と言う言葉に泣けました。。。
友人までが離れていき、居場所をなくした比奈子は兄を頼りに夜行バスに乗り…

一方、今夜も夜の街を彷徨う彩花の目に、慎司の後姿が!!


次々とちょっと誰もが疑わしい行動や、言動をして
ミスリードを拡げようとしているのがアリアリな展開ですが(苦笑)

「ひばりが丘」の住民というブランドを守るために、
高橋家の淳子は、慎司の大好きなバスケを奪い、
遠藤家の真弓は夫の独立の夢を奪い、彩花には坂の上から公立に通わせる結果となり
それがコンプレックスを植えつけている事に、鈍感な彼女は気づかない・・
言ってみれば子供たちは母親の犠牲になっているような気がしてきた 

子供の為、、といいながら、実は子供の一番大切なものを奪う、母親―。
この親たちはともかく、
嵐の夜、海に投げ出されたような子供達に、穏やかに眠れる夜がきますようにと祈らずにいられないのでした。
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おめでとう~♪

2013-02-11 21:44:49 | Weblog


浅田真央「まだ伸びしろある」世界選手権へ気持ち新た=四大陸から一夜明け
挑戦し続ける浅田真央、今季ベストもまだ道の途中
真央「得点として戻ってきた実感」 四大陸フィギュア
真央、今季世界最高で3度目V!
真央「完璧にしていく」“宿題”に意欲的

真央ちゃん、これでジャンプの完成度が高くなると、ホント凄いよっおめでとう~
アッコちゃん、いいよね~、フリーのカメレンゴプロ♪自己ベスト更新、おめでとう~
佳菜子ちゃんもカメレンゴ先生のピアソラ、素敵でした~、盛り上がったよ~



羽が落ちれば減点というリスクを問われても「大丈夫です」と言い切る真央ちゃんはやっぱり男前!
この前の衣装も、私は水鳥の羽毛そのままって感じが動く度にあって、凄く好きだったけど、
タチアナコーチの愛情が詰まった今回の全身羽毛の白鳥衣装、似合ってました




羽生2位に終わる、大輔は7位
「練習でもこんなにひどいのはない。どこかに大丈夫だろうというのがあった。」
慢心とは大ちゃんの弁。呆然とした中にもやはり厳しい順位に準備不足で臨んだ事の反省です。
男子はいまや4回転新時代。フリーで3度も4回転を跳ぶ選手が現れ、(そしてもっと増える)
実際これまでのライバルには警戒心があっても、(しかもPチャン不在で)
成長著しい世界の10代の若者を見据えていなかったというのがあると思う。
世界選手権ではしっかりフォローしていくという歌子センセイが頼もしいです
「あと1年.....」モチベーションを保っていくのは大変だけど、
とりあえず、今回はこれで気づきがあってよかったと思おう

夢の続き・・・
真央ちゃん、お疲れさま♪そして、おめでとう~~♪<4大陸フィギュア>「大技挑戦、すごいプラス」また回転不足…真央それでも前向き自分に正直で、ぶれない志を秘めて、挑戦し続...
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脳男

2013-02-11 19:15:25 | the cinema (ナ行)

悪に裁きを下す、
美しき殺人者

製作年度 2013年
上映時間 125分 映倫 PG12
原作 首藤瓜於『脳男』(講談社刊)
脚本 真辺克彦 、成島出
監督 瀧本智行
出演 生田斗真/松雪泰子/江口洋介/二階堂ふみ/染谷将太/太田莉菜/大和田健介/光石研/甲本雅裕/小澤征悦/石橋蓮司/夏八木勲

第46回江戸川乱歩賞を受賞した首藤瓜於の小説を原作に、高い知能と、驚異的な肉体を兼ね備えるも、人間らしい感情はない謎めいた男・脳男をめぐるバイオレンス・ミステリー
残忍な手口の無差別連続爆破事件を追う刑事の茶屋(江口洋介)は犯人の居所を突き止めるが、身柄を確保できたのは身元不明の鈴木一郎(生田斗真)だけ。共犯者と見なされた一郎は犯行が常軌を逸したものだったため、精神鑑定を受けることに。担当となった精神科医・鷲谷真梨子(松雪泰子)は感情を表さない一郎に興味を持ち、彼の過去を調べ始めるが……。

これはかなりハードでグロテスクな場面もあったのですが、
大丈夫でした。
てか、面白かったです

先に公開された「悪の教典」(未アップ)の蓮実を思い出される方は多いと思いますが、
誰の為に殺人を繰り返すのか?というところで決定的にこの2人の主人公は違っていて、、
恐らくは、クライマックスでの気持ちの入り方がまるで違ってくるのだと思います。
むしろ、緑川の方が、冷酷なサイコ、ハスミンのオンナ版といえるでしょう。



瞬きナッシングの生田斗真くん、カッコよかったです
江口くんの茶屋は、、アリなの?松田勇作をパロってる風にしか見えず
凄くデキナイ刑事にしかみえなかったけど、いいのか?(笑)
眉なしの二階堂ふみちゃんと、どこか栗山千明似の太田莉菜サン、すんごい事になってます
ファンの方はご注意(笑)

