「北の山・じろう」時事日記

内容は主に海外時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

ウクライナはクルスク侵攻作戦で何を目論んでいたのか❓<ウクライナ紛争2024/08/28

2024-08-28 21:20:34 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

※ポクロウシクPokrovsk戦線の最新の状況
2024.08.28
ポクロウシク方面の戦い、ロシア軍がノヴォホロディフカ全体をほぼ占領
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/battle-of-pokrovsk-russian-troops-occupy-almost-the-entire-novokhorodyvka/

ヒントらしき記事
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/zelenskys-mysterious-realization-invasion-of-kursk-slows-enemy-advance-towards-pokrovsk/
この記事の末尾にゼレンスキーのインタビューへの答えが記されています。
概要
①ロシアはドネツク州全体の占領を目的としているので(その目的を)諦めることは無い。
②東部地域の行動方針⇒ロシア軍のドネツク州行政境界線への侵入阻止
③ポクロウシクの喪失はクルスク侵攻計画の失敗を意味するのか⇒既に侵攻作戦は成功している

つまりドネツク州を失ってもクルスク侵攻作戦は既に成功していると言っています。
東部地域の行動方針は、「ドネツク州行政境界線への侵入阻止」と言っています。意味は、ロシア軍がドネツク州の外(他の州)への侵入を阻止すると言うことだと思います。逆に言うと「ロシア軍がドネツク州を占領するのは、やむを得ない」・と言うことになります。

クルスク侵攻作戦は数か月前から密かに準備してきたと以前、発言していますから開始日の8月6日から逆算すると遅くとも6月初めには準備に着手していたことになります。

この時期に何があったか❓
5月には、ロシア軍のハルキウ北部侵攻がありました。
その後ぐらいですね。
そしてウクライナ国内では、徐々に停戦論が台頭していた時期です。
<参考記事>
停戦機運の「成熟」に抵抗したウクライナ――クルスク攻勢という冒険的行動はどこからきたか
2024年8月22日
https://www.fsight.jp/articles/-/50837

結局、これが一番大きな動機のように思われます。
停戦論を吹き飛ばして戦争継続機運を劇的に高める。
そのためにロシア領への進撃作戦が計画されたのだろうと思います。

しかし現実に作戦を実行するには、兵力も兵器も足りないのは誰にでも分かります。
足りなければ、どこかから調達しなければ、なりません。
調達先は、戦況の思わしくないドネツク州になったのだろうと思います。
多分、この後から徐々に東部戦線から戦闘力のある機甲部隊の引き抜きを始めたのだろうと思います。
代わりに多少の新兵で編成された部隊を送り込んだのがトレツクТорецьк~ニューヨルクNiu-Yorkです。
この戦線ではロシア軍が一気に進撃した時、信じられない前線の崩壊が起きました。だから郊外の塹壕や陣地は全く役に立たず、すぐ市街戦が始まり今に至っています。

つまりクルスク侵攻計画を決定した段階で最初からドネツク州放棄も決定されていたと言うことが見えてきます。

守りにくい劣勢のドネツク州は放棄して、ロシア領であるクルスク州を占領する。
そしてウクライナ国内の停戦論を吹き飛ばして、再度戦争継続の機運を高める事が、この作戦の最大の目的であろうと思います。

目的は主に政治的な部分から来ていますから、政治的な目的が達せられれば成功と言えるわけです。
軍事的には合理性がありませんが、政治的には合理性があります。
そして政治的な目的は、キエフ政府が考えた以上に十分達成されました。
西ウクライナ市民は、クルクス侵攻の快挙に沸き返り、ゼレンスキー万歳になりました。

もし将来ロシアと停戦するのであれば、おそらくドネツク放棄は受け入れるしかないでしょう。
そうであるならじり貧になりながらドネツクを防衛する必要は、ないわけです。
むしろ精鋭部隊はドネツクから移動して、他のウクライナにとって有利な戦場で使う方が合理的だという論理です。

ドネツク州放棄が最初から決まっていたのなら、トレツクТорецьк~ニューヨルクNiu-York方面とポクロウシクPokrovsk戦線の敗勢に近い劣勢も最初から覚悟の上でしょう。

だからキエフ政府からすると、クルクス侵攻作戦は「既に成功している」と言えるわけです。

外部から見るとドネツク州の喪失は大きなウクライナの不利益に見えます。しかし、どっちにしてもロシアに取られる領土なら今・放棄してもウクライナにとっては、損ではないと言えるわけです。
キエフ政府とそれ以外では、ドネツク州の喪失の損得の評価が逆であると言えます。

