2024.08.11
①クルスク方面の戦い、ウクライナ軍がプセル川を渡河してマクニフカに侵入
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/battle-of-kursk-ukrainian-troops-cross-the-psel-river-and-enter-makhnivka/
東部戦線では、クルスク州の戦闘とは無関係に戦闘が続いています。
<※マリンカMar'inka戦線>
ドネツク州中部でロシア軍の進撃が急ですので南部は、さっぱりロシア軍が進撃していないような印象があります。それは現在ロシア軍がドネツク州中部に傾注していて、他の戦場はイーブンペースで戦っているからです。
マリンカMar'inkaの北にあるクラスノホリフカKostyantynivkaは南ドネツクのウクライナ軍の強力な要塞の一つです。かなり長いこと抵抗を続けてきましたが増援部隊もなく戦闘を続けるうちにウクライナ軍は兵力と武器を失い、ついに力尽きました。
増援さえあれば、まだ戦闘を継続できたと思います。
これでロシア軍は、マリンカMar'inkaの目の上のたん瘤のようなクラスノホリフカを制圧したので北側と西側への進撃路が開けました。
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/battle-of-kursk-oblast-russian-forces-push-back-ukrainian-forces-in-the-direction-of-suzha/
この記事の2枚目の略図を見ると分かりやすいです。
クラスノホリフカを制圧したことでロシア軍は北と西にまったく遮るものがないことが分かります。
上のポクロウシクPokrovsk戦線と併せて作戦行動をするならロシア軍が大きく占領地を西に拡大すると思います。
<※ハルキウ州クピャンスク戦線です。①の記事の略図の3枚目・・・>
クピャンスクの東を流れるオスキル川の東が現在の主な戦場です。
ピシュチャネPishchaneを制圧したロシア軍は、北側の台地にあるウクライナ軍陣地を包囲しようとしています。台地に陣地があると上から砲撃され前進できません。
この大地を制圧すると西のオスキル川まで突破するのがロシア軍の狙いです。
そうなるとピシュチャネPishchaneの南にあるウクライナの支配地は北のクピャンスクから切り離されて孤立します。
相当、補給が苦しくなっていますからピシュチャネPishchaneの南も攻撃中です。
ロシア軍がオスキル川まで突破してしまえば、ピシュチャネPishchaneの南を順次制圧しながら南下すると思います。ルガンスク州の支配を確実にし、かつ占領地を広げるのが目的です。
南のリマンЛиман方面に北から迫ることもできます。
ここもジワジワとロシア軍が支配地を拡大しつつありウクライナ軍が、時間の経過とともに苦しくなりつつあります。理由は兵力不足のウクライナ軍は増援部隊を送れないからです。
※こうして見てくると東部戦線では全部の戦場でウクライナ軍は増援部隊を必要としていることが分かります。
クルスク侵攻作戦の無意味さが分かると思います。
クルスクの狭い土地をウクライナが占領したところで、東部戦線で広い土地を失えば、何の意味もないでしょう❓
※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑤
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27
2024.08.11
クルスク方面の戦い、ウクライナ軍がプセル川を渡河してマクニフカに侵入
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/battle-of-kursk-ukrainian-troops-cross-the-psel-river-and-enter-makhnivka/
もうこれは国境紛争のレベルを超えていて、ウクライナ軍はクルスク方面で一定規模のロシア領の制圧を狙っているようです。
東部では、ロシア軍の迎撃部隊が到着しつつあるようでロシア軍がグレーゾーン(戦闘地域)を攻撃し始めました。本格的な戦闘が始まりました。どうなるかは、これからです。
ウクライナ軍は、まだロシア軍の迎撃部隊が到着していないと思われる西部方面でリュピモフカLiubimovkaから北西方向にあるロシア側の大きな拠点のコレネヴォКореневоに向かって進撃中です。ウクライナ軍の現在位置から約5km先です。
ロシア軍の増援部隊との速度競争です。
ウクライナ軍は、確認されているだけで5個旅団・戦闘員1万人規模の部隊が投入されています。
2024.08.10 18:00
