近所の警察沙汰といえば

2021年01月28日 | 日記
昨日の警察の件の情報が、なかなか入って来ないな。

近所の情報屋タナカさんも珍しく見かけないし。

隣の家は普通に電気が点いてるから、逮捕されたとかそういうことでも無さそうだ。


逮捕といえば思い出す。

近所にひとりで住んでいた、怖そうな、そして不気味なオッサン。

そのオッサンは、たまに家に居ない期間があって、噂によると度々刑務所に入っていたようだ。

それを聞いていたから、なるべく近寄らないようにしていたのだが、或る日、早朝5時に玄関チャイムが鳴った。

冬の真っ暗な早朝5時にだ。

寝ていたので出ないでいたら、しつこく鳴らしてきた。

仕方ないので寝ぼけながら一応電話で出た。

「車のルームライトが点いてるぞ!」

え?

オッサンの声だった。

「そうなんですか!すみません」

なんか知らないけど朝っぱらから怒鳴られたんでつい謝った。

外に出ると暗闇でオッサンが仁王立ちになっていた。

おっかない。。

「すみません、ありがとうございます」

とお礼を言って車のライトを消した。

オッサンは何か文句がありそうな顔つきでいたが、面倒くさいので私は頭を下げてそそくさと中に入った。

ルームライトが点いてたことを教えてくれたのはありがたいが、なんで怒られなきゃならないのか。

そもそもなんでこんな時間に近所を歩き回っているのか、不気味だった。

そうしてまた或る日、

なんと警察の人が訪ねてきた。

「この辺で空き巣事件が発生しましたから戸締まりなど気をつけてください」

とのことだった。

ハッとしてすぐにオッサンが浮かんだ。

あの日もどこかに忍び込んで来たんだろうか。

そう思うとゾッとした。
 
その後、やはり逮捕されたのだろう。またオッサンの姿を見ることはなくなった。

そしてそれから数年経ち、家も売却された。


さて、隣は何をしたのか。

今夜から雪が降るから、明日は雪搔きだ。

情報屋タナカさんも雪搔きに外に出てくるだろう。

何か知ってるといいんだけど。