京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

食堂デイズ 夜の洋風居酒屋

2024年05月31日 10時03分00秒 | 日記
 5月28日は、四条河原町の交差点を南に100m程下ったところにある"食堂デイズ"さんへ。









昨年の10月以来の訪問で久しぶりです。

昼はオムライスにデイズ風炭火焼きハンバーグが評判で若い人でいつも満席が続く人気店です。



夜は昼間の影響とは打って変わって"洋風居酒屋"の店に変身します。

店内には、この日のアラカルトメニューが手書きで書かれ、どれを選べば良いか?いつも悩むところです。

僕はいつも3席あるカウンター席なのでオーナーシェフの清水正さんに"おすすめ"を聞きます。



① 小鮎の南蛮漬け

南蛮漬けと言えば小アジが相場ですが、ここは京都、、、素材は小鮎になります。

良く酢が効いていて骨を全く感じる事なく美味しく頂きました。



② 明石鯛の昆布〆

淡路島に続いて、いよいよ明石産の桜鯛も解禁になり、身の締まった明石対策が楽しめます。

昆布のうま味成分が鯛の身に浸透して、なんとも言えない深い味がします。
また、添えられている薬味にも清水さんの工夫が溢れるていて、みょうがの風味が食欲を唆ります。





③ 本まぐろほほ肉ねぎま

清水さんイチオシの一品です。
トロに串を刺したような柔らかで濃厚な味がまた、新玉ねぎの甘さが楽しめる一品です。





④ デイズ風炭火焼きハンバーグ

お昼のメニューにもあるハンバーグです。
牛脂の入った肉汁たっぷりのハンバーグとは一線を画すハンバーグで国産牛の旨みたっぷりの肉々しいハンバーグです。

清水さんが以前に経営されていた"西洋酒樓 六堀"の時の味と変わりません。
今夜はこのハンバーグが無性に食べたくて予約しました。



⑤ ほたるいかオイル漬け

酢味噌も自家製で、ボイルされオイル漬けされたほたるいかに良く合います。

季節は初夏に向かっていますが、この一品で再び"春"が来たような爽やかさを感じます。





⑥ 蟹クリームコロッケデイズ風雲丹いくらVer

これは美味いです!
蟹の身と蟹味噌たっぷりのコロッケにいくらがたっぷりと載っています。
蟹一匹を頂いている錯覚に落ち入ります。

海老フライが添えられていると思いきや、蟹の脚のフライでした。



どんどんと人気店になってしまい?予約が取り辛くなっていますが、めげずに通いたい名店です。













天若(てんじゃく) 2024ミシュランガイド一つ星

2024年05月30日 08時19分00秒 | 日記
 5月24日の夕食は久しぶりに京都で頂きました。





伺ったのは、千本今出川の交差点を北へ約200m上がった西側にお店を構える「天若(てんじゃく)」です。

Otonami の企画で"西陣「天若」星獲得の名店の天ぷら懐石コースを中国茶と共に −中国茶のたしなみ方を学ぶ座学付き"に参加しました。









天ぷら店には珍しく8席だけのカウンタです。

天ぷら懐石コースを中国茶と共に楽しむ特別な体験。『ミシュランガイド京都・大阪2024』にて一つ星を獲得した気鋭の名店で、店主・西岡瞭氏が目の前でひとつずつ揚げる地物を活かした天ぷらを堪能します。開店前の特別室を貸し切り、中国茶のおいしい淹れ方や食事との合わせ方などを西岡氏から教わる座学付き。食事の際にはOtonami限定の中国茶をご一緒に。中国茶は、茶葉専門店「7T+」のオーナー・中野賢二氏が特別に監修しています。











