「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

ハルキウ北部とドネツク南部の戦い<ウクライナ紛争2024/08/03

2024-08-03 19:49:53 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

(1)ハルキウ北部戦線
瞬間風速的にウクライナ軍が進撃している!とニュースになりました。その後、全く音沙汰がなくなりました。
既に何回か書いた通りロシア軍は、ウクライナ軍の兵力を出来るだけここに引き寄せるためにハルキウ北部で戦端を開きました。
ウクライナ軍のボロが丸出しになり、あっと言う間に今ロシア軍が占領しているエリアを奪われました。
当然、ウクライナ国内では軍と政府に大批判が起きました。
それを挽回するためにウクライナ軍(ほぼゼレンスキー)は、ハルキウ北部に集められるだけの部隊を集結して、ロシア軍を国境の外に追い払うことを宣言しました。

これで見栄からウクライナ軍は、この戦場から離脱できなくなりました。以後、ひたすら突撃を繰り返しています。
ウクライナ軍を引き寄せて消耗戦に巻き込むというロシア軍が意図したとおりの流れが続いています。
ウクライナ軍は、この狭いエリアに数万人の部隊と多くの火力を集中していると思います。
その分、ドネツク州のウクライナ兵が少なくなるという仕掛けです。
見栄っ張りのゼレンスキーの性格を読んで、ロシア軍はイラつかせてこのような作戦を行います。
ゼレンスキーは、ロシア軍のナイス・アシストマンです。
ゼレンスキーが何かしでかすと、それがロシア軍を助けている事が多いです。

こんな調子で戦争に勝とうというのは、おこがましいというべきでしょう。
一応記事
2024.07.12
侵攻869日目、ウクライナ軍がボルチャンスク北市内でロシア軍を押し戻す
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/on-the-869th-day-of-the-invasion-ukrainian-forces-push-back-russian-forces-in-northern-city-of-volchansk/
ボルチャンスクВовчанськ北側の市街地のロシア軍が占領した地域が戦場です。
略図を見ても狭いエリアです。もう2か月くらいウクライナ軍は攻撃を続けています。多少、ロシア軍を押し返したようですが、まだ市街地にロシア軍が残っているようです。
西のリプシLyptsiでもその北側にあるロシア軍の拠点のライボケHlybokeにウクライナ軍が突撃を繰り返していますが突破できたという話は聞いていません。

2024.07.25
ハルキウ北東部の戦い、ウクライナ軍が計6km以上もロシア軍を押し戻す
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/ukrainian-forces-push-back-russian-forces-by-more-than-6km-in-northeast-kharkiv-battle/

航空万能論の管理人は、嬉しくて「計6km以上も・・」と話を膨らませていますが、激戦になっているボルチャンスクВовчанськ北側の市街地とリプシLyptsi北側のライボケHlybokeでは、それほど変化は見られません。

その後、音沙汰がないと言うことはウクライナ軍は順調に削られていて、話題にしたくないと言うことだろうと思います。少しでもウクライナ軍有利の戦況が生まれれば、大ニュースになっているはずです。それが無いと言うことはウクライナ軍は順調ではない・と言うことだろうと思います。
<ロシア国防省の発表>
8月1日>パトリオットの発射機3基、人的損失は最大1965人
7月31日>損失は1日に最大2130人
7月30日>人的損失は最大1930人
『パトリオットの発射機3基』は、大戦果です。
ウクライナ軍の人的損失は、ハルキウ北部での戦闘が始まって以来、それ以前より+1000人のレベルをコンスタントに維持しています。
それに60日を、かけると❓
ハルキウ北部だけでウクライナ軍は無謀な突撃を繰り返して相当な人的損失を出していることになります。

あくまでロシア側の発表ですから正確とは限りませんが6月からウクライナ軍の人的損失は1か月6万人見当になります。それ以前は、ざっくり3万人と言われていました。
6月からは、それが2倍になっています。
ドネツク州中部でのウクライナ軍の崩れ方を見ると、この数字が概ね正しいのかもしれません。今年の3月ごろまでとは、ウクライナ軍の戦いぶりが、まるで違います。弱体化しました。
その理由は、相当失われているかもしれない兵力の減少にあるのかもしれません。

ハルキウ北部の戦いは、ロシア軍にとって順調に進捗しているようです。ウクライナ兵を引き寄せて、すり潰すのが目的です。

(2)ドネツク南部の戦い
ここは、ドネツク中部よりはゆっくりとロシア軍が進撃しています。ドネツク中部にロシア軍は最大兵力を投入していると思いますので、それと比較するとゆっくりになります。
2024.07.31
侵攻889日目、ロシア軍がコスティアンティニフカ~ヴフレダル方面で大きく前進
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/on-the-889th-day-of-the-invasion-russian-troops-make-great-advances-in-the-kostyantynivka-vhledar-area/

