ハマスとイスラエルの大規模衝突、死者480人以上 米は襲撃非難
2023年10月8日午前 10:53 GMT+91時間前更新
https://jp.reuters.com/world/mideast/PJLXDNODUFKBHM4FF5CJTEIHXM-2023-10-07/
「憎しみの大地」としか言いようがありません。過去何度も衝突が繰り返され、最近ではイスラエルがヨルダン川西岸への入植を強行し、パレスチナ人と入植者の衝突などがありました。大抵の場合は、イスラエル側がパレスチナ人を弾圧しているように見えます。
今回はテロのレベルを超えて戦争と言うべき攻撃になりました。イスラエルの報復攻撃は、いつもの通り激しいものになると予想されます。
どちらがいい悪いは、言いませんがもういい加減に止めて欲しいと願うだけです。
どちらも言ってみれば過激民族主義者です。過激民族主義者が対立すれば暴力と報復しか生まれません。
思い起こせば、パレスチナは独立国家になれるチャンスがありました。
アリエル・シャロン
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%AD%E3%83%B3
2001年当時の「クリントン・パラメーター」をパレスチナ側のアラファトが承認すれば、イスラエル側はパレスチナを独立国家として認める予定でした。アラファトが承認しなかったために、この独立の話は流れました。
これが唯一パレスチナが平和的に独立するチャンスだったと思います。
その後任のエフード・オルメルト首相の時代に・・
レバノン侵攻 (2006年)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AC%E3%83%90%E3%83%8E%E3%83%B3%E4%BE%B5%E6%94%BB_(2006%E5%B9%B4)
レバノン侵攻が起きました。その対応の不手際から政党のリクードは求心力を失いました。その後、右派連合が形成されることが多くなりイスラエルは右傾化します。今では極右とも言えます。
それに輪をかけたのが、ガザでハマスが武装占拠して支配権を握ったことです。ハマスの武装闘争路線が右傾化したイスラエルとの摩擦を激化させました。
その延長線上で、今回のハマスの大規模攻撃が起きました。
2001年のアラファトの決断がなかったから、結果としてイスラエルとパレスチナの紛争が解決されることはありませんでした。
そして今回の攻撃に使われてる大量のロケット弾の密輸方法です。
『ハマスの攻撃は「全くの想定外」 イスラエル情報機関の元長官』
2023.10.08 Sun posted at 11:52 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35210006.html
氏の推測では海上から船で密輸されガザで組み立てられたのだろうと言うことです。つまり、今後も可能だと言うことです。しかも今の時点ではハマスがどの程度ロケット弾を備蓄していたのか不明です。まだ残っているかもしれません。
これだけやる以上、ハマスはかなり武装していると思います。一般市民を巻き込んだ地上戦も起きると思います。
終わりのない憎悪と暴力と報復の連鎖です。