「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

ウクライナ軍総撤退の様相を呈し始めたポクロウシクPokrovsk戦線<ウクライナ紛争2024/08/29

2024-08-29 14:38:05 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

※もっとも重要なポクロウシクPokrovsk戦線から部隊を引き抜き、増援部隊を送らず事実上放棄した結果が、今の惨状です。どんな馬鹿が考えてもロシアのド!田舎のクルスクとドネツクのポクロウシクと!

どっちが重要か分かるだろ!分からない馬鹿が2名以上、キエフにいたからこうなりました。

 

2024.08.29
ポクロウシク方面の戦い、ウクライナ軍の防衛ライン崩壊が止まらない
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/ukrainian-armys-defense-line-continues-to-collapse-in-battle-near-pokrovsk/
2024.08.29
ウクライナ人ジャーナリスト、ポクロウシク方面の状況は壊滅的だ
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/ukrainian-journalist-the-situation-in-pokrovsk-is-devastating/

これは、流石に驚きました。
ロシア軍は、三方向に進撃しています。
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/b43d126b28fc88c87d936ae5f2f7ff2c
①デイミトロフМирноградとポクロウシクPokrovsk方向
②南西のセリダブSelydove(南の方の大きな市街地)方向
③南の幹線道路E-50を超えて更に南に進撃するルート

今日の航空万能論の戦況略図を見ると、全部の方向にロシア軍が進撃しています。
ロシア軍が進撃しているというより、ウクライナ軍が撤退しているのだと思います。
そうでなければ、この進撃速度はあり得ません。
多少でも防衛戦を戦えば、こうはなりません。

やや進撃速度が遅いのは③だけです。
これとて明日になれば、どうなるか分かりません。

①のデイミトロフМирноград方向については、外郭の防衛拠点であるべき集落が、ロシア軍に飲み込まれています。
後は、フロデイフカHrodivkaの西の郊外のやや標高の高い陣地。まだロシア軍が到達していないムイコラフカMykolaivkaの集落。
ここをロシア軍が制圧すると、すぐ先がデイミトロフМирноградの市街の端です。
砲撃すらろくにしないでロシア軍が進撃しているようです。
デイミトロフМирноградの市街地でウクライナ軍が、防衛戦をするのかどうか❓
防衛戦を戦っても市民の巻き添えが出るだけで、戦う意味はないと思います。

だからウクライナ軍は、ここもロシア軍の到着を待って撤退するかもしれません。

そうなると残るのは、ポクロウシクPokrovskの市街地だけです。やはりここでも市民の巻き添えを考えると、あまり防衛戦は戦いたくないのではないか・と思います。

ここまで、すんなりとロシア軍が進出してはデイミトロフМирноградとポクロウシクPokrovskでウクライナ軍が防衛戦を戦う意味は、最早ないと思います。
戦うだけ無駄でしょうね❓
(長くは、もたないと思います)

②のセリダブSelydove(南の方の大きな市街地)方面です。ここもロシア軍が、すんなりと進撃しもう市街戦が始まっていると思います。市街地の面積もそう広くないですし、ウクライナ軍はあまり戦わず撤退する予定では、ないか・と思います。

もうドネツク中部戦線でロシア軍が州境まで突破するのは、ほぼ確定的と言えると思います。
ウクライナ軍も心があれば、市民の巻き添えを避けるために、余り防衛戦は戦わないのではないか・と思います。
戦えば市民の巻き添えが相当数出ると思います。

状況を見るなら、ポクロウシクPokrovsk方面はウクライナ軍が、総撤退(正確には退却)をしているように見えます。これは参謀本部の命令ではなく、現地部隊の各指揮官の判断なのだろうと思います。

個人的には、「戦って部隊が全滅し多くのの市民を巻き込むより、戦わず退却しよう」・と言うことなのだろうと思います。
市民の巻き添えを防ぐためにも、ウクライナ軍には戦わず撤退してほしいと願います。
どの拠点にも集落にも、かなりのウクライナ市民が残っていると思います。


