航空万能論 2025・01・08
『ロシア軍がクルスク方面で攻勢、ウクライナ軍は複数方向で支配地域を失う』
何しろウクライナ軍のクルスク(新)攻撃作戦は、キエフ政府が速報を出し大統領府高官らもSNSで宣伝していました。航空万能論のコメント欄も相当、盛り上がっていました。ただ、ほとんどの人は「意味が分からん!」と言っていました。
私は不景気だから「打ち上げ花火」を1発、打ち上げたんだろうと思っていました。
「ロシア軍が慌てふためいて怯えている!」と言うような話も事前に広報されていました。始める前から、どうしてそれが分かるのかな❓と、やや疑問に思っていました。
一応、戦車数台を含む装甲車など20両近くを投入して攻めて行ったようです。とても本格的な攻撃には見えず、ロシア側軍事ブロガーは、スームイ州に新規の部隊がいるから陽動作戦かもしれないと警戒していました。慌てたり怯えたりは、していないようでした。
1月7日の航空万能論の記事では、一応ウクライナ軍が攻撃しています。ただ攻めたというだけで、具体的に何か戦果が上がっていると言うことではありませんでした。
「これじゃ、打ち上げ花火じゃなくて❓線香花火じゃないか!」と昨日は、思いました。
一応、イエルマク大統領府長官のコメント
「クルスクから朗報がある」
「ロシアは自業自得だ」
こんなのを受けて、西側のメデイアは一斉にウクライナ軍のクルクス攻撃を報道していました。
少しは、成果を見せなくてはダメでしょう❓
★そこで、ウクライナ万歳サイトFoebesのDavid Axe先生の記事 2025・01・08
『クルスク州で攻撃のウクライナ軍、装甲車でロシア兵を踏み潰す 「殺気」の表れか』
https://forbesjapan.com/articles/detail/76302
ストライカー装甲車でロシア兵を追い回して踏み潰したのだそうです。機関銃で撃てばいいのに、わざわざ踏み潰すために追い回しています。その「殺気が、よろしい!」と褒めています。
何が何でもウクライナ軍を褒めちぎるAxe先生でも、これ以外は褒める点はなかったようです。
これが、一番の大戦果なのでしょうね❓
☆そして、今日の航空万能論の記事です。
クルスクの戦場は情報が限られており、どっぢの側も(軍事ブロガー)余り細かなことは報告しません。
それでも、略図の中のベルダン方面でウクライナ軍が進撃しようとしたのは、分かります。今日は、もう押し返されているようです。それ以外では、4方面でロシア軍が進撃しています。
一応、現段階ではウクライナ軍の進撃は1日で止められて2日目は押し返されているようです。
ロシア軍は、4方面で結構進撃しています。
そもそも情報が錯綜しがちなクルスクの戦場で、これほどはっきり戦況が出てくるのは珍しいです。
ウクライナ軍の進撃作戦を待ち構えていたロシア軍は、余り大したことがなかったので安心して新年の攻撃を開始したと言うことのようです。
あの、ウクライナ側の鳴り物入りの攻撃予告は、何だったのでしょうね❓
線香花火にすらなっていません。1日で止められて2日目に押し返されるのが、攻撃と言えますか❓
もちろん!
ロシアの軍事ブロガーが警戒しているスームイ州に待機しているとされるウクライナ軍の新規の部隊が、怒涛の攻撃作戦を開始するのかもしれません。
しかし、12月から南からスジャを目指して攻撃しているロシア軍は、更に進撃してまもなくスジャ市街地の南の端に到達しそうです。しかも悪いことにスジャ市街地の中央には川が流れています。西側の市街地の方に迫っています。こっちから攻められると東の市街地は、孤立して包囲されます。
今回の攻撃で直ぐ南の「マフノカ」を制圧しました。そのマフノカを足掛かりに次は、スジャの市街地を攻めるでしょう。
12月に激戦の末ロシア軍が奪還したのが、相当南にある「プレホヴォ」です。距離を大雑把にみると半月もかからないでロシア軍は、スジャに向かって6km以上、進撃したことになります。塹壕や陣地のある場所です。私も今日戦況図を見て呆れました。
これは、普通に言うとスジャが大ピンチ!です。
どうやら、それを放置して「また」ウクライナ軍は全然違う方角を攻撃したようです。
それが4方向でのロシア軍の反撃を呼び込んでは❓
これは解説のしようがないですね!
人が死ななければ、漫画の世界です。
ゼレンスキーが、元お笑い芸人だという事は確かに分かります。
新年の「初笑い」を、サービスしたのか❓
(⇒ロシア軍は、笑いが止まらないと思います。)
(ゼレン!年初のサービス!サンキュー💛)
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※より事実に近いことを知りたい方のために人物紹介
名前を見かけたので、書いておきます。
ウイキペデイア【ジョン・ミアシャイマー】
正統派の学者です。自分の信念を金や圧力で変えることはありません。もちろん、その見解が全部正しくはないかもしれません。しかし、金や圧力や出世欲で権力に迎合する学者よりは、余程聞くべきことは多いと思います。
ロシアの軍事侵攻開始後、アメリカの東方拡大が原因だと主張して、猛烈なバッシングを受けました。
私の過去日記でも「正論」として取り上げています。
テレビや新聞に良心の「カケラ」でも、あるのならば・・・
少なくとも意見を紹介する程度は必要だと思います。通説に対する異論だからです。
異論も反論も許さない、今の「民主主義」❓
これは、【外見民主主義:中身独裁主義】です。
これは、ダブルスタンダードの立場であり【二元論の世界】でもあります。
そうなりたくない人は、異論や反論に耳を傾けるべきだと思います。
民主主義とは、異論や反論に耳を傾けることです。
異論や反論を封じ込めるのは、思想上の独裁主義です。
※航空万能論のコメント欄にミアシャイマー教授の戦況見通しを書いている人がいました。
これは、イギリス国防省(プロパガンダのみ⇒必ず外れる)などとは違って実情に近いと考えていいと思います。
ウクライナの継戦能力は6~7か月程度との見通しだったようです。
去年の12月の話だとすると、今年の6月か7月です。
ただし、これはコメント欄で見ただけで自分でYoutubeなどで確認したわけでは、ありません。
Youtubeで見解を公表することが多いです。
2024年12月19日のYoutubeの中で話しています。
※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑦
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27