ドネツク南部の戦闘は、現在マリンカMar'inka南方面のコスティアンティニフカKostyantynivka~ウーレダーVuhledar方面で行われています。
ウーレダーVuhledarは、残っている要塞では南ドネツク最強です。普通に攻め落とすのは無理です。2023年1月~2月ごろロシア軍が攻めましたが、壊滅的敗北を喫しました。
この両拠点間を結ぶルートO-0532の制圧を目標にロシア軍が前進していました。
この記事の略図では、まだ到達していませんが、ついにロシア軍はルートO-0532まで制圧したようです。
今後、ウーレダーVuhledar方面へのウクライナ軍の補給はかなり苦しくなります。
略図を見ると分かりますがロシア軍は、ゆっくりとですが確実に西に支配地を広げています。
今、それほど多くの兵力は投入していないと思います。

ドネツク中部を優先的に攻撃しているからです。

一番下の図が、ザポリージャ戦線です。
ここもロシア軍は大した進撃していません。
確報ではありませんが、ここにロシア軍が9万人の部隊を集結させているという話もあります。
もし本当ならザポリージャ戦線でロシア軍は、北に向かって進撃を開始するかもしれません。

バフムト方面でも西部と北部に進撃しているようです。
ほぼ長い前線で戦闘が起きていない地域は、ないと言ってよいと思います。ほぼ全地域が戦場になっていてロシア軍が大兵力を投入しているのが、ドネツク州中部の戦場です。
ドネツク州中部を優先的に集中攻撃しています。

それ以外の戦場は、確実にゆっくりの方針のようです。
これに対してウクライナ軍は、対応のしようがないのが現状です。

※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑤
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27


ウクライナは借金をどうする心算なのか❓戦後どうする心算なのか❓<ウクライナ紛争2024/08/03

2024-08-03 19:48:34 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

ウクライナ「選択的デフォルト」に 利息不払いで―S&P
2024年08月03日09時17分配信
https://www.jiji.com/jc/article?k=2024080300323&g=int

民間ベースでの借金は、ほぼデフォルト状態です。
もうウクライナは民間ベースの資金調達は不可能でしょう。
今、欧米が支援している部分もローン形式が多いです。
政府間の話ですからデフォルトの問題は先送りできるにしても、借入残高は雪だるま式に増えていきます。
返済する当てはあるのか❓
ないですね。
精々、ウクライナの地下に眠る資源やエネルギーの権益を譲渡するくらいしか返済の当てはありません。
ウクライナの富は、欧米が事実上差し押さえた状態にあります。

税収では到底戦争資金には足りません。
ウクライナの乏しい税収では、ウクライナ国内の運営経費にすら足りるかどうか不明です。
つまり戦争経費は、戦争を継続するほどに増えていき、返済の当てはありません。

それでも欧米は貸し続けるのですから、何というのか言うべき言葉がありません。

仮に停戦したとして、その後どうするのか❓
人的資源も問題もあります。
戦争で多くの労働可能年齢のウクライナ人が戦死し、あるいは傷痍軍人になりました。
加えて国外に脱出したウクライナ人は、国連推計で655万人以上です。
国内避難民が354万人以上です。

今、キエフ政府支配地の人口は3000万人程度と推測されています。ウクライナ政府が言うには、このうち1000万人が年金受給者だとのことです。
年金受給者以外の国民は、たった2000万人しかいません。
この大きく減少した人口を戦争で更に減らし続けています。
こんな状況でウクライナが、戦後政治的に経済的に存続するのは不可能のレベルだと思います。
事実上、破綻した国家です。

結局、キエフ政府に残る分は欧米が何とかするしかないでしょうね❓

戦争に勝てなければ、戦争を継続する意味もありません。
戦争のために(援助を引き出すために)戦争をしている状態です。
これでもウクライナの支配者である新興財閥とウクライナ民族主義者は、儲かる構造があります。
支援される資金や物資から、何がしかを盗んで収入にする構造があるからです。腐敗と汚職は社会の隅々まで行き渡っており、新興財閥とウクライナ民族主義者にぶら下がっている人々は、何がしかの恩恵が受けられる構造です。