むしろ取られるものはさっさと捨ててしまって、そこにいる兵力や兵器を他に転用した方が、余程合理的だと言えます。
私は以前からウクライナには、戦場の取捨選択が必要だと言ってきました。
キエフ政府は、単にそれを実行しただけです。

ただドネツク州を失う言い訳は、国民向けに必要です。
詐欺師のように言い訳が上手ですから、何やかにや言ってウクライナ国民を騙すのだろうと思います。
「精一杯、ウクライナ軍は戦いましたが、やむを得ずドネツクはロシアに奪われました。(政府は精いっぱい努力しました)」
と言うようなことを、上手いこと言い繕うのだろうと思います。

だからゼレンスキーにとっては❓
「クルスク侵攻作戦は既に成功している!」
このように言えるわけです。
単に戦況を踏まえて合理的な戦場の取捨選択を実行しただけです。
政治目的はすでに達成され、ドネツク放棄の言い訳にクルクス侵攻作戦が必要だと言うだけです。

クルスク撤退の言い訳もすでに用意しています。
「スームイ州へのロシア軍の侵攻を防いだ!」
このように早くも主張し始めました。
本当に天才的詐欺師的な才能を持っています。
(誰とは言わないが❓口先だけで数十兆円の戦費を調達した手腕は、天才と言うしかありません。史上最大の詐欺師と言えるでしょう!)

しかし、ドネツク放棄は確かに全体的に不利なウクライナに必要な、「合理的な戦場の取捨選択」です。
そこから生まれた軍事リソースを有効に活用しているとは言えませんけれど❓

大体、ドネツク放棄とクルクス侵攻作戦の関係が分かったでしょう❓
私は、やっと今日分かりました。

だから、トレツクТорецьк~ニューヨルクNiu-York方面とポクロウシクPokrovsk戦線が、どうなろうとキエフ政府には最初から予定していたことです。
その結果が、どうなるかは分かりませんけれどね❓


※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑥
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27


2024MLB>8月27日>大谷翔平2安打もドジャース惜敗

2024-08-28 21:00:40 | MBL & プロ野球

大谷翔平3年連続シーズン150安打 イチロー、松井秀喜に次ぐ3人目 死球の不安を結果で一掃
https://www.nikkansports.com/baseball/mlb/news/202408280000886.html

<ドジャース2-3オリオールズ>
大谷翔平
4打数2安打
惜しかったのは5回の第3打席。
無死一、二塁でしたが、カウント1-0から2球目、127キロの真ん中カーブを打ち損じて三飛でした。
ここヒットを打てば、ヒーローでした。

安打数は、2022年の160安打が自己ベストです。
昨年は135試合しか出場できず、151安打でした。
160試合なら179安打ペース。
今年は、129試合で150安打です。
ここ160試合なら186安打ペース。
今一、良くありませんが打撃項目で自己ベストを更新する項目が多くなると思います。
HRも自己ベストが46本ですから更新の可能性は高いと思います。やはり50本をクリアしてほしいですね。
50本以上打てば、超一流の仲間入りです。

個人記録も気になりますが、翔平君は念願のプレーオフが待っています。一つでもドジャースが勝ち上がるために貢献してほしいと思います。
松井秀喜は黄金時代のヤンキースで6回プレーオフに出場しました。
2009年のWシリーズ優勝と、同年のWシリーズMVPしか目立つタイトルはありませんが、日本人で他にWシリーズMVPになった選手は、いないと思います。
松井秀喜が今の時代の選手なら、もっと良い成績を残せたと思います。当時は打者としてのメジャーの知識がない時代でした。見よう見まねでやって、あの成績です。

その点、翔平君はイチロー・松井秀喜と実績のある先輩がいますから楽です。
翔平君にも目指してほしいタイトルです。

14年経っても消えぬ衝撃…NY紙称賛「不朽の名声」 ヤ軍史で輝く松井秀喜の“伝説”
2024.01.04
https://full-count.jp/2024/01/04/post1496893/


※関連記事目次
項目「MBL & プロ野球」目次③
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/11328fcdd47caf7c999058799251da3b


