「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

ロシア軍の作戦計画に変更はないように見えますが?<ウクライナ紛争2023年8月

2023-08-24 17:59:34 | ウクライナ紛争

ロシア軍のやることですから他人の私が気にしても仕方ないんですが?
今は、多分拘束軟禁されていると思われるスロビキン上級大将の立案した作戦計画は、南部は徹底的に要塞化して専守防衛し、東部で攻勢をとるのが基本計画で今も、その通りにロシア軍は軍事行動をしています。冬の大攻勢の時から同じで変化は、見られません。

現在、ロシア軍はハルキウ州クピャンスク方面とドネツク州リマン方面でかなりの部隊を投入して攻め続けています。ウクライナ軍は、もっぱら専守防衛に徹しています。ロシア軍は、予備部隊の大部分を東部戦線に振り向けていると思います。

ロシア軍からは、東部のどこで何km進んだという話しか聞こえてきません。ウクライナ軍も南部戦線でどうした・と言う景気のいい話は、ないですね?

実際には・・
ザポリージャ戦線では、ロボティネ村Robotyneを完全に制圧して新規の強力な旅団を投入したようです。
ロシア側のトクマクТокмакを中心とする防御網は、外郭防衛ラインを突破され、ウクライナ軍は外側の第1次防衛ラインを総攻撃する構えに見えます。

ロボティネ村Robotyneは、外郭防衛ラインの最大拠点だったようですから、この地点を制圧された以上、ロシア側には相当な犠牲が出ていると思います。

外側(北側)の第1次防衛ラインまで突破されると、トクマクТокмакを守る防衛ラインは、第2次防衛ラインだけになり、かなり危機的な状況が生まれます。

トクマクТокмак方面の防御網が難攻不落であったのは、外郭の防衛ライン、第1次防衛ライン、第2次防衛ラインが有機的に機能して相互補完しながら防御していたからです。そのうちの外側2列の防衛ラインを突破されると、ほぼトクマクТокмакの防衛は、不可能になると思います。

トクマクТокмакの分厚い防御網は、機能しなくなりなくなると言う意味です。

目標であるメリトポリМелітопольへの進撃路が開けます。

南ドネツク戦線でも、第1次防衛ラインを形成していたスタロマイオルスケStaromaiors'keとそのすぐ東のドネツク州ウロジャイネUrozhaineをウクライナ軍が制圧しました。ここがロシア軍の第1次防衛ラインの拠点だったようです。ここが指揮所になり補給の中心だったようです。ここが制圧されると第1次防衛ラインには補給が出来なくなり否応なくロシア軍は、第2次防衛ラインに移動しなければなりません。
その第2次防衛ラインが、南4kmくらい離れた位置にあるスタロムリニフカStaromlynivkaを中心とする横に広域のエリアです。
アゾフ海側の湾岸都市のマリウポリМаріупольやベルジャンシクБердянськを目標にする攻撃ルートです。

ロシア軍にとっては、こちらの方が危機的だと言えます。ここには、南北にモクリヤリ川MokriYaly riverが流れていてその川の両岸をウクライナ軍は南に進撃しています。

ザポリージャ戦線は広大な畑地帯ですからロシア軍は地雷を海のように埋めてウクライナ軍の進撃を阻んできました。ところが、こちらは河川敷や渓谷の地形です。地雷を埋めて守ることは出来ません。地形を利用して人数を多くして守るしかありません。簡単に言うと頭数を集中しないと守れないと言うことです。

タロマイオルスケStaromaiors'keとそのすぐ東のドネツク州ウロジャイネUrozhaineをウクライナ軍に突破されたと言うことは、ここでは甚大と言えるロシア軍の人的被害が出ているはずです。

ウクライナ軍が静かなわけは、ロシア軍(が南部戦線の部隊増強をしないように)を刺激しないような配慮だと思います。どうもロシア軍の参謀本部は南部戦線の戦いはロシア軍が防御に成功していると考えているみたいです。そうであれば、増援部隊を送る必要はありません。

だから、せっせと東部戦線でウクライナ軍を攻撃しています。人員を増やしてです。それはウクライナ軍にはすごく都合の良いことです。東部戦線にロシアの大軍をおびき寄せて?