だから戦争を止めてしまうと新興財閥とウクライナ民族主義者とそれにぶら下がっている人々の収入がなくなります。だから必死に金をかき集めて戦争を継続しているわけです。

戦争が終わった後のウクライナにいるのは、新興財閥とウクライナ民族主義者とそれにぶら下がっている人々、それに犯罪者と年金生活者ぐらいになると思います。

これで国家が運営していけると考えているのなら、笑い話の世界です。

戦争を継続して破綻を一日伸ばしにして、その日暮らしをしています。

まじめに考えれば、もうどうにもなりません。
こんな国に住みたいですか❓
誰だって嫌でしょう❓
過激民族主義者でない普通の国民は、職と収入を求めてウクライナ国外に三々五々出ていくと思います。

実は、これはウクライナが独立した後、ずっと続いてきたことです。政争に明け暮れ国民を顧みない歴代のウクライナ政府に見切りをつけて、国外に出て行ったウクライナ人は多いです。
ウクライナの人口
https://ecodb.net/exec/trans_country.php?type=WEO&d=LP&c1=UA&c2=JP
1992年5187万人
2000年4866万人
2013年4525万人
(ウクライナ・クーデターと内戦ぼっ発)
2014年4276万人
2021年4100万人
2023年3320万人

この人口減少を見るなら、戦争が終われば民族主義者の独裁政治に見切りをつけて国外に出ていく人は、もっと増えると思います。
ウクライナが良い国だなどと思っている人は、本当の「バカ者」です。
第二次大戦中の日本国内が良い国だというのと同じです。
第二次大戦中の日本国内が良い国だと思って、そう言っているのならその人は軍国主義者です。

ウクライナは、既に国家としては破綻しており現在の領域を維持するのは人的資源と資金的に不可能です。

どうしても、そうしたいなら中部と西ウクライナだけ切り離してそうするべきでしょうね❓

東部と南部は、どこか他の国の信託統治にするしかないと思います。
歴史的・地理的・資金的なことを考えるとロシアしか、出来ないと思います。
東部と南部ウクライナが、西ウクライナの領域にあるのは植民地支配とほぼ同じです。差別的・強権的・弾圧支配です。それが、いいとは思わないでしょう❓

結局、考えてみるとウクライナ紛争の本質は、ここにあります。それを決定的にした理由は、2014年に西ウクライナの過激民族主義者が暴力で政権を簒奪したことに行き着きます。このクーデターを資金的に援助し裏から扇動した国は罪が重いと思います。
その時の責任者は誰か❓
(過去記事で書きました。ここでは名前は出しません。)

※「戦後どうする心算なのか❓」
今となっては、どうにもなりません。


※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑤
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27


どうなる❓2024米大統領選挙とトランプ氏のSNS<2024/08/03

2024-08-03 19:46:54 | アメリカ合衆国

(1)こんなの見たことない!と言うほどに混乱を極めた米民主党と最後はトランプ暗殺未遂が起きて、ほぼマンガの世界になりました。
これが世界最強の軍隊と核兵器の大統領を決める選挙の過程で起きたことです。
21世紀はまだ24年だというのに、世紀末と言うしかありません。アメリカの政治制度は制度疲労の結果、ほぼ機能を失っていると言えます。根本的に今の大統領選出方式を変えないと、今後同じことが繰り返されるでしょう。
一番問題なのは民主党と共和党と言う二大政党が大統領候補者を選び出す能力を失っていることです。
究極の金権政治と旧式の選挙制度が、限界に行きついたと言うことだろうと思います。

トランプ暗殺未遂事件が起きた後は、トランプ氏リードかに見えました。
民主党の方は、その後意外にすんなりとハリス副大統領に候補者の差し替えが進みました。
ハリス副大統領に対するアメリカ人の評価はニュートラルだと思います。
手垢にまみれたバイデン氏やトランプ氏よりは、その意味で追い風があると思います。

今、アメリカ人は思い出していると思います。
2020年大統領選挙が終わった後、多くのアメリカ人が願ったこと。
『次の大統領選は、この組み合わせは止めてくれ!』
片方はやっと消えました。もう片方、残っていますね❓
(高齢問題)
この事を思い出しているアメリカ人は、結構いるかもしれません。
有色人種やイスラム系アメリカ人のバイデンさんの評価も低かったと思います。
この部分もハリス氏は、相当回復しつつあるのではないかと思います。
何よりトランプ嫌いにアメリカ女性は、かなりいると思います。この点は、大幅に回復したと思います。