※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑥
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27


2024MLB>8月28日>大谷翔平42号、41・42盗塁、ドジャース勝利、大谷ボブルヘッドデー

2024-08-29 14:33:01 | MBL & プロ野球

大谷翔平42号先制弾&2盗塁で史上2人目「42-42」!デコピンの見事な始球式に応えた/詳細
https://www.nikkansports.com/baseball/mlb/news/202408290000087.html
「デコピン」見事な始球式!ボールをくわえ捕手・大谷翔平のもとへ“ストライク投球”
https://www.nikkansports.com/baseball/mlb/news/202408290000370.html
ドジャース・ロバーツ監督「アンビリーバブル」大谷ボブルヘッドデーに試合前からハイテンション
https://www.nikkansports.com/baseball/mlb/news/202408290000260.html
ドジャース大谷翔平ボブルヘッドデー「大谷フィーバー」で試合前から球場入口は長蛇の列
https://www.nikkansports.com/baseball/mlb/news/202408290000071.html
<ドジャース6-4オリオールズ>
今日のヒーローは、ワンコのデコピン。
見事始球式の大役を務めました。
この日は大谷とデコピンのボブルヘッド人形が先着のファン4万人に配布されるボブルヘッドデー。
試合開始7時間前からファンの大行列が出来たようです。
写真
https://www.nikkansports.com/baseball/mlb/news/202408290000370.html
みんな、翔平君のボブルヘッド人形が欲しくて仕方ないんですね❓

デコピンの応援の効果があったのか、今日は初回の第1打席でいきなりの42号ソロ。
第2打席は、右前シングル。
盗塁2個で、3回出塁してHRも含めて3回ホームに帰ってきました。
4打数2安打1打点、42号ソロと41・42盗塁と大活躍でした。
メジャー初の「50HR50盗塁」期待してます!
翔平君のHR自己ベストが2022年の46本です。
9月全部残っていますからHRの自己ベスト更新は、ほぼ確実です。盗塁は、自己ベストを更新中です。
その他、色々な打撃項目で自己ベストを更新すると思います。2回目のHR王も濃厚になってきましたしね。
翔平君個人には、よいシーズンを送っていると思います。

後は、もっと調子を上げてプレーオフで勝利に貢献してほしいです。翔平君もプレーオフは、今回が初めてですので燃えているでしょう。
WBCの時のように活躍してほしいと思います。
今シーズンは、どうもチャンスの時に「余所行き野球」をしています。もっと、チャンスでガツガツ!向かっていってほしいですね❓

今シーズン・ブレイクしたウエットJr君なんか凄いですよ!
得点圏打率「.396」
ア・リーグNo1のクラッチ・ヒッターぶりを発揮しています。

吉田正尚、今季8試合目の3安打 レッドソックスは完封リレーで快勝
https://www.nikkansports.com/baseball/mlb/news/202408290000346.html
4打数3安打で勝利に貢献

鈴木誠也5打数2安打1打点、カブスは最大7点差を跳ね返し3連勝で貯金2 
https://www.nikkansports.com/baseball/mlb/news/202408290000047.html
誠也は5打数2安打1打点1四球で勝利に貢献。
今日ののカブスは8回が終わったところで8-10の2点ビハインド。
9回表の攻撃で先頭打者の誠也のヒットからカブスの猛攻が始まり、一挙6得点で逆転勝利でした。
めったにない貧打カブスの猛攻でした。
この調子で10連勝ぐらいすれば、プレーオフも見えてくるかもしれません。
誠也も去年みたいに爆発して勝利に貢献してほしいと思います。去年は、8月10日ごろから絶好調になり、打ちまくっていました。
今年は、昨日時点でナ・リーグOPSランキングの7位にいます。OPS「.842」はB評価で一流の働きです。
去年は、このランキングで15位だったと思いますので、今年の方が勝利への貢献度は高いと言えます。
翔平君が凄いので大したことなく見えますが、誠也のレベルでは大活躍と言えると思います。
去年がHR20本でした。今年はここまで19本ですから25本目指して頑張ってほしいと思います。
去年のカブスは、誠也が打ちまくって勝っていました。
去年の再来、期待です。


