「腕の方は大丈夫ですか?」
と職場のアイさんからLINEが来た。
仕事に行ってないと、忘れられた存在気分になっていたから嬉しい。
まだ治ってないけど、前よりは落ち着いてきたから来週の土曜日から復帰しますと返信した。
そして、「あ、そうだ」と思い出した。
この前、同僚のキクタさんから、一部で私が何か病気で休んでることになっていると教えられていた。
「キクタさんから聞いたんだけど、もしかして私が病気で休んでることになってるのかな?」
するとアイさん、
「そんな話は私は聞いてないですけど、あ、もしかしてたかぽんさんの指の病気のことがごちゃ混ぜになって言われてるのかも…」。
ああ、なるほど。
病気というのかどうかわからないけど、私の手の指はヘバーデン結節だ。
ヘバーデン結節というのは、手の指の第一関節が狭く詰まるようになってしまい、変形してしまう症状。
数年前から手の指の第一関節が少しずつ変形していき、常に指の関節が痛くて曲げるのが辛い。
両手の全部の指が変形してしまったが、1番酷いのは右手の小指と薬指。
特に小指なんて、我ながら可哀想なくらい変形したし、かなり痛い。常に痛い。
こんな指になってしまい、ひとに見られるのが恥ずかしいから、けっこういろんな人に指の事を話している。
それで病気と思われたんだ。
そっか、それなら仕方がない。
アイさんから聞いて良かった。
ヘバーデン結節はこの先治るものではなく、一生付き合っていかなければならない。
常に指を動かしにくい上に、今度は腕の怪我。
このまま仕事に行くのは心配だ。この状態じゃあ、まだ出来ない事だらけだし。
アイさんにそんな感じのことを言ったら、
「出来ないことはフォローしますから何でも言ってください」
と言われて有難かった。
「しばらく迷惑をかけると思うけど、よろしくお願いします」
と返信。
でも迷惑はかけたくないんだよねぇ。
予感だけど、右腕がちゃんと治るまで、たぶんまだ数か月はかかるような気がする。
そんなに迷惑はかけられないな…