「北の山・じろう」日記

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2月25日ニューヨーク・タイムズ紙のウクライナにおけるCIAの活動に関する記事<ウクライナ紛争2024.3.12

2024-03-12 20:12:52 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

2月25日ニューヨーク・タイムズ紙のウクライナにおけるCIAの活動に関する記事
記事のリンク
https://www.nytimes.com/2024/02/25/world/europe/cia-ukraine-intelligence-russia-war.html

今のところ西側のメデイアは、例によって無視しています。
都合がよいロシア側は、政府広報紙の「スプートニク」が報道しています。
https://sputniknews.jp/20240302/ciacia-17965062.html

「スプートニク」の記事の要点
リーク内容は、CIAのウクライナにおける活動に関するものです。

「スプートニク」の分析によると❓
NYタイムスの記事は、情報操作を意図していると主張しています。
その主張
『西側情報機関のウクライナへの積極的な関与が初めて開始されたのは2014年2月のユーロマイダン・クーデター後だったという同紙の主張に異議を唱えた。』

NYタイムスのリーク内容
『NYT紙の記事によると、CIAは2016年から8年間にわたってロシア国境付近のウクライナに12か所の秘密情報作戦基地を建設した。ウクライナと米諜報機関との「パートナーシップ」は、マイダン革命後、ウクライナ新政権が保安庁長官にヴァレンティン・ナリヴァイチェンコ氏を任命した後、つまり「10年前に構築された」とされている。ナリヴァイチェンコ氏は当時のCIA長官のジョン・ブレナン氏と英国情報局秘密情報部(MI6)に連絡し、ウクライナ治安局(SBU)の「抜本的」再建へ支援要請を行った。』

これが、主なリーク内容のようです。
どのようなツテがあるのか不明ですが、スプートニクは元CIA職員ラリー・ジョンソン氏に連絡してコメントを求めました。

以下、その内容を一部引用・・・・・・・・・

「NYT紙は、クーデター発生を支援した米国と英国の役割、そしてマイダンで何が起こったかについて嘘をついている。 彼らは『ああ、マイダン革命が起きて、事後にCIAに連絡が来たんだ』というふりをしているが、 それは真実ではない」
・・・・・
ジョンソン氏の示唆は、NYT紙がウクライナのクーデター、マレーシア航空MH17便撃墜事件、2014年に始まる、ドンバスでのウクライナの懲罰的な「対テロ作戦」の事実を無視し、「ロシアは侵略者」というストーリーを捏造しようとしているのではないかというものだ。
このストーリーの中では「偽情報が次から次へと出てくる」と、同氏は語る。
「NYT紙は、こうしたテロを実行するウクライナに対し、米国はこれを抑制しようとしていたと書いている。 つまり、『ロシアに対する攻撃は米国のせいではなく、ウクライナ人自身が勝手に行動したのだ』というメッセージを我々が送ろうとしているようなものだ」ジョンソン氏はこう語り、これもまた公的な機関がついている嘘であると述べた。
「私たちとウクライナの反ソ・反露分子とのつながりは1955年に遡る。つまり、CIAがバンデーラ信奉者ら(ウクライナ民族主義者組織)に関与し始めたのは1940年代後半から1950年代前半まで遡るということだ。 NYT紙はその関係がまるで新しいもの、あるいはここ 10 ~ 15 年の間に出来上がったものだと言おうとしている。 それはナンセンスだ」ジョンソン氏はこう強調する。

ネズミは沈没船から逃げ出す

今、ウクライナで代理戦争が行われており、ロシアがドンバスに進軍し、米国と欧州の軍事支援の遅れが懸念される中で、このリーク記事が発表された理由について、ジョンソン氏は、ワシントンがウクライナ計画の終了を決定したというシグナルかもしれないと示唆した。
「これはウクライナが終わりが近づいていることを示していると思う。NYT紙が今、これをリークしている理由はそれしかない。 なぜなら、ウクライナ人自身がそうした情報を公表しているではないか。 これはネズミが沈没船から逃げ出し始めている兆候だ。 つまり米国は、この戦いの責任は自分たちにはないと言いたい。 『私たちはできる限りを尽くした。争いはこの狂ったウクライナ人たちのせいだ』と。これは『ウクライナに罪を転嫁する』というストーリーの一部だ」
記事の中で言及された12 か所の秘密基地に関して、ジョンソン氏は、ロシアはこれらの施設を把握しており、米国はそれらを消すためにすでに行動をとったか、あるいはとるであろうとの見解を示した。
・・・・・・引用終わり
以下、URLから読んでください。

もちろん、スプートニクがコメントを求めた元CIA職員ラリー・ジョンソン氏が実在の人物であるのか❓本当にこのようなコメントをしたのか❓は不明です。

しかし、単なるロシアのプロパガンダにしてはかなり細かいところまで触れています。

そしてウクライナ紛争が、ウクライナと欧米が垂れ流す「キレイ」なプロパガンダやフェイクニュースとは違う一面があることを、強く示唆しているのも事実です。


※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次③
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27



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