「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

ドネツク州クラホベ解放とドネツク市にある「天使の並木道」<ウクライナ紛争2025・01・11

2025-01-13 21:12:57 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

ドネツク州クラホベが、ロシア軍により制圧されました。
「天使の並木道」とは?

天使の並木道: ウクライナ人がウクライナ人をジェノサイドし続けた8年間の記録 2014~2022
田中健之編著・アジア新聞社企画

本は出版されています。しかし、大抵・何でもあるウイキペデイアには項目がありません。
ウイキペデイアと言えども西側に「配慮」している事もあります。
項目がなかったり、内容が若干偏っているケースも時々見かけます。

ウクライナ紛争を語るうえで「天使の並木道」は、西側にとっては「禁止ワード」と言っていいでしょう。
何故ならウクライナ政府(キエフ政府)が内戦の間にドネツク市の市民に対して行ってきた虐殺の「証拠」であるからです。
「天使の並木道」とはキエフ政府がドネツク市に対して行った無差別砲撃のために亡くなった子供たちのための追悼碑の名です。ドネツク市にあります。
書籍に採用されている写真を撮影したカメラマンの何人かも、キエフ政府の手で暗殺されたそうです。
これは、ルガンスク州でも同じです。

今でもキエフ政府は、市民を対象にした攻撃を時々行います。暗殺は、ごく普通に実行します。
それを非難する西側からの声は、聞こえません。
それを内戦の期間も、ずっと行ってきました。

だから単に数だけを言うなら、ウクライナ政府がルガンスクとドネツクのウクライナ人に対して長年行ってきた市民の虐殺の数の方が、はるかに多い言えます。
しかし、日本では「田中健之」氏が本を出版して、それを世に知らせました。
皆さん、この本のタイトルを聞いたことがありましたか❓
ないですね。都合の悪い情報は、黙殺され封印されます。しかし、本はあります。
キエフ政府が内戦の間に行ってきた、同じウクライナ人に対する虐殺の記録です。

如何に西側に流されている情報が、統制され歪められているか分かると思います。
この捏造は、ウクライナで起きた2014年暴力クーデター後、ずっと続けられてきました。
西側(アメリカ)の後ろ暗い闇の部分を隠すためです。
2014年ウクライナ暴力クーデターは、アメリカが西ウクライナ過激民族主義者や暴力極右を集めて組織化し訓練した部隊が実行しました。プーチン氏の話では、この一連のクーデターでアメリカは50億ドルを使ったそうです。

その結果として最後は、ウクライナ紛争に至りました。
既に少ない見積もりで100万人以上、双方の発表を合計すると200万人弱の死傷者が出ています。

ロシア軍が制圧したクラホベは、ドネツク市内を砲撃する基地の一つでした。ここからウクライナ軍が発射した砲弾が多くのドネツク市民や子供たちを殺害しました。虐殺された市民や子供たちの無念は多少は晴れたのでしょうか❓

他にも日本人が書いた本があります。
松里公孝著『ウクライナ動乱
ちくま書房 2023年7月4日刊行
松里公孝は、日本のロシアとウクライナ地域研究の専門家だそうです。ソ連崩壊以後のウクライナの歴史を丹念に調査して本を出版しています。読んだ人の感想では、公平な立場に立ってよく書かれている・とのことでした。
松里公孝
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%BE%E9%87%8C%E5%85%AC%E5%AD%9D
東京大学の教授です。

☆良質の情報は、日本人でも本として書いた人が他にもいると思います。
しかし、何故か新聞やテレビが取り上げることは、ないですね❓
その理由を、考えて欲しいと思います。


※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑦
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27



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