才能と熱意がありながらも結果に結びつかず、
崖っぷちに立たされているコンテンポラリーダンサーと
加齢とともに増していく閉塞感に苛まれながら、同僚と不倫関係を続ける年上の高校教師が
運命の出会いを果たし、
捨て身の<激愛>に溺れていき、様々な困難の果てに二人が選び取る道とは…―
脚本 大石静
演出 片山修
主題歌 KAT-TUN『KISS KISS KISS』(ジェイ・ストーム)
挿入歌 MISIA『白い季節』(Ariola Japan)
出演 亀梨和也 深田恭子 早見あかり 小芝風花 大貫勇輔 寺島進 麻生祐未 生瀬勝久
【最終回】
世界を相手に仕事を始めた慶(亀梨和也)と別々の時間を過ごす中で、自分がどうしたいかを深く見詰め直した結唯(深田恭子)。そんな結唯が、慶の前から突然、姿を消してしまう。日本に戻った慶は、結唯と連絡が取れないことに愕然とし、必死に捜し回る。慶は、結唯の勤務先の高校へ出向いて高柳(生瀬勝久)と面会し、続いて母・真理子(麻生祐未)を実家に訪ねてまで、居場所を突き止めようと奔走。そして、ついに2人は…。
当初から大石氏の「コンテンポラリーダンサーを主役にした物語を描いてみたい」で始まり、しかもそれは
「踊りで愛を告白することが出来る人。女性の願望のような、この世にあらざる男」
「この世にあらざる男」で、亀梨くんがキャスティングされ、
「渇きやあきらめを美しく表現できる30代」ということで恭子ちゃんが選ばれ、この時中川Pは
「深田さん自身は思慮深く知的な大人の女性。ドラマの役を本人に近づけたいという思いもあります」と。
そして、ストレートなラブストーリーが少なくなっている現在、
たっぷり恋愛の持つ強力なチカラと、その影響力に翻弄されるドラマを魅せてくれました。
でも、途中、
短いからばかりではない、「セカバー」の時も感じたキャラ設定の粗さもありましたが、
キャスト、演出、音楽のおかげで、
セカンド・ラブの世界観にドキドキハラハラしながら観続けられました。
慶がロンドン滞在中に、ろくに結唯に連絡も取らなかった別れから
慶は1年の世界ツアーから戻り、、マスコミの注目を浴びるが、
仕事の達成感とは裏腹に、結唯を失ったことに喪失感を感じており、
結唯の新たな連絡先を探し、、、
ようやく会えた結唯は、自分の職場を案内し、
自分にもやっとみつけた夢があるから、、「もう、慶クンは要らないの」と。。。
落ち着いた様子で冷たい言葉で慶を諦めさせようとする結唯が切ない…―
今回もまた帰国と同時に、慶には海外からのビッグチャンスが舞い込んでおり、
またも結唯を置いてドイツに長期いくことに乗り気じゃない慶・・・
何もかも捨てて年下彼と渡仏した上田先生と、一年ぶりの女史トーク。
彼に別れを切り出され、寂しくて帰国しちゃったけど、
それでも「何もないより良かった」と女史は言ったけど、
そう言って微笑む結唯は、それが負け惜しみではない笑顔をみせる。
「好きだ」というだけで、言われたからついて行くだけでは、
きっと出会ったころの繰り返しになる…。
惨めになって、壊れてしまうなんてしたくない、振り回されたくない結唯の強い想い。
でも、慶には「世界に向けて羽ばたいて欲しい」というのも真実。
お互いに自分の進むべき道、相手の居るべき場所の為に別れを決める。――
今回は慶が、結唯の実家にいた時にママのスマホに「結唯ちゃん」と着信があり、
目ざとい慶が素早くとって「今どこっ」がツボだったわ~
あとは・・職場に訪ねてきた慶に、冷たさを装って未練を断ち切らせる結唯のシーンかな。。。
こういう、オーバーじゃない、心の機微を表現するのが、恭子ちゃんは上手いです。
前回は置き去りにされた娘を抱きしめて「ガンバレ...」に泣かされたけど、
やっぱり結唯ママは変わらなかった(笑)
「ママには結唯ちゃん、結唯ちゃんにはレタス畑があるじゃない」には参った
ラストも、
何もかも捨ててただ慶について行くだけではない、
自分の目的を持って―…、肩を並べて歩いて行ける二人になっての再会で良かったです。
私の周りのオトナ主婦には嵌って観ていた方も多かったし、
ムリして映画公開に合わせなくて、ちゃんとスタートして7話じゃなく9話くらいで
周辺人物との絡みももっと描けていれば、、と思いました。が、
何はともあれ、
2人にとっていろいろとハードルも高かったドラマを見事に遣りきりましたね♪
亀梨クンと恭子ちゃんに「お疲れさま」と、皆さん「ありがとう~」です
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