南部戦線で静かに密かに削るのがウクライナ軍の作戦計画のようです。ロシア軍の参謀本部には頭(スロビキン)がいません。去年の負け戦の部分を主導したのが、ゲラシモフ参謀長です。

ロシア軍内部の権力闘争は、こんなところにも大きな悪影響があります。ゲラシモフ参謀長はロシア軍が勝っても負けてもほぼ気にしません。自分の身が安泰であれば、それでいいのです。ショイグ国防相も同じ考えです。だから、部下は勝ち戦とごまかし報告します。

ロシア軍の参謀本部では、ロシア軍が勝っているのだろうと思います。東部戦線での攻撃を大勝利にして、南部戦線の方は少し負けたようにしか報告していないと思います。

嘘だと思うかもしれませんが、そんな調子で去年はハルキウ州で大敗走しましたし、ヘルソン州ドニプロ川西岸では負け続けていました。スロビキン上級大将が方面軍司令官になって最初にやった作戦が、ドニプロ川西岸からのロシア軍の撤退作戦です。これは見事に成功しました。そのスロビキン上級大将はロシア軍の参謀本部にいません。

どうも見ていると、南部戦線は去年と同じ流れになりそうです。秋になり地面がぬかるむのが11月半ばくらいだと思います。あと3か月弱ですね?
それまでにウクライナ軍が、南部戦線でどれだけ進撃できるか?

進撃が深ければ、冬の戦いはウクライナ軍に有利になると思います。
マリウポリМаріупольやベルジャンシクБердянськ方面。
あるいは、マリウポリМаріуполь方面にウクライナ軍が接近するほど南部のロシア軍の補給が細ります。ロシア領~ドネツク州~ヘルソン州の陸路の輸送ルートが細れば、あとはクリミアからの補給しか出来なくなります。

そのクリミアも結構、ウクライナ軍に攻撃されています。つまり、このような状況を作り出すのが今年のウクライナ軍の最大の軍事目的だと思います。

それは、成功しつつあるように見えます。ロシア軍が東部戦線で頑張るほど成功するでしょう・・・

ウクライナ人道危機救援金 - 日本赤十字社
https://www.jrc.or.jp/contribute/help/ukraine/


オランダとデンマークが、Fー16戦闘機の供与を決定<ウクライナ紛争2023年8月

2023-08-24 17:57:58 | ウクライナ紛争

ウクライナ大統領、オランダ供与のF16戦闘機は42機
2023.08.22 Tue posted at 12:37 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35208076.html

事前に話は出来ていたようで、アメリカが第三国への供与を認めたことで、早々とデンマークとオランダがウクライナへのFー16供与を表明しました。
デンマークは、19機と機数がすでに決まっているようです。オランダの方は、保有分42機のうち機数は表明していません。全部、不要だと思います。

『ステルス戦闘機F-35、いよいよ配備が本格化』
2018.04.04
https://trafficnews.jp/post/80132/3

「オランダ空軍は2021年12月27日(現地時間)、次期主力戦闘機F-35Aが初度運用能力(IOC)を獲得し、実戦体制に入ったと発表しました。」

もうオランダでは、Fー16は退役予定か退役していると思います。
そのような事情があるから、ゼレンスキー大統領は供与を求めていました。型落ちの退役機を供与してほしいと言っているだけなのです。

それをあ~だもこ~だも理由を付けて供与の認可を渋っていたアメリカ。何らかの意図が疑われても仕方ないですね?

ともあれ、ウクライナ空軍は来年には50~60機程度の戦闘機部隊を編成できそうです。ウクライナの防空は格段に強まりますし、前線の地上部隊には上空援護が提供されます。

もし、これに加えてスウエーデンのグリペン戦闘機が供与されれば、こちらを地上攻撃機に回せます。そこまで行けばヨーロッパの田舎空軍なら一人前です。

既に関係国は、来年の戦争をどうするかの話になっている部分もあります。

結構、ヨーロッパには型落ちの兵器があるんです。


欧州冬の陣(ガス備蓄)<ウクライナ紛争2023年8月

2023-08-24 17:54:54 | 世界経済と産業

欧州のガス貯蔵、冬を控え「ほぼ100%」
2023.08.22 Tue posted at 14:50 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35208089.html

