十輪寺で"なりひら桜"の満喫し、さらに西にある善峯寺を訪ねました。
建物内は撮影禁止のお寺が多い中、善峯寺はほとんどがオープンにされています。
善峯寺は西国三十三ヶ所観音巡礼の第二十番札所でいつも多くの参拝者で賑わっていますが新型コロナウィルスの影響で人影もまばらです。
参拝ルートの案内板に番号が振られているので初めて方でも境内を一周出来るようになっています。一周だいたい1時間くらいでしょうか。
立派な山門の中にある受付で拝観料を志納し本堂へ。
本堂観音堂は江戸時代元禄5年(1692)の建立。ご本尊は仁弘法師作の千手観音で西国二十番のご本尊です。
ここ西山にある善峯寺も応仁の乱の戦火でほとんどの堂宇を失いました。
現在の伽藍のほとんどは徳川第五代将軍綱吉の生母・桂昌院の寄進によるものです。
国指定の天然記念物"遊龍の松"。
現在の全長は37mもあり、成長の遅い五葉松のこと、何年の歳月をかけてここまでに成長したのでしょうか?
一ヶ所から全体を見回す事が出来ないくらいの長さです。
建物内は撮影禁止のお寺が多い中、善峯寺はほとんどがオープンにされています。
経蔵を考案された中国南北朝時代の僧・傅大士(ふだいし)像。
中には鉄眼一切経が納められています。
絵馬堂も兼ねており壁面には多くの絵馬が奉納されています。
国指定の重要文化財の多宝塔と経蔵で、その前にあるのが桂昌院お手植えの"桂昌院桜"です。
京都市内を一望できる高台には桂昌院廟があり、出身地の大徳寺周辺を懐かしみ、そっと見守っているのでしょうか?
釈迦堂には珍しい合掌姿の石仏の釈迦牟尼仏がお祀りされています。
「けいしょう殿」には桂昌院の像が、、
何をお祈りされているのでしょうか?
脇には子犬が寄り添っています。
青蓮院親王御陵(宮内庁管轄)と善峯寺に功績ある祖師のお墓があります。
しかし、綺麗な石畳の参道です。
再び経蔵にもどり"桂昌院しだれ桜"を鑑賞しました。
馬酔木の花も見ごろです。
最後に御朱印を、授与して頂き、次に京都府向日市にある向日神社へと向かいます。