怪我で仕事を休んでいても、仕事のグループLINEが目に入り、気が気じゃない。
忙しそうな様子を見ていて、腕さえ治れば仕事に行きたいのにと悔しくなる。
右腕に力は入らないし、曲げるのとか上にあげるのは痛くてできない。
それでも右腕を庇いながらも日常生活は送れている。
この調子だと、あと1週間もすればだいぶ良くなるんじゃないだろうか。
休んでばかりいると、なんだか社会から遅れをとっている気分だし、何よりも収入がない。
行かなきゃ!行ける、なんとかなる!
と決心し、昨夜は社長にLINEをした。
「前より良くなってきていますので、16日から出れると思います」
社長も、「よろしくお願いします」とすぐ返信をよこした。
そして、学校から帰って来た息子に、
「あと1週間もすれば良くなると思うから、来週の土曜日から仕事に行くことにしたよ」
と言った。
すると…え?なんか、息子が冷たい表情に変わった。
「ほんとカア(母)ってわかんないね。筋肉が切れてるって、そんなに簡単に治るもんじゃないんだよ。なんで治ってもいないのに行くことにするかなあ」
呆れた言い方で息子が私にお説教。
なんだか私も不安になってきた…
でも行けると言ってしまった以上は後には退けない。
せめて、まだ本調子じゃないから出来ないこともあると社長に言っておこう。
「16日から行きますが、まだ治っているわけではないので、トイレ介助のような力仕事や、送迎の仕事はまだ出来ませんが、復帰して大丈夫でしょうか」
すると社長、
「送迎はやってもらいたいのですが何とかできませんか?」
と来た。
『なんとかやってみます』といつもの断れない性分の返事をしそうになったが、息子にまた怒られそうなので、
「すみません。まだ出来ません」
と、キッパリ断った。
すると社長からの返信に少し間があり、
そして、
「わかりました。では出勤は、23日と30日でお願いします」
と来た。
送迎は出来ないと言ったとたんに、たった二日間だけの勤務にされるなんて。
なんか冷たい。
ま、いい!
気にしないことにした。
そうして今日の朝、また社長からLINEが来ていた。
「来れなくなった職員がいまして、やはり16日から出勤をお願いします」
ん?何だよ今度は。都合がいいなまったく。
腑に落ちないが、
「了解いたしました」
と返信した。
力仕事や、送迎は出来ないとハッキリ言ったから、それは考慮してくれるだろう。
都合がいい女、たかぽん、来週の土曜日から発進!