そしてボチボチと連邦議会襲撃事件を思い出すアメリカ人も増えているのではないかと思います。
『トランプ氏、連邦議会議事堂襲撃の受刑者に「恩赦」 大統領選当選なら』
2024.08.01 Thu posted at 19:30 JST
https://www.cnn.co.jp/usa/35222285.html

トランプ氏は、以前から同じ発言をしています。
連邦議会議事堂襲撃を起こした犯人は正しかった・と言っているのと同じです。
これを普通のアメリカ人が、どう考えるかです。

『全米自動車労組、ハリス氏支持を表明 激戦州での票獲得につながるか』
2024.08.01 Thu posted at 15:35 JST
https://www.cnn.co.jp/usa/35222268.html
『ハリス氏がトランプ氏に勝つには、鍵は黒人や若年層か 米大統領選』
2024.07.30 Tue posted at 08:30 JST
https://www.cnn.co.jp/usa/35222101.html

<CNNとSSRSによる世論調査>
ハリス氏は黒人の有権者からの支持で、78%対15%とトランプ氏をリードしている。
バイデン氏のリードは70%対23%とより小さかった。

ヒスパニック系の有権者
ハリス氏とトランプ氏とではヒスパニック系の有権者の支持は47%対45%。
同じ回答者の4月と6月の支持はトランプ氏が50%、バイデン氏が41%

35歳未満の有権者
現在の支持率はハリス氏が47%、トランプ氏が43%
4月と6月は、トランプ氏の支持が49%、バイデン氏が42%

『 改善したとはいえ、ハリス氏にとって今回の結果は物足りないものだろう。ハリス氏は20年の最後の世論調査において、同じグループの中でバイデン氏より少なくとも5ポイント支持が低い。
 黒人の有権者の支持は20年の選挙戦終了時点で、バイデン氏が84%と、トランプ氏の9%を上回っていた。さらに注目すべきは、ヒスパニック系の有権者からの支持は、58%対32%の差でバイデン氏がリードしていた。

 最後に、ハリス氏は若い有権者の間で人気のミーム(人々が模倣する動画や画像)となっているが、20年の選挙終了時の60%対31%というバイデン氏の優位は、現在のハリス氏の状況よりもはるかに大きなものだった。』

 今後、ハリス氏がどれだけ上記の民主党支持基盤の票を獲得できるかが、勝敗を分けそうです。そしてこの記事は触れていませんが、女性票ですね。
BBC
『米連邦最高裁、人工中絶権の合憲性認めず 重要判決を半世紀ぶりに覆す』
2022年6月25日
https://www.bbc.com/japanese/61929747

この判決が全米の女性有権者の怒りを買い、2022年の中間選挙では共和党は本来あるはずの議席を多く失いました。
この問題をうまくアピールできれば、2022年の再来も期待できます。

バイデンさんでやる気をなくしていた民主党関係者は、再び勇気を持ったのは間違いないと思います。
政治資金の集まり方を見ても順調ですし、運動員も増えました。
ハリス氏への候補差し替えは少なくともマイナス要因よりは、プラス要因の方が圧倒的に大きいと思います。

米民主党を応援するヨーロッパ諸国からは圧倒的な支持と支援を受けるでしょうね。

民主党は、五分五分まで盛り返したように見えます。
後、3か月ハリス氏がどれだけアメリカの有権者にアピールできるかが、勝敗を分けそうです。
逆転の余地は、十分あると思います。
「バイデンは嫌だけど、ハリスならいいや・・」
無党派層でこんな人が増えれば、あるいは❓

(2)トランプ氏のSNS
トランプ氏のSNS資産価値、1340億円減少 ハリス氏の出馬受け
2024.08.02 Fri posted at 10:54 JST
https://www.cnn.co.jp/business/35222309.html

「トゥルース・ソーシャル」が上場後、株価が急騰しました。
「おっ!トランプ応援団やるじゃないか!」
と思ったのは誤解で、単にマネーゲームに群がる投資家が集まっただけでした。投資価値など大したありませんから、その後急騰と暴落を繰り返しています。
「トランプ・メディアの株価は今年3月下旬に上場して以来、激しく乱高下している。専門家は、トランプ・メディア株をファンダメンタルズではなく誇大広告と機運で取引されるミーム株とみなしている。」
ミーム株⇒投機の対象にされるボロ株

「 グループの株価は、バイデン大統領が選挙戦から撤退しハリス氏を支持した7月21日以来、約23%下落。トランプ氏の持ち分は9億ドル(約1340億円)減少している。1日には市場全体が大きく下げるなか、再び急落した。
 同企業株の価値は、バイデン氏が撤退する前の最終取引日である19日時点で40億ドル強だった。その後、約31億ドルまで下落している。」