去年は、自爆ガス禁輸のおかげでヨーロッパはひどい目にあいました。今年は、夏場にガスを買い集めて冬の需要の90%以上を備蓄したようです。

さすがにユーロが団結して行動すると、他の経済圏では見られない効果があります。11月1日までに貯蔵率を90%にする目標を掲げていたそうですが、早くも目標を超えました。

でも、これはいい方法ですね。備蓄施設を作って夏の価格の安いときに1年分備蓄してしまうのは、エネルギー安全保障の観点からも価格安定の点からも、良い考えだと思います。もっと、備蓄施設を拡大すれば安いときに買って高い時に売れば、商売として成り立つかもしれません。

ロシアにガスの元栓を握られているヨーロッパの貧乏国は沢山ありますから、いい商売になるかもしれません。


(MLB)レッズで大人気の大物新人デラクルス<2023年8月

2023-08-24 17:54:54 | MBL & プロ野球

2023年8月21日10時30分
レッズ大物新人デラクルスが快進撃けん引、“新怪物”と大谷翔平の初対戦に注目
https://www.nikkansports.com/baseball/mlb/column/showtime/news/202308180000590.html

レッズは、オハイオ州シンシナティにあるア・リーグ中地区の球団です。鈴木誠也のシカゴ・カブスと同じ地区です。
翔平君も規格外ですが、こちらはさらに規格外です。今年6月6日にメジャーデビューしたばかりの21歳のエリー・デラクルス選手です。(ドミニカ共和国出身)

まず、体がデカイ!身長198cm。この体で守備がショートです。超人的な身体能力で注目されています。わずか15試合目でサイクルヒット達成。(球団史上34年ぶりの快挙)
7月8日には、1イニングで打者1人の間に、二盗&三盗&本盗にも成功。(1919年以来の快挙)

今季メジャー最速の打ってから三塁到達までのタイムが10・83秒(球界最速の男)
7月16日三塁から一塁への送球でメジャー新記録の約158キロ(2015年にスタットキャストでの計測が始まってから、史上最速記録を更新)その4日後には160キロ超えであっさりと自己記録を塗り替える。

バッテイング練習も凄いようです。軽々とさく越え連発のようです。

「その後も目覚ましい活躍を見せて、1900年以降の近代野球史上ではバリー・ボンズ(当時パイレーツ)に次ぐ2位のデビュー58試合目で10本塁打&15盗塁以上をマーク。野球の2大要素であるパワーとスピードをいかんなく発揮しています。」

バリー・ボンズは薬物問題で記録は公認されていませんが、2001年年間73本塁打を達成し、生涯762本塁打を打った超大物ホームランバッターです。もし薬物問題がなければベーブ・ルースとどっちが上かが常に論争の種になるでしょう。

新人の時点で、バリー・ボンズ並みと言うのは普通にあり得ない事です。

ショートの守備は難易度が高いです。守備がショートで走塁が一番で打撃がもしこれから技術的に成長していけば、間違いなくメジャーで1番の選手になれます。(バリー・ボンズは外野手です)

ショートが守備位置の大物打者は・・
アレックス・ロドリゲス
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AC%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%AD%E3%83%89%E3%83%AA%E3%82%B2%E3%82%B9
NYヤンキースでは、ジーターがショートだったので3塁を守りましたが、本来はショートです。
アレックス・ロドリゲスは本塁打王5回の超大物バッターです。

「バリー・ボンズ+アレックス・ロドリゲス+盗塁(ロナルド・アクーニャ)」になるとメジャー史上最高だと思います。過去、そんな選手はいません。

21歳のエリー・デラクルス選手は、それくらい大きな可能性を秘めた選手です。大谷翔平君のような性格であれば、そうなる可能性が高いと言えます。

ショートの送球で160kmはすごいと思います。外野手なら時々います。アーロン・ジャッジがそのくらいです。内野手では聞いたことがないですね。内野手は、モーションが小さいから普通は無理です。

野球の好きな方は、注目するといいです。きっと、凄い選手になると思います。凄さの度合いが、すごすぎです!