『ウクライナ軍の北部「逆侵攻」に5個旅団参加 ロシアの増援、HIMARSで撃破し阻止』
https://forbesjapan.com/articles/detail/73062
他に砲兵部隊やロケット部隊、その他歩兵部隊(占領地の維持に必要です)や支援部隊などまで含めると数万人規模の人員が参加している模様です。
ウクライナ軍は、予備部隊の全てをこの戦場に投入しているのではないかと思います。
この作戦で一定のロシア領を占領して維持できれば、ウクライナ軍は成功と言えます。
ロシア側では7万人以上の住民避難が行われたようです。
関連記事
CNN
https://www.cnn.co.jp/world/35222631.html
ロイター
https://jp.reuters.com/world/ukraine/YDLLM4ZLURPVXONCT5HJL5OFRQ-2024-08-09/
このような状況で、ウクライナ軍の奇襲作戦は現段階では成功し最大30km程度ロシア領に進撃しているようです。
しかし、戦場はロシア領でありロシア軍は国内の徴集兵主体の国内に待機しているロシア軍を動員することが出来ます。
(ロシア国外の戦場には動員できない決まりがあります。だからウクライナの戦場には動員できません)
時間は、ややかかっていますがロシア国内には対応出来る部隊が多数待機しています。
ロシア側が兵力不足に陥ることはありません。
そして補給の問題がありますからウクライナ軍は、どの時点かで進撃を止めて防衛線を作り防御に転じる必要があります。数万人規模の部隊では、出来ることに限界があります。
そしてこれからロシアの空軍の反撃が始まると思います。滑空爆弾を打ち込み始めるでしょうね。既に撃ち込んでいるかもしれません。ロシア側の砲兵部隊が到着すれば砲撃でも反撃すると思います。
ドローン部隊が到着すれば、機甲部隊の天敵であるランセット(自爆ドローン)攻撃も始まります。
つまりロシア軍の迎撃部隊が大体出揃って、どれだけ戦えるかが今後の問題です。
互角に戦えれば、塹壕戦になりあるいは占領地の維持に成功するかもしれません。
ここで本格的な戦闘が始まればロシア領ですから、ウクライナ軍にとっては、相当厳しい戦いがこれから始まります。
大成功のように見えますが、単にロシア軍がほとんどいない地域に相当数の攻撃部隊で奇襲攻撃を変えて成功しているに過ぎません。
これからロシア軍の迎撃部隊と戦闘して初めて、結果の出る話です。
しかしウクライナ軍にとっては、大問題があります。
予備兵力をこの戦場に全部投入してしまえば、現在苦戦している東部戦線には増援部隊を送れません。
ここで戦闘を起こしたところで東部戦線のロシア軍は、この戦場とは無関係に東部戦線で戦闘を継続します。
つまり東部戦線のウクライナ軍にとっては、全く恩恵はありません。
増援部隊が来なければ劣勢が深まるでしょう。
むしろ増援部隊が来ないことを見てロシア軍が東部戦線の兵力を増強するかもしれません。
そうなれば東部戦線のウクライナ軍は戦場によっては一気に敗勢に陥る戦場も出てくると思います。
ロシア軍にしてみれば、国内に待機している国内専用の部隊で戦えばいいだけです。ロシア国内に待機しているロシア軍は100万人はいると思います。
クルスクで少々の土地を占領したところで、東部戦線でドネツク州全域を失えば、差し引きどうなのか❓
東部戦線のウクライナ軍の士気の問題もあります。
こう考えるとクルスク戦線で少々どうなろうと、ウクライナ軍参謀本部(とゼレンスキー)の自己満足にしか過ぎないと思います。
それは今後の東部戦線の戦況の推移が証明すると思います。
※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑤
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27
私は時々、Wシリーズ優勝するにはフロントを強化しないとダメだ!と言います。
実際に過去、オンボロ球団を再建したり、あるいはポストシーズンで優勝な成績にチームを導くのは、GMであり編成本部長や球団副社長に有能な人材を招聘した球団ばかりです。
(1)ア・リーグ東地区オリオールズ
オリオールズは、2018年11月16日マイク・エリアスをGMに招聘した。
エライアス氏は大学卒業後にスカウトとしてカージナルスに加わり、2011年にはアストロズのGM特別補佐に就任。
まだ35歳の若手を抜擢しました。今41歳ですから当時は35歳くらいです。
チームを再建するのに時間がかかりましたが、昨年(2023年)強豪チームがひしめくア・リーグ東地区で地区優勝を果たしました。
『ア・リーグ最多101勝オリオールズのエライアスGM、MLB最優秀エグゼクティブ賞に選出』
[2023年11月8日12時40分]