多分、トランプ暗殺未遂事件後、株価が急騰していたのではないか・と思います。
ハリス氏が民主党の候補に決まったことを受けて、また暴落したという話です。

 トランプ氏が劣勢になれば、株価はさらに暴落して誰も見向きもしなくなると思います。資産価値は、ごく少ない株だそうです。
 つまり❓
 このボロ株を見ていれば、どっちが優勢かのリトマス試験紙になるというわけです。

 トランプ・メディアの株価を見ていることが、大統領選を占う一番いい方法かもしれません。

※どこまで行ってもマンガの世界の2024米大統領選です。
笑える箇所がテンコ盛りです!


※関連記事目次
項目「アメリカ合衆国」の目次②
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/6ea78b12b6512e36fbdc6eebd50f97ce###


(パリ五輪)トルコの拳銃射撃の名人・ディケッチとは❓<2024/08/03

2024-08-03 19:45:15 | ヨーロッパ

トルコの控えめな射撃選手、パリ五輪で銀獲得 装備つけずポケットに手
2024.08.02 Fri posted at 16:59 JST
https://www.cnn.co.jp/showbiz/35222344.html

<トルコのユスフ・ディケッチ選手(51)>
大抵の選手は、ルール上許されるあらゆる装備を身に着けて競技に臨みます。
ユスフ・ディケッチ選手は記事の写真の通りの姿で競技に臨んだそうです。
普段着でふらっとやって来て、何となくエアピストルを撃って銀メダルを獲得したようです。

51歳ですから今更上がり目はありません。
昔から拳銃射撃の名人だったのでしょうね❓
気紛れでオリンピックに出てみたのだろうと思います。
結果、やっぱり名人だと分かったようです。

『大半の射撃選手は片目で撃つが、私は両目で撃つ。だからああいった装備はいらない。両目で撃つ方がいいと思っている。これについては多くの調査を行ったので、装備は必要なかった』

名人クラスの射撃の達人は、拳銃であろうとライフルであろうと両目で照準すると聞いたことがあります。
普通に物を見ても、片目より両目の方がはっきり見えます。片目だとどっちかにずれているでしょう❓

51歳の年齢を考えると、名人に年齢は関係ないようですね。次の五輪では金メダルに挑戦するようです。

『射撃の腕前だけにとどまらず、ディケッチ選手の「猫好き」ぶりもファンを魅了している。この写真はインスタグラムのページを調べたファンが見つけたものだ。』
https://www.instagram.com/p/Ck_JvBWoyMN/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading&img_index=1

※以前書いたことがあります。
イスラム教国であるトルコの人々は、イヌやネコをとても大切にします。

(コソボ・トルコ)野良犬への対応、日本との違い<2024.06.12
https://smcb.jp/diaries/9305957


2024MLB>8月2日>ジャッジ40号(ジャッジの何が凄い❓)、鈴木誠也が二塁打・三塁打カブス勝利

2024-08-03 14:21:08 | MBL & プロ野球

カブス鈴木誠也は二塁打&三塁打で2長打、OPSはリーグ7位
https://www.nikkansports.com/baseball/mlb/news/202408030000530.html
カブス6-3カージナルス
鈴木誠也
4打数2安打、二塁打と三塁打、これで4試合連続マルチ安打
「今季打率2割7分5厘、16本塁打、53打点、10盗塁、OPS・847で、OPSはリーグ7位」

鈴木誠也は長打2本で勝利に貢献。段々、調子が出てきました。
カブスは、これで55勝58敗。
去年のように8月、勝ち込んでいけば勝率でプレーオフ進出の可能性が出てきます。今、勝率3位のチームが「.536」なので、かなりきついですが不可能ではありません。
去年も鈴木誠也は8月から大爆発してカブスの勝利をけん引しました。
今年は、去年よりOPSがいいです。
今年はナ・リーグの打者が全般的に成績が悪いですがOPS暫定7位は、誉めていいでしょう。
去年は、リーグ15位だったと思います。
それと比較しても、今年は頑張っています。
どうも夏にならないと調子が出ないタイプみたいです。
これからガンガン!打ちまくってカブスの勝利を牽引してほしいと思います。

(2)アーロン・ジャッジ
ヤンキース・ジャッジが40号到達 3試合ぶり本塁打で2カ月を残し「40発&100打点」達成
https://www.nikkansports.com/baseball/mlb/news/202408030000592.html

