「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

トランプ氏の陰謀の片棒を担いだルディ・ジュリアーニ氏のその後<2023年8月

2023-08-19 08:59:03 | アメリカ合衆国

ジュリアーニ氏、トランプ氏の自宅訪問していた 自身の弁護士費用支払いを懇願
2023.08.17 Thu posted at 13:43 JST
https://www.cnn.co.jp/usa/35207922.html

トランプ氏の「選挙は盗まれたものだ!」との主張を散々吹きまくり、2020年アメリカ大統領選挙の選挙結果を捏造するために主導的な役割を果たしたと思われる、ジュリアーニ氏はトランプ氏と一心同体で訴追されています。当然ですね。違法行為の主導的役割を果たしていたのですからトランプ氏が起訴されれば、一緒に訴追されます。

ジュリアーニ氏はそれだけではなく、投票システム会社スマートマティックの起こした名誉毀損(きそん)訴訟も抱えています。

東京外為市場ニュース
2023年4月19日10:56 午前4ヶ月前更新
米フォックス、大統領選報道巡る名誉毀損訴訟で和解
https://jp.reuters.com/article/usa-fox-dominion-idJPL4N36M0ES
フォックス・ニュースは、フォックス側が7億8750万ドルを支払うことで和解が成立しています。日本円だと約1100億円強です。

フォックスニュースが和解したのは、ドミニオンの方で、まだスマートマティックとの和解が成立したニュースは聞いていません。

つまり、金額を聞けばわかる通り大統領選挙の結果を捏造する犯罪性と悪質度合いが分かると思います。
ドミニオンは、16億ドルの損害賠償を求めていました。その和解金が、7億8750万ドルです。
スマートマティックの方は、フォックスニュースに対して27億ドルの損害賠償を求めています。こちらの方が請求金額が大きいです。
一体、和解金がいくらになるのか?
日本円で1100億円以上は確実だと思います。

※なぜフォックスニュースが訴えられているかと言うとトランプ氏の「選挙は盗まれた!」と言う主張を散々放送したからです。その中で「投票の集計結果を不正に操作したとの報道」で集計システムを手がける集計機器に捏造があったかのような報道を繰り返したからです。そのメーカー2社から訴えられました。フォックスニュースも「選挙は盗まれた!」と言う主張を拡散した仲間だからです。その主張が嘘だから訴えられました。嘘を裁判で証明することは不可能だから和解するしかありませんでした。最後まで争えば、請求金額満額のほかに懲罰的金額を上乗せされる可能性すらあります。スマートマティックは、まだ和解には応じていないようです。最後まで裁判を継続するかもしれません。そうなるとフォックスニュースは大変なことになると思います。

金額は知りませんが同じ内容の損害賠償をジュリアーニ氏は求められます。和解金を支払えなければ、刑務所に収監もありうるでしょうね?

その他、刑事裁判もあり訴訟費用は嵩むばかりでジュリアーニ氏の手持ちの現金は、底をついたようでNYのマンションを売りに出しています。

そのためトランプ氏に資金援助を求めたようですが?
ジュリアーニ氏はトランプ氏の性格を知らなかったようです。トランプ氏の得意技?
「お前は、首だ!」
役に立たなくなれば、情け無用で捨て去るのがトランプ流です。「役に立たないヤツには、金は払えない!」と言うわけです。

よくまあ、こんな訴訟の嵐を招くような重大な違法行為に加担したものだと思いますが、司法の追及を受ける身になれば、トランプ氏にいくら共和党員の人気があろうとジュリアーニ氏には何の役にも立ちません。

今、ジュリアーニ氏はトランプ氏の犯罪行為に加担したことを心底悔やんでいると思います。資金が底をつけばどうにもなりません。膨大な訴訟には膨大な訴訟費用が必要です。その費用負担が出来なければ、全ての訴訟で負けるでしょう。年老いて名誉も金もすべて失い犯罪者の汚名を着て、多分しばらく刑務所の中で暮らす運命です。

刑事裁判においては、司法取引を持ち掛けられるでしょうね?トランプ氏が資金援助をしなかった以上は、金の尽きたジュリアーニ氏は、どうするでしょうか?

検察側は、重要証人をまた一人確保しそうです。金に意地汚いトランプ氏は、多分取り巻きをこうして失い、その取り巻きたちは検察側の証人になる可能性があります。金に詰まれば、みなそうするでしょう。

ハチャメチャなトランプ劇場は、今後どのように展開するのか?小汚い見世物ではありますが、連邦議会襲撃事件に関しては、800人以上の逮捕者がおり既に裁判で10年の禁固刑を受けた犯人もいます。

米議会襲撃、暴行罪で有罪の男に禁錮10年 最長の量刑判断
2022年9月2日
https://www.bbc.com/japanese/62750513

この責任を事件の扇動者に問わないのは、おかしすぎるでしょう?
扇動したのは、トランプ氏です。

 

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2023.07.25 Tue posted at 18:45 JST
https://www.cnn.co.jp/usa/35206961.html

 

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2023年8月18日
https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-66530101
【解説】 トランプ前大統領の3度目の起訴、なぜこれまでより深刻なのか
2023年8月3日
https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-66391474
トランプ前大統領、3度目の起訴 大統領選の結果を覆す試みで
2023年8月2日
https://www.bbc.com/japanese/66380089



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