※関連記事目次
項目「MBL & プロ野球」目次③
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/11328fcdd47caf7c999058799251da3b


クルスク侵攻をきっかけに大きく動き始めたドネツク戦線(南ドネツク攻撃)<ウクライナ紛争2024/08/29

2024-08-29 10:08:55 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

2024.08.28
クルスク侵攻方面の戦い、ロシア軍がノヴォホロディフカ全体をほぼ占領
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/battle-of-pokrovsk-russian-troops-occupy-almost-the-entire-novokhorodyvka/

ウクライナのクルスク侵攻作戦の経緯については、既に書いた通りです。
これはウクライナ大統領府と参謀本部の大きな決断であり、それが正しかったのか誤りだったのかの結論が出るのは、もう少し時間の経過を待たなければなりません。

クルスク侵攻作戦の意味は、不利になっているウクライナ軍がじり貧を避けるために戦場の取捨選択をしたと言うことだろうと思います。
それ自体は合理性があり戦争の継続をするのなら避けては通れない道です。
不利であるなら戦場の数を減らして、劣勢のウクライナ軍の密度を高めるしかありません。
それが、ドネツク州を軽視(ほぼ放棄)すると言うことになりました。

クルスク侵攻作戦の準備は、数か月前から始まっていたようで、その影響でドネツク中部戦線であるトレツクТорецьк~ニューヨルクNiu-York方面とポクロウシクPokrovsk戦線でのウクライナ軍の不利から後退は、7月から始まっていました。

問題はポクロウシクPokrovsk戦線で、とうとうデイミトロフМирноградとポクロウシクPokrovskの近くまでロシア軍が進出しました。
ウクライナの参謀本部とすると、これも予定通りなのだろうと思います。ドネツク州を軽視(ほぼ放棄)すると決めたのなら、ここで無駄に兵力の消耗はしないと思います。むしろ温存して他の戦場に振り向けるでしょうね❓

記事の略図を見ると良く分かりますが、このことによりロシア軍には、兵力の移動ルートが出来ました。アウデイーイウカからポクロウシクPokrovskの近くまでは、全く妨害を受けずにロシア軍は移動できます。

その移動してきたロシア軍が、現在大きな湖の西側で三方向に攻撃しています。
①デイミトロフМирноградとポクロウシクPokrovsk方向
②南西のセリダブSelydove(南の方の大きな市街地)方向
③南の幹線道路E-50を超えて更に南に進撃するルート

今、ロシア軍は大雑把にこの三つの方向に進撃し始めました。

ポクロウシクPokrovskから州境まで15km位です。
セリダブSelydoveからも州境まで20数km程度です。
地図を見るとセリダブSelydoveの西には大きな集落や都市もなく、ロシア軍がここからどの方向にも比較的自由に攻撃(又は移動)出来ます。

こう考えるとロシア軍は、①の攻撃を急ぐ必要がないことが分かります。
理由は、セリダブSelydoveのすぐ近くをポクロウシクPokrovskからクラホヴェKurakhoveに行く鉄道路線が通っていてセリダブSelydoveを制圧すると南ドネツクの補給(兵站)の幹線ルートである鉄道が使えなくなります。
後は、かなり西に大回りしてトラック輸送しか南ドネツクへの補給方法がなくなります。

南ドネツクの攻撃を考えるとロシア軍にとっては、セリダブSelydoveを制圧した方が、やりやすいと言えます。
デイミトロフМирноградとポクロウシクPokrovskに比較すると市街地の面積は、はるかに狭くこちらを制圧する方が簡単です。だから、おそらくロシア軍はセリダブSelydove制圧を最優先すると思います。

実際、もう郊外まで接近していて、直ぐに市街地の攻撃を始めると思います。
制圧したなら、おそらく西の州境の方向に進撃しながら、北側にあるデイミトロフМирноградとポクロウシクPokrovskと南ドネツクを分断するような動きをすると思います。

