11月19日は比叡山延暦寺で特別拝観中の戒壇院と法華総持院東塔の公開に行きました。
先ずは大講堂にお参りします。
今年は伝教大師最澄1200年大遠忌の年で各宗派のトップの方々がお参りに来られています。
この日は日蓮宗の方でした。
比叡山延暦寺の中心となる根本中堂は平成・令和の大改修工事中ですがお参りが出来るような工法が取られています。
工事現場が見学出来る様に展望デッキが設けられ、ここからの撮影は許可されています。
根本中堂の向かいにある文殊楼です。
いつもは二階に上がれますが、この日は結界が設けられ、登れない様になっていました。
そうなってしまったのでしょうか?
比叡山延暦寺の大書院です。
天皇さまや上皇さまが来られた際に休憩所となる施設です。
明治に煙草の製造・販売の権利を明治政府に売却し"煙草王"と呼ばれた村井吉兵衛の東京本宅を移築した建物です。
いよいよ内部が初公開の戒壇院へ。
延暦寺の諸堂の中でも最も重要なお堂のひとつで、天台宗の僧侶でも授戒を受けて正式な僧侶となる為にで一生に一度のみ入堂が許されているお堂です。
従って、一般の人が入堂するのは初めての事だそうです。
内陣には釈迦牟尼仏、文殊菩提、弥勒菩薩がお祀りされています。
次に法華総持院東塔を拝観します。
最澄が国土と国民を経典の力で護るため、全国6ヶ所に建立した宝塔の中心です。
長らく途絶えた東塔でしたが鎌倉時代の絵図を手がかりに昭和55年(1980)に約400年ぶりに再建された塔です。
内部には密教におけるふたつの世界である胎蔵界と金剛界の世界が拡がっています。
中央須弥壇には胎蔵界大日如来五仏がお祀りされ、壁には左に「法華経安楽行品説法の図」が、右には法華経方弁品説法の図」が描かれています。
裏堂にも法華経の世界が描かれています。
今回の特別御朱印を授与して頂きました。