憧れのZⅡは、結婚と同時にほかのローン返済もあり、手放しました。
そして再び小資金でバイクを手にいれました。
ホンダ「CB750F」は、日本に衝撃を与えた大排気量時代の幕開けとなったバイクでしたが、'76頃はだいぶ中古が増えていました。
僕は、知り合いの元ナナハン乗りで現在乗っていない人に連絡をして、年式の違う不動車を3台集め(69・72・74年式)、使える部品で1台組み立て車検を取りました。微妙に部品が合わなかったりして苦労しました。おもにK4という形式がエンジン回りです。4連キャブレターの同調などはバイク屋さんから習いました。
<CB750FK4>
そして車検を取ると改造です。当時はやっていたカフェスタイルにするために出来る限り自作で部品を装着しました。FRPビッグタンクとフロントブレーキのダブルディスク改造のキャリパーだけは友人に作ってもらいましたが、何とか形になりました。
超ロングツーリング用25㍑タンクを載せた前傾ポジションの日本でただ1台のバイクです。
次の車検では、フレームを切ったりしたので元に戻せずに手放し、再びカワサキZⅡの車検なしの改造放棄車を中古で入手しました。前のCB750の経験から、さらにグレードアップした改造をするためにエンジン・ミッション以外に徹底的に凝りました。
シートカウルはFRP一体成型でレーサーのモノをコピー。ハンドル・ステップ・ブレーキ・ホイール・ショック・キャブその他かなりの改造ぶりです。この仕様で北海道一周などにも行きました。
そして僕は、のんびりツーリングから、コーナリング主義に変貌したのです。
今回は、友人に売った改造バイクの代金で買える程度の安くて、しかし性能のいい不人気車を探していて、ようやく見つかったのがスズキ「GSX750E」です。
早速、コーナリング性能を上げるため、コーナーで接地する若干のフレーム研磨切断などを行ってコーナー専用バイクにしました。
土日早朝は、仲間と山形県との県境にある有料の鳥海山ブルーラインに出かけて、タイムトライアルをしたりで遊びました。7時に料金所が開くので夜明けから7時まで五合目までの上り下り合わせて20㌔のコーナー数70以上を往復するのです。一番速い人で17分ほどで、僕は18分台でした。ギアがセカンド中心で、時々サードに入れるくらいの小さなコーナーが続きます。
何台のバイクがこけたでしょうね。僕も左コーナーで激しく倒れ、クランクケースを割ってしまいオイルが無くなり、一度自宅に帰ってから軽トラを借りて回収しに来たことがあります。
当時エンジンは次々と水冷化され、高性能化に進化する中、スズキが考えたのは「空油冷」というシステムです。ミッションオイルをピストンの裏側にジェット噴射させ、冷やすというシステムで、僕はこの荒々しいエンジンにほれ込み、このあとスズキGSXシリーズしか興味が無くなってしまったのです。
そして再び小資金でバイクを手にいれました。
ホンダ「CB750F」は、日本に衝撃を与えた大排気量時代の幕開けとなったバイクでしたが、'76頃はだいぶ中古が増えていました。
僕は、知り合いの元ナナハン乗りで現在乗っていない人に連絡をして、年式の違う不動車を3台集め(69・72・74年式)、使える部品で1台組み立て車検を取りました。微妙に部品が合わなかったりして苦労しました。おもにK4という形式がエンジン回りです。4連キャブレターの同調などはバイク屋さんから習いました。
<CB750FK4>
そして車検を取ると改造です。当時はやっていたカフェスタイルにするために出来る限り自作で部品を装着しました。FRPビッグタンクとフロントブレーキのダブルディスク改造のキャリパーだけは友人に作ってもらいましたが、何とか形になりました。
超ロングツーリング用25㍑タンクを載せた前傾ポジションの日本でただ1台のバイクです。
次の車検では、フレームを切ったりしたので元に戻せずに手放し、再びカワサキZⅡの車検なしの改造放棄車を中古で入手しました。前のCB750の経験から、さらにグレードアップした改造をするためにエンジン・ミッション以外に徹底的に凝りました。
シートカウルはFRP一体成型でレーサーのモノをコピー。ハンドル・ステップ・ブレーキ・ホイール・ショック・キャブその他かなりの改造ぶりです。この仕様で北海道一周などにも行きました。
そして僕は、のんびりツーリングから、コーナリング主義に変貌したのです。
今回は、友人に売った改造バイクの代金で買える程度の安くて、しかし性能のいい不人気車を探していて、ようやく見つかったのがスズキ「GSX750E」です。
早速、コーナリング性能を上げるため、コーナーで接地する若干のフレーム研磨切断などを行ってコーナー専用バイクにしました。
土日早朝は、仲間と山形県との県境にある有料の鳥海山ブルーラインに出かけて、タイムトライアルをしたりで遊びました。7時に料金所が開くので夜明けから7時まで五合目までの上り下り合わせて20㌔のコーナー数70以上を往復するのです。一番速い人で17分ほどで、僕は18分台でした。ギアがセカンド中心で、時々サードに入れるくらいの小さなコーナーが続きます。
何台のバイクがこけたでしょうね。僕も左コーナーで激しく倒れ、クランクケースを割ってしまいオイルが無くなり、一度自宅に帰ってから軽トラを借りて回収しに来たことがあります。
当時エンジンは次々と水冷化され、高性能化に進化する中、スズキが考えたのは「空油冷」というシステムです。ミッションオイルをピストンの裏側にジェット噴射させ、冷やすというシステムで、僕はこの荒々しいエンジンにほれ込み、このあとスズキGSXシリーズしか興味が無くなってしまったのです。