凄いです。62本打った2022年より凄く感じます。
飛距離が大きいですね。
2022年の成績
OPS1.111、出塁率.425、打率.311、安打数177、塁打数391、長打数90
今年は、OPSと打率、出塁率が2022年より上です。
長打数が昨日まで65(108試合)
塁打数266
年換算なら塁打数⇒394、長打数96
かなりハイペースで2022を上回っています。
400塁打と100長打が狙えます。
HRは分かりませんが、それ以外の全項目で現時点では2022年を上回っています。
2022年より技術的に進歩していると言うことだと思います。
去年は大怪我をして106試合しか出場できませんでした。
その少ない試合数で37HRを打ちました。160試合出場なら56本ペースです。
今年、ジャッジが50本以上のHRを打てば50本以上を3年連続したことになります。
アレックス・ロドリゲスですら2年連続通算3回しか50本以上のHRを売っていません。
OPSの高さと言い、時代の新しいホームランバッターの中では、ジャッジはここ3年最高のパフォーマンスを示しています。

技術的に進歩していますから、おそらく更に50本以上のHRを記録する年が、今後もあると思います。
歴代の中でも相当上位に来るホームランバッターです。
ジャッジなら、やがて400塁打と100長打も記録するのではないかと思います。

普通に見ていると「凄いな!」だけですが、記録を比較するとジャッジは、相当ハイレベルなホームランバッターです。今後もジャッジほどのホームランバッターは、そうは出てこないでしょうね❓

(実質)50HR以上を3年連続したバッターがどれだけいたのか・調べてみないと分かりません。
薬物問題のあるマーク・マグワイアが、やっと3年連続です。通算4回。
バリー・ボンズは、1回だけ。プホルス0回。ハンク・アーロン0回。
3年連続50HRは、凄い記録です。
そしてOPSの高さも、めったにいません。
ジャッジの通算OPSは、今ちょうど「1.000」です。
通算OPSが「1.000」を超える選手もめったにいません。
バリー・ボンズが「1.051」
https://www.naosouta.com/archives/1759
生涯OPSが「1.000」を超えている選手は過去7人しかいません。1960年以降では、バリー・ボンズだけです。
こうやって過去の記録を調べてみるとトータルの打撃成績でジャッジ並なのは、バリー・ボンズだけです。

恐れ入りました!

※塁打数と長打数(目標400塁打、100長打)
アーロン・ジャッジ109試合
塁打数271
年換算397・8
長打数66
年換算96・9
大谷 翔平107試合
塁打数264
年換算394・8
長打数65
年換算97・1

※関連記事目次
項目「MBL & プロ野球」目次③
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/11328fcdd47caf7c999058799251da3b


2024MLB>8月2日>ドツボのドジャースと大谷翔平(33号3ラン)

2024-08-03 14:19:38 | MBL & プロ野球

大谷翔平、8月初戦 33号出るか 「1番DH」でアスレチックス戦/速報中
https://www.nikkansports.com/baseball/mlb/news/202408030000402.html

(1)まず、ドジャース。
これは、フロント(GMと編成担当)の間違いだと思います。大金を使った割には、全く効果が出ていません。
翔平君を獲得したのが、営業上のメリットが多いいですからよい補強だと思います。
しかし、山本由伸を獲得する必要があったのか❓
先発投手なら他にも候補は、いたと思います。
10年の大型契約で獲得する必要があったとは思えません。
Wシリーズ優勝を目指すなら実績のある、程々の先発投手を獲得するべきだったと思います。

ムーキー・ベッツのショートへのコンバートは、何を考えているのか意味不明です。これで外野が弱体化し、内野守備も弱体化しました。内野と外野が、ガタガタになりました。
結局、ショートを補強する羽目になりました。

そして前半戦を見るならドジャースの弱点は明らかです。
救援投手が崩壊しています。だったら夏の補強は救援投手を重点的に補強するべきです。たった1人でした。
プレーオフを狙うパドレスは、ドジャースよりマシなリリーフ陣なのに救援投手を3人補強しました。

去年、Wシリーズ優勝したレンジャーズは投手をオフも夏のトレードでも補強しまくりでした。故障者も多数出ましたが、その投手補強が功を奏してWシリーズ優勝しました。

ドジャースの補強は、オフも夏もWシリーズ優勝するための補強とは思えません。去年、プレーオフで敗退したのも投手陣が弱体だったからです。
故障した投手ばかり抱えて、結局それがまた故障するという悪循環です。先発投手の入れ替えが必要だったと思います。