その後、州境に近い場所を南に進撃していくとそれほど大きな拠点もなく、ウクライナ軍はまるで想定していない方向からロシア軍に攻められることになります。

マリンカMar'inkaとその南方面でもロシア軍は西に進撃を始めています。
やはり補給拠点であるコスティアンティニフカKostyantynivkaは最近ロシア軍が制圧しました。
その先の補給道路であるO-0532もロシア軍が一部遮断に成功しています。

このように考えてくると中部ドネツクでは、既にロシア軍が勝勢です。
その勢いを駆って南ドネツクにも既にかなり肉薄していると言えます。

ポクロウシクPokrovskの危機ばかりが言われていますが、ポクロウシクPokrovskはいつ陥落するかの問題です。今更防衛することは、事実上不可能です。

むしろポクロウシクPokrovskの南のセリダブSelydoveをロシア軍に制圧される方が、南ドネツクを考えると危機的と言えます。
このような状況が生まれたのは、ウクライナ軍参謀本部がポクロウシクPokrovsk戦線からの撤退(または放棄)を決めたからです。

それも既に決定済みでロシア軍は、もうセリダブSelydoveを攻撃する位置まで進出していますから、ここから変えることは出来ません。
地図を見て考えるとロシア軍が南ドネツク全域を制圧するのは、来年春ごろでしょうね。ウクライナ軍の撤退が早ければ、もっと早まるかもしれません。

ウクライナ戦線は、この意味で大きく動き始めました。
その結果、どちらが有利になるのか❓
ウクライナ大統領府と参謀本部の決断の是非が分かるのは、その時です。
このままドネツクで不利な戦いを継続してもジリ貧ですから決断自体は、正しいと思います。

本来であれば、そこで他の戦場を安定させて停戦交渉を始めるべきだと思います。
停戦交渉をせず戦争を継続すれば、再びどこかの戦線で不利が発生して同じことの繰り返しになるような気がします。

少なくともクルスク侵攻作戦で戦況が良くなることは、ないように思います。ロシアに一泡吹かせたところで、さっさと撤退するべきだと思います。クルスクで兵力を無駄に消耗すれば、ドネツクを放棄した意味がなくなります。


※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑥
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27


ポクロウシクPokrovsk戦線のロシア軍がドネツク南部へ占領地を拡大中&ウクライナ軍の転進<ウクライナ紛争2024/08/29

2024-08-29 10:06:08 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

2024.08.28
ポクロウシク方面の戦い、ロシア軍がノヴォホロディフカ全体をほぼ占領
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/battle-of-pokrovsk-russian-troops-occupy-almost-the-entire-novokhorodyvka/

前の日記でウクライナのクルスク侵攻作戦の目的を推測しました。違う言葉で言うと「ウクライナ軍の転進」です。
これを胡麻化すために相当情報が操作されていると思います。(ドネツク州放棄とは言えないでしょう❓)
そんな事情があり、大っぴらに住民避難が急がれています。
①CNN
ロシア軍迫るウクライナ要衝の住民、当局の目逃れ強制避難回避の動きも
2024.08.23 Fri posted at 11:00 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35223089.html
②航空万能論 2024.08.16
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/russian-troops-rapidly-approach-pokrovsk-city-military-governor-urges-residents-to-evacuate/
ポクロウシク市軍政長官は15日から緊急避難を呼びかけています。
ポクロウシクの人口が約7万人。
①の記事だとポクロウシクとミルノフラド、その他39の村落の合計で、まだ約5万9000人の地域住民が残っているようです、23日。
何故、このエリアから住民避難が強制されているかと言うとロシア軍が迫っているからではなく、ウクライナ軍の撤退が迫っているからだろうと思います。