何しろですね?
普通は、1ヒットのゆるいライト前ヒットで2塁まで楽々行きます。
普通ならツーベースの当たりで悠々3塁に行きます。
その走るスピードが、とてつもなく速い!
(多分、100メートル競走でもそれだけやったらメダル争いが出来ると思います。異次元の速さです。)

盗塁なんか、楽々2塁セーフ

内野の守備位置からちょとでもずれた当たりは、大体内野安打。

まだ、バッテイングはそれほど上手くないですけれどバッテイングが上手くなれば、三振を取るしかアウトにする方法がないんじゃないかと思います。

打撃・走塁・守備
https://www.youtube.com/watch?v=3hhIQexi1m0

オニール・クルーズ(Oneil Cruz)2022年守備、高速送球集
https://www.youtube.com/watch?v=iLM4mDBqx34


2024欧州サッカー>モナコの南野拓実、2ゴール1アシスト

2023-08-24 17:53:18 | サッカー

モナコ南野拓実「戦術の変化が好調の要因かも」ヒュッター新監督のもと2得点1アシストの大活躍
2023年8月21日18時51分
https://www.nikkansports.com/soccer/world/news/202308210000949.html

今シーズンは、順調な滑り出しになりました。
復活してほしい選手です。リバプールに移籍したのが運が悪かったと思います。クロップ監督は先発メンバーを固定してベンチメンバーを使わない監督なので出番がありませんでした。しかしカップ戦中心にシーズン10得点していますから能力がないわけでは、ありません。プレミアですからね。

昨シーズンはモナコに移籍したものの不調のまま終わりました。今シーズンは、監督がヒュッター監督に代わりました。南野がオーストリアで最初に出会った監督です。南野のことをよく知っていますから、アドバイスもあるでしょうし、戦術にも馴染みがあると思います。

環境が変わって1試合目が1アシスト。2試合目のホームで2得点1アシスト。チームの全得点に絡みました。プレミアで1シーズン10得点の実力を示してほしいと思います。

ヒュッター監督とクロップ監督は、戦術的に似通った部分があります。

ラルフ・ラングニック
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%83%AB%E3%83%95%E3%83%BB%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%8B%E3%83%83%E3%82%AF

この系統に属する監督です。南野拓実は、この戦術の中で上達しましたから、違う戦術では能力を発揮しにくいと思います。そこまで器用ではありません。

ともかくフランスで初めて結果らしい結果が出ました。今シーズンの活躍を期待しています。本来なら日本代表のセンターフォワードを務めるだけの実力のある選手です。それを示してほしいと思います。


(アメリカ)ボチボチ出始めた共和党良識派のトランプ退場勧告<2023年8月

2023-08-24 17:51:41 | アメリカ合衆国

ワールド
2023年8月21日9:52 午前Updated 2時間前
トランプ氏は米大統領選から降りるべき、本選で勝てず=共和議員
https://jp.reuters.com/article/usa-election-trump-cassidy-idJPKBN2ZW01I

共和党の議員にだってトランプは、ダメだとはっきり発言する議員は少数ですがいます。しかし、これまでは例外なくトランプの意向に逆らう発言や行動をした議員は引退か選挙での敗北を余儀なくされました。

『トランプ氏を批判したリズ・チェイニー共和党議員、予備選で敗退 米ワイオミング州』
2022年8月17日
https://www.bbc.com/japanese/62573619

※このようにして葬ります。
トランプ支持の対立候補を立ててトランプ支持者をかき集めて、党内予備選で落選させます。

しかし、刑事事件で4件も訴追され有罪が見込まれるトランプを、仮に共和党の大統領候補にしたところで、本選で勝てる見込みは、ほとんどないと思います。予備選の最中にも大統領選の最中にも刑事裁判の手続きは進みます。選挙運動をしながら公判にも出廷しなければなりません。

仮に共和党支持者が3分の1いるとします。民主党支持者が3分の1いるとします。無党派層が3分の1いるとします。トランプが共和党票を固めたとしても、無党派層の有権者は、刑事裁判の成り行きを見ているでしょう。それで無党派層の支持が得られるわけがありません。

トランプが刑事訴追されようと何が何でも支持するのは共和党の中のトランプ主義者だけです。大統領選挙をやる前からトランプの敗北は明らかです。

その証明が中間選挙です。本来なら共和党に(議席の)大波が押し寄せるはずでした。しかし、反トランプ票が民主党候補に流れた結果、共和党の薄勝になりました。上院は、1議席民主党が勝ちました。

