京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

大谷大学 女性僧侶・英月さんと浄土真宗の大学へ

2024年10月31日 07時50分00秒 | 日記
 10月25日は、「まいまい京都」の企画で表題のツアーに参加しました。







ガイドは浄土真宗佛光寺派の大行寺住職の英月さんです。

大谷大学には長年"聴講生"として仏教を学ばれていたそうですが、一念発起され昨年4月からは大学院を受験され修士課程で学ばれています。






先ずは、大谷大学博物館で開催されている特別展「美と用の煌めき」を職員の方の解説付きで見学しました。

応挙や若冲作品もあり、なかなか見応えがある特別展でした。











しかし、大谷大学も立派な大学ですねー。
キャンパスや教室、食堂などの施設は、僕の学生時代とは覚醒の感があります。

大谷大学は江戸時代前期に創設された東本願寺の学寮に始まり、数多くの著名な学者を多数輩出する京都でも屈指の伝統校です。

















大谷大学キャンパスのシンボル、赤レンガの旧本館(尋源館)。
現在でも現役で大切に使われています。











宗教行事にも対応した講堂、、、立派な建物で入学式や卒業式はこちらで行われるそうです。

圧巻は国内大学で有数の蔵書数を誇る図書館です。
今回は通常学生には非公開の地下書庫を特別に見せて頂きました。

また、蔵書を検索する為のパソコンも多数設置され、学生や教職員が使いやすいように工夫されています。






一楽真学長(ご専門は真宗学)と英月さん。



次は学長室も案内して頂きました。
僕の学生時代には考えられない事です。

背後の窓からは親鸞聖人が修行された比叡山が望めます。





次に、英月さんおすすめのカフェのメニューからジェラート(北海道ミルク)を頂きました。

屋内とはいえ、ずっと歩いて見学していたので美味しいジェラートが身に染みます。






稲垣潤一 アコースティックライブ2024

2024年10月28日 10時20分00秒 | 日記
 10月27日は、仕事を半休にして貰い摂津市民文化ホールでの「稲垣潤一アコースティックライブ2024」に行って来ました。






会場は摂津市民文化ホール。
収容人員が約450名の会館です。

約30年前に"ある人"との出会いをきっかけに稲垣潤一を聴くようになりました。





この日はアコースティックライブと言う事で塩入俊哉さんのピアノだけでのライブでした。

「黄昏が目にしみる」から始まり、アンコール曲の「ドラマチックレイン」まで休憩なしのライブでした。

エレキギターも含めたフル演奏もいいですが、バラードを中心にしたアコースティックもまた、格別のものがあります。

彼も古希を迎えていますが、今も精力的にコンサート活動をされています。
黄昏が目にしみるあのハスキーボイスが健在なのが嬉しいです。

哀しみのディスタンス

もうひとつの夏

黄昏が目にしみる

unlimited

夏のクラクション

ブルージン・ピエロ

思い出のビーチクラブ

雨のリグレット

クリスマスキャロルの頃には

往年の名曲がピアノだけのアコースティックで聴けるとは、何とも贅沢な時間でした。

浄土寺 兵庫県小野市

2024年10月26日 08時54分00秒 | 日記
 10月22日、加古川市にある古刹・鶴林寺を拝観後、小野市にある浄土寺を拝観しました。







 

浄土堂(国宝)。

「浄土寺」は、鎌倉時代のはじめに俊乗房重源により建立された歴史ある寺院です。

 阿弥陀三尊像と建物が国宝に指定されている「浄土堂」をはじめ、 薬師堂や八幡神社など、知れば知るほどおもしろくなるお寺です。







浄土堂は、大仏様(天竺様)という建築様式の建造物で建てられています。

大仏様は、中国の宋に渡ったことのある重源が取り入れた建築様式です。

大仏様の建物は、東大寺の南大門と浄土寺浄土堂の二つしか残っていません。東大寺南大門は門であることから、仏堂建物としては、浄土堂が唯一のものとなります。

堂内には名仏師快慶作の阿弥陀三尊立像があります。共に国宝に指定されています。
三尊ともに雲に乗られ、来迎の姿をされています。

建久8(1197)年に上棟されましたがその後に焼失し永正14(1517)年に再建されましたが純粋な大仏様ではなく、和様、禅宗様などの建築技法が混在する建物となっています。

浄土堂の本尊は、名仏師「快慶」による阿弥陀三尊立像で、堂内中央の円形須弥壇(えんけいしゅみだん)」上に立っています。来世を信じる人々に、御来迎(ごらいごう)のお姿を、実際に見せようとしたものです。

「阿弥陀如来 (あみだにょらい) 」像は像高5.3m、「両脇侍立像」は像高3.7mもある巨大な三尊像です。 本尊の両手の上げ下げが一般的な仏像と逆で、「観音菩薩(かんのんぼさつ)」像と「勢至菩薩(せいしぼさつ)」像の配置も、一般的な配置と違い左右逆さになっています。これは、快慶が宋の仏画を参考に作られたからと言われています。



