京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

日體寺(にったいじ) 洛陽十二支妙見

2025年02月28日 09時46分00秒 | 日記
 2月18日、清水寺随求道、清水寺、清閑寺を拝観の後、清水坂沿いにある日體寺(にったいじ)を拝観しました。
初訪問のお寺です。







清水坂の途中にある日蓮宗のお寺「日體寺(にったいじ)」は、洛陽十二支妙見めぐりの「巳」にあたり“清水の鎮宅妙見宮”と呼ばれています。

洛陽十二支妙見とは、京都御所(紫宸殿)を中心に、十二支の方角にある妙見宮から構成されており、「巳」(南南東)にあたるのがこちらのお寺です。

巳の妙見大菩薩をお祀りされており、財福金運のご利益や、家を災いから守って平穏が訪れる(鎮宅)と伝えられていることから多くの方が参拝されます。

今年は巳の年と言う事もあり、注目されているお寺です。






ただ、本堂から入るのでは無く、隣りにあるご自宅のような普通の玄関ドアから入るので、戸惑われる方も多いと思います。














内陣は日蓮宗のお寺らしく煌びやかですが、隣りの書院は襖絵や白蛇のたては水墨画と落ち着いた雰囲気です。

ご住職の配慮で堂内は撮影可能です。
拝観した時はご住職が檀家さんから帰られたところで、手書きの御朱印を授与して頂きました。




通常、日體寺のヘビのおみくじは2種類あり、張子と陶器があります。
どちらも可愛い巳がデザインされています。



今年の巳の年にちなんで、白と金のヘビの
おみくじも用意されています。







境内では、開花が遅れていた梅の花(白梅)がようやく咲き始めていました。



京都ブライトンホテル鉄板焼「燔(ひもろぎ)」 一期一会

2025年02月28日 07時29分00秒 | 日記
 2月21日は、京都ブライトンホテル鉄板焼「燔(こもれぎ)」の年に一回の企画「一期一会」に行って来ました。







ひな祭りが近いのでエレベーター横の吹き抜け空間には安藤人形店の立派な"お雛さん"が飾られています。









予約時に"焼き手"を鈴木シェフにお願いしていました。

以前に前沢牛が食べたくなり、ひとりでふらっと訪れた時に担当して頂いたのが鈴木シェフでした。

会話の中で、"食堂デイズ"のオーナーシェフ清水正さんの先輩であり、また、JR二条駅近く御池通沿いにあるイタリアンレストラン"リストランテ野呂"のオーナーシェフ野呂浩美さんとも懇意にされていて、3名のベテランシェフとが繋がり、会話が多いに盛り上がり楽しいランチタイムでした。



さて、この日は通常のメニューには無い、料理長が一から考えられたスペシャルメニューが味わえる特別な日です。





①  フグ・ボタン海老・鮪の前菜盛り合わせ

前菜から鉄板焼らしからぬメニューが並びます。
冬の旬、春の旬が盛られた6種類の前菜はどれも素材の味を大切にされた一皿で、こちらのお店の実力を感じる前菜でした。

また、器の美しさにも目を惹かれます。







② タラバガニと帆立貝柱のグラタン

タラバガニの帆立貝柱との組み合わせなので海の恵みを存分に味わえる一品ですが、ソースがグラタンとは言え、抜群の組み合わせと美味しさです。

"タラバガニと帆立貝柱の海の幸ソース"と言い変えてもいいような一品です。


③ 米沢牛すじと大根のコンソメ煮 ポルチーニソース

和洋折衷の料理で米沢牛すじはコトコトと長時間かけて煮込まれいて、口の中で牛すじの繊維がほろほろと解けて行きます。

フォンドボーと本醸造された醤油の風味と相まって非常に美味しかったです。

一方の大根のコンソメ煮もしっかりとコンソメが染み込み冬野菜の代表格"大根"の旨みをしっかりと味わいました。



④ 伊勢海老のマヨネーズソース

この料理は絶品です。
中国料理では、油で揚げられますが、鉄板でゆっくりとじっくり低温で焼かれた伊勢海老は甘みと旨みとを十二分に楽しめる一品です。





⑤ 京都産根菜と彩野菜のサラダ

地産地消にこだわったサラダです。
サラダも新鮮で美味しかったのですが、器がまたいいです。

青の釉薬が美しく、食べ終わっても器の美しさを目でも楽しめます。







⑥ 松阪牛フィレ40gの鉄板焼 焼野菜 もやしサンド

松阪牛のフィレともなると脂分も少なく肉の旨みがダイレクトに伝わってきます。
これが、サーロインだと旨みは凄く強いですが、年齢を重ねてくると少し辛い?ものがあります。

