京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

ROKU KYOTO,LXR Hotel&Resorts 館内案内とフレンチレストラン「TENJIN」

2021年09月30日 07時25分00秒 | 日記
 9月28日はつい先日16日に開業された「ROKU KYOTO  LXR Hotel&Resorts」の館内ツアーとフレンチレストラン「TENJIN」でのランチに参加しました。







ヒルトンの最上級ラグジュアリーブランド「LXR」が京都鷹峯にアジア太平洋地域初進出されるのを聞いていたので是非、見てみたいと思っていました。

鷹峯三山の麓に広がる西陣の染め匠・しょうざんリゾートの敷地の中を間借りする形で建設されています。

そもそも、この地は江戸時代に徳川家康より拝領した本阿弥光悦が芸術村を営み、後に大きな芸術の流れとなる琳派発祥の地でもあります。
そんな魅力的な地には「アマン京都」が先に開業されています。









館内には"和"のテイストが散りばめられ、ヒルトンホテルのイメージはどこにもありません。







一階の客室には"しょうざんリゾート"から温泉が引かれています。
また、全客室からは鷹峯が見えるように配置されています。







全114室の中で2部屋しかないスィートルームです。
客室からは鷹峯の自然が満喫できます。



敷地内には天然温泉が引かれたサーマルプールがありスパ体験が楽しめます。









ご覧の通り庭園のほとんどが水盤で構成され、建物全体が水に浮かんでいるようです。

庭園は石勝エクステリアさんが作庭されたそうです。

館内ツアーが終わり、レストラン棟にある「TENJIN」に移動します。







こちらも"木"をふんだんに使った開放的な空間で安らぎを感じます。

















アミューズからデセールまで充実した内容です。
肉料理は国産牛フィレをデセールは百合根のモンブランを選択しました。








六波羅密寺(空也上人ゆかりの寺院)

2021年09月29日 08時34分00秒 | 日記
すす 月に一度、カルチャーで受講している講座の現地講座で東山区にある"六波羅密寺"を訪ねました。

京阪電車の清水五条駅から平家の本拠地だった六波羅周辺を散策しましたが小松殿や泉殿、池殿などの地名にその痕跡が残るのみです。





空也上人ゆかりの六波羅密寺です。
六波羅密寺の歴史は古く、天暦5年(951)に醍醐天皇の第二皇子光勝空也上人により開創された古刹です。

また、西国三十三所巡礼の第17番札所てあり、都七福神のひとつ弁財天をお祀りしているお寺としても知られています。





ご本尊は十一面観世音立像(国宝)ですが秘仏の為、いつもはお厨子が閉まっています。

12年に一度、巳年の11月にご開帳されます。
次は2024年で3年後ですね。



当時、都に流行した悪病退散のため空也上人は自らが彫った十一面観世音を、車に安置し市中を巡り、茶を振る舞い疫病を鎮められたと伝わります。



今も正月三日間のみ授与され「皇服茶」や「空也踊曜念仏」に上人の精神が受け継がれています。







境内には「平清盛公供養塔」と「阿古屋塚」があります。
後者の台座には古墳の石室の天井部の石が使われています。

次に宝物館を見学します。



歴史の教科書でお馴染みの空也上人像です。口から"南無阿弥陀仏"の5体の阿弥陀さまが出ています。
如何にも"市中の聖"感がします。



平安時代の地蔵菩薩立像です。
定朝の作品と伝わりる尊像で元地蔵堂のご本尊です。
均整の取れた美しさです。



こちらも有名な平清盛坐像です。
しかし、現存している肖像画とはかなりの部分で相違があり真偽の程は疑わしいようです。

他にも平安時代から鎌倉時代にかけての多くの仏さまが居られます。
何れもが国の重要文化財指定を受けているのは凄いです。










リストランテ野呂 ランチコース④

2021年09月28日 08時42分00秒 | 日記
 伏見にある勝念寺で萩の花で初秋の風情を楽しみました。その後、午後2時から京都アスニーで"京都学講座"があります。






それまでの時間を利用し予約していた二条御池通にある「リストランテ野呂」さんへ。

今月も仕事の予算を達成する見込みで"自分にご褒美"で4500円のランチコースをお願いしました。







前菜がなんと二種です。

一皿目は魚が6種で天然の鯛に生鰹、鯵、サワラがそれぞれ違った料理で供されます。
一緒に出された"山葵油"をかけると魚の旨みにパンチ力が加わり味が一層引き立ちます。
淡白なサワラは炙りで出され、皮と身の間の油が溶け出して美味しかったです。