これでWシリーズ優勝出来たら笑えます。
以上を考えるなら、フロントの総入れ替えが必要だと思います。編成担当の責任者も随分長いです。ここまで補強が上手くいかないのは、GMにも問題があります。
チームが弱体化して立て直してきた球団は、どこもGMや編成担当を入れ替えて強化した球団ばかりです。
ここまでダメなら責任は、GMと編成担当にあります。
チームを立て直すなら、まずここを入れ替えて強化するべきだと思います。

(2)翔平君
打撃スタイルを変えたのが、ここにきて不調の原因のように思います。
今年は、やたら安打数が多く打率が良かったです。
ヒットも沢山打ち、ホームランも沢山打つことを考えたのだろうと思います。

しかし翔平君は、アベレージヒッターではありません。
長打力が持ち味のホームランバッターです。
二兎を追った結果、本来の長所を失っているように見えます。ヒットを打つ翔平君は、相手投手は怖くありません。
結果としてドンドン、ストライクで勝負されています。

ジャッジは、その点ホームラン狙いに絞っています。
自分がホームランを打てるコースのストライクを待って、そのボールを打っています。
だからHR数も多いですし、相手投手も怖いから四球も多くなりますし、ミスも多くなります。
結果として更に長打が打てるという好循環です。

去年は翔平君も、このパターンでした。
去年の今頃は四球や申告敬遠が多かったです。
今年は、ガンガン・ストライクで勝負されています。

今日の第1打席でもカウントは書いていませんが、外角高め直球を打って中飛。外角ならレフト方向に打つのが翔平君のバッテイングです。型が崩れています。
第2打席は0-1から真ん中直球を打って中飛。
第3打席1-2から153キロ内角高め直球を打ち上げ三飛。
第4打席、7回2死満塁。
カウント1-2から外角高めを打って一ゴロ。

全打席高目を打たされています。
第4打席が一番悪く、外角高めを引っかけて一ゴロ。
最悪でしょう。いい時の翔平君ならレフト方向にフライを打つと思います。
翔平君の持ち味は、三方向に逆らわずに打ち返すことです。だからレフト方向のホームランも結構あります。
逆方向に強い打球を打てるのが持ち味です。

全部狂ってしまっていて、自分の得意な事は何一つできていません。
何でもかんでも打ちに行くからです。
ジャッジのように自分がホームランを打てるコースを辛抱強く待つべきだと思います。
そしてシングルなんか狙わない。あくまで長打を狙う姿勢が必要だと思います。
翔平君は、完全アッパースウイングでしょう❓
それで高目は打てません。
高目はファールで逃げる工夫が必要だと思います。

良い時の自分を忘れて、全部狂ってしまっているのが不調の原因だと思います。
そこから脱するのなら、本来の自分の打撃を思い出すべきだと思います。
7回2死満塁で外角高めを引っかけて1塁ゴロでは、情けないですね❓
外野フライになってもいいからレフトにフライを打ってほしかったです。引っ張ることばかり考えているから引っかけてしまします。

翔平君は野球脳に優れた選手ですから、考えて欲しいと思います。

※どっちにしてもア・リーグ西地区最下位のアスレチックス相手にこのゲームでは、Wシリーズどころかプレーオフすら危ういかもしれません。
ドツボのドジャース!
誰が悪い❓⇒フロント!

※と散々、ブチ切れて悪口を書いてきましたが❓
大谷翔平、4試合ぶり33号3ラン シーズン48本ペース
https://www.nikkansports.com/baseball/mlb/news/202408020001110.html
ドジャースのフロントは許せないけど、翔平君は33号を打ったから許します。
しかし❓
7回2死満塁、ここで一発が欲しかったですね❓
半分許すけど、半分はダメ❓(ドジャース負け)


※関連記事目次
項目「MBL & プロ野球」目次③
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/11328fcdd47caf7c999058799251da3b


2024MLB>両リーグMVP争い(ジャッジ・ウィットJr・翔平)

2024-08-03 14:17:55 | MBL & プロ野球

大谷翔平が去っても…ジャッジに現れた“ライバル” 躍動の24歳、白熱するMVPレース
8/2(金) 17:20配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/0bb68489bb4fb0d36a85e7f38fd8e861d5810738

去年は、それほど競った展開にはなりませんでした。
ア・リーグは、翔平君の10勝44HRが抜きんでていました。
ナ・リーグは、アクーニャの41HRと71盗塁が抜きんでていました。

