宣戦布告―
原題 THE EXPENDABLES
製作年度 2010年
上映時間 103分
映倫 R15+
製作国・地域 アメリカ
監督 シルヴェスター・スタローン/ジェイソン・ステイサム/ジェット・リー/ミッキー・ローク/ツールエリック・ロバーツ/ドルフ・ラングレン/ランディ・クートゥア/スティーヴ・オースティン デヴィッド・ザヤス
『ランボー 最後の戦場』でも監督、脚本、主演を務めたシルヴェスター・スタローンが今回も同様に一人三役をこなしたアクション超大作。
バーニー(シルヴェスター・スタローン)は、傭兵(ようへい)軍団のリーダーとして精鋭たちを束ねている。彼はナイフの達人リー(ジェイソン・ステイサム)や、マーシャルアーツの天才ヤン(ジェット・リー)らと共に危険な任務を遂行してきた。ある日バーニーは、とある依頼人(ブルース・ウィリス)から教会に呼び出され……。
「頭脳よりも筋肉頼みなローテク・アクション」―Yahooのレポートの一文を目にした時にも、
当たり前じゃん、スタローンだよ?と胸のうちでフンッと軽く笑って出掛けました(笑)
というのも、
『
ロッキー・ザ・ファイナル』で、リアルに普通の父親が普通の生活をしてなまった体から、ボクサーの体に作っていく過程を、まるでドキュメンタリーのように演じていたのですが、それが本当にしんどそうで、
でも今思えば、それもスタローンの演出の一部だったんですよね。だって、ロッキーは引退して普通の中年。スタローンも普通の緩んだところからスタートするリアルを見せ付けたんだもの。
で、心配した『
ランボー 最後の戦場』では、ちゃんと準備して作ってきていたのを感じましたし、
やはり弱きを守るスタローンの描くヒーローは健在でした。
先ずは挨拶代わりのエクスペンダブルズ(消耗品軍団)の華麗な仕事ぶりを、コンパクトに紹介。
ソマリアでの人質救出作戦を鮮やかにキメて、ついでに彼らの性格も紹介。
いかにプロフェッショナルな集団でも、ヤバイ奴は作戦の命取り。
それを通告するのもリーダーのバーニーの務め。
麻薬に溺れた狙撃の名手を出入り禁止とし、残る5人で次の仕事に掛かろうというわけだが、、
たった5人が軍隊を相手に戦う様は、
どこかつい先日の
十三人の刺客を思い出させます。
コチラは使ってる武器も破壊力が違うんだけど、その見事なチームワーク、連係プレイではやはり被るものがありました。
バンバン撃っちゃうし、威力も強いのでここでもあれやこれや吹っ飛びますが、
悲壮感は全くないし、むしろ爽快?
作戦も無く戦っているというわりに、日本の殺陣を思い起こさせる計算されたアクションがひたすらかっこいいです
その仕事の依頼をするだけのブルースとか(笑)しかもバーニーの対抗馬にわざわざ呼ばれたシュワちゃん(笑)
仕事(彫り物)より、話し相手をしている方がプロにみえるミッキーとか(笑)
もうアクションはいいから~、みたいな(笑)やけに豪華な使いっぷり。
今回は周りがトシいったオジサンばかりなのでやけに可愛く見えたジェット・リー、(
ウォーロードとはベツジンよ
ホントはフサフサのスタローンより20歳以上も若いんだよっ!の恋するジェイソン・ステイサム、
それぞれにちゃんと見合ったシーンを用意しているけど、
でも、いつも美味しいところは俺のモノ♪のスタローン(爆)
今回は、一時期のハリウッドを引っ張ってきた男臭いヒーローたちに、自ら消耗品と名乗らせ、
だけどそこはスタローン監督。相変わらず優しく、強く、
そこでしか生きられない男たちをかっこよく描いてました♪
最強・無敵のオヤジたちのひたすらかっこいいアクションを観よ
という分かりやすいところがスタローン作品のいいところですね