航空万能論のコメント欄を読んでいたら、マウリポリの復興の話が話題になっていました。
そのコメント欄のある記事
2024・11・27
『侵攻1007日目、渡河したロシア軍がオスキル川西岸の足場を広げる』
記事の内容は検索して読んでください。
クピャンスクの大分、北のオスキル川でロシア軍が渡河作戦を実行して、西岸に橋頭保を確保して占領地を拡大中と言う内容です。ここの確保に成功するとクピャンスク市街西側を、北側から攻めることが可能になります。もし、ロシア軍が橋頭保の確保と占領地の拡大に成功すれば、ウクライナ軍は危うくなります。まだ、完全に成功したとは言えません。
ドネツク南部戦線は、前に書いた通りで酷いことが更にひどくなっています。年内か遅くとも数か月後には、南ドネツクのほぼ全域をロシア軍が支配することになると思います。ウクライナ参謀本部は、ほぼ南ドネツクを見放しているので、増援の来ない現地部隊は抵抗することが出来ません。見殺しです。
それは、脇に置いてコメント欄を読んでいくとマリウポリの復興について書いている人がいます。
日本のマスコミも、嫌みをふんだんに盛り込んで時々、チラっと記事にしています。
検索してみると、ほとんど2022年のことが出てきます。
今更、個人的には昔のことはどうでもいいです。
どうでもよくない人が、結構いるようです。
まあ、お互いプロパガンダを主張しますから昔のプロパガンダを叫ぶのもいいでしょう。
マリウポリは戦場から遠いですから、早くから復興事業が始まっています。
新しい記事は少ないですが、朝日新聞の記事
2024年2月20日
『破壊した街に新しい病院や住宅 「プーチン政権」復興を猛アピール』
嫌味を一つ入れているでしょう❓
特段、猛アピールしているようでもないです。
記事に写真が何枚か掲載されています。
高層住宅は、早い段階で完成しており価格が安いのでロシアから移住してくる人も多いようです。
住民も半分くらい戻ったようです。
街は戦争の被害を受けましたが、復興事業は着々と進んでいます。街を全部、作り変えるのかもしれません。当然ながら巨額の復興資金が投じられています。
占領地(=ロシアの領土)の一部では、復興事業ブームだそうです。
ロシアで働くとウクライナの賃金の3倍ですから、ロシア領に避難した人々も戻ってきて働いているのだろうと思います。
戦争は、いつかは止めなくてはなりませんし、破壊された町も再建しなければ、なりません。
すでにロシアの占領地では、戦争直後から復興事業が始まっており大分、進行している街もあります。
ロシアにしてみれば占領した4州は、抑圧されたロシア系市民の開放であり、また旧ロシア帝国時代からのロシア領の奪還でもあります。
こうなった大きな理由は、西ウクライナの過激民族主義者が乗っ取った現在のキエフ政府が、特にロシア系市民を差別し弾圧したことが原因です。
元々ウクライナには、22%のロシア人が住んでいました。
他の民族も6%弱いました。
東部独立派が武装蜂起して独立を求めたのは、これが原因です。内戦が始まり、結果としてロシアが軍事介入するに至りました。
良い悪いを言えば、クーデターを裏から操ったアメリカが一番悪いです。その支援を受けて暴力クーデターでウクライナを乗っ取った西ウクライナの過激民族主義者が二番目に悪いです。
ロシアは、せいぜい三番目でしょう。
だから最低20%は、ロシア支持の人々がいますし、ロシアの支配下にはいって「やっと解放された!」と思っている人々もいます。
戦争が起きてしまったことは、今更仕方ありません。
出来るだけ早期に戦争を終わらせて、戦後の復興事業に取り掛かるべきでしょう。
アメリカのメデイアの報道では、双方の死傷者は最低でも100万人を超えているだろうという話です。
結局のところ、戦争を選んでしまえば勝ったほうが正義です。
負けているウクライナは、悪でしかありません。
それが嫌なら戦争を回避するべきでした。
ゼレンスキーが自分の保身のために戦争を招き寄せた部分は、個人的には非常に大きいと思っています。
それも今回は、省きます。
今更、ウクライナを元に戻すことは不可能だと言うことです。戦争に勝利しつつあるロシアが、本来ロシア領である占領地を返還するはずもありません。
そもそも西ウクライナ以外は、本来ロシア領であることを思い出すべきでしょうね。
西ウクライナが、旧ソ連領を強奪した側面もあります。
何が一番悪いかと言うと、ウクライナには法律があり選挙制度もありました。
ヴィクトル・ヤヌーコヴィッチまでは、選挙で選ばれた大統領です。
これが正当なウクライナ政府です。
暴力クーデター後のウクライナ大統領は、本来のウクライナの国家主権を非合法なクーデターで簒奪した政権です。
それに対して武装ほう起したのが、東部独立派です。
どっちが正しいかと言えば、東部独立派の方に理があります。
そして内戦が継続していた以上、クーデターが成功したとは言えません。どっちかが勝利して、どっちかが負けるまでウクライナの政権は、確立したとは言えません。
アメリカが裏から操る非合法政権を、正当だと西側が主張しているに過ぎません。
筋論を言うなら、東部独立派の方が正義です。
色々ウクライナの2014年以降の歴史を見ていくと、西側の主張は正義とは逆です。
不法行為をごまかして正当だと主張しているに過ぎません。
このような事を考えても、戦争はさっさと止めるべきですね。領土が少々、どっちに行こうと大したことではないと思います。
領土を主張するなら、どっちも主張できます。
ロシアは、西ウクライナ以外は全部ロシア領だという主張も出来ます。
西ウクライナの過激民族主義者の本来の土地は、西ウクライナだけです。スターリンが、強引にポーランドに割譲させた土地だけです。
非合法=不正義を行って内戦が起きた以上、キエフ政府にはあまり言い分は、ないように思います。
余計なことを長々と書きましたが、今更どうにもなりませんから、さっさと戦争を止めて双方で復興事業を始めるべきでしょうね。
戦争を継続したいウクライナ人は、西ウクライナ過激民族主義者しかいないと思います。
だから1000万人とも言われるウクライナ人が、国外に逃亡しているのです。
キエフ政府が、「まとも」な政府なら、こんなに沢山のウクライナ人が国外に逃亡するはずが、ないでしょう❓