今回の大統領選には、それに刑事訴追4件が加わります。結果を考えられない人は、馬鹿でしょう。

今回、トランプ氏に予備選を辞退するべきだと発言したのは、米共和党のビル・カシディ上院議員です。
「21年のトランプ前大統領を巡る2回目の弾劾裁判で有罪を支持した共和議員7人のうちの1人」
共和党内良識派の一人です。

大統領選挙ばかりに目が行きますが、それに合わせて連邦下院435議席と連邦上院100議席のうち33議席が改選されます。他にも13の州と準州の知事およびその他の州と地方選挙が行われます。つまり、選挙がゴシャマンとあります。
ここにトランプ主義者以外に不人気なトランプが共和党の大統領候補なら、どうなります?

トランプもろとも全部、負ける可能性があります。反トランプの大波に飲み込まれる可能性があります。それも少なくはありません。

トランプ主義者やトランプ支持者の忘れていることは、それらを全部かき集めてもアメリカの有権者の3分の1程度だという事実です。残りの3分の2が反トランプになれば、確実に選挙に負けます。

しかも、みんなまとめて負けます。自分自身の選挙を戦わなければならない連邦議員も地方議員も、そろそろそれに気が付くでしょう。

トランプと一緒に土左衛門がいいか?
トランプを土左衛門にして自分たちの議席を守るのがいいか?

多分、よく考えると思います。
選挙で当選できなければ、ただの人ですからね?


(MLB)メジャー球団におけるゼネラルマネジャーの重要性<2023年8月

2023-08-24 17:50:04 | MBL & プロ野球

一時期は、マリナーズはオンボロ球団だったことは知っています。その後、どうなったかは全然気にしませんでした。
ふと気が付くと?
あの、オンボロ球団がワイルドカード争いをしている?
途中を見ていないので冗談かと思いました。
調べてみたら去年は地区2位で、21年ぶりのプレーオフ進出を実現していました。

その理由?気になりますよね?
それを知るとオンボロ・マリナーズがチーム再建に成功し、オンボロ・エンゼルスが今もオンボロな理由も、はっきり分かりました。

その差を作り出したのは、ジェリー・ディポートと言うGMです。
ジェリー・ディポート
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%88

経歴は、ULRを読んでください。
最初はスカウトが振り出しで、段々実績を積んでGMになります。
最初に、GMに就任したのは2011年10月28日にエンゼルスのGMに就任しました。色々しようとしたのですが監督のマイク・ソーシアと対立します。
「エンゼルスは監督とGMのどちら選ぶのか?」
と言う事態に発展し、オーナーのアルテ・モレノは監督を切らずGMを切りました。2015年7月1日に辞任しました。

その後、2015年9月28日シアトル・マリナーズのゼネラルマネージャーに就任します。球団再建を考えていたマリナーズのオーナーの目に留まったのでしょうね。

それからジェリー・ディポートGMはマリナーズの球団改革に乗り出します。具体的には?
「大幅なコストカットとファーム・システムの再構築に着手した。」
その前は?
「前GM時代から引き継がれた長期給与による肥大化したロスターや、一時メジャーワーストと評されたファーム・システムを持つ・・」
こんな状況でした。結果は成功でした。
「ベースボール・アメリカ誌にメジャー全球団1位と評価されるファーム・システムの構築に成功した。」

2021年9月1日、シアトル・マリナーズの野球運営部門社長へと昇格しました。

そして監督も変えます。エンゼルスのGM時代のGM補佐のスコット・サーバイスを監督に引き抜きました。
2016年からスコット・サーバイスが監督を務めて現在に至ります。

その結果が、2022年の地区2位であり、21年ぶりのプレーオフ進出でした。21年ぶりの成功を収めたのには、このような過程がありました。マリナーズの成功は、ジェリー・ディポート現野球運営部門社長によるものです。

ここで気が付きませんか?
もしジェリー・ディポートがエンゼルスのGMのままだったら、エンゼルスはどうなっていたんだろう?
多分、エンゼルスは今のマリナーズのようなチームになっていたでしょうね。