ロシア軍の動きを見ていても、デイミトロフМирноград(ミルノフラド)とポクロウシクPokrovskに接近しましたが、そこからは急いでいないように見えます。ウクライナ側の動きに合わせて住民避難が、大体終わるまで待っているような気配があります。
何が何でも突撃!では、ないですね。
おそらく(ウクライナ軍の転進=ポクロウシクPokrovsk放棄)を察しているからでは、ないかと思います。

一方でポクロウシクPokrovsk戦線に投入されているロシア軍は、まだそれほどロシア軍が前進していない段階で約4万人と推測されています。今、更に他のアイドリング中の戦場から引き抜かれた戦力が投入されているようです。

加えて大きな貯水池とVovcha Rivberの東側を掃討していたロシア軍もVovcha Rivber西側の攻撃に参加していると思います。
大きな貯水池とVovcha Rivberの西側にいるロシア軍は、さっぱり話題になりませんが大軍団と言うべき兵力だろうと思います。
それに対してこの方面のウクライナ軍は、1万人少々のようです。7月のどの時点かでウクライナ軍は、撤退を指示されていると思います。
つまりウクライナ軍としても(転進)を予定している以上、兵力の温存を図っていると思われます。
大きな貯水池とVovcha Rivberの西側でウクライナ軍が、ほとんど戦っている気配が見えないのは、これが理由だろうと思います。

その意味でロシア軍は、デイミトロフМирноградとポクロウシクPokrovskへの進撃は、やや時間調整のように見えます。

その代わり幹線道路E-50への南下は早かったです。
幹線道路E-50の北側は、もう大体ロシア軍が制圧しました。残っているのは、少しです。
一部の部隊は、道路を超えてメムリクMemrykを制圧したようです。さらに多くの部隊が道路を超えて南下すると思います。

目指すのはマリンカの西にある大きな貯水池の北岸です。
ハリツイニフカHalytsynivka~リシフカ~ウクライナスク~ヒルニクHirnyk~クラヒウカという集落が目先の目標だと思います。
ここまでロシア軍が南下すると、その東のウクライナの支配地は草刈り場(守れない土地)になります。


マリンカMar'inkaのロシア軍と合流して更に南や西を目指す流れでしょうね。

もう一方向あります。やはり幹線道路E-50を超えた部隊の一部が西に向かい、セリダブSelydove(南の方の大きな市街地)の郊外に到達しました。セリダブSelydove攻略に向かっています。

こうやって見てくるとロシア軍の動きは、単にデイミトロフМирноградとポクロウシクPokrovskの制圧だけを目的としたものではありません。
取り敢えずは中部ドネツクをドネツク州とドニプロペトロウシク州の州境まで突破して、その後州境の付近まで含めて大きくドネツク州南部に向かって南下することを目的としているようです。

事実上、中部ドネツクから南部ドネツクまでロシア軍が制圧するための軍事行動が、既には始まっていると言えます。

ウクライナが事実上、ドネツク中部を放棄したことでロシア軍のこのような大きな軍事行動が可能になりました。
ドネツク中部・南部とクルスク州の一部を実質的にバーターしたと言えます。
余りウクライナにとって割のいい取引ではありません。
バーターで獲得したクルスク州の一部の領土をウクライナ軍が守れるかどうかは、まだ未定です。
ウクライナ軍がクルスク州の一部の領土から追い払われると、単にドネツク中部・南部を放棄した結果だけが残ります。

ロシア軍は、相当得をしたと言えます。
だから今となっては、ポクロウシクPokrovsk戦線やトレツクТорецьк方面の戦況を気にすることには意味がありません。放棄する予定であれば、それほど真剣に防衛するとは思えません。

トレツクТорецькに至っては、もう半分廃墟になっており地域住民が、まだ3000人強残っているようです。いつウクライナ軍が撤退するかの問題になっているようです。

デイミトロフМирноградとポクロウシクPokrovskも、やがては似たようなことになるだろうと思います。

※関連日記
ウクライナはクルスク侵攻作戦で何を目論んでいたのか❓<ウクライナ紛争2024/08/28
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/200f8ad306c4672a9ce0e10e27713647
ポクロウシクPokrovsk戦線、南部も根こそぎ制圧するらしい欲深ロシア軍<ウクライナ紛争2024/08/28
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/b71816f217e32ef8896417c1d54874e0