ポクロウシクPokrovsk戦線、南部も根こそぎ制圧するらしい欲深ロシア軍<ウクライナ紛争2024/08/28

2024-08-28 20:23:52 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

2024.08.28
ゼレンスキーの謎認識、クルスク侵攻でポクロウシクへの敵前進が鈍化?
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/zelenskys-mysterious-realization-invasion-of-kursk-slows-enemy-advance-towards-pokrovsk/

ゼレンスキー大先生の面白い話は記事を読んでください。
戦況の方を書きます。
ここ数日、戦況図の変化を見ているとロシア軍は単にポクロウシクPokrovskの制圧だけを目標にしているのでは、ないようです。

そしてロシア軍は、他方面から移動させた追加の部隊を投入しているようです。だから戦力比は相当悪化していそうです。

2週間前までは、大きな貯水池の東(Vovcha Riverの東)のノボセレフカ・ペルシャNovoselivka PershaからメジョフMezhove方面の掃討を別の部隊が行っていました。
どうもその別動隊が、Vovcha Riverの西に来て川の西側を南に攻撃しているようです。
やたら南側もサクサク削っているのは、川の東側にいた部隊だと思います。

だからこの部隊はポクロウシクPokrovskは無視して、南側を攻撃しながら南下しているのだろうと思います。
攻撃方向が二つあって同時に攻撃しています。

ここで「欲深ロシア軍」の話が出てきます。
ポクロウシクPokrovsk方面を根こそぎ削ろうと考えているのだろうと思います。
控えめにポクロウシクPokrovsk制圧だけを考えているのでは、ないですね❓
ゼレンスキー氏のナイス・アシスト!のチャンスを生かすべく、ここら辺を全部削ることにしたのだろうと思います。
※ナイス・アシスト!⇒防衛部隊引き抜き、増援部隊なし、砲弾・ドローン供給制限など

南に更に下るとマリンカMar'inkaの大分西の方に行きつきます。ここら辺をマリンカの北のクラスノホリフカKostyantynivka方向から攻めると結構、ウクライナ軍の拠点が南北に連なっていて攻めにくいと思います。

ところがいまロシア軍は、クラスノホリフカから見ると北西方向のルートE-50を南に超えてメムリクMemrykを制圧したところです。
このまま更に南のハリツイニフカHalytsynivka~ヒルニクHirnykと大きな貯水池の北岸まで攻め下っていくと、クラスノホリフカKostyantynivkaの西にある攻めにくいウクライナ軍の拠点集落が、全部北側から攻略されます。
この付近は、東側からの攻撃に備えていると思いますので北からの攻撃には、もろいと思います。

こうして大きな貯水池の北岸まで南下するとクラスノホリフカKostyantynivkaの西側は、草刈り場(取り放題)になります。
そうしておいて貯水池の南にある要衝のクラホヴェKurakhoveを攻撃すると、攻撃しやすいです。

しかもそれだけでなく、更に南下を続けるでしょう。

だから多分ロシア軍は、ゼレンスキー・アシストを最大限活用してドネツク州は、ポクロウシクPokrovskから見て南の方を根こそぎ制圧しようと考えているのだろうと思います。
結構、マリンカMar'inka戦線の南の方でも西に向けて進撃を始めています。

一連のロシア軍の軍事行動が終わるころには、中部ドネツクから南部ドネツクにかけて相当な面積をロシア軍が制圧する事になりそうです。

今はまだポクロウシクPokrovskの危機的な状況が懸念されているだけですが、南部ドネツクにも大きなリスクが既に発生していると言えるでしょうね。

ゼレンスキー・アシストを生かしてロシア軍は、ビッグ・ボーナスをGet!するのかもしれません。
ゼレンスキー大先生は、この辺りのウクライナ軍の強力な部隊をかなり引き抜いています。
ロシア軍にとっては、美味しすぎる!ビッグ・ボーナスでしょう!
それを遠慮するようなロシア軍ではありません。
最大限、根こそぎ攫うはずです。

やっぱり、ゼレンスキー大先生はドネツク全部をロシアに譲渡する心算なのかもしれません。ウクライナ参謀本部を見ていると、この付近を防衛するための努力を全然していません。今いる兵力だけで防戦してダメなら、やむなしと言う考えなのだろうと思います。住民避難を急いでいるのは、それが理由だと思います。
仮にその心算がなかったとしても、結果としてそうなりつつあります。
戦争を早く終わらせるのなら、その方がいいのかもしれません・・・・・
しかし❓この辺りにいる地域住民やウクライナ軍は、堪りませんね❓