もやしサンドは"燔"の名物の一品で、どのコースにも入っている人気のメニューです。

もやしのシャキシャキ感がたまりません。
この一品だけは"もやし"が主役です。




⑦ ガーリックライス、伊勢海老の赤出し

オプションでご飯をガーリックライスに変更することが出来ます。
折角の機会です、、、もちろんガーリックライスでお願いしました。

伊勢海老から出汁をとった赤出しも美味しいです。
香の物も付き、和洋折衷のようになりますが全く違和感なく美味しく頂きました。





⑧ デザート

ショコラテリーヌ ベリーコンフィチュールと金柑マリネ サングリアプランのソルベ

"いいお店は最後のデザートまで手を抜かない"が僕の中でのいいお店の鉄則ですが、期待を裏切らないデザートでした。

京都ブライトンホテル館内には五つのレストランがありますが、いずれもホテル直営店です。

デザートは他のレストランが監修を担当されたのかも知れないですね。



レストラン間の垣根をなくして協力し合っているところが京都ブライトンホテルの強みで、「食のブライトン」と言われるゆえんだと思います。











清閑寺

2025年02月26日 08時08分00秒 | 日記
 2月18日、清水寺の参道を進み"子安の塔"への参道とは反対の左側に進むと清水寺の東ゲートがあります。






ゲートを出て約10分歩くと第79代六條天皇と第80代高倉天皇の御陵があります。











御陵の前を通ると直ぐに清閑寺の表門があります。

延暦21(802)に紹継法師が開創したと伝わる古刹です。

駒札にある様に、幕末にはこちらにあった清閑寺茶室「郭公亭」で薩摩藩士西郷隆盛と清水寺成就院住職で勤王僧月照とが"勤王"の密談が行われた場所です。













高倉天の寵愛を受けた小督局(こごうのつぼね)がここで尼となったと伝えられ、山門を入ったところに、その供養塔があります。



境内の要(かなめ)石から眺めると、視界が扇形に広がります。





与謝野鉄幹の父・礼厳もここを訪れ歌を詠んでいます。










清水寺 涅槃図公開(経堂)

2025年02月25日 09時16分00秒 | 日記
 2月18日、随求堂でご本尊の大随求菩薩像と胎内巡りで身を清め?次にベタですが?
清水寺を参拝しました。







境内の経堂(重文)では「涅槃図」が2月15日から24日まで公開されています。

平成の大修理も終わり、清水寺の各お堂は鮮やかな朱色に彩られています。

これらの貴重な建築物を未来に残すため、清水寺では、平成20年(2008)から「平成の大改修」が行こなわれました。









8つの重要文化財と国宝「本堂」を順次修復していくもので、建物の状態により全解体、柱を残した半解体など、工事の内容も大掛かりなもので総工期11カ年、総予算40億円の一大プロジェクトです。





ここ経堂も「涅槃図」の公開時以外は滅多に入堂が出来ないお堂のひとつです。


経堂のご本尊さまは釈迦如来坐像、脇侍には観音菩薩坐像と勢至菩薩坐像の三尊形式でお祀りされています。

天井には"龍"が描かれ、輪蔵はないですが傅大士像もお祀りされています。







2月15日はお釈迦さまが入滅なさった日であり、経堂ではこの日、縦約4メートル、横3メートルの「大涅槃図」を掲げ、お釈迦さまの遺徳を讃える「涅槃会」か執り行われます。

法要後は経堂を開放し、誰でもが自由に拝観する事が出来ます。







「大涅槃図」は宝永5年(1708)年に絵師・山口雪渓により作成された清水寺の寺宝のひとつです。







次に久しぶりに清閑寺を拝観します。





清水寺随求堂 京の冬の旅⓾

2025年02月24日 08時50分00秒 | 日記
 2月18日は、"京の冬の旅"で特別公開されている清水寺随求堂を拝観しました。





国宝「清水の舞台」や世界文化遺産に登録されている事で有名な名刹、清水寺。





国宝「清水の舞台」で有名な名刹、清水寺。
今冬、随求堂の本尊「大随求菩薩(だいぐいずぼさつ)坐像」が特別に御開帳されます。今冬、「京の冬の旅」で随求堂の本尊「大随求菩薩(だいぐいずぼさつ)坐像」が特別に御開帳されます。

「衆生のあらゆる願い(求め)に随い叶えてくれる」という秘仏で、昭和30年(2018)に222年ぶりに公開されたほかに近年御開帳の機会がありませんでした。

江戸時代中期に造立されて以来、お厨子の中に安置されていただけに彩色の美しさといい、八臂(はっぴ)(八本の腕)に持たれている法具や自持がほぼ完璧な状態で保存されている、実に美しい大随求菩薩像です。

滅多に御開帳がない仏さまだけに、是非拝観しておくべき清水寺随求堂です。





随求堂の堂下では、大随求菩薩の胎内に見立てた暗闇の中を数珠を頼りに回る「胎内巡り」を行うこともできる。
(通常拝観でも「胎内巡り」は体験する事は出来ます。)

なお、堂内は撮影禁止なので、掲載は清水寺HP、その他のネットからお借りしました。)