https://www.nikkansports.com/baseball/mlb/news/202311080000298.html
強くなったオリオールズは、今シーズンもヤンキースと地区首位争いを繰り広げています。
オリオールズの球団首脳が当時35歳の若手であったエライアス氏を招聘しなければ、オリオールズは今も地区最下位争いをしていたと思います。
(2)若くして才能を発揮した天才型GMの代表は、セオ・エプスタインです。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BB%E3%82%AA%E3%83%BB%E3%82%A8%E3%83%97%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%B3
『2002年にジョン・W・ヘンリーがボストン・レッドソックスを買収し、エプスタインの元上司であるラリー・ルキーノをCEOに任命する。同年シーズン終了後にメジャー史上最年少(当時)の28歳でレッドソックスのゼネラルマネージャーに就任するが、あまりの若さに周囲からは「まだオムツがいる」などしばしば陰口を叩かれた。 』
<ワールドシリーズ優勝>
レッドソックス時代
2004年のワールドシリーズ - セントルイス・カージナルスに対して4勝0敗
2007年のワールドシリーズ - コロラド・ロッキーズに対して4勝0敗
カブス時代
2016年のワールドシリーズ - クリーブランド・インディアンスに対して4勝3敗
これ以上の天才GM(または球団副社長)は、居ないと思います。Wシリーズ優勝請負人です。そして、それはオンボロ・チーム再建請負人でもあります。
(3)ナ・リーグ東地区フィリーズ
財政難に陥り経営が苦しくなったフィリーズは、チーム再建を目指します。
そこで招聘されたのが、デーブ・ドンブロウスキー編成本部長です。
こちらは業界歴が長く過去GMを歴任、レッドソックスで編成最高責任者に就任し2019年9月8日に解任。2018年にWシリーズ優勝したのに解雇されました。
その後、2020年12月11日にフィリーズの編成本部長に就任します。この時、エンゼルスのGMに就任する話もあったようです。エンゼルスの「ド!ケチ!」オーナーは招聘しなかったのですね❓
だからエンゼルスは、ボロ!のままです。
デーブ・ドンブロウスキーはGMや編成本部長でWシリーズ優勝2回を達成した、業界のベテランであり実績のある人材です。フィリーズはベテランの腕に再建を託しました。
その後ドンブロウスキー編成本部長は監督の強化に乗り出します。
2022年6月にジラルディ監督を解任します。
その後の暫定監督がロブ・トムソンです。
<履歴>
2017年まではヤンキースで28年間、コーチなどを務めた
2018年にフィリーズのベンチコーチに就任
メジャーで監督を務めたのは今季が初
算定監督の年のオフに2022年10月10日~2024年までの監督契約をして今年が最終年です。
多分、契約延長になるでしょうね。
代行監督時代を含めて2年連続地区2位でポストシーズンの常連になりました。
今年は、地区首位を独走しています。
やはり、監督の強化が成功しました。
これは全部、ドンブロウスキー編成本部長の手腕によるものです。その功績が買われて現在は球団社長兼任のようです。
(4)大体、分かりましたね❓
チームを強化しWシリーズ優勝を狙う球団は、GMや球団副社長あるいは編成本部長クラスの人材を強化し、かつそのGMの下で優秀な監督を招聘しなければ、ダメだ!と言うことです。
ドジャースを見てください。
もう長いこと仲良しメンバーでやっています。
球団フロントや監督の能力が大丈夫なのかは大きな疑問があります。
2023年オフと今年の夏のトレードを見る限り編成本部長は明らかに能力に欠けます。10年近く前、若くして招聘されたときは有能な編成本部長でした。
それから10年近い時が流れ、しがらみも出来て昔の能力を失っているように見えます。
そうなってしまえば、他に人材を求めるしかありません。
「常勝チームを目指します!」
言うだけなら誰でも言えます。
現実は、どうですか❓
フロントと監督を強化したフィリーズに「ひねられて」ませんか❓
※関連記事目次
項目「MBL & プロ野球」目次③
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/11328fcdd47caf7c999058799251da3b
※8月10日MLB
◎レッドソックス負け、吉田正尚3号ソロ
https://www.nikkansports.com/baseball/mlb/news/202408110000644.html
◎誠也タコ、カブス勝利
https://www.nikkansports.com/baseball/mlb/news/202408110000927.html