※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑥
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27


クルスク戦線でウクライナ軍が占領地を拡大&NYタイムスの記事<ウクライナ紛争2024/08/28

2024-08-28 20:22:21 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

Hara Blogから
2024年08月27日04:36
①クルスク方面8月26日18時の状況 ウクライナ軍、攻撃と増援を止めず
https://hara.livedoor.biz/archives/52340997.html
関連記事
②「クルスク州で100集落、1300平方キロ掌握」ウクライナ軍総司令官が発表
2024/8/27 21:02
https://www.sankei.com/article/20240827-YY6YK6SBXZI55FZUGRA66J56Q4/

②の記事
『ロシア西部クルスク州への越境攻撃を続けるウクライナ軍のシルスキー総司令官は27日、同国軍がクルスク州の集落100カ所を制圧し、1294平方キロを掌握したと発表した。また、越境攻撃の過程で露軍兵594人を捕虜にしたとも明らかにした。ウクライナメディアが伝えた。』

・・・と言っても19日時点で・・・
『19日時点で92カ所の集落を制圧し、計約1250平方キロを掌握していた。』
・・・・・
と言うことでしたので多少拡大したという程度です。
ロシア軍は、迎撃部隊を3万人投入し、さらに増強を続けているともコメントしています。

①の記事には、戦闘地域が細かく書いてあります。
詳しくは、記事を読んでください。
地名が多すぎてよく分かりません。
この戦場は長く続かないと思うので調べたり覚える気がしません。ドネツクの地名を覚えるだけでも、かなり大変です。

分かることは、ウクライナ軍は占領地の確保を目指しており、撤退する意図はないようです。
余りに国内向けの宣伝効果が絶大でしたので、止めたくても止められないと思います。
ひたすら続行するのみのようです。
クルスク原発の占領に失敗していますから、作戦自体は半分失敗していると思います。後は占領地の広さをアピールするしかないと思います。

現在の占領地の西側でもウクライナ領からかなり広く攻撃しています。
占領地に入り込んでいる機甲部隊とは、別にかなりの規模の部隊を作戦に投入していると思います。
ウクライナ軍としては、当面クルスク作戦に全力投球のようです。
それは、現在劣勢の続くドネツク中部やドネツク南部に増援は送らないという決断ですから、クルスク方面でウクライナ軍が優勢であろうと、善し悪しの判断は別の問題です。

占領地がそれほど増えていないと言うことは、ロシア軍の迎撃部隊とウクライナ軍が、激戦の最中なのだろうと思います。どちらも情報を絞っていますので、状況は不明です。

一応、「WARNEWS247」がNYタイムスの記事を紹介しています。
『ニューヨークタイムズ:ロシア軍がウクライナ東部に進出する中、キエフのクルスク侵攻は減速する』
https://warnews247-gr.translate.goog/war-monitor/oukrania/kolafos-oi-new-york-times-epibradunetai-h-eisbolh-tou-kiebou-sto-koursk-enw-oi-rwsoi-proelaunoun-sthn-anatolikh-oukrania/?_x_tr_sl=el&_x_tr_tl=ja&_x_tr_hl=ja&_x_tr_pto=sc

内容は、クルスク戦線については大体同じです。
ドネツク戦線のポクロフスクとトレツク市とニューヨーク市について書いており、結局クルスク戦線とドネツク戦線がバーターの関係になっている事を書いています。

クルスク戦線の両軍の損害は大体、同じ比率のようです。どっちかが一方的に多い話は、多分大本営発表でしょうね。

ただし、決定的に違う部分もあります。
ウクライナ軍は、クルスク戦線に集中してドネツクは放置するしかありません。兵力や武器が限られているからです。

ロシア軍は、ドネツク戦線での進撃を継続しながらクルスク戦線で防衛戦を戦うことが出来ます。

つまり普通に考えるならウクライナ軍がクルスク戦線に集中するほど(期間が長いほど)、ドネツク戦線ではロシア軍の進撃が続く・と言うことになります。

このバーターは、ウクライナ軍に不利なバーターであり、時間が経過するほどウクライナ軍の不利が拡大します。
そこまでしてウクライナ軍がクルスク戦線に集中する意味があるのかどうか・は微妙な問題です。
ウクライナは、クルスク戦線に集中し継続することにメリットがあると考えているのだろうと思います。

