現代ビジネス
2025.02.10 川口マーン恵美
日本のメディアが報じない「ドイツのいま」がヤバすぎる…「難民問題」「極右打倒」で大混乱の「異常事態」に!
https://gendai.media/articles/-/146596
読むと驚くと思います。
ドイツ議会にキリスト教民主同盟系が難民規制の決議案を出して野党AfDが賛成して可決されました。決議案には拘束力はありません。
これを巡って緑の党(極左)と社民党(左派)が、猛烈な抗議を始めました。
それがドイツ各地で起きた反AfDデモです。ベルリン市はブランデンブルク門付近に16万人が繰り出したそうです。このニュースだけ聞くとAfDが、物凄く悪い政党に見えるでしょう❓
しかしAFDは旧東ドイツ地区の州選挙では30%強の支持率を獲得しました。今度の総選挙の事前予想では20%程度の支持率があり、支持率では第2政党になるかもしれません。これだけの支持のある政党が、単に悪いだけのはずがありません。
しかも元首相のメルケルまで出てきて猛烈なAfD批判をし、所属政党であるキリスト教民主同盟まで批判しました。
ドイツ社会を揺るがしている大問題は、難民による犯罪の多発です。しかも殺人事件が多発していて総数不明なくらいに多いようです。
「これ以外にも、すぐに忘れられてしまう殺人が山ほどあり、ティーンネイジャーの子供を難民(申請者)に殺された300組もの夫婦が、すでに互助会を結成している。彼らは、悲劇が2度と繰り返されないようにと政治に働きかけているが、政治家らは聞く耳を持たない。」
これに蓋をするのが、左派支持のドイツ公共テレビであり有力新聞です。左派支持の報道しかしないので、これまで左派がやってきた政策を非難しません。左派政党とドイツ・マスコミが、組んで批判を封じている様子が分かります。そして批判する相手が、AfDです。極右・ポピュリズム・独裁などナチスドイツと絡めて徹底的に弾劾し、政治から排除しています。
ここまで来ると分かるでしょう❓
緑の党(極左)と社民党(左派)に本来保守であるキリスト教民主同盟系まで参加して、AfDを葬り去ろうとしています。ここまで来てしまえば、この既存3党とドイツ・マスコミが組んで、半独裁体制が出来上がっていると言っていいでしょう。公共テレビまでここに加わっています。
第一、ナチスは社会主義政党であり極右ではありません。そう認めると右派のAFD批判が出来ませんから、ナチスを極右の独裁と事実を捻じ曲げています。今、ヨーロッパの政界では左派が優勢な国が多いですから、この捏造をほぼ全部の国が支持しています。それを、右派叩きに利用しています。
やっていることは、集団的左派独裁と言うべき性質があります。左派の欠陥が全部出ています。
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他を排除して自分たちのグループの勢力拡大を図る。
自分たちの考えや政策を絶対正しいものとして批判を許さない=誤りを認めない
段々、反対意見や異論を否定して排除する
マスコミを動員して自分たちのプロパガンダを繰り返し、国民を洗脳していく
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ナチスドイツを絶対否定しながら、自分たちが同じ道を歩んでいます。
仲間内には、自由と民主主義らしきものがあるから、何となくそう見えます。
しかし、それは仲間内であり、自分たちと違うものは排除して封じようとしています。
つまり、実際には自由主義や民主主義を否定しているのと同じ結果になります。
もっと、それが酷くなれば旧ソ連型社会と似たような社会になると思います。
是非、一度記事を読んでほしいと思います。
特に難民の犯罪者を、そのまま放置している状況には呆れると思います。
一体、どれだけ殺人事件が起きているかすら数字を公表していないのではないか・と思います。
もう、ほぼ終わっているでしょう❓
イーロン・マスクが、あれ程露骨にAfDを支援するのは、これが理由です。
ドイツは、半分社会主義国家に足を踏み入れていると言っていいでしょう。
右派のAfDの政治参加を認めて、自分たちの誤った政策を変えていかない限り、その道を歩き続けるのではないか・と思えます。
こんな事は日本のマスコミは報道しません。数少ない外国語のメデイアの日本語版でも見たことがありません。むしろ、トランプ氏やイーロン・マスク批判が多いです。
どうも、ドイツの国内の政治状況を見る限り批判されるべきなのは、ドイツの既存左派政党のように見えます。
メルケル氏自身はキリスト教民主同盟に所属していますが、その政策は左派的なものが多いです。
メルケル16年時代に採用された政策が、今ドイツ社会を蝕んでいると言えます。
次の政権と併せて20年近くドイツでは左派的な政策が多く、そしてそれにドイツの大マスコミが協力してきました。
こうしてドイツ人は、左派的な政策を刷り込まれたのであろうと思います。
アンゲラ・メルケル
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%82%B2%E3%83%A9%E3%83%BB%E3%83%A1%E3%83%AB%E3%82%B1%E3%83%AB
メルケルは生まれは旧西ドイツのハンブルクです。しかし父親が福音主義教会の牧師であり父親の東ドイツへの赴任により、生後数週間後の1954年に両親と共に東ドイツへ移住します。メルケルが初めて西側に足を踏み入れたのは、1989年11月9日ベルリンの壁崩壊の後でした。メルケルは生まれてから34年間を東ドイツで暮らして成長して大人になりました。周囲は東側の人間だけです。教育内容も東ドイツ的なものが多いでしょう。反ナチス教育は子供の頃から叩き込まれているでしょうね❓
その後、すぐに政治の世界に足を踏み入れます。段々、頭角現わしてやがてドイツ首相になりました。
だからメルケルが社会主義的な政策をとっても全然不思議ではありません。
そして最初の組閣の時、緑の党と近い社民党との連立政権を作ります。
こうしてメルケル政権には、常に社民党と緑の党がいます。
これが、その後20年のドイツ政治の基本形になります。
そしてメルケルの極端なAfD嫌いが、ドイツ政界に大きく影響を与えました。
AfDを極端に嫌う理由は、AfDとナチスを同一視しているからだろうと思います。
メルケルには、一旦思い込むと絶対それを変えない癖があります。
ドイツが、どうして左派的な考えが主流になったかは、この辺りに理由がありそうです。
メルケルの極端なAfD嫌いが、一層左派的な傾向を強めたのではないか・と思います。
結局、メルケルの思想的背景はキリスト教と社会主義なのだろうと思います。
それが、今のドイツ政界の流れを決めてしまったのではないか・と思います。
ドイツ政界が変わろうと思えば、メルケル的な思想と決別するしかないように思えます。
※関連日記目次
項目「ヨーロッパ」の目次④
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/70484af7010580642c91d2a502a7002d