to Heart

~その時がくるまでのひとりごと

ポテチ

2012-05-23 23:20:06 | the cinema (ハ行)

製作年度 2012年
上映時間 68分
原作 伊坂幸太郎『ポテチ』(新潮文庫刊『フィッシュストーリー』所収)
脚本:監督 中村義洋
音楽 斉藤和義 主題歌『今夜、リンゴの下で』
出演 濱田岳/木村文乃/大森南朋/石田えり/中村義洋

仙台在住の人気作家・伊坂幸太郎の同名中編小説を中村義洋監督が映画化したハートフル・ストーリー。
宮城県仙台市、生まれた年も日にちも一緒の2人は成長した後、片方はプロ野球の人気選手、もう片方は空き巣というまったく異なる人生を歩んでいた。ある日、空き巣をなりわいとする今村(濱田岳)が恋人の若葉(木村文乃)と共に、地元のプロ野球選手(阿部亮平)の家に盗みに入っるが、今村は一向に仕事を開始するそぶりを見せない。すると部屋に女性から電話がかかってきて……。

なんか解んないけど、、原作ファンの方、スミマセン!
実は伊坂・中村コンビに濱田くん、ってだけで、そんなに大ハズレはないでしょう~ぐらいの気持ちで、
ほとんど期待しないで行きました。しかも1時間ちょっとの短さだし。ってめっちゃ良かったです~!!

なのに・・もう1日2回の上映になってしまってるし


野球ヒーローを愛するドロボウ・今村と
優しさが解らない黒澤、
なんとなく恋人になった「ぶっとばすよ」が口癖の若葉、
生涯で一度もフライを捕ったことがない野球好きの親分、、、

そして、なぜか今村がアツく語るほどには名前が知られていない、地元のヒーローだった尾崎。
それでも、彼は甲子園を沸かせた地元のヒーローだった…!

人が人を想うキモチの素敵さ、切なさ、
そして、ヒーローを支える、小さなヒーローたちの姿に、
やっぱりやられたのでした

アヒルと鴨のコインロッカー」「ゴールデンスランバー」「フィッシュストーリー」がお好きな方なら、きっとお好きな作品だと思います!

会社帰りの若い方たちで結構混んでいましたが、私の前を歩いてたカップルの女性が
「ねえ、なんでポテチ食べながら泣いてたの?」って茶髪の彼に聞いていました....
「そりゃ~お前○×しちゃったからだよ~」彼氏は即答してましたが、彼女はその心理までは解らなかったみたい
是非、今村の涙のポテチ、解ってあげて欲しかったけどな~。
そして、エンドロールの後のちっちゃな事件もお見逃し無く~

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6 コメント

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こんばんは♪ (SOAR)
2012-05-24 00:34:24
今村と尾崎選手の出生にまつわるある出来事が終盤になって(ひとつの可能性として)明かされたとき、
あの涙のシーンが伏線になってたことに気付かされるんですよね。

尺の短い作品ですが、観終えた時の満足感は格別でしたね!
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SOARさん♪ (kira)
2012-05-26 20:31:26
もう、あの涙のシーンではほぼ解ってしまっていたので、
あそこ辺りからいつでも決壊するよ、状態でした、、
でもって、
これがなかなか涙が引かないテのきかたでした。
やっぱり、親だからでしょうかね?
キャストもみんなヨカッタです
返信する
こんにちは (はらやん)
2012-05-27 12:04:57
kiraさん、こんにちは!

伊坂作品×中村監督×濱田岳さんは鉄板ですよね。
ポテチのシーンはそのときは意味が分からなかったけれど、その後理由がわかったところで思い出してジーンとしてしまいます。
このあたりは「アヒルと鴨」とも同様で、うまいなぁと。
若葉もお母さんもいい感じでした。
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いろんなものが (sakurai)
2012-05-28 13:07:49
ぎゅーっとつまってて、とっても良かったです。
短編の空気もちゃんと出てた。
「フィッシュストーリー」は、もともとの短めのもんを、贅肉つけちゃったのがちょっとなああって。
即答できた彼氏のカブは急上昇でしょうね。
返信する
はらやんサマ♪ (kira)
2012-05-30 20:44:43
お返事遅くなって申し訳ないデス
この2,3日雑事も多くてバタバラでした。

そうそう、どちらかというと「アヒ鴨」にちょっと共通する感動だったかも。
伊坂作品×中村監督×濱田岳は、不思議と飽きないし、
今回もキャスティングがよかったです
返信する
sakuraiさん♪ (kira)
2012-05-30 20:46:33
今年の劇場鑑賞作の中では
ダントツ、観客の平均年齢の低い作品でした(笑)
一見チャラチャラしてる風の彼氏君の方が、
見るからに勝気そうな彼女の理解力と、優しさに反応するキモチが上回った感じの会話でした
本当に、凝縮された前フリに、イッキの感動!
短編の持つ魅力がありました
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