パニックそして脱出

夜遅く次女を塾に迎えに行き、そこの出口の溝で不覚にも脱輪してしまった。
外は真っ暗、こっちはパジャマ姿。

「どうしよう・・・」娘を乗せたまま少しパニクった。
とりあえず車検証の袋を見回し、やっと見つけた保険会社のコールセンターの電話番号。

藁をもすがる気持ちで、電話したら向こうは冷静な対応。
「どうされました？　お怪我はありませんか？今どこにいますか？」
「この状況を簡潔に説明するのは案外難しく、無駄な話で慌てている自分。」

短い会話の中、担当者は　「いちばん近い事業所を探し連絡します。」と。
そして10分後連絡があった。電話番号を見るとなんと横浜からだった。
この時間に対応できるいちばん近いロードサービスは武雄からということ。

待つこと40分、レッカー車がやってきた。
僕の車を見るやテキパキと作業をこなす。

案外深みにハマっていたので、作業は素人では絶対無理な本格的なものになった。
黙々と作業する若いスタッフがカッコよく見えた。（娘も同じことをいった）

作業終了！車は無傷で脱出！思わず拍手！

「ここにサインしてください、料金は要りません。」
なんだか感動！保険に入っていて本当によかった！

事故後の電話、これを横浜で受けた司令塔は素早い判断で武雄のスタッフを小城へ配置。
日本の企業のチームプレイに改めて感動！

この脱出劇には約一時間半を要したが、見事なエンディングだった。
暗い車の中で娘との会話も思い出となった。


※写真はイメージです。