日本から独立したのが、1945年8月15日
アメリカの軍政の期間を経て
大韓民国の樹立が宣言されたのが、1948年8月15日
初代大統領は権力闘争に勝利した、李承晩です。
しかし、政権運営は失敗し1960年4月19日に政権は崩壊します。
北への合流を目指した南北統一運動が盛り上がりを見せるに至り、危機感を抱いた朴正煕少将をはじめとした軍の一部が1961年5月16日にクーデターを決行。
1963年12月5·16軍事政変を主導した朴正煕らによって第3共和国が樹立された。
ここで韓国は、軍事独裁国家になります。
しかし、朴正熙(パク・チョンヒ)大統領は有能な政治家でした。
日本の佐藤栄作内閣総理大臣との間で日韓基本条約を批准して日韓両国の国交を正常化しました。
そして、日米両国の経済支援を得て「漢江の奇跡」と呼ばれる高度経済成長を達成した。今の韓国の経済的繁栄の基礎を作りました。
1979年10月26日、大韓民国中央情報部(KCIA)の金載圭に暗殺されました。
その後、韓国の軍事独裁は長く続きます。
1992年の大統領選挙で、金泳三が大統領となり実質的に軍事独裁体制は、終わりました。
1997年の大統領選挙では、金大中(キム・デジュン)が勝利し大統領に就任します。長年、軍事独裁体制と戦ってきた人物です。
2000年06月13日平壌を訪問し 北朝鮮の金正日総書記と握手し自らの「太陽政策」を内外に示しました。
この時から韓国の外交政策が大きく変化しました。北朝鮮に対する「太陽政策」です。
つまり、北朝鮮と融和し朝鮮半島の安定を保とうという考え方です。その政策は、その後の政権でも強いか弱いかの違いはあっても継承されました。
その反動は、日本に向けられました。
日本敵視政策です。
慰安婦問題、徴用工問題などに見る過去を持ち出して日本を敵視し、国民感情を反日本に導きました。
その総仕上げが、2017年5月の文 在寅(ムン・ジェイン)政権の誕生です。ほぼ、北朝鮮の同盟国的な政策を採りました。徴用工問題が韓国内で重大な政治問題化したのもこの時代です。
結論、韓国の民主化後の政権は日本敵視政策を取り、北朝鮮に対しては融和政策を取り、国民の不満を日本に向けるように仕向けました。
しかし、北朝鮮が核兵器を開発し長距離ミサイルの開発に成功すると、もう北朝鮮融和政策は不可能です。
尹錫悦韓国大統領が就任し、従来の外交政策は、大きく変化しました。時代が、そうさせました。
一時は、離脱したいような素振りすらあった米韓軍事同盟の強化に180度政策を、転換しました。
中国に対する政策も、親中国からニュートラルに変更しました。一時期のように、対中国貿易で儲からなくなったからです。
当然ながら、冷え切った日韓関係の改善にも動かざるを得ません。日本が韓国の巨大な後方支援基地として存在し、米韓軍事同盟があるから、韓国の安全は保たれています。
韓国を含む国連軍と北朝鮮は、休戦状態にありますが38度線の危機が、なくなった訳ではありません。
軍事独裁政権時代に韓国の民主化を支援したのは、アメリカと日本です。韓国は民主化以降は、それを忘れてしまいました。
しかし、周囲にキナ臭さが漂い始めると、左翼学生のような外交は、もはや無理です。
腹は立つけれど、日・米・韓の3か国が軍事同盟的に行動することは、東アジアの安定には不可欠です。韓国にしたところで、韓国が軍事同盟を結べる相手は、アメリカと日本しかありません。時代が、韓国の身勝手な振る舞いを許さなくなりました。やがて、ここにオーストラリアとニュージーランド、あるいはカナダまで加えた多国間安全保障条約に進化させていくことが、関係国全てにとって安全保障上のメリットがあります。
今、別の枠組みとしてクワッドがあります。
それらを統合していくと太平洋版NATOが出来上がります。やがて、その方向に動いていくと思います。
波乱が予想される21世紀を無事に乗り切りたければ、同盟国をたくさん持つことの有利さは、NATOを見れば明らかです。韓国は、その枠組みの中で必要なメンバーです。韓国もそれを悟りつつあるように見えます。
☆以下、駄文
少なくとも北朝鮮と融和政策を続ければ、地獄の道連れであることぐらいは、分かると思います。日本もそうです。馬鹿げた憲法論議や安保議論は、止めて出来るだけたくさんの同盟国を作ることを考えるべきです。多くの同盟国がなければ、今の時代安全保障など成り立ちません。日米安保で守られる時代は、もう終わりました。
日米安保は、2国間同盟としては世界最強ではあります。
自国を卑下する意見は、よく見ます。
しかし、海洋国家の第1位国と第2位国の同盟です。
弱いはずは、ありません。
もっと言うならば?
外国の海軍が、日本の海上自衛隊をおもてなしする軍楽は?今なお、軍艦マーチです。戦争に勝った負けたに関係なく、軍艦マーチは世界公認の日本海軍の行進曲であり、旭日旗は日本海軍の識別の旗です。
戦前も戦後も日本海軍の旗は同じです。
行進曲も同じ。
つまり?
日本海軍は、世界から尊敬されているという単純な事実があります。それは、そうでしょう?大アメリカ海軍と互角に戦ったのは、旧日本海軍のみです。
尊敬されて、然るべきでしょう・・
そして、中国を除けば今なお、アメリカ海軍の次に強いのは、日本の海上自衛隊です。日本海軍は、不滅であると言えます。知らないのは、日本人だけ?そして、日本海軍戦闘機部隊の流れを受け継ぐ航空自衛隊も、世界に冠たる戦闘力を有しています。当然ですが?自衛隊の基礎を作ったのは、日本陸海軍の反米的でない関係者です。