北朝鮮、首都でも「近所の人が餓死」 国民がBBCに苦境を語る
2023年6月15日
ジーン・マッケンジー・ソウル特派員
https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-65913524
独裁者により作り出された飢餓であるだけに深刻ですし北朝鮮国民は、逃れる術がありません。餓死して行くのみです。
コロナの蔓延以降、中国との国境は厳重に封鎖され密輸品すらなくなりました。つまり、何もないという事です。ほとんど王様と奴隷の社会です。
王様は、弾道ミサイル発射実験実験に熱心です。2022年は、その費用として5億ドル(約700億円)を超えているそうです。
その金額は、「北朝鮮の1年間の穀物不足を補うのに必要な金額よりも多いとされる。」
国民に食料を支給する金は、あります。しかし食料支給の費用には使いません。
記事では、北朝鮮の人口は約2600万人と書いてあります。しかし?
「北朝鮮は1990年代後半、壊滅的な飢饉(ききん)に見舞われ、300万人もが死んだとされる。」
推計2337万 (2000年)
この数字すら疑問を持たれています。
朝鮮民主主義人民共和国の人口統計
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%9D%E9%AE%AE%E6%B0%91%E4%B8%BB%E4%B8%BB%E7%BE%A9%E4%BA%BA%E6%B0%91%E5%85%B1%E5%92%8C%E5%9B%BD%E3%81%AE%E4%BA%BA%E5%8F%A3%E7%B5%B1%E8%A8%88
一つの推計では、2050万人ほどと推計しています。
公式人口との差は、500万人強です。
今回の飢餓は、昨年から続くもので1990年代後半の飢餓と匹敵されるかもしれません。しかもそれは、干ばつなどの理由により発生したものでは、ありません。
北朝鮮政府により生み出され放置されているものです。食料の足りない国民は餓死するしかありません。反乱すら起こせません。起こしたところで弾圧され銃殺されるだけです。
当然ながら、国民が餓死すると言うことは国民が減ることです。そして、こんな国で不幸な子供を産もうという母親は、ほとんどいなくなるでしょう。生まれてきて餓死するなら、生まれてこない方が幸せだからです。
北朝鮮の人口は、加速度的に減少し続ける可能性が高いことになります。北朝鮮が究極の独裁者のための政治を続ければ、やがて独裁者と一部の取り巻きしかいなくなるかもしれません。そうすれば、乏しい国内生産すら維持できなくなります。行きつく先は、北朝鮮の自然消滅です。
地球上で国民が最も不幸な国だと思います。