果たして、その判断が正しいのかどうか❓

ポクロウシクPokrovskやトレツクТорецькをウクライナが失ったときに一定の答えが出ると思います。

※NYタイムスの記事を航空万能論でも取り上げていました。NYタイムスの記者は、トレツクに現地取材しており現地の状況が、よく分かります。
ほぼアウデイーイウカで起きたことと同じです。街は時間とともに廃墟になっていきます。
2024.08.27
『ロシア軍はドローンで前線上空にスペースを確保、滑空爆弾で進路を切り開く』
https://grandfleet.info/us-related/russian-military-uses-drones-to-gain-space-above-front-lines-clearing-paths-with-glide-bombs/

記事に出てくる「Washington Post」の記事
2024.08.24
『避難を迫られるポクロウシク、東部を犠牲にしたクルスク侵攻を疑問視する声も』
https://grandfleet.info/us-related/pokrovsk-forced-to-evacuate-voices-questioning-invasion-of-kursk-at-the-expense-of-the-east/

※情報は、きちんと書く媒体から得ないと駄目だという例。ウクライナ紛争の場合は、「きちんと書く媒体」や記事自体が、ごく少ないです。
2024年8月27日(火)17時46分
越境攻撃で東部ドネツクの前線に穴?ロシア軍が要衝ポクロウシクの近くに進軍
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2024/08/post-105552.php
◎ロシア軍はアウデイーイウカ制圧後からポクロウシクを目標にしてきたのであり、クルスク州攻撃とは無関係です。「賭け」に出たのではなく単なる予定の行動です。
◎ポクロウシク・ドネツク州における前線の近くに位置している
ポクロウシクはドネツク州の西の州境に近い(州境から20km程度)場所にありポクロウシクを制圧するのは、ほぼドネツク州を西に突破することになります。

★ほぼ事情を知らないライターが適当に記事を書いたのだろうと思いますが、不正確な内容が多いです。
大体、現状に即したことを書いているので不正確なだけでフェイクでは、ありません。
採点⇒65点


※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑥
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27


ブルキナファソがマリとニジェールに同調してウクライナと事実上断交<2024/08/28

2024-08-28 20:20:43 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

ウクライナと事実上断交 軍政下のブルキナファソ、隣国マリとニジェールに同調
2024/8/27 21:03
https://www.sankei.com/article/20240827-ZN3FTWDAAFK5ZHMLYCSYMSVNGY/

ここ数年、旧フランスの植民地であった国家で軍事クーデターが連続しておきました。
以前、何回か日記に書きましたが、これらの国は独立後もフランスと深い関係がありましたが、いずれもフランスとの関係を断つために軍事クーデターが起きたと言えます。全ての国でフランスが追放されました。
理由は、やはりそれまでの政府がフランスの傀儡に近い政権で植民地収奪的な構造が残っていたのであろうと推測します。
もう一つはサハラ砂漠南部にイスラム過激派(アルカイダやIS系の)テロリストが、浸透していました。
これに対してフランス軍は、有効な対応をしませんでした。
このような事情が重なって軍事クーデターが起きて、フランスが追放されました。
しかしこれらの国が独力でイスラム過激派(アルカイダやIS系の)テロリストに対抗することは出来ません。
資金も武器もノウハウもないからです。
だからこれらの国は、ロシアを頼りました。
当然ロシアは、軍事顧問と実働部隊を送り込みます。
これをロシア政府組織に代わって代行するのがロシアの民間の軍事会社です。記事ではワグネルと書かれていることが多いですが、これは悪い印象を与えるために敢えて間違った名称を使っています。
本当に西側のメデイアは、タチが悪いと思います。
少しづつ情報を書き換えて対立する相手に悪い印象を与えようとします。
だから情報音痴の日本人に届くときは、歪められた情報が届きます。
この記事でも4か所、歪めています。
「軍政下のブルキナファソ」
「ロシアの民間軍事会社ワグネル」
「ワグネル戦闘員」
「反政府勢力」

軍政下などと書く必要は、ないですね。
クーデターが成立すれば、それはその国の政府です。
ワグネルは、もう解散してロシアの別の軍事会社に吸収されています。ワグネルもないですし、ワグネル戦闘員もいません。新しい軍事会社名を使うべきです。
反政府勢力は、もっと正確に内容を書くべきです。