この日は残念ながら曇り空で、夕日を浴びた阿弥陀如来さまには出会えませんでしたが、十二分に美しく、神々しい阿弥陀三尊さまです。

内部は荘厳さに満ちていて、西陽が当たると浄土から阿弥陀さまが来迎されて来たかのような雰囲気が漂います。

一度、お詣りすると強く印象に残る阿弥陀三尊さまです。
また、須弥壇の周りを回れ、阿弥陀三蔵さまの裏側も見る事ができます。










八幡神社拝殿・本殿。

東大寺にも鎮守社の手向山八幡宮があるように、浄土寺にも鎌倉時代後期の嘉禎元年(1235)に八幡宮が建てられています。





薬師堂(重文)。

浄土堂と相対する浄土寺の根本道場です。

元の建物は浄土堂と同様に天竺様で建てられいたそうですが、室町時代中頃に焼失しています。








開山の重源をお祀りする開山堂。

13歳の時に山城の上醍醐に入られ名を重源と改めてられ、真言の修行に専念されます。

平重衡による南都焼き討ちで東大寺大仏殿が焼失した際には再建の責任者・勧進に任命されています。



浄土堂内部の写真は小野市HPからお借りしました。






鶴林寺 兵庫県加古川市

2024年10月24日 09時03分00秒 | 日記
そ 10月22日は、兵庫県加古川市にある聖徳太子創立の名刹「鶴林寺」を拝観しました。

高句麗の僧・恵便法師が物部氏ら廃仏派の迫害を逃れてこの地に身を隠しておられたので、聖徳太子が法師の教えを受けため、この地に来られました。

587年には秦河勝に命じて精舎を建立したのがお寺の由緒と言われています。








仁王門(室町時代)

階上に坐禅堂を持つ楼門形式で鶴林寺の正門にあまります。

20年程前に7年間近くに住んでいましたが、今の様に歴史に関心がある訳ではなく鶴林寺に隣接する公園は、休みの日の散策コースでした。





「播磨の法隆寺」と言われる程に由緒あるお寺です。

しかし、鶴林寺がいつ、どのようにしてつくられたかは、実はよく分からない部分が多いそうです。

手掛かりとなる古い瓦や礎石などは発見されておらず、播磨一円のこのことを書いた峰相記にも、なぜか記録がない。

しかし、記録としては江戸時代のものといいわれる「鶴林寺縁起」に、つぎのような歴史がうかがえる。

蘇我氏と物部氏の争いを避け、高麗出身の僧・恵便(えべん)は播磨の地に身を隠していた。聖徳太子はその恵便の教えを受けるためにわざわざ播磨を訪ね、後に3間4面の精舎を建立させ「刀田山四天王聖霊院」と名付けられる。

崇峻天皇2年(589年)、これが鶴林寺の始まりとされているいます。





先ずは本堂(国宝・室町時代)にお詣りします。

鶴林寺最大の建物で内陣厨子(ずし)の棟札に応永4年(1397)の銘が残っています。

入母屋造り、本瓦葺。日本の仏寺建築は、和様の時代から鎌倉の初期には大仏様・禅宗様が輸入され、和様との折衷様式が流行し始め、それらの建築様式を取り入れた珍しい建物です。

建築学科の学生さんの見学も多いそうです。



ご本尊は薬師如来、日光菩薩、月光菩薩、毘沙門天、持国天ですが、いずれも秘仏で60年に一度のご開帳だそうです。





太子堂(国宝・平安時代)。

方三間、一重、宝形造りの建物の前に一間の縋破風をかけ、奥行き一間の礼堂をつけたもので四方を縁ではりめぐらしています。全体として藤原建築の美点を遺憾なく発揮しバランスの富んだ建物です。

赤外線で発見することができた太子堂壁画もこの建物に納められていました。 











内部は非公開ですが、宝物館で内部の極彩色の須弥壇が再現されています。

















宝物館では様々な寺宝が展示されています。

中でも白鳳時代の聖観音立像や最古の聖徳太子孝養像とされる像は見応えがあります。













境内は広く、行者堂や護摩堂、鐘楼は国の重要文化財に指定されています。



次に小野市にある浄土寺を訪ねます。








出町ふたば

2024年10月22日 08時12分00秒 | 日記
 河原町今出川を少し上ルと、いつも行列が出来ている"出町ふたば"があります。







"豆餅"が絶品なのは皆さんの知るところですが、和菓子屋さんなのでその他にも小餅や赤飯、よもぎ餅など色々な品揃えがあります。

秋は新栗が出回る季節でここ"ふたば"でも様々な商品が店頭に並びます。

ですが、午前中に行かないと数量限定の商品は売り切れてしまいます。







丹波栗がたっぷりと入った赤飯。
赤飯なら通常でも品揃えされていますが、丹波栗の入った赤飯は格別なものがあります。





定番の豆餅です。

赤えんどう豆の塩気の存在感があまりません。
お店で買って、すぐ近くの鴨川の土手で出来立てを食べられている方もよく見かけます。 
やはり唯一無二の存在です。

京都の有名和菓子店にも豆餅はありますが、やはり"ふたば"の豆餅は別格です。



新栗餅

9月1日から販売されていますが、これを頂くと秋が近いと感じます。

きな粉がかか中の新栗と共に頂くと至福の時間です。



福豆大福

こちらの商品は通年販売されていますが、豆餅の赤えんどう豆の代わりに白豆が入っています。

餡はこし餡ですが、秋から春先にはいも餡に変わり、また、違った福豆大福が楽しめます。

豆餅よりもこちら福豆大福のファンの方も多いそうです。
気持ちがわかるように思います。





いつも行列で躊躇してしまいますが、並んでしまえばお店の方の素早い対応でお客様をさばかれるので意外と並ぶのが苦痛に感じないです。

京都の百貨店でも入荷する時間帯で購入する事はできますが、豆餅だけの販売なので、他の商品も購入したい方は出町柳まで行くしかないですねー。