一般のお客様は18時に一斉スタートで料理が始まりますが、30分早く入店しご主人から中国茶(烏龍茶をはじめジャスミン茶やプアール茶)のレクチャーを受けました。

京都では茶道や煎茶道にはお寺でよく体験する事がありますが、中国茶については初めての体験でした。











鳥貝がメインの前菜に始まり椀物、イサキのカルパッチョと続きます。

どの料理も、非常に凝った料理が出され特に"薬味"の使い方が抜群です。





ここからメインの天ぷらです。
この日に使われる素材のじゃがいもにスナップえんどう、ズッキーニ、アスパラガスです。





車海老の頭と身とが別々に出されます。

塩と天つゆとが出されますが、やはり塩の方が素材の味がよく分かります。





スナップえんどうもズッキーニもサラダの材料としてよく使われますが、天ぷらにすると中に熱が入り旨みがます様に感じます。







次に揚げられたのは福島県のブランド魚"メヒカリ"です。

最初に中骨が、その後に身の天ぷらが出されます。







次にアスパラガスです。
20cm強も長さのあるアスパラガスですが、先から2/3程しか揚げられていなくて、食べ進む間に残り1/3に熱が伝わる様に計算されています。

これだけの大きさですが全くスジを感じません。
素材の吟味も素晴らしいです。

海苔の上にはお餅が載ります。
これも美味い!の一言です。
また、正月がやって来たのか?と思いますね。





メインはじゃがいもでしょうか?
無茶美味しいなったです。
じゃがいもにこんなに感動したのは初めてです。

天ぷらにすると澱粉が旨味成分に変化したかのようです。
天ぷらの最後に出されるのが納得です。



揚出し豆腐

和からしが添えられ、"おでん"のような美味しさです。
天つゆは少し甘めですが揚出し豆腐にはよく合っています。







土鍋で炊かれた近江米です。
ホント一粒一粒が立っています。
"日本人であって良かった"と心底思う瞬間です。



最後の水物は宮崎県産マンゴーと清見オレンジとのジュレです。

国産マンゴーでも評価の高い宮崎県産、、、甘み、旨みとも国産最強?ですね。



最後も暖かい烏龍茶が出されます。
京料理に天ぷら、炊き立ての土鍋ごはんと頂いてきた口の中がリセットされるかの様にさっぱりとします。

この日は7名のお客様の内4名が外国人でした。
ミシュランの星を獲得されてから海外のお客様が増えたそうです。

僕はミシュランとかぐるナビとかは見ないですが、来店客の半数が外国人と言う事実はミシュランガイドの影響力の大きさをひしひしと感じます。

"天若"のご主人はまだ40代の方です。
これからも料理の研鑽を重ねられ、更なる"高み"を目指して欲しいものです。









リストランテ野呂 ランチコース

2024年05月28日 08時43分00秒 | 日記
 5月24日のお昼は久しぶりに"リストランテ野呂"さんへ。
京都アスニーで金曜日にあるアスニーセミナーの前によく訪れる"お気に入り"のイタリアンです。





オーダーしたのはお昼のランチコースに追加でパスタをお願いしました。





久しぶりに来たのか?
キッチンのスタッフが若返って?います。
まだ、訪れた事はないですが、昨年の9月に洋食のお店「洋食堂のろ」を出店された影響かも知れないですね。



⑴ 新玉ねぎとじゃがいもの冷製スープ

新玉ねぎの甘味がよく出ていて、じゃがいもとの相性もいいです。



⑵ 季節の野菜サラダ

もうすぐ夏ですね。
ソテーされたズッキーニが入っています。
赤、緑、黄色と見た目にも食欲をそそります。






⑶ パスタ
、、、無茶美味しいです。
トマトソースに自家製ベーコン、、、
パスタは毎月変えて欲しいですね。
イタリアンレストランなので、色々なパスタが食べてみたいですね。

"リストランテ野呂"さんの特徴のひとつに厨房スタッフのチームワーク良さも料理にエッセンスを添えています。

オーナーシェフの野呂さん自ら洗い物をされたり、予約の電話は基本的に野呂さんがとられます。
また、メインは野呂さんが自ら調理され、ご自身が納得した料理を提供されています。

また、基本サービススタッフは居なくて調理スタッフの方々が率先して給仕に当たられています。





⑷ メイン
魚料理か肉料理とが選択する事が出来ます。
僕は基本的に魚料理派です。

この日はフライもので(いつもですが、、、)
サワラにガシラ(カサゴ)、鯛の燻製コロッケの3種類でした。
ソースはカレー風味、、、この日は暑かったのでカレーの風味が身体に心地良かったです。



食事後にアイスコーヒーを頂き、久しぶりの"リストランテ野呂"を満喫しました。

いつもそうですが、会計を終えてお店を出ると野呂さんが挨拶に出て来られます。
そんな野呂さんのお人柄に惹かれる方も多いと思います。

飲食店としては余り良い立地ではないかも知れないですが、地元のお客様が多く、地元にしっかりと根付いたお店です。







北野天満宮 宝物殿と御土居

2024年05月27日 08時00分00秒 | 日記
 5月18日は、北野天満宮へ。









市バスを乗り過ごしてしまい"上七軒"のバス停で下車し、上七軒の石畳の道を西へと向かうと北野天満宮の東門があります。

所属している「京都市文化観光資源保護財団」から宝物殿と御土居のチケットを頂いていました。

東門を入ると左手には豊臣秀吉が絶賛したと伝わる銘菓「長五郎餅」の出張販売所?があり、参拝者の多い時には販売と茶所をされています。





花手水鉢の隣りに宝物館はあります。















以下の写真はネットからお借りしました。







以前からそうですが、なぜだか刀剣だけはスマホでの撮影はOKなのです。
多くの武将や将軍が見事な刀剣を奉納しています。











ご本殿に参拝します。
豊臣秀頼公により寄進された建物で桃山時代の"八棟造"として国宝に指定されています。





御土居の展望台から見ると、八つの屋根で構成されているのがわかります。
(西側だけですが、、、)

