「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

北朝鮮の「地方発展20X10政策」について<2024.12.21

2025-01-13 01:57:34 | 中国と東アジア

読売新聞 2024・12・21
『金正恩氏、地方産業政策が不十分だったと「反省」・・・「人民たちに申し訳ないと思っていた」』

北朝鮮がミサイル開発と核爆弾開発に全力を上げていた理由は、イラク・リビア・シリアの運命を見れば分かります。イラクにもし核ミサイルがあれば、あれほど簡単にアメリカが戦争を仕掛けることは出来なかったでしょう。世界最強の軍事大国のアメリカの侵略を防ごうと思うならミサイルと核爆弾の開発、そして大陸間弾道弾開発は不可欠でした。それを自力で貧しい北朝鮮が成し遂げたのは、立派だと思います。北朝鮮より遥かに国力のあるイランですら出来ていないことです。少なくとも、これでアメリカが気楽に北朝鮮潰しをすることは、無理です。韓国と日本が核ミサイルで壊滅するのを覚悟しなければ、出来ません。

大型の兵器の開発は、一段落しました。
そこで今年は北朝鮮は、対外政策を大きく変更しました。長年の悲願の朝鮮半島統一を放棄しました。韓国は、北朝鮮の「第1の主敵」に指定されました。「アメリカが攻めてきたら韓国に核ミサイルを撃ち込むぞ!」という予告のようなものです。
これまでは、「ソウルを火の海にする」でした。韓国は北朝鮮を挑発するのは、止めるべきでしょうね。

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軍事面は一段落したので、次は民生面の向上です。
これまでは、産業面では発展がありません。やはり資源や資金を軍事に集中してきたからです。
今年、地方経済の振興策として打ち出したのが、「地方発展20X10」政策です。
今後10年間、毎年地方に地場産業の工場を20か所建設しようという計画です。

記事の中では、「反省・・・」についても触れています。
軍事を優先して民生を後回しにしてきたことは、十分認識しているのだろうと思います。
原爆を作り大陸間弾道弾を作れる国が、本気で産業開発をすればそれなりの成果は上がるだろうと思います。
それは北朝鮮国民の生活レベルが向上することでもあり、朝鮮戦争の危機はその分少なくなるだろうと思います。

日本人や韓国人拉致事件については追及するべき問題ですが、北朝鮮が軍事的に対外膨張政策をとったことはありません。南北朝鮮統一を目的にしていた期間は、去年まで続きました。これは民族の統一であり対外膨張政策では、ありません。
その意味ではロシアよりは、遥かに軍事的脅威は少ないと思います。
北朝鮮よりは、中国とロシアの方が、よっぽど危ないです。
敵は少ない方がいいですから、北朝鮮敵視政策は止めた方がいいでしょう。
「敵でも味方でもない隣人」程度がいいように思います。

北朝鮮にしても仮に外国の手助けを求めるにしても、中国や韓国は拒否すると思います。アメリカなど米帝です。ロシアとともに戦う天敵です。
意外に国際環境が許せば、日本に支援を求めるかもしれません。これは、ロシアについても同じです。本音は日本企業に進出してほしいでしょう。ロシアも欧米は、こりごりだと思います。といって全部、中国も避けたいと考えているでしょう。

近隣諸国と敵味方の関係を作らず、出来ればよい関係に持っていくのは、日本にとっての最大の安全保障と言えます。
それだけでなく、近隣での紛争防止に貢献することも大切です。
軍備を増強したところで、日本が敵に回そうとしているのは世界第2と世界第3の軍事大国です。
武力でどうにかしようというのは、土台無理な話です。太平洋の向こうの軍事大国は、時々梯子外しをやります。
都合が悪くなると逃げ出します。それほど、当てになる相手ではありません。

ウクライナを見ていれば分かるでしょう❓
散々、便利遣いして代理戦争をやらせておいて勝てそうもないから停戦になりそうです。
ウクライナが得るものは、死傷者多数(推定50万人以上、総数不明)深刻な国土破壊と重要工業地帯と地下資源の喪失。戦後補償は勝てないから「ナシ!」。加えて返済不能の借金の山!

代理戦争をやれば、こうなります。
某●メリカ大親分は、冷たいですよ❓
親分が代替わりしたら不良債権の切り捨てに動きそうです。
おっとっと❓❓❓


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