9月17日は、高台寺の「観月茶会」に参加しました。
































高台寺はお茶を中国から伝えた栄西禅師が創建された建仁寺に属する塔頭寺院だけに"お茶会"が定期的に行われています。
年間の行事として茶事だけで八つのお茶会があります。


その他に常設の茶室「雲居庵」があり、立礼席で気楽にワンコインでお薄とお干菓子が頂けます。


「観月茶会」の茶事は茶室"湖月庵"で行われます。
北政所ねねさまの戒名から"湖月"を頂き命名された広間の茶室です。
二席目だったので、先ずは室内の待合に通されます。
コロナも落ち着き20名程の方がおられました。
お隣に座られた三人さんと親しくお話が弾み、僕の知っている"ほんの少し"の茶事の心得をお教えしました。
聞くところ僕と同じ年の同期の看護師さんで遠く長崎から来られたそうです。
(勝手に"花の38【サンパチ】組)と名付けました。
朝は大原を散策され、清水寺など東山界隈を満喫されたそうです。
そして、この日の締めが"高台寺観月茶会"ですから素晴らしい京都の一日を満喫されたそうです。
ホント、タフな方々です。(看護師さんの職業も半ば体力勝負な所が多いと思います。)

この日の茶会記です。

待合のお軸です。
やがて一席目が終わり、本席へと案内されます。
待合で白い靴下や懐紙、扇子の準備をしているのは僕だけなので不詳ながら"主客"にさせて頂きました。


床の間には珍しく団扇がかけられ、これもまた珍しく建仁寺小堀泰厳管長猊下のひらがなが入った書が飾られていました。

一服目は建仁寺御用達の和菓子店"松寿軒"の主菓子がニ服目には和三盆のお干菓子が出されました。

この日のお道具を拝見します。



茶会が終わり、係りの方の案内で高台寺境内を案内して頂きます。








高台寺は何度も紹介しているので、今回は写真だけ掲載します。
次に高台寺御用達の湯葉専門店「羽柴」が点心席です。





円山公園に店舗を構える".いそべ"の系列店で"湯葉料理"を得意としています、
今年こそは10月に行われる「北政所茶会」の開催を期待していましたが、高台寺念願の"小方丈"が再建中でもあり中止になってしまいました。