西アフリカのマリ、ウクライナと断交 反政府勢力支援関与の疑い
By ロイター編集
2024年8月5日午後 12:48 GMT+912分前更新
https://jp.reuters.com/world/ukraine/BTOJLJPX6BPVBBYQDCPEOWYZPQ-2024-08-05/

この記事でも「北部の遊牧民トゥアレグの反政府武装勢力」としか書いていません。
ところが❓
『西アフリカ・マリがウクライナと断交――その背後にあるウクライナの“ワグネル狩り”と“テロ支援疑惑”』
8/7(水) 8:01
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/46ef36cb34969f16c891166355c8249372cf6ae1
『マリでは2020年8月にクーデタが発生し、実権を握った軍事政権はロシアとの軍事協力を強化し、アフリカ軍団の主な活動の舞台にもなっている。マリでは国際テロ組織アルカイダや「イスラーム国(IS)」系による活動が悪化している。』

西側のメデイアは、「北部の遊牧民トゥアレグの反政府武装勢力」の中にアルカイダ系やイスラーム国(IS)」系が浸透していることは、あえて書いていません。

軍事クーデターを起こした多くの国では、アルカイダ系やイスラーム国(IS)」系が浸透してテロや反政府活動を起こしています。これに対してフランスやアメリカが有効な対策や援助をしなかったことが、軍事クーデターを起こしてフランスとアメリカが追放された大きな理由です。

それほどアルカイダ系やイスラーム国(IS)」系が浸透がこれらの国々では国家の存続に関わる重大問題になっています。
これに対応するためにロシアと接近しロシアの援助を求めました。だからその援助のために旧ワグネルが駐留して支援したり、一緒に戦ったりしています。
旧ワグネルが一部のアフリカ諸国で受け入れられているのは、このような理由があります。
旧ワグネルは、それらの国々にとっては援軍であり友軍です。
こうして本当の事情を聞くと、ワグネルのイメージは全然違うでしょう❓
これらの国々では、旧ワグネルは正義の味方なのです。
そして旧ワグネルが現地軍と一緒に戦うのは、多くの場合アルカイダ系やイスラーム国(IS)」系が浸透された反政府組織です。

旧ワグネルは、テロリストと戦っています。

そのテロリスト・グループをウクライナが支援していました。直接その被害にあったマリが、激怒するのは当然でしょう❓

だからマリ政府は、ウクライナと断交するとともに国連安保理にも訴えました。
『親露派のマリ軍政、「アフリカでテロ支援」とウクライナを非難 安保理に対応求める』
2024/8/22 11:53
https://www.sankei.com/article/20240822-ET45PJAL7VJQRFAFAEPFBU6ZNI/

分かりましたか❓
ウクライナは、陰でテロリストを支援したのですよ❓
ウクライナもアルカイダ系やイスラーム国(IS)」系テロリストの仲間と言うことになります。
だからマリの同盟国であるニジェールとブルキナファソが同調してウクライナと断交したという話です。

ここまで書いて初めて記事と言えるでしょう❓
そんな記事は、メデイアの記事では一つもありませんね❓

唯一かなりの内容を書いていたのは、個人の見解を書いた記事だけです。
『西アフリカ・マリがウクライナと断交――その背後にあるウクライナの“ワグネル狩り”と“テロ支援疑惑”』
8/7(水) 8:01
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/46ef36cb34969f16c891166355c8249372cf6ae1
中立的な立場で詳しく書けば、この内容になります。

<以下、はっきり言って内容のないプロパガンダ記事の例>
ウクライナと事実上断交 軍政下のブルキナファソ、隣国マリとニジェールに同調
2024/8/27 21:03
https://www.sankei.com/article/20240827-ZN3FTWDAAFK5ZHMLYCSYMSVNGY/
親露派のマリ軍政、「アフリカでテロ支援」とウクライナを非難 安保理に対応求める
2024/8/22 11:53
https://www.sankei.com/article/20240822-ET45PJAL7VJQRFAFAEPFBU6ZNI/
ウクライナ、断交発表のマリを「短絡的」と非難 反政府勢力支援めぐり
2024年8月6日 13:06 発信地:キーウ/ウクライナ [ ウクライナ ロシア・CIS ]
https://www.afpbb.com/articles/-/3532659?cx_part=top_category&cx_position=4
西アフリカのマリ、ウクライナと断交 反政府勢力支援関与の疑い
By ロイター編集
2024年8月5日午後 12:48 GMT+912分前更新
https://jp.reuters.com/world/ukraine/BTOJLJPX6BPVBBYQDCPEOWYZPQ-2024-08-05/
ウクライナがアフリカで「第二戦線」展開 ロシア
2024年8月8日 11:18 発信地:モスクワ/ロシア [ ロシア ウクライナ ロシア・CIS マリ ニジェール アフリカ ]
https://www.afpbb.com/articles/-/3533040?cx_part=top_category&cx_position=1