私としては好きな「イキガミ」の監督作品だったので、
この物語に、残虐性も、必要不可欠なものであると信じて、犯人への怒りを膨らませつつ
エグイ場面は目を逸らしながらもついて行きました。
そして、
誰もが信じる「自分の正義」にも落とし穴があり、
「人間らしさ」が、時に真実を見過ごす欠点にもなるのだという事実に向き合い、
それでも、痛みを感じないという事のこの上ない残酷さに、観る方が痛みを感じられ、
心がない脳男に心の種が芽吹くことを信じたくなる―。

キーワードは
袖を隠す 痛みを感じない といったところかな。

エンディングのキング・クリムゾン「21世紀のスキッツォイド・マン」がかなり合ってたわ~
King Crimson - 21st Century Schizoid Man Including Mirrors (studio version)
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とりあえず・・・

2013-02-10 15:57:45 | Weblog

真央ちゃん、ほぼ2年ぶりのトリプルアクセルの解禁、おめでとう~
一大決心で取り組んできた、ジャンプを始めとするスケートの見直し。
その過程で、不調だとか、散々に言われ続けても、
佐藤信夫コーチを信じて、地味な本当に苦しい闘いの連続を、
彼女の純粋で強い気持ちが勝利したものですね。心からおめでとう。良かったね!

真央、3回転半決めた!今季世界最高
真央『白鳥の湖』新衣装!全身羽根

真央ちゃんの高くてふんわりと軽い、エレガントなジャンプも好き
スピンも美しい
でも、真央ちゃんがいつも軽々とやってのけるステップは、本当に素晴しい
今日は丁度、TVの放送時間に出かけることになって、心残り~。
なので、とりあえずコレを貼って行きます。懐かしい真央ちゃんがいっぱい♪

浅田真央 "神ステップ(鬼ステップ)" ~ 大全集!
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信長のシェフ 第5話

2013-02-09 22:44:29 | TV dorama

週刊漫画誌に連載中の同名漫画を基に、
戦国時代にタイムスリップして織田信長の専属料理人となる青年の苦難と奮闘を描く

原作 西村ミツル、作画 梶原卓郎「信長のシェフ」(芳文社)
脚本 深沢正樹 倉持裕
監督 兼崎涼介 田村直己 藤岡浩二郎
出演 玉森裕太/及川光博/志田未来/ゴリ/芦名星/宇梶剛士

第5話 「戦国一の美女・お市を暗殺!?平成のシェフお子様ランチで潜入」
ケン(玉森裕太)は信長(及川光博)に命じられ、浅井長政(河相我聞)の城に料理人として潜入することになる。楓(芦名星)が男装し同行するが、自分も一緒に行くという夏(志田未来)は残されてしまう。信長には裏切り者の長政を料理を使って毒殺せよとの意図があると信じて疑わない楓。だが、ケンは信長の妹・お市(星野真里)の過去の行動などから信長の真意に思い当たり、3匹のアユを笹舟仕立てにした料理を作り上げる。―

今回は特に、ありえへん難関 を2度も突破する我等のケン~

一度目は、楓と共に乗り込んだ浅井長政の面前で、
信長の真意は長政毒殺に非ず、「借りを返す」とは、
長政の裏切りをアユに託して危機を知らせてくれたお市の方への救出を打診することだと読み解いたケンが、
鮎の揚げ物、笹舟仕立て・覆盆子(イチゴ)の汁添えを、これまたしっかり読み解いたお市の方が
やけにキッパリと「この城から一歩も動きませぬ!」と言ったもんだから、
同行した敵の料理人のクチからバレてしまい、楓は信長の元に帰ってしまい(笑)
ケンは囚われ、沫や打ち首になるところ
お市の方自ら人質を演じてケンを脱出させるという荒業~(笑)
追っ手、全然イナイやんめっちゃスンナリ脱出成功~

もう一つのありえへんは、
お市の方の娘、茶々の苦手・肉を克服させる料理を命じられたのに、
料理人の魂ともいえる包丁の使用を禁じられたシーン。
でっ
ナント!指を包丁代わりに鶏(鴨の想定)を、指で捌く~~~!!
イワシじゃあるまいし・・(笑)ありえへ~~ん
でもって、
鴨肉の鉄板ハンバーグ むかごのフライとえんどう豆のソテー添え あんず味噌ソース
目出度く茶々の好奇心をくすぐり、あ~んと何度も御口をあけてご所望~

去り際にケンはお市の方に、今度会えたらハンバーグの作り方を教えると約束しますが、
夫・長政が信長の敵となった事で、次はないかも、、と心配なさるお市の方は、
長政が姉川の戦いで敗北した後、織田家に引き取られ、茶々、初、江とともに
結局は信長より長生きをするのですが、、
この時「あ~ん」をしていた幼い茶々が、後にサル(ゴリ)の側室になると思うと
なんかヘンよね~、やっぱり

さて、超~ラッキーボーイのケンですが、最後ぬっと刀を突きつけられ―っっ!!
今週は、謎のオンナの名前が判ったと思ったら、
あれぇ~?彼女もタイムスリップなの???
夏(志田未来)のライバルがまた増える予感~(笑)
来週も観るわよっ
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