※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑥
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27


日本人独特の腸内細菌が「海藻」を「タンパク質」に変えてくれる(江田 証)<2024/08/29

2024-08-29 10:04:20 | 食事と食品

海苔とワカメは筋肉の元?健康の元?<2023年7月
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/7ed3d0537ec44cdb8230ae2d602b2f1e

※去年、こんな日記を書きました。知らない人が多いと思いますので、もう一度取り上げます。

「健康寿命を伸ばすなら海藻を食べよ」 医師が推奨、日本人特有の腸内細菌・酪酸菌は海藻から筋肉を増やせる
2023年6月30日(金)15時10分
https://www.newsweekjapan.jp/stories/lifestyle/2023/06/post-102050_1.php
江田 証(医学博士、江田クリニック院長)

まず、パプアニューギニア高地人を例に取り上げています。大体、筋肉質の逞しい人が多いです。
ところが❓
パプアニューギニア高地人は、ほとんど肉を食べません。
では、あの逞しい筋肉のもとは何なのか❓
それは、パプアニューギニア高地人が・・・・・
『 特殊な腸内細菌が多く存在している「窒素固定菌(ちっそこていきん)」という細菌などを持っている。
 パプアニューギニア高地人がサツマイモを食べると、腸内で分解されて窒素が発生する。すると、窒素固定菌によってその窒素から筋肉の材料であるアミノ酸が生成される。そのアミノ酸から筋肉ができる――。そう考えられている。
 彼らの筋肉は肉のたんぱく質ではなく、「腸内細菌が窒素からつくった独自のプロテイン」でできている』
このようなメカニズムにより主食の「サツマイモ」からタンパク質を吸収しているというわけです。

☆筆者は、日本人についても説明しています。
これが、今日の主題です。

『日本人の腸内細菌は世界的に見ても非常に特殊、日本人独特の腸内細菌を持っている。』

『日本人の腸内細菌は世界的に見ても非常に特殊
この特有の腸内細菌のおかげで、日本人は海藻に含まれる「ポルフィラン」という炭水化物を分解して栄養源(エネルギー)に変えることができる。民族によって腸内細菌は異なるため、栄養学も十把一絡げに論ずることはできないのだ。
実際、日本の長寿地域での研究では、筋肉量と肉などのたんぱく質摂取量とは相関関係がなかった。筋肉量と相関したのは、腸内で「酪酸」を作る「酪酸菌」(ラクノスピラ、ロゼブリア、コプロコッカス)だった。そして、腸内に酪酸菌が多い人が食べているものを分析すると、「海藻」や「豆」、「野菜」、「味噌汁」などだったのだ。』

つまり特に肉や魚などを多く食べているわけでは、ないのです。そこで次のような提案をしています。

『日本人特有の腸内環境に合わせた食事をする』
https://www.newsweekjapan.jp/stories/lifestyle/2023/06/post-102050_4.php
『日本人が先述した海藻などを食べると、海藻に含まれる水溶性食物繊維をエサとする酪酸菌が腸内で活発になって酪酸を産生する。酪酸が増えることで筋肉の減少を防ぐことができる――。こうしたメカニズムが日本人に長寿をもたらしてきたのだ。
やはり、まずは海藻、豆、野菜、味噌汁などをしっかり食べて腸に酪酸を増やすという"日本人の腸にふさわしい"アプローチに立ち返ることも重要である。海藻に含まれる「アルギン酸ナトリウム」は酪酸菌のエサとなる「プレバイオティクス」の働きをして酪酸菌を増やすが、海藻は良質なたんぱく源でもある。』

『海苔(のり)はなんと約40%のたんぱく質を含んでいる。たんぱく質の「質」は、「アミノ酸スコア」で判定されている。肉や卵、乳製品のアミノ酸スコアは100。しかし、これらの食品には脂質が多く、「高カロリー」である。これに対して、海藻は海苔=91、ワカメ=100、昆布=82と非常に高いアミノ酸スコアなのにもかかわらず、「低カロリー」である。』