◎翔平君は静かだがドジャース勝利
https://www.nikkansports.com/baseball/mlb/news/202408110001140.html
非常に疑問があります。
相変わらずリリーフが崩れて試合を落とすケースが目立ちます。
負けが込んで西地区首位ながら2位パドレスとのゲーム差2・5まで詰め寄られました。勝率を考えるとプレーオフには出られると思います。
しかしプレーオフで勝ち上がれるかどうかは、微妙です。
やはり短期決戦では、リリーフが弱体で競り合いに弱いのは致命傷になるかもしれません。
本当にドジャースの編成担当は何を考えているのか・と思います。リリーフが弱体であるなら夏のトレードで補強するべきです。
ドジャースより遥かにリリーフ陣がしっかりしているパドレスは、夏のトレードで更にリリーフを3人獲得しました。プレーオフに備えての補強です。
本来ならドジャースがしなければならない補強です。
ドジャースが獲得したリリーフは、たった1人でした。
しかし、もうトレード期限を過ぎましたので今の戦力で今後を戦うしかありません。
打線も相当貧弱です。
今日の先発メンバー
(指)大谷 翔平 打率.302 OPS1.011
(左)T・ヘルナンデス 打率.269 OPS.832
(一)フレディ・フリーマン 打率.292 OPS.899
(捕)ウィル・スミス 打率.247 OPS.759
(二)ギャビン・ラックス 打率.242 OPS.660
(遊)ミゲル・ロハス 打率.270 OPS.713
(三)キケ・ヘルナンデス 打率.209 OPS.609
(右)ジェーソン・ヘイワード打率.210 OPS.685
(中)アンディ・パヘス 打率.244 OPS.677
4番以降が実に貧弱です。
合格点は(遊)ミゲル・ロハス打率.270 OPS.713だけです。
来週から、ムーキー・ベッツが復帰します。
打率.304 OPS.892
ムーキーは、2番に入る予定なので上位打線は大幅に強化されます。
守備もライトの予定なので(右)ジェーソン・ヘイワード打率.210 OPS.685と入れ替わると、かなり打線は強化されます。
打線の方は、これで何とかなると思います。
先発陣
ジャック・フラーティ
クレイトン・カーショー
タイラー・グラスノー
ギャビン・ストーン
リバー・ライアン3試合ルーキー
山本 由伸9月復帰予定
故障者だらけですが、山本 由伸が復帰すると5人揃います。カーショウも大分調子が戻ってきましたので先発3枚は、かなり強力になると思います。山本 由伸も先発3人に入るでしょう。
大問題のリリーフ陣
ダニエル・ハドソン
アンソニー・バンダ
ブレーク・トライネン
アレックス・ベシア
①ブレント・ハニーウェル10試合
防御率を見る限りでは、当てになりそうなのはこの5人です。リリーフが足りないのに①しか補強しませんでした。
今後は、ムーキー・ベッツが復帰すれば大体戦力は揃います。山本 由伸が9月に復帰すれば先発メンバーも揃います。
だから打線と先発は、目途が立ちました。
後は、弱体の救援陣が立ち直れるかどうかです。
補強したのは、①ブレント・ハニーウェル(10試合)だけです。ブレント・ハニーウェルが、そこそこ戦力になればなんとかなるかもしれません。しかし特に2番手3番手くらいで登板する中継ぎが不足している状況は同じです。
あくまでプレーオフのことを言えば、出来るだけ先発が粘って長い回数を投げて、中継ぎを省略するような流れにしないと苦しいと思います。
中継ぎが必要な流れになると、今見ているように試合を落とすケースが増えると思います。
短期決戦では、致命的と言えます。
だからドジャースの編成担当の能力が疑われます。
大金をかけた割には、ネームバリューは大きいですが大した戦力補強になっていません。
言いたくありませんが、山本 由伸を獲得したのが判断ミスだと思います。
他には投手の故障者が多すぎます。
投手の入れ替えを考えるべきだと思います。
強いチームが陥る欠点が、そのまま見えます。
やはりバランスが悪いです。
若手にしても残した選手は、大した活躍しません。
40人枠を外してカブスに放出した、ブッシュ君は実質今シーズンがデビューですが、カブスでチャンスをもらってそこそこ活躍しています。
打率が「.263」OPS「.812」長打39本は、ルーキーなら合格点です。
ドジャースの弱体下位打線と比べると、ずっと成績がいいです。
ムーキーのショートへのコンバートとかね❓
そもそもドジャースの球団全体が、おかしいと思います。
GM、編成担当、監督とコーチ陣、全部入れ替えが必要だと思います。
ここが弱体だと今のメジャーでは、絶対に優勝できません。
サッカーの日本代表と同じです。
ヘッドを入れ替えないと、ダメ!