ふた皿目の前菜は大山鷄の蒸し鷄。
敷かれサラダと一緒に頂くとバルサミコ酢の酸味が効いて美味しいですね。



パスタは"釜揚げしらすとムール貝のトマトソース"です。
茹で加減といい、ソースの絡みといい、計算された一品です。
ムール貝ってこんなに美味しかったのですね。
痩せ細ったムール貝しか食べた事がないので感動物です。



メインも魚料理と肉料理とが付きます。

天然真鯛のソテーです。
皮はパリパリ、中身はジューシーで濃い目のソースとよく合っていました。



肉のメインです。
フランス産の幼鴨のローストです。

美味しい!一品です。
鴨肉が、こんなに弾力があり旨みが詰まっているのは初めての経験でした。
鍋で頂く鴨肉とは全く別もです。





ドルチェは3種類の中から「抹茶のセミフレッド」を選択。

濃い抹茶ジェラートの中にはナッツが練り込まれています。
以前も追加で食べましたが、クセになりそうです。

この日も清算を終わり店外に出るとオーナーシェフの野呂さんがわざわざ挨拶に出て下さいました。

そんな気さくで飾らないお人柄も、この店の人気のひとつの要因ですね。
野呂さんは青森県のご出身です。


お土産にできる野呂オリジナルの"おもたせ"の数々です。



まだまだ終息の見えないコロナ禍の中でテイクアウトの一品も販売されています。





勝念寺の萩(通称かましきさん)

2021年09月27日 07時25分00秒 | 日記
 勝念寺は京都市伏見区にある浄土宗のお寺で通称"かましきさん"と呼ばれ、初秋には境内の萩の花が綺麗です。









ご覧の通り、参道を埋めつくさんばかりの紅白の萩が咲き誇っています。
最近では"萩の寺"としても広く知られるようになっています。





境内には身代わり釜敷地蔵尊(かましきさん)がお祀りされています。



勝念寺の開山貞安上人に深く帰依した織田信長公より賜ったお地蔵さまと伝わります。

蓮華座が煮えたぎった釜の中にあり、地獄で釜茹での責めに苦しむ人の身代わりとなり自ら釜の中に入り衆生を救うお姿をされています。

また、境内には芙蓉の花も咲き始めいます。









境内に置かれた童地蔵や蛙の石造物も境内をホッとさせる雰囲気にしています。









数年前に特別公開があり、本堂内が公開されましたが、それ以降は無いです。





庫裏でお声かけをして、ご本尊の阿弥陀如来さまと信長ゆかりの釜敷地蔵尊の御朱印を授与していたました。(書置きです。)





京都の萩の名所は出町柳にある常林寺や京都御苑の東側を通る寺町通にある梨木神社が有名ですが、ここ勝念寺の萩も素晴らしく、まだまだ人が少なくゆっくりと鑑賞出来ます。


大谷祖廟(京都市東山区)

2021年09月26日 07時14分00秒 | 日記
 大谷祖廟は東本願寺(真宗本廟)における親鸞聖人の御廟です。







円山公園の近くにある長い参道を進むと立派な唐門が参拝者を迎えてくれます。









門を潜り右に折れると左手に本堂があります。
ご本尊は阿弥陀如来立像で、夏の暁天講座を始め多くの行事はこちらで行われます。
内部は撮影禁止になっています。
(写真はネットからの転載です。)









さらに上に登ると親鸞聖人の御廟があります。
本堂から御廟まではエレベーターが設置され、バリアフリー化がされています。

弘長2年(1262)に90才で亡くなられた聖人の遺骸は荼毘にふされ、東山鳥辺野に葬送されました。



その後、文永9年(1272)に廟堂を建て聖人の御影像(真宗では"ごえい")を安置したのが大谷祖廟の始まりです。

江戸時代始めには徳川家康の政策により本願寺が分派しました。

東本願寺は寛文10年(1670)にかっての祖墳に近い現在地に親鸞聖人の祖廟が造営されます。
その後も改修が行われて現在の姿になっています。





毎年8月14日〜16日の"万灯会"は京都に夏の終わりを告げる風物詩になっています。