☆いかがでしたでしょう❓
日本人は、独特の腸内細菌のおかげで「海藻類」を「良質のたんぱく質」に変えることが出来るのです。
そして「海藻類」は、「低カロリー・高蛋白質食品」です。
肉を食べるよりは、日本人にとってははるかに健康に良いことになります。

レッツ、「海藻類」生活!
これでタンパク質不足は、解消ですね!
良かった!


※関連記事目次
健康と食事と食品に関する記事の目次①
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/b92e5a15608b21d43d1f87be41f2d0ec


安いの定番、牛丼とおにぎりが値上がり<2024/08/29

2024-08-29 10:02:32 | 食事と食品

「ついにお米までが…」値上がり続ける日本の主食、11年ぶり高値におにぎり屋は悲鳴「これ以上は」
2024年7月21日 06時00分
https://www.tokyo-np.co.jp/article/341373

米の品薄には、理由は言われていますが売り惜しみがあるような気がします。
農水省の認識は「需給は逼迫(ひっぱく)していない」と言うことで、どこかにコメはあるはずです。
もう一つは消費者のパニック買いでしょうね。
マスコミやSNSがコメ不足を煽るから買い溜めに走っている人が結構いるのではないか・と思います。
本当に足りなければ、農水省が備蓄米を放出するはずです。

どっちにしても米は、物価高騰の煽りを受けて値上がりしているようです。それは当然で燃料費から始まって肥料代など何から何まで値上がりしていますから、それらを使って生産するコメの価格も上がるのが当然です。
米が値上がりして悪ければ、政府・日銀の長期にわたる金融緩和とインフレ誘導政策が、根本的に誤りだっということになります。

いざ、インフレになったら何から何まで値上がりして止まりません。インフレは、こういうものだと言うことを日本国民は忘れていたのでしょうね❓
その自民党を選挙で選んできたのは、国民ですからやむを得ないと思います。

それは、脇に置いて・・・
お握りも米から始まってノリにサケ、めんたいこなど水産物も軒並み3割程度上昇したそうです。
ローソンでは、ノリの品質を一度落としました。
具材の種類は、実に少ないです。
5~6種類くらいしかないような気がします。
私は、一番安いコンブの佃煮しか買いません。
他の具材だと150円以上、平気で値が付いています。
おっとっと❓
貧乏人の味方のサンマの缶詰め、今250円くらいしています。前110円かそこらでしたよね❓気が付いたら2倍以上でした。
ローソン100に行くとサバの味付け缶詰めが、140円くらいで売っています。ちっこいあまり売り物にならないサイズを安く仕入れて何とか140円程度で販売しているようです。
まともな缶詰めは、軒並み200円以上です。
驚いた!
考えてみると、ここに物流コストと人件費の上昇が加算されているわけです。値上がりしない方が、おかしいです。

牛丼は、もっと条件が悪いです。
アメリカ産牛肉が品薄で買えないのだそうです。
オーストラリア産を買い付けようとすると中国に競り負けて、やっぱり買えないんだそうです。
結局、高い値段んで買い付けるよりないのだそうです。ここも人件費その他の上昇分が、コストに加算されます。
背に腹は代えられなくて値上げが続いているそうです。
そのうち牛丼が高級料理になるかもしれません。
そこまでして牛丼を食べなくても、いいような気もしますが❓
大体、牛丼も隠れ値上げをしてごまかしてきました。

ある時気が付いたら(めったに食べないからです)❓
並盛❓
前の小盛りでないの!
昔の並盛⇒大盛
昔の大盛⇒特盛
このようなサイズの誤魔化しがありました。
カレーでは、そういうことはありませんでした。
ちゃんと普通サイズのご飯の量がありました。

などなど、結局インフレが全ての商品やサービスに及んでいて、どうにもなりませんね❓