<結論>
何とかなるかもしれないれど、「先発~セットアッパー~クローザー」で回す流れにしないと、相当苦しい。
「先発の次に中継ぎを入れる流れになると、競り合いに負けそう。」
このようなことだと思います。
プレーオフは、先発陣がどれだけ頑張れるかだと思います。
他には大エースのカーショウがプレーオフまでに本来の調子に戻るかどうかですね❓
大エースのカーショウが、第1戦で力投すれば流れがつかめるかもしれません。カーショウ次第かもしれません。
※もちろん、翔平君がプレーオフでホームランを打ちまくれば、勝てます!
※関連記事目次
項目「MBL & プロ野球」目次③
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/11328fcdd47caf7c999058799251da3b
韓国自動車業界が大ブレーキ 1台のEV出火から140台が被害、誰が保障するのか 室谷克実
2024/8/11 12:00
https://www.sankei.com/article/20240811-PX7EP4DGZZELJHBKOYCISLRHS4/?outputType=theme_weekly-fuji
高層アパート(マンション)の地下駐車場で1台のEV車が出火して火災が発生しました。
『 韓国メディアが防犯カメラの映像をもとに報じたところによると、駐車中のベンツから白煙が噴出したかと思うと、たちまち炎に包まれ、次々と他の車に延焼した。
鎮火までに8時間以上。およそ40台が全焼、100台以上が高熱により電気系統の故障などの被害を受けた。』
とこのような大事件になりました。
更には❓
『 走行中の車両運搬車で、搭載していたEVが突然出火し、車両運搬車も燃えてしまう事故が起きた。これも、誰が補償するのか、定かになっていない。車両運搬業者がEVの託送を拒否する可能性まで取り沙汰されている。』
『 日本の一般社団法人「次世代自動車振興センター」のサイトによると、2022年時点で、日本のEV保有台数は約22万台という。日本でEV火災、まして駐車中の自然発火といった報道にはめったに接しない。』
『 一方、韓国のEV登録台数は今年3月末に60万台に達した。そして韓国では23年だけで73件のEV火災が発生した。韓国ならではの事情(K事情)があるのかどうか。』
出火した車種は、ベンツで搭載していたバッテリーは中国メーカーのようです。
EV車に限らず、電動自転車その他でバッテリーからの出火事故は、海外では時々聞きます。
原因は、バッテリーの製造過程での不良品、あるいは少しの傷が出火の原因になります。
日本であまり聞かないのは、基本的に日本のメーカーが日本製のバッテリーを使用しているからだと思います。
しかし大容量蓄電池式方式の製品が普及するほど事故の発生リスクは高くなります。
韓国のEV自動車の場合は、中国メーカーの製造したバッテリーが出火原因である可能性があります。
いま日本でも電動自転車や電動バイクが普及しつつあります。当然EV車もあります。
バッテリーの製造国には、注意した方が無難なようです。
安いからと言って外国製のバッテリーを搭載した製品には、バッテリーが原因の火災のリスクがあります。
中国では、中古のバッテリーをそのまま再利用するケースが多いようです。劣化したバッテリーから出火して火災になるケースも聞きました。
電動自転車は気を付けないと危ないと思います。
価格が安いのは、外国製のバッテリーを使っているかもしれません。電動自転車やキックボードが出火する例も外国のニュースでは、あります。
※関連記事目次
項目「中国と東アジア」の目次①
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/f1f533ed01e2ff185e6b598bf5010540
私が書くより記事の方が内容が豊富で読む価値があると思います。
大雑把に言うと「イデオロギーでは、食えない」と言うことです。
他でも同じケースは、多々見られます。
産経新聞
(右巻は好きではありませんが、時々読み応えのある記事をアップしてくれるのが助かります)
玉城デニー派は総崩れ…「オール沖縄」大敗 那覇支局長・大竹直樹
正論9月号
2024/8/11 12:00
https://www.sankei.com/article/20240811-VNTIUPMGRFETHFDOYOXC3U6LSI/?outputType=theme_monthly-seiron