AFPの記事
『2020年のクーデターで権力を掌握したマリの軍事指導部は、国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)やイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」とつながりがある分離派や聖戦主義の武装勢力から領土全体を奪還することを目指している。』
さすがにAFPは、正確にアルカイダやISのことを書いています。ウクライナは、このような組織を支援したのですよ❓

※だからウクライナには、別の疑いも浮上します。
『モスクワ郊外コンサート会場銃乱射事件』
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A2%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%83%AF%E9%83%8A%E5%A4%96%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%88%E4%BC%9A%E5%A0%B4%E9%8A%83%E4%B9%B1%E5%B0%84%E4%BA%8B%E4%BB%B6

アフガンの山奥のIS系テロリストが実行犯として声明を出しました。
しかし、アフガンの山奥のIS系テロリストがこんな大規模なテロを計画して実行するなど、土台無理な話です。
どこかのかなり大きな組織が資金その他を支援したはずです。実行の依頼さえしているかもしれません。
ロシア国内でこんな大規模なテロの支援が出来る組織❓
名前は、上げませんが一つだけありますね❓

不気味でないですか❓
ロシアと戦うためならテロリストとも手を組みます。

【世紀の事件の真相】ノルドストリーム爆破事件の犯行国はウクライナではなく、あの大国!!
8/24(土) 6:04配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/b1176f76c34057d62ca2e30e83b8c7bec3ea0e8b

こんな凶悪な社会インフラに対するテロも行います。
原発テロをやっても全然不思議でないでしょう❓

『ロシア西部クルスク原発「核事故の恐れ」、IAEA事務局長が視察』
By ロイター編集
2024年8月28日午前 2:29 GMT+95時間前更新
https://jp.reuters.com/markets/commodities/O2MSF7VZBFKENLJWZNICWDOTMY-2024-08-27/

もし原発テロをやったなら、ロシアは確実に戦術核で報復します。
アメリカもいい加減にしてほしいと思います。


※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑥
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27


2024MLB>8月27日>鈴木誠也19号2ラン、吉田正尚2打点で勝利に貢献

2024-08-28 20:19:01 | MBL & プロ野球

パイレーツ 5-9 カブス
https://www.nikkansports.com/baseball/mlb/news/202408280000322.html
鈴木誠也
4打数2安打2打点1四球、19号2ラン
8月26日
パイレーツ 8-18 カブス
https://www.nikkansports.com/baseball/mlb/news/202408270000901.html
鈴木誠也
6打数4安打1打点

鈴木誠也は、昨日に続いて大活躍でした。
カブスもこれで、やっと貯金1で地区2位です。
(1位ブルワーズと9ゲーム差)
誠也が打たないとカブスが勝てないのは、去年と同じです。
去年は、年間HR20本ですから自己記録更新も見えてきました。勝率4位でやや差がありプレーオフは苦しいですが、去年も今頃は誠也が打ちまくってカブスもどんどん勝っていました。
まあ、そんな誠也の季節性もありますから最後まで頑張ってほしいと思います。

※誠也と吉田正尚の違い
誠也(昨日時点)
OPS.832、リーグ8位、試合数105試合
吉田正尚
OPS.800、リーグ17位相当、試合数83試合
規定打席数に足りずランキング外

これが2人の差です。まず試合数が足りませんしOPSで劣るのが吉田正尚です。だから誠也はチームに必要な選手です。
吉田正尚は監督にはチョイスの2番手の選手です。
だからベンチの日もあります。
簡単な話、平均値で言うならOPS15位以内は各チームに1人しかいない成績です。
17位は、2番手グループです。
これが誠也は常に先発出場して、吉田正尚は結構ベンチの日が多い理由です。


レッドソックス 6-3 ブルージェイズ
https://www.nikkansports.com/baseball/mlb/news/202408280000318.html
吉田正尚
4打数1安打2打点


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項目「MBL & プロ野球」目次③
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