次に史跡"御土居"の青みどりを楽しみます。
4月、5月の新緑の淡い青もみじは、紅葉の美しさに勝ると劣らず美しいです。

7月にもなると葉のみどりも濃くなってしまいます。
4月から6月は新緑が最も美しい季節です。













御土居は天下統一を成し遂げた豊臣秀吉が,長い戦乱で荒れ果てた京都の都市改造の一環として外敵の来襲に備える防塁と,鴨川の氾濫から市街を守る堤防として,天正19年(1591)に多くの経費と労力を費やして築いた土塁です。





周囲が約23kmもある御土居をわすが4ヶ月で造り上げています。
秀吉の天下人としての権力、土木建築の天才ぶりを感じる御土居の史跡です。

御土居は台形の土塁と堀(堀の一部は川,池,沼を利用)からなり,その延長は22.5キロメートルに及び,東は鴨川,北は鷹ヶ峯,西は紙屋川,南は九条あたりにそって築かれました。土塁の内側を洛中,外側を洛外と呼び,要所には七口を設け,洛外との出入口としました。鞍馬口,丹波口などの地名はその名残です。







江戸時代になると天下太平の世が続き,外敵の脅威もなく御土居は次第に無用の存在となり,また市街地が洛外に広がるにつれ堤防の役割を果たしていたものなどを除いて次々と取り壊され,北辺を中心に僅かに名残をとどめるのみとなりました。

 昭和5年(1930),市内に残る御土居のうち8箇所が,京都の沿革を知るうえに,また,広く我が国における都市の発達をたどる重要な遺構として「史跡」に指定,昭和40年(1965)にさらに1箇所(北野天満宮境内)が追加され,現在9箇所が指定地となっています。

先日に拝観した廬山寺の東側にも御土居の一部が残されています。







北野天満宮の帰りは、いつも?大鳥居の向かいにある「とようけ屋山本」で豆腐と大判の油揚げをお土産に買って帰ります。
最近は保冷用の氷を付けてくれます。
今からの暑い季節になるので有り難いサービスです。




鴨川をどり 先斗町歌舞練場

2024年05月26日 08時12分00秒 | 日記
 5月19日は、京都仲間のKさんと寺町通にある司津屋さんで、ざる蕎麦とかやく御飯を頂き、次に「鴨川をどり」を観賞に先斗町歌舞練場に来ました。





3階にはグッズ売場が設けられていて、パンフレットや京都の銘菓などが販売されています。
どちらの舞妓さんでしょうか?お茶屋のお母さんと一緒に来られていました。
だらり帯に藤のかんざし、、、
普段のお稽古にお座敷にと、忙しい舞妓さんですが、花街の文化を残して欲しいものです。







花街のをどりはいいですね。
美しく、綺麗で、可憐でそして"華"があります。

3回目の開演のチケットを予約していて1時間前から入場する事が出来ます。








真っ先に並んで茶席のお正客を目指しました。
エレベーターで茶席が設けられている4階へ。
目論み?通りに正客席を確保しました。

芸妓さんの点てるお抹茶をなんと黒樂茶碗で頂きました。
高台を拝見すると"樂"の刻印が押され、先代の直入さんの作品でした。

樂美術館のお茶会にでも参加しないと経験出来ない事です。
これだけでも元が採れた気になります。









昨年も来ているので、歌舞練場の中は知ってはいますが、昭和2年に竣工した歴史を感じます。

設計は大阪松竹座(大正12年)東京劇場(昭和2年)などを手がけて劇場建築の名手と言われた大林組の技師、木村得三郎氏です。 
鉄筋コンクリート造り、地上四階、地下一階で、当時「東洋趣味を加味した近代建築」と賞賛されました。



また、歌舞練場の屋根には中国の蘭陵王の舞楽面を型取った鬼瓦が、先斗町の繁栄を祈念して守り神として据えてあります。

今も現役で使われている事が凄いです。





今回の演目は1部、2部共に源氏物語にちなんだものでNHKの大河ドラマ「光る君へ」の世界観を彷彿させる平安王朝の世界を楽しみました。











最後は先斗町の芸舞妓さんが総出演される華やかな世界が、、、、

"京の春の風物詩"に相応しい演舞でした。

(茶席及び舞台の写真は先斗町歌舞練場HPからお借りしました。)