つまりオンボロ・オーナーのアルテ・モレノが、当時ジェリー・ディポートGMを切らずに、マイク・ソーシア監督を切るべきであったことになります。
GMは監督の上司です。部下を残して上司を切ったオーナーの人を見る目のなさが、エンゼルスが今なおオンボロである最大の理由です。多分、その後任のGMもポンコツばかりでしょう。だから、エンゼルスはいつまでもオンボロのままだと思います。

最近のメジャーの球団を見ていると、良い成績を収めている球団は、GMの人材を選びます。GMをイエスマンにする球団は、ほぼオンボロ化します。

オリオールズを見ても、その通りです。
球団再建のためにアストロズのマイク・エリアスGMを引き抜きました。アストロズのGMに就任したのが2015年9月です。
そのすぐ後の、2018年11月16日オリオールズのGM兼副社長に就任しました。
オリオールズは現在、東地区の首位です。

エンゼルスが、オンボロである理由がよく理解できたと思います。オーナーのアルテ・モレノがエンゼルスを保有する限りエンゼルスは、オンボロのままです。

翔平君はFA後、新チームに移籍する必要があります。エンゼルスにいれば腐るだけです。


(MLB)ビッグネームのいないマリナーズがジワジワと?<2023年8月

2023-08-24 17:48:32 | MBL & プロ野球

昨日までは、マリナーズは西地区3位でした。
1位レンジャーズ    
2位アストロズ 2・5  
3位マリナーズ 0・5 

今日は、マリナーズが勝利。レンジャーズとアストロズ負け。
ワイルドカード争い(昨日時点)
 レイズ   0595 
 アストロズ 0560 
 マリナーズ 0556 
 ブルージェイズ 0552 

何と!ワイルドカード争いまで3位に浮上しました。

イチローが何か関係しているのか?
イチローは、2018年にマリナーズに復帰しました。
事実上、その年の5月に引退しています。
正式には、2019年3月21日東京で引退試合に出場した後引退しました。引退後は、2019年4月30日にマリナーズ会長付特別補佐兼インストラクターに就任しました。
その後は、主に・・
「マリナーズで主に外野の守備と走塁、さらには打撃コーチと一緒に打撃面でも指導」
「傘下である3Aタコマ・レイニーズなどマイナーチームにも携わっている」
など、マリナーズと3Aなどの若手の指導もしているようです。
イチローの現役時代は、ほぼ自分さえの選手でした。
マリナーズで2001~2012まで在籍した間に、地区優勝は2001年だけです。ポストシーズンに進出したのも、その年だけでした。個人数字以外にイチローがマリナーズに残した功績は、何もありません。OPSが示す通りチームプレーをしない、自分の成績だけの選手でした。

そんなイチローでも、マリナーズのファンは温かく迎え入れてくれました。人間的な成長もあったのか、今はコーチ的な仕事をしています。それが関係しているかどうかは、不明ですが、イチローがマリナーズに復帰後の成績です。

2018年3位89勝73敗
2019年5位68勝94敗
2020年3位27勝33敗
2021年2位90勝72敗
2022年2位90勝72敗
21年ぶりとなるポストシーズン進出。
ブルージェイズとのワイルドカードシリーズは2勝0敗で勝ち上がった。ディビジョンシリーズでアストロズに0勝3敗で敗退。

イチローの功績かどうかは不明ですが、マリナーズは徐々に強いチームに成長してきました。昨シーズンの活躍を考えると、ワイルドカードの獲得は実力とも言えます。

今シーズンのマリナーズは、ポストシーズンに進出できるか?勝ち上がれるか?
少し、気になります。
イチローも現役時代は全然、チームに貢献しなかったのだから、引退後はチームに貢献してほしいと思います。マリナーズのレジエンドですからね?

メッツの千賀滉大が10勝目を挙げました。
大物がいなくなり、今メッツのエースです。

翔平君は、昨日ダブルヘッダーでサッパリで今日はお休みです。ハリケーン・ヒラリーが来るので西海岸方面の試合は、昨日に繰り上げでなくなりました。

※だから、マリナーズも翔平君獲得競争に参加するのだそうです。一応、条件は満たしていますからね?