(1)今年は、それほどダントツの選手はいません。
ア・リーグは、アーロン・ジャッジとボビー・ウィットJr.が有力候補に挙がり応援団が騒いでいます。

ジャッジが60HR打てばジャッジに決まると思います。

ウィットJr.の売りは、後半戦急激に伸びてきた打撃成績です。特に打率と安打数は、凄いですね。
所属チームであるロイヤルズも中地区2位と躍進しました。首位とはゲーム差がありますが勝率ではプレーオフ出場を争う2位とこちらも健闘しています。
<去年の順位>
https://www.flashscore.co.jp/baseball/usa/mlb-2023/standings/#/4O099Es6/table/overall
56勝106敗勝率0.346⇒地区最下位
ア・リーグ全体⇒30チーム中28位

この堂々たるダメっぷりからの大躍進です。
全選手の頑張りも当然ですが、中でも今年チームの主軸を打ち素晴らしい打撃成績を上げているボビー・ウィットJr.の貢献度は大きいです。

ヤンキースとはメンバーのレベルが違います。それを考えると貢献度の大きさは、評価が高いです。
現時点での判定なら、結構票が割れると思います。

やはりレギュラーシーズンが終わったときに二人がどんな成績を残すか❓
これで明確に決着が付かなければ、次はポストシーズンの成績がものをいう場合もあります。
個人の成績+チーム成績が評価されると思います。
難しいとは思いますが、ロイヤルズがプレーオフでヤンキースより上まで勝ち上がれば、ボビー・ウィットJr.君にチームの順位がプラス評価に働くこともあります。
ポストシーズンでジャッジが調子が悪くてウィットJr.君が大活躍ならウィットJr.君の印象度は上がります。

その意味で単純に数字だけで決まるわけではありません。
そしてウィットJr.君はショートですから守備の評価は、ジャッジより高いと思います。
盗塁でも加点が付くと思います。
これが5ツールプレーヤーの強みです。

その意味で、この勝負はポストシーズンまで終わらないと決まらないかもしれません。
デビュー3年目の24歳ですからね、ジャッジと比較の対象になるだけでも素晴らしいと思います。
フアン・ソト(ヤンキース)との比較なら完全にウィットJr.君が上でしょうね。

(2)ア・リーグ
あまり翔平君のライバルは、いないように一見見えますが❓
DHの選手は、MVP選考では評価が低いです。過去DHでMVP受賞の選手は、いません。
守備部門での評価がなくなるから、このマイナスが大きすぎるからです。攻走守の3つが求められます。

翔平君は盗塁数が多いですから走塁の部分では加点があると思います。守備部分では補いようがありません。
だから打撃部門で余程飛びぬけた成績が必要です。
首位打者+HR王程度では、ノミネートすらされないと思います。

私が三冠王・400塁打・100長打を上げるのは、このMVP争いで有利になるためです。
これは全部実現が困難なタイトルです。
一番回数が多い400塁打でさえ過去29回しか達成されていません。達成者は18人です。
https://super-yakyujin.com/blog-entry-mlb_total-bases.html

打撃タイトル2個+「三冠王・400塁打・100長打」のどれかを達成。
これならMVP選考の対象になるのではないか・と思います。ナ・リーグは去年と違い、現時点では飛びぬけた成績を示している選手はいません。
その意味で打撃タイトル2個では相当苦しいと思います

去年HR+打点2冠のマット・オルソンは評価の対象になりませんでした。このようにDHの選手がMVPの選考対象になるには。過去にない「何か」が必要です。
その「何か」になるのが、「三冠王・400塁打・100長打」のどれかを達成することではないか・と思います。
三冠のうち2冠は、最低条件でしょうね。

その意味でナ・リーグのMVP争いは、そもそも候補になる選手が思い浮かびません。
現在、打点トップのマルセル・オズナが、HRか打率でタイトルを取って二冠なら有力候補かもしれません。

現在、投手部門で成績の良いクリス・セールがサイ・ヤング賞受賞ならクリス・セールにもMVPのチャンスがあるかもしれません。

今年のナ・リーグは個人成績が低レベルなので誰を選ぶかは、相当悩むとは思います。

翔平君は、もう少し頑張りが必要です。
現在、塁打数はややペースダウンして年間392ペースです。長打数が96・6ペースです。
どっちも400塁打と100長打の可能性がありますから、この両方を達成してほしいと思います。
両方を達成出来たらMVPが有力だと思います。
打撃二冠+400塁打or100長打でもノミネートはされると思います。

400塁打と100長打と三冠王は、全部達成が難しい記録です。ぜひ、達成してほしいですね。
現役の選手では、誰も達成していません。

※関連記事目次
項目「MBL & プロ野球」目次③
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/11328fcdd47caf7c999058799251da3b