「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

日本のウクライナ支援総額(多分、ほとんどの人が知らない❓)<2024・11・28

2025-01-11 10:38:50 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

「そう言えば❓日本は、一体いくらウクライナに金を出しているんだ❓」
と、気になりネットで検索してみました。
ところが普通に検索すると、出てきません。
分からないんですね。
その経緯と理由を調べてみました。

①ウクライナ支援着実に岸田総理訪問極めて象徴的【WBS】(2023年4月5日)
テレ東BIZ
※75億ドル(およそ1兆円)⇒150円換算なら1兆1250億円

この時までは、高らかに金額を明らかにしています。
ところが、雲行きが変わります。

②FNNプライムオンライン
【解説】「そんな金額あるんだったら…】日本のウクライナ支援”1兆円超”巨額支援に疑問の声も 西側諸国も「支援疲れ」
2024年2月26日
※このニュースは、総額約1兆2千億円の数字を使っています。

『物価が高騰して国民の生活が苦しいのに、なんでウクライナにそんな巨額の支援をするのだ!国民に使うべきだろう!』
このような当然の声が出始めました。
ここから日本政府のステルス援助が始まります。
いくら支援しているのかを、日本政府もマスコミも報道しなくなりました。

③政治学者(評論家)の調査
【日本は、いくらウクライナ支援しているのか!?】『明かされない支援の内訳』
長谷川幸洋と高橋洋一のNEWSチャンネル

はっきり言って調査は、ずさんです。単にネットで検索して記事や資料を引っ張って、継ぎ足ししただけです。
キール経済研究所(ドイツ)の少し古い数字と、どうも今年6月に決まっているらしい岸田総理が約束したらしい45億ドルの資金提供を合算して合計を推計していました。

ところが、この6月の資金提供が決まっているのかどうかが不明です。
学者がネットを検索したところ、NYタイムスとブルームバーグ、ロシアのインターファックスが記事を報道していました。
そのニュース・ソースが驚くことに❓
ゼレンスキーの「X」投稿だというのです。
日本のマスコミは、この件は無視。沈黙。
日本政府は、いまだ国民への説明や公表は(分かるようには)していないようです。
②の記事を見れば、公表できるわけがありません。
政府批判の声が強くなるに決まっています。
こうして支援金は、ステルスになりました。
それの協力している日本のマスコミ!
報道の自由度世界71位の実力は、さすが!です。

【2024年最新】報道の自由度ランキング 日本は70位に下落、ワースト3か国も総入れ替え 
https://eleminist.com/article/3483

☆参考まで
このような数字を探すには・・・
(あ)ストックホルム国際平和研究所
(い)キール世界経済研究所(ドイツ)

などが、いいようです。
学者が数字を拾ったのは(い)の方です。
しかし、拾った数字が少し古かったという「オチ」が付いていました。

では、まるで公表していないかと言うとそうでもないようです。
マスコミは最初から敢えて無視し、普通の人には探せないようにしておいて、かなり知識のある人が調べれば分かるようには、しているようです。
「隠しているわけじゃない!」という政府の言い訳だろうと思います。
しかし、日本政府や前岸田総理が国民やマスコミに発表した訳でもありません。

「それって、隠しているんじゃないのか❓」
政府
「い~え!違います!ちゃんと、(専門家が丁寧に)調べれば分かります」

6月の45億ドルのウクライナ資金供与が「ステルス」になっている理由と経緯が、分かったでしょうか❓
私だから、ここまで調べましたが学者の調べたのは、この半分程度です。テレビに出ている学者は、当てになりません。この学者の場合は、プロパガンダやフェイクを言わないだけ、相当マシな方です。

では、どこでそれが調べられるのか❓
2024.09.27
日本のウクライナ支援とその課題とは 一般論を超えて
https://www.nippon.com/ja/in-depth/d01042/

ここの研究員が調査して書いていました。
資料
「2024年6月13日締結「日・ウクライナ支援・協力アコード」
(このような閲覧可能な資料が開示されているようです)
◎日本政府の数字 120億米ドルを超える(1兆8千億超)
◎キール世界経済研究所(ドイツ)
ウクライナ支援トラッカー(UST)
2024年6月末現在 91・1億ユーロ(100億ドル弱)

◎学者、キール研のこの数字の前の数字(約68億米ドル)と6月に(決まったらしい)45億米ドルを合算して120億米ドル超。大体、日本政府の公表数字と合っています。
☆ちなみにこの数字を報道しているメデイア
💮ロシアのインターファックス
120億米ドル以上

★皆さん、どう思いましたか❓
こうやって、情報を都合が悪くなると隠してしまうんですよ!
(正確には、極端に探しにくくする⇒面倒だから誰も探さない⇒分からなくなる=日本のマスコミが協力)

だから今普通にわかるのは、2023年4月の「誇らしげに!」公表した76億ドル(約1兆円)のぶんだけです。
しかし、これも少し変なんですね❓
76億ドルに6月に資金提供したらしい45億ドルを加えると???
76+45=131億米ドル⇒150円換算⇒1兆9650億円
あれあれ❓
1・8兆円より増えてしまいました❓

どっちかが本当だと思います。
しかも、このようなステルス支援が他にもあるかもしれません。
ウクライナ支援は、だんだん闇の世界に入りつつあります。
内訳が不明なのも問題です。
資金供与は3通りあります。
無償供与
貸付(ローン)
債務保証
この内訳が分かりません。
6月の分が隠せるのは、「ローンか債務保証」のどちらかだからです。

このようなことを、野党もマスコミも全く問題視しません。
書いていて、頭がクラクラしてきました。

※さらに言うなら・・・
債務保証だと分かりにくいです。「いくら債務保証しました!」と政府が白状しないと分かりません。これ以上の債務保証が無いことを祈るばかりです。

日本国民の負担は、無償供与であれ、ローンであれ、債務保証であれ、全部同じです。
何故なら❓
ウクライナの国家財政は既に破綻しているからです。
現在は、外国の資金支援で国家を運営しています。
外国の資金供与が止まれば、即時財政破綻です。
国家破産必至のウクライナに金を貸したり債務保証をしたりすれば、全部日本が負担することになります。
つまり❓プレゼントと同じと言うわけです。
あれあれ❓

債権が残っても、ウクライナが借りまくっている借り入れを仮に全部返済するとすれば、100年単位の期間がかかると思います。(総額いくらか知りませんがウクライナの国家財政の規模からすると、既に天文学的数字です)孫子の代のその先まで、ちびちび返済されるでしょう。
「お踏み倒し